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「ひよった」の意味と使い方・例文や類語・語源の日和見主義

Author nopic iconagohigegai
カテゴリ:言葉の意味

初回公開日:2017年11月18日

更新日:2020年08月21日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ひよった」の意味と使い方・例文や類語・語源の日和見主義

「ひよる」意味は、形勢を見る、都合のいい方を見るなどがあります。若者言葉では「怖気付く」「ひるむ」として使います。

洞ヶ峠を決め込む

「ひよった」の同義語には「洞ヶ峠を決め込む」があります。これは、その昔本能寺の変の後、明智光秀と織田信長の家臣羽柴秀吉の軍が衝突した時、双方からの加勢を依頼された大名の筒井順慶が、一度は明智側に付いたものの、洞が峠で最終的にどちらにつくか日和見を行ったという伝承から、形勢が有利な方を見極めることを「洞ヶ峠を決め込む」というようになりました。

風見鶏

その時に吹く風になびいてこっちを向いたり、あっちを向いたりしている風見鶏ですが、そんな風見鶏と同じように、形勢が有利な方を探してあっちへ向いたり、こっちへ向いたりとしている人を「日和見主義」「ひよった」と表現します。そのため「風見鶏」と「ひよる」は、同じ意味として使われます。

若者言葉では

若者言葉では「ビビる」「チキンになる」などが同じ意味で使われています。「ピヨる」と「ひよった」は語感が似ているため、同じ意味で使われることもありますが、本来の意味では誤用となります。

ひよったは方言?

「ひよった」の意味と使い方・例文や類語・語源の日和見主義
※画像はイメージです
出典: People in Couch · Free Stock Photo

ひよったは、日和見主義が短縮されたものですので、方言ではありません。全国共通の言葉です。また「うざい」「KY」などというような現代言葉とも違い、1960年代から1970年代にかけて学生運動でも「軟弱」や「政治的思想を曲げる」という意味合いで盛んに使われました。

意味が変わっていく「ひよる」

60年代から70年代に盛んに使われた「ひよった」は「軟弱」や「思想を曲げた」などという意味で使っていました。語源である「日和見」は、江戸時代から使われています。この言葉は、語源から考えるととても古い言葉であることがわかります。

しかし、言葉の意味は時代によって変わります。現在では、若者を中心に「ビビる」「怖気付く」などという意味で使われています。「軟弱になる」と「怖気付く」というのは、ニュアンス的には似ている点があるので、この流れで現在使われているのでしょう。

また、本来の意味でも使われることも多く、現在でも政治的な侮蔑として「日和見主義」が使われることがあります。

言葉は、だんだんとその意味を変えていきます。「ひよった」「ひよる」もその例に漏れず、その意味を変え、しかし基本の意味も消えることなく使われ続けます。今使われている「ひよった」も、若者言葉と敬遠せずに使うことで、言葉の意味の遍歴の一端を感じられるでしょう。