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傾聴力向上のトレーニングと役立つ本|メリットとデメリットの紹介

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カテゴリ:自己啓発

初回公開日:2017年07月09日

更新日:2020年08月21日

記載されている内容は2017年07月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

傾聴力向上のトレーニングと役立つ本|メリットとデメリットの紹介

傾聴力とは

傾聴力とは読んで字のごとく相手の話に耳を傾ける力、つまり話を聞く能力のことを指します。ただ相手の話を聞き流しているだけでは傾聴力があるとは言えません。傾聴力とは相手の話を聞き、情報を引き出す力のことを言います。

コミュニケーションスキルは人によって能力の違いがあります。話し上手な人もいれば、聞き上手な人もいます。傾聴力のある人はこの聞き上手な人のことで、傾聴力は地味に思われがちですが、非常に重要な能力です。

傾聴力はただ聞くだけではない

傾聴力はただ相手の話を聞くだけの力ではありません。適切なタイミングで相槌を打ったり、質問をしていくことで相手の話を引き出していくものです。

ただ一方的に話すだけではその人の考えていることの一部しか伝わりません。聞き手が上手にリードして話を引き出すことで、話し手もより深い部分の意見を言う事が出来たり、相手の望みを聞き出すこともできます。

傾聴力は相手の話を引き出していく力なので、相手が話下手な場合にも役に立ちます。話下手だと上手く言葉を紡ぐことができませんが、傾聴力を持って相手をサポートすることで、話下手であっても上手に話すことができるようになります。

営業職には必須の能力

営業職は話し上手、プレゼンテーション能力の高さが必要になりますが、それだけでは不十分です。営業職にはむしろ傾聴力こそ必要な能力だと言えます。

高いプレゼンテーション能力で相手を説得させることも大切なことですが、ただ一方的に納得させるだけではどうしても確執が生まれます。それは小さくてもストレスになりそれが積み重なると関係の破綻に繋がります。

傾聴力を持って相手に接することで確執が生まれるのを防ぐことができますし、より相手の本当の望みを知ることができます。相手の望みを取り入れた上でビジネスの話に進めば、お互いが納得しwin-winの関係を築くことができます。

傾聴力をスキルアップ・向上させるためには

傾聴力は持って生まれた能力ではありません。コミュニケーション能力の一部なので、成長とともに身に付いていくスキルです。しかし傾聴力が自然に身に付くかどうかはその人の性質に由来する場合も多いです。

積極的でおしゃべりな性格であれば話す力が、自ら話すことはあまりせず、人の話を聞くのが好きな人であれば自然に傾聴力が身に付きます。傾聴力は後天的な能力なので新たに身に付けることもできますし、その力を伸ばしていくことも可能です。

トレーニング方法

傾聴力を鍛えるためには相手の話を聞く練習をしなければなりません。すぐに相手を遮って自分が話し出してしまうという人は、とにかく意識して相手の話を聞く必要があります。

傾聴力を鍛えるのであれば、相槌の練習をするといいです。いい相槌は会話のリズムを作り出し、リズムに乗ることで相手も話を続けやすくなります。相槌の練習法はオウム返しです。

相手の言葉尻をオウム返しして共感することで、その場に一体感が生まれます。一体感を持ち、相手に信用してもらうことで緊張がほぐれ話も聞きだしやすくなります。オウム返しに慣れたらそこに感情を付け加えるとさらに効果は高まります。

役立つ本の紹介

傾聴力を鍛えるには実際の会話を通して実践を積むことが大事ですが、傾聴力とは何か、どのような仕組みで相手は話やすくなるのかということを知ることも大切です。

傾聴力を鍛えるのに役立つ本として古宮昇著の「プロカウンセラーが教えるはじめての傾聴術」がお勧めです。カウンセラーは自分が話して患者を元気づけるのではなく、患者自身の話を聞き出し、それに対する治療を考えていくため最も傾聴力を必要とする職業です。

まさに傾聴力のプロが傾聴力の神髄について記した一冊なので、傾聴力を身に付けるにはこれ以上ない教材だと言えます。

聞き上手な人を観察する

傾聴力がある人が周囲にいるなら、その人が会話の中でどのように振舞っているのかを観察することも傾聴力の向上に繋がります。一口に傾聴力と言っても人それぞれで同じ正解はありませんが、参考にすることで会話の引き出しは増えます。

観察すべき点は、どのような言葉遣いで話しているのか。相槌のタイミング。そして表情です。特に表情と言うのはとても大切で、シーンに見合った感情を表現することでさらに相手の信用を得ることができます。

またその人に話しをしてみて、傾聴力というものを実感してみるのもいいです。自分の会話を盛り上げてもらうことで身をもって傾聴力を知ることができるので、より習得の近道になります。

傾聴力のメリットとデメリットの紹介

相手の話を上手に聞き出し、会話のボリュームや質を上げるのに役立つ傾聴力は日々の生活だけではなく、ビジネスにおいても非常に重要な能力です。そのため現在たくさんの場面で使用され、傾聴力を身に付けることが奨励されてもいます。

コミュニケーション能力として注目を浴びている傾聴力ですが、メリットがあれば当然デメリットも存在します。傾聴力は大事なスキルですが、何事も過ぎれば良くない結果が待ち受けてるので注意が必要です。

メリット

傾聴力のメリットは多くの情報を得ることが出来ることです。相手の会話に対して適切な相槌を打ち、質問をすることで会話自体のレベルを上げて、より深い内容まで聞き出すことができます。

人は熱心に話を聞いてくれる人を信用する傾向にあり、相手に信用してもらうことでより有益な情報を得ることもできます。ビジネスにおいても相手の本音を引き出すことで相手が本当に望んでいることを知り、お互いの妥協点を探りやすくなります。

相手の話を聞くことに集中することで理解度も格段に上がります。相手の話を隅々まで理解し、相手の望みを知ることでより良好な関係を築くことができると言えます。

デメリット

傾聴力は話を聞く能力であり、それだけを実践していては相手のことを引き出すことができてもこちらのことは何一つ伝わりません。

コミュニケーションを取るには会話のキャッチボールが必要で、そもそも傾聴力はそのキャッチボールを促すためのものです。しかし、自分がボールを受け取る側に専念してしまうと本末転倒になります。

また傾聴力に意識を集中させ、相手の話を聞こうとするばかりに自分からはコミュニケーションを取ることが出来ない受動的な人間になってしまうこともあります。相手から話しかけられれば、上手に会話は出来るが自分から話しかけることが出来ないということにもなりかねませんので注意が必要です。

聞く話すのバランスが重要

会話を上手く成立させるためにはどちらかが一方的であってはいけません。お互いがバランスよく話すことが大切になります。傾聴力はあくまでも相手の話のリズムを上げる能力であって、それ自体が良好な会話を生み出すというものではありません。

傾聴力単体では会話は成立しないので、傾聴力に加えて話す力も非常に大切になります。そのバランスが取れてこそ正しく会話を続けることができます。

また話すが攻める、聞くは守るという単純なものではありません。聞くという事もやり方次第では攻めに転じることができます。話を本題から逸らさせないというのも傾聴力です。傾聴力についても様々な角度から考える必要があります。

傾聴力は会話をスムーズにしてくれる

傾聴力はただ相手の話を聞くだけの能力ではありません。相手が気持ちよく話を続け、より多くの情報を引き出すための能力です。また傾聴力は受け身な能力に思われますがそうではなく、会話の流れを汲み取り、それを自分の意図した方向に進めていく力でもあり、会話をリードすることもできます。

話し上手でどこまでも言葉が尽きない人に対しては話が逸れないように会話の流れを調整したり、話下手な人には話しやすい環境を作ることも傾聴力で、一口に傾聴力といっても様々なことが考えられます。

傾聴力は話を活性化させ、お互いにより有益な会話をするための起爆剤のような存在です。お互いが気持ちよく話をすることで、より相手との関係も深めていくことができます。