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【オス・メス別】ペットのうずらの寿命と寿命をのばす飼い方

更新日:2023年10月27日

一般的にはうずらと言えば卵ですが、鳥本体をペットとして飼えることはご存知ですか?しかしながら、うずらは臆病な性格なので適切な環境を作ってあげないといけません。平均寿命は7〜8年ですが、適切に育てることで10年以上生きることもあります。

【オス・メス別】ペットのうずらの寿命と寿命をのばす飼い方

オス・メス別!ペットのうずらの寿命

キジ科の鳥類であるうずらは、ペットとしても飼うことができます。しかしながら性格は臆病で、時期によっては神経質になります。神経質になるのは生え替わりの時期で、この頃になると突然攻撃的になったりします。生え替わりによる神経質さは1週間〜2週間くらいで治るため、それまでは見守りましょう。

臆病さと神経質さは、どちらも精神的な脆さおよび疲れにつながります。そのため、うずらは長生きしないのではいかという疑問が生じます。丸っこくて小柄な鳥類で一見は可愛く、サイズ的にも飼いやすそうに思えますが、よくよく見るとクチバシは獣の爪のように鋭いため本能的な強さがあることはうかがえます。
では、ペットとしてうずらを飼った場合、どのくらいの寿命になるのでしょうか。基本的な平均寿命・オスの平均寿命・メスの平均寿命・食用の平均寿命・孵化からペットとして飼っている場合の平均寿命を見ていきましょう。

平均寿命

うずらは、野生下であれば平均寿命は10年とされています。ペットなどの理由で飼育下で生きる場合は、7年〜8年の平均寿命です。数いる動物の中には人間の飼育下になることで平均寿命が延びる動物もいるのですが、うずらに関しては平均寿命が縮まるといった結果が出ています。

しかしながら、飼育下であっても10年〜10年以上も生きるうずらもいます。うずらにとって飼育環境が適切であるかどうか、飼い主さんとのコミュニケーションおよび信頼関係はちゃんと築けているのか、という点がうずらの長生きに関係していると言われています。

うずらのオス

オスの平均寿命は基本的な平均寿命と同じく、7年〜8年です。うずらのオスは気性が荒いので、オスでもメスでも一緒に飼うと問題が起きることがあります。オス同士であれば喧嘩が頻発する可能性があり、メスと飼うとオスがメスを追いかけ回したり攻撃してしまうのことがあります。

あまり喧嘩ばかりしていると循環器系に負担がかかるため、寿命が縮まる原因になることがあります。メスと飼う場合は、メスの寿命が縮まります。オスを含めた2匹以上を室内で飼う場合は、ゲージを別々にしたり、ゲージから出す時には時間を分けると良いでしょう。

うずらのメス

メスも平均寿命並みに生きることはありますが、基本的にはオスよりも短命と言われています。その寿命はおおよそ2年で、この短命さは産卵率の高さが関係していると考えられます。うずらは産卵率80%〜90%で、一生涯に産む卵の数は342個〜384個です。多くの卵を産むうずらのメスは、自然と短命になるとされます。

うずらのメスは基本的に静かな性格をしているので、複数匹で飼うのであればメス同士がです。オスと一緒に飼うと卵を産みますが、追いかけ回されたり攻撃されたりでメスがストレスを抱える心配がある他、産卵数が少ない方が長生きする可能性があります。複数匹で飼うならメス同士にすると、静かな性格も相まって飼いやすいでしょう。

食用うずらから孵化した時の寿命

うずらの卵は食用として販売されていますが、たまに孵化する食用うずらの卵があります。食用として販売された卵からたまたま孵化して、成長したうずらの平均寿命は2年とも言われています。しかしながら、それは飼い主さんの知識不足のせいという厳しい意見もあります。

有精卵として命が宿った卵ということは食用でも非食用でも変わりないため、孵化してからの環境が寿命に影響すると考えられます。食用から孵化したうずらの平均寿命は2年という話は定説としては言い難いため、もともと食用でもちゃんと適した環境で大切に育てれば、ペットとしての平均寿命かそれ以上の寿命になり得ます。

孵化から始めた場合の寿命

うずらの卵は、約16日〜22日で孵化します。基本的にはメスの抱卵によって孵化しますが、人工的にであれば孵化器を用いると良いでしょう。羽化後は生後20日くらいで飛翔できるようになって、1ヶ月〜2ヶ月くらいで独り立ちします。赤ちゃんから大人になるまでが早いので、成長が見逃せません。

孵化から始めたペットとしてのうずらは、飼い主さんとのコミュニケーションおよび信頼関係が上手く築けていれば寿命が延びる傾向にあります。その理由としては生まれた頃から飼い主さんを見てるので、仲間として認識してくれやすいからです。すると、うずらは飼い主さんのことを本当の親のようです。
うずらにとってそう思えることは精神的な安心と信頼性につながりやすいため、孵化前から大切に育てられているペットとしてのうずらは長生きしやすいとされます。孵化前から我が家に迎え入れているからといって、平均寿命が伸びるとは言い切れません。何より大事にしたいことは、うずらと飼い主さんとの間にある信頼関係です。

ペットとしてのうずらの寿命を延ばすには

ペットとしてのうずらの寿命を延ばすためには、飼い主さんとの間に築かれる信頼関係が必要です。信頼関係を築くためには、飼い主さんがうずらにかける愛情が欠かせません。愛情というのは撫でるなどのコミュニケーションもそうですが、嫌がることをしないこと・うずらにとって快適な環境を作ること・世話を怠らないことも愛情です。

それでは、うずらの寿命を延ばすために飼い主さんができることを考えてみましょう。うずらは鳴き声で感情わ示すので。うずらのいろんな鳴き声が示す意味を踏まえて、うずらに適した環境作りについてお伝えします。

うずらを飼うために必要なもの

まずは、基本的なことからです。うずらを飼う時に準備するものは、飼育かご・砂遊び場・餌・餌入れ・水入れです。飼育かごの大きさはうずらのサイズによりますが、基本的にはケガをしないようにかご内の足を引っ掛けそうな部分に新聞紙やクッションとなるものがあるも良いです、またジャンプ力が強いので、飼育かごの天井部にもクッションがあると良いです。

砂遊び場はうずらが遊ぶために必要ですが、たまに食べて栄養にするためペット用の適した砂を用います。餌はペットショップで販売されていますが、メスにはカルシウムを多めに与える必要があります。餌入れは何でも良いとされます。水入れはひっくり返す可能性があるので、しっかり固定しておきましょう。詳しくは、ペットショップの店員さんに聞いてみると良いです。
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初回公開日:2017年11月03日

記載されている内容は2017年11月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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