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お正月の「しめ縄」「しめ飾り」はいつまで飾る?神棚/車

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カテゴリ:文化

初回公開日:2017年08月29日

更新日:2020年08月29日

記載されている内容は2017年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

お正月の「しめ縄」「しめ飾り」はいつまで飾る?神棚/車

しめ縄としめ飾りの違いをご存知ですか?

分かりやすい!しめ縄としめ飾りの違い

「しめ縄やしめ飾りをいつまで飾るか」ということの前に、まずは最も簡単で分かりやすいしめ縄としめ飾をご紹介します。2つのの違いは、飾りが有るか無いかです。しめ縄を様々な縁起物で飾ったものが「しめ飾り」となり、多くはお正月の時に飾られるものを指します。
まずは、しめ縄としめ飾りの違いについて詳しくご紹介します。

【しめ縄】
しめ縄の“しめ”は”占める”の意味を持ち、漢字では「注連縄」や「七五三縄」と書き表します。しめ縄が飾られた場所は「神様が占める神聖な場所」だとされています。そのため、神事の場に揚げて清浄な地であることを示すだけでなく、邪神を払うという意味を持つため「神域と現世を分けるための結界」を表します。そのため、しめ縄が飾られる場所は神社、御神木、神棚など神様が宿るとされている場所に限定されています。

【しめ飾り】
しめ飾りはしめ縄を縁起物で美しく飾られたものを指し、毎年の歳神様をお迎えするために玄関に飾るのが一般的とされているものです。

しめ縄やしめ飾りに込められた意味とは?

【しめ縄やしめ飾りの違いとは?】でも触れましたが、こちらではしめ縄やしめ飾りが持つ意味について詳しくご紹介します。

【しめ縄】
しめ縄は「神様を祀るに相応しい神聖な場所である」ことを示す意味を持ち、「神聖な場所である印」としてしめ縄が飾られています。また、神聖な場所を示すだけでなく、神域と現世を隔てる結界の役割を持つため、神域に不浄なものを入れないようにする役割も併せ持っています。

【しめ飾り】
その昔、日本では毎年正月になるとその年の神様である「歳神様」が各家庭に降りてくると信じられていました。日本人は古来から農作民族だったので、「五穀豊穣と幸運を運んできてくれる歳神様」は命を繋いでいくための重要な神様として、大切に祀られてきました。

古い年の不浄を清らかにし、歳神様が安心して降りてきてくだされるように「歳神様をお迎えし祀るために相応しい神聖な場所です」と示すための印として、各家庭ではしめ縄飾りを飾るようになったと伝えられています。

しめ縄やしめ飾りを飾る向きや場所に選び方はある?

では、しめ縄やしめ飾りには「いつからいつまで、どんな場所に飾ると良いのか?」という決まりはあるのでしょうか?実に様々な種類のしめ縄やしめ飾りが存在し、その用途や飾り方、飾る場所などは地域によって今も尚大きく異なります。時代と共に伝統は簡略化され、ファッション性をも求められるようになり、飾る場所も多様化しているようですが、多くは玄関先や神棚などに施すようになりました。

こちらでは一般的な飾り方をご紹介しますが、地域や各家庭のしきたりに従って飾ることが大切です。

ごぼうしめ縄の場合

一方のみが細くなっているごぼうのような形をしたしめ縄のことを指します。一般に恵方棚や神棚向きとされ、恵方棚や神棚に飾るときは紙垂などを付けることが多いようです。

普段は右方向へねじる「右綯い」の縄を使用しますが、歳神様をお迎えするお正月は特別な行事なので、左方向へねじる「左綯い」の縄でしめ縄を作ります。

また、古来より左側が神聖、右側が俗と言い伝えられていますので、神様から見た時に元の太い部分が左側になるように飾ります。しかし、この左右についても地域差が顕著に現れており、伊勢地方では太い部分は神様から見て右側、関西地方では太い部分が神様から見て左側にして飾るとされています。そのため、お住まいの地域のしきたりや風習に従って飾ることをお勧めします。

ごぼうしめ縄+前垂れの場合

ごうぼうしめ縄に「藁の前垂れを付け、裏白、紙垂、譲り葉、橙などの縁起物」を飾ったしめ飾りのことです。一般に玄関先向きとされ、西日本エリアで見られることが多いしめ飾りです。

ごぼうしめ縄の太い部分が神様から見て左側になるように飾るのが一般的ですが、伊勢神宮のある三重県伊勢地方では神様から見て右側に太い部分がくるようにしており、いつまでという期限を設けずに1年中飾っています。こちらもしめ縄同様に、お住まいの地域のしきたりや風習に従って飾ることをお勧めします。

玉飾りの場合

太いしめ縄を輪状にしたものに、「藁の前垂れ、裏白、紙垂、譲り葉、橙、海老、扇などの縁起物」を付けたしめ飾りのことです。一般に玄関先向きとされ、東日本エリアで見られることの多いしめ縄です。

ここで、しめ縄に飾られている「縁起物」について簡単にご紹介します。
【藁の前垂れ】
収穫あとにできた稲藁を飾ることで、今年の豊作に感謝し来年の豊作を願うものです。

【裏白】
ウラジロ科のシダの葉。葉の裏が白いことから「後ろ暗いことがない」という清浄な心を表します。また、左右対称であることから「夫婦仲が良い」という意味も持ちます。

【紙垂】
神様に来ていただいていることを表します。また、神垂には神様の力が宿るともされています。

【譲り葉】
新しい葉が成長してから古い葉が落ちる事から「親が子を育てて家が代々続く」とされ、家系をいつまでも譲り絶やさことへの願いが込められています。

【橙】
呼び名である「だいだい=橙」を意味しており、「家が代々栄えるように」「絶えることなく子孫繫栄しますように」という願いが込められています。

【扇】
末広がりが縁起が良く、「家の繁栄」という願いを込めています。

輪飾りの場合

細いしめ縄を輪にしたものに、譲り葉や紙垂などの縁起物を付けた比較的小さなしめ飾りのことです。キッチンやトイレなどの水回りや各部屋に飾るだけでなく、車用として飾る方や門松と組み合わせて飾る地域もあります。

お正月飾りはいつ飾ると良いもの?

古来から伝わる風習としては、12月13日のすす払いを終え歳神様をお迎えするにふさわしい環境を整えてから飾るものとされています。そのため、12月13日を「正月事始め」といい、お正月の準備を始める目安とされています。

しかし、時代の流れと共にその風習は変化し、大掃除が終わってからお正月を迎える準備を整えるようになり、現代はそもそも歳末に大掃除をしないという家も増えていること、クリスマスが一般的になったことから、25日のクリスマス以降に飾る家庭が多いようです。

その際、28日までに飾ることを目安にし、12月29日は「29日=二重苦」に通じて縁起が悪く、12月31日は「31日=一夜飾り」として神様に大変失礼だとされていますので、どの地域でも避ける風習があります。

鏡餅はいつまで飾るもの?

古来から日本では鏡には神様が宿ると言われ、神事によく用いられていた道具です。そのため、鏡は昔から大切にされてきたのです。現代の鏡は薄い物が一般的ですが、昔の鏡は青銅製で鏡餅のように厚く丸い形をしていました。

正に鏡餅は、その厚く丸い形をした鏡が由来となっており、お正月に降りてきてくださった歳神様の居場所として、また歳神様と共に新しい年を祝うという意味を込めて、鏡に姿形がよく似た鏡餅を飾るようになったと言い伝えられています。

では、鏡餅はいつまで飾るのが一般的とされているのでしょうか?元々は松の内が終わる小正月(1月15日)後の1月20日まで飾られていましたが、1651年1月20日に徳川家光が亡くなったことから、1月20日を忌日として避けるようになり、鏡開きは松の内が明けた1月11日に行うようになりました。

お正月飾りは一般的にいつまで飾るもの?

では、しめ飾りはいつまで飾っておくのが一般的なのでしょうか?正月の歳神様をお迎えし、松の内を過ぎたらお正月飾りやしめ縄を外すとされています。松の内とは「門松を飾ってある期間」という意味で、門松などやしめ飾りなどを飾る期間を指し、松の内が過ぎたら外すという風習があります。また、松の内には「神様にお待ちいただいている期間」という由来もあるようです。

では、松の内とはいつまでを指すのでしょうか。広くは1月7日の朝に門松やしめ縄飾り、しめ縄を外し七草粥を食べるとされていますが、松の内の期間は地域によって大きく異なり、 しめ縄飾りを外す日ももちろん地域によって異なります。お住まいの地域の風習に従って、いつまで飾るのかを決められると良いようです。

しめ縄は関西ではいつまで飾るの?

広くは1月7日にお正月飾りやしめ縄を外すとご紹介しましたが、関西ではいつまで飾るとされているのでしょうか?

徳川家光の他界により江戸では松の内明けは1月7日に、鏡開きは1月11日に変更されましたが、この関西まで変更がきちんと伝えられなかったことにより、いつまでを松の内にするという変更がなされませんでした。そのため、関西地方では現代でも1月15日までが松の内とされ、同日に鏡開きもするようになったと伝えられていますが、これにも諸説あります。

大阪の場合

大阪ではしめ縄飾りやしめ縄を飾る期間はいつまでとされているのでしょうか?

大阪や京都などの関西地方では、昔から1月1日から1月7日までを「男正月」と呼び1月8日から1月15日までを「女正月」と呼んでいたようです。男正月の間、女性はお正月の準備や来客応対などで忙しく、慌ただしい時間が流れていくので、男正月が終わった1月8日から1月15日まではお正月気分でゆっくり過ごして欲しいという願いから生まれたそうです。

松の内は一般に1月7日までとされていますが、いつまでしめ縄飾りを飾るのかについては、男正月と女正月があることから関西地方では1月1日から1月15日までを松の内としているため、大阪では1月15日までお正月飾りやしめ縄を飾るとされています。