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月下美人の花言葉・由来|英語表現・花言葉が怖いと言われる理由

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カテゴリ:花言葉

初回公開日:2017年08月31日

更新日:2020年06月21日

記載されている内容は2017年08月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

月下美人の花言葉・由来|英語表現・花言葉が怖いと言われる理由

月下美人とは?

みなさんは、「月下美人」という花をご存じですか?
月下美人は夜の数時間しか咲かないことで有名な花です。そんな、美人薄命という言葉が似合う月下美人ですが、どんな花なのでしょうか?詳しく紹介していきます。

月下美人の基本情報

月下美人は、中南米が原産のサボテン科クジャクサボテン属の多肉植物です。1~2m成長すると花を咲かせます。同じクジャクサボテン属の植物は花を3~4日咲かせますが、月下美人は一晩しか咲かせないことが大きな特徴です。

神秘な生態から年に1回しか咲かせないとの俗説が出回りましたが、環境さえ整えば年に3~4回花を咲かせますが、花を咲かすのは生命力がいるので年に何回咲くかはその個体の生命力によります。このため、力のない個体は年に一度も花を咲かせないこともあります。

「月下美人」という名前の由来は、昭和天皇がまだ皇太子だった頃に、台湾を訪れた際咲いていた月花美人の花に目を奪われました。そのとき、昭和天皇が連れ立っていた駐在大使に花の名前を聞いたところ、駐在大使はとっさに「月花の美人です」と答えたことから、「月花美人」という名前が付けられたといわれています。

月下美人には別名もあり「月来香」といいます。これも、匂いが強い月下美人になぞらえてついた名前です。「月下美人」も「月来香」も花の性質をよく捉えている表現で、すごく納得できます。

月下美人の咲き方

月下美人が咲く時期は6~11月です。月下美人は1m以上にならないと花が咲くことはないので3年くらいは花が咲かないこともあります。月下美人の花経は20~25㎝と大きい花が咲きます。つぼみでつき始めのときは下を向いていますが、開花日が近づいてくると上向きになります。

開花当日になると大きく膨らみ花びらが開きます。花が咲く前のつぼみはパイプみたいな形をしていますが、このつぼみの見た目は花の優雅さと真逆でグロテスクで強烈なインパクトがあります。

月下美人は、満月や新月に咲くといわれていましたが月の満ち欠けに連動して花を咲かせる習性はありません。花色は、夜に栄える綺麗な純白の白色です。咲くときには気候などの条件が揃うと「ポンッ」という破裂音を聞くことができます。

強く、いい香り

月下美人が咲くと、すぐに分かるほど周囲10mほどにいい匂いが漂います。匂いを例えると「甘く気持ちのよい香り」「上品な香り」「優雅で心地良い香り」と表現されることが多く、香水のような鼻をさすような刺激がないのが特徴で、ジャスミンに似たやわらかい香りです。

ベランダなどの場所で咲いていると、部屋が匂いでいっぱいに広がるほどの強さで、月下美人の香りは香水で再現されるほどです。匂いが強いのはもちろん理由があります。月下美人の受粉を助けているのが原産地にいる「果実コウモリ」です。月下美人は一晩の数時間しか咲かず、翌朝には枯れてもう咲くことはありません。

開花している数時間の間にコウモリに気づいてもらい、受粉を助けてもらわないといけません。なので強い匂いを出して自分の存在をアピールしているのです。

似ているがここが違う!

日本に古くからある月下美人の株は、1つの株から増やされているクローンです。ですが、近年は原種と孔雀サボテンなどの近縁属などが交配をして、様々な園芸品種が生み出されています。同じ属に属している月下美人と孔雀サボテンですが、両者の違いはどこにあるのでしょうか?

・一番簡単な見分け方は、花の色です。月下美人は白色の花しか咲かないのに対して、孔雀サボテンは白色以外の赤・白・黄・オレンジ・ピンク・紫などの花色が存在します。そのため、花の色が白色以外であれば、月下美人ではありません。

・花の咲く時間帯になります。月下美人は夕方~朝方にしか咲きませんので、昼に花が咲いていれば、それは月下美人ではなく孔雀サボテンになります。

・月下美人と孔雀サボテンの違いは葉っぱを見てもよく分かります。孔雀サボテンの葉っぱには小さい棘があり、肉厚で水分が多いのが分かる形状なのに対し月下美人は棘などはなく、葉も薄めで固いです。

月下美人と孔雀サボテンの種類

・姫月下美人
月下美人の中でも香りが強く、丸みを帯びた花が特徴の小型の原種です。多花性で一度にたくさんのつぼみを付け、夜を越えて翌日の日中まで花が咲き続けます。

・歌麿呂美人
月下美人と宵待孔雀を交配して作られた園芸品種です。花の直径が17〜18cmほどで月下美人よりやや小ぶりで、やや平べったい形をしています。

・宵待孔雀
花びらは細長い線状で、雌しべの軸が紅色をしていています。つぼみは薄緑色で上向きにつき、直径は17cmほどの大きな花を咲かせます。花は白色で、月下美人とは違い香りはないです。

月下美人は食べる?

月下美人は食することもできるんです!咲き終わった花を摘んで、そのまま花びらをちぎってサラダにしたり、サッと湯がいて酢味噌をかけておひたしにしたり、天ぷらや、スープにするのも美味しいです。花などは、オクラのように少し粘りけがありますが、クセのない味になっています。

台湾では、昔からスープにして飲んでいるようです。月下美人は、自分と違う遺伝子をもった個体じゃないと受精しないので、クローンの月下美人しかない日本では実がなることはなかったのですが、近年「食用月下美人」が購入できるようになったことから、実もなるようになっています。実の見た目は、ドラゴンフルーツに似ていて甘味と酸味のバランスのよい味です。

花言葉の由来は?

月下美人はとても特徴のある花だということがよく分かりました。そんな、月下美人の花言葉をみなさんはご存じですか?月下美人にはたくさんの花言葉があるので紹介します。

〈月下美人の花言葉〉

・あでやかな美人
花の姿が、とても華やかで、女性らしい雰囲気を持っていることから、あでやかな美人という花言葉付いています。

・儚い美、儚い恋
月下美人は、一夜の数時間しか咲かない短命な花です。そんな月下美人の特性を表した花言葉です。また、月下美人の短命な花様子をみて「美しい女性は病弱」という意味の「美人薄命」の語源にもなったともいわれています。

・ただ一度会いたくて
これは、俗説で年に一度しか咲かないと思われていたため、恋い焦がれていることを花言葉に託しています。

その他にもたくさんの花言葉があり、「秘めた情熱」「強い意志」「快楽」「繊細」「やさしい感情を呼び起こす」「デリカシー」「真実の時」「危険な快楽」「媚態」など、恋愛に絡めたものからそうではないものまでいろいろあります。

月下美人のイメージ

花言葉をいろいろ紹介していきましたが、いろいろな言葉がある中で恋愛とは少し関係がないような「強い意志」と「快楽」の2つの花言葉を詳しく紹介していきたいと思います。

本来の月下美人!

儚いイメージの強い月下美人ですが、違う花言葉もありその中に「強い意志」という花言葉があります。なぜこの花言葉がついたのでしょうか。その由来が何個かあるので紹介していきます。

・一夜しか咲かない儚いイメージが強い月下美人ですが、メキシコが原産で非常に強い生命力があり、大木や岩の割れ目などに育つほどです。なので、そうした強い生命力から「強い意志をもっている」とついたという説があります。

・月下美人の強い匂いは、一夜しか咲かないためです。開花した一夜で子孫を残すために匂いを強くしたりと、一夜で散ってしまうからこそ進化をしました。月下美人の儚いイメージの中に秘めた生きる強さを表しています。

花言葉の意味を2つ紹介しましたが、2つとも儚く弱そうなイメージの月下美人の芯の強さを見いだしていました。月下美人は知れば知るほど、興味深い花です。