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浴室乾燥機にかかる平均の電気代・高い理由・節約方法

Author nopic iconナツミ
公共料金 / 2017年12月18日
浴室乾燥機にかかる平均の電気代・高い理由・節約方法

浴室乾燥機は電気代が高い?

最近では、洗濯をした衣類を乾かすのに「浴室乾燥機」を使うという選択肢が出てきました。前までは、洗濯をして濡れた衣類は天日で乾かす、あるいは衣類乾燥機をまわして乾燥させる、などの方法しかありませんでした。便利になりましたがしかし、「浴室乾燥機」は意外と電気代が高くつくという噂があります。本当のところはどうなのでしょうか、さっそく見ていきましょう。

浴室乾燥機にかかる平均の電気代

それでは具体的に、浴室乾燥機にかかる平均の電気代をご紹介します。あくまでも平均の電気代であり、それぞれ各家庭で契約している電力会社によっても変わってきますし、契約しているプランによっても変わってきます。そのことは、まず念頭に置いておいてください。

1時間使用

浴室乾燥機を1時間使用した場合の電気代を計算します。ここでは1kWhの料金を27円で計算します(ご自分の家庭でのプランを確認して、いくらになるのか確認してみてください)。浴室乾燥機は使用時に1,200Wを超えているものが多いため、1,200Wで計算します。

■(1,200W÷1,000)×1時間×27円=32.4円

浴室乾燥機を1時間使用した場合、平均的な電気代は「32.4円」になります。思ったより低いという方もいらっしゃるでしょう。しかし、たいていの場合で浴室乾燥機の使用が1時間では、衣類を完全に乾かしてしまうことは難しいです。浴室乾燥機を1時間、30日間使い続けた場合の電気代は、32.4円×30日で972円となります。

3時間使用

浴室乾燥機を利用している方は、このくらいの時間をかけて使用していることが多いです。衣類の乾燥にこのくらいかかることが多いからです。では、電気代を計算してみます。

■(1,200W÷1,000)×3時間×27円=97.2円

衣類をしっかりと浴室乾燥機で乾かそうとした場合には、電気代はおよそ97.2円程度かかることになります。30日間使用した場合は、97.2円×30日で2,916円です。浴室乾燥機で衣類を乾燥させるだけで、1か月に3,000円近い電気代がかかることになります。あまり安いという感覚では、なくなってきたのではないでしょうか。

24時間使用

あまりやる方はいないでしょうが、浴室乾燥機を24時間使用した場合の電気代を計算してみます。

■(1,200W÷1,000)×24時間×27円=777.6円

1日の電気代だけで、777.6円もかかってしまいます。1か月30日間ではどうなるかというと、777.6円×30日で23,328円になってしまいました。これはもう、1か月の電気代よりも多いという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ただ、24時間も連続使用することは、通常ではあまり考えられない使用方法にはなります。

浴室乾燥機を夜間使用する場合

電気代のプランの中には、夜間の間だけ電気代が安くなる、というプランがあります。東京電力を例に出します。東京電力でおトクなナイト8・10などのプランを選んだ場合、昼間の1kWhあたり31.75円ですが、夜間の間は1kWhあたり12.16円となります。

おトクなナイト8のプランの場合は23時から翌朝7時まで、おトクなナイト10のプランでは22時から翌朝8時までがおトクな夜間料金となっています。このような電気代が安い夜間の時間帯の浴室乾燥機の電気代を計算してみましょう。

■昼間(1,200W÷1,000)×3時間×31.75円=114.3円
■夜間(1,200W÷1,000)×3時間×12.16円=約43.77円

昼間の使用では114.3円、夜間の使用では43.77円です。一般的な浴室乾燥機を3時間使用するという設定で比較してみました。電気代が、2倍以上も変わってくることが分かります。

浴室乾燥機の電気代が高い理由

それでは、なぜ浴室乾燥機の電気代が高くなってしまうのでしょうか。そこには、はっきりとした理由があります。身もふたもない言い方になりますが、浴室乾燥機の使用電力量が多いため、電気代が高くなってしまうということです。

浴室乾燥機のメーカーや、それぞれの製品によって違いはありますが、たいていの浴室乾燥機の消費電力は最大で1,200Wを超えてきます。これほどのワット数を消費する家電製品は、ドライヤーや電子レンジなどがあります。しかしドライヤーや電子レンジは、消費電力こそ高いですが数分から数十分程度使うくらいですみますが、浴室乾燥機はそうはいきません。

ドライヤーや電子レンジを3時間つけっぱなしにしているようなもの、と考えてみれば、電気代の高さにも納得がいってしまうのではないでしょうか?浴室乾燥機は、非常に電気代のかかる家電製品に分類されています。

高いけれど魅力的な浴室乾燥機のメリット

浴室乾燥機は、非常に電気代が高いということが分かりました。ですが、それでも浴室乾燥機が欲しくなるくらい、浴室乾燥機にはメリットがあります。ここでは浴室乾燥機のメリットの面について、ご紹介していきます。

場所をとらない

梅雨などの雨が多い時期に衣類を天日で乾かせない場合や、外で洗濯物が乾かせないような場合には浴室乾燥機は大変便利で重宝します。浴室乾燥機、つまりバスルームがそのまま乾燥機になるので、浴室乾燥機で使えるハンガーなどで衣類をバスルームに干せば、そのまま乾かすことができます。

衣類乾燥機の場合、洗濯機と同じくらいやちょっと小さめほどの大きさがあり、置く場所がとれないなどの問題がでることもあるでしょう。浴室乾燥機の場合には、場所の問題はほぼないと考えられます。

陰干しが楽

浴室乾燥機で乾かすことで、日光を気にすることなく陰干しすることができます。風通しも、気にする必要はありません。とくに形がくずれやすい衣類の場合には、乾いた浴槽のフタの上に置いておくことなどでも手軽に乾かすことができます。

カビ対策

バスルームは、使用してそのままにしておくとカビがたくさん繁殖してしまったりすることがあります。このカビを取り除くのは、とても大変です。しかし、浴室乾燥機を使用するとバスルーム全体を乾燥させるので、バスルームの壁や天井に残った水滴や水分も綺麗に乾燥させてしまいます。

バスルームのカビに悩んでいる人には、衣類の乾燥機として、カビ対策としてどちらもに有効なためおすすめできます。ただ、使用するときの電気代が高いのだけがネックになることでしょう。

浴室乾燥機でヒートショックの防止にも

寒い冬の時期などに、寒暖の差が激しすぎることで起こるのがヒートショックです。とくにお年寄りなどはヒートショックで亡くなることも多く、高齢者の家庭内の浴室での死亡事故が、近年増えてきています。

浴室乾燥機を使用すると、浴室内を乾燥させるとともに温めることになります。暖房器具などを入れることなく、浴室内の温度を上げることができます。これにより、高齢者のヒートショックを防ぐことが期待できるでしょう。冬場だけでなく、浴室乾燥機に涼風機能がついていると、夏には蒸し蒸ししてくるバスルームの温度を下げることもできます。

浴室乾燥機と衣類乾燥機の違い

洗濯機とともに、ドラム式の衣類乾燥機があります。設置するための場所は必要になりますが、ドラム式衣類乾燥機にも浴室乾燥機を上回るメリットもあります。

まず、衣類の乾燥時間です。浴室乾燥機は浴室全体を乾燥させ温め衣類を乾かすために、ドラム式衣類乾燥機よりも時間がかかってしまいます。ドラム式乾燥機を使った場合は、1時間程度でたいていの衣類は乾いてしまいますが、浴室乾燥機ではそうはいきません。

そして衣類の乾燥時間が違うということは、かかる電気代が違うということもできます。衣類乾燥機も消費電力の高い家電製品なのですが、浴室乾燥機が平均して3時間使用すること、衣類乾燥機なら1時間で考えると衣類乾燥機の方が電気代が安くすむでしょう。

ダニ対策

布の製品、シーツや布団、毛布などを使っていると気になるのがダニです。ダニは大変手ごわく、洗濯機で洗った程度では完全に死滅させることは難しいうえ、天日で干しても死にません。しかし、ダニは熱に弱いので衣類乾燥機で毛布やシーツ、場合によっては布団までも乾燥させてしまえば、ほとんど完全にダニを死滅させることができるでしょう。

アレルギーがあってダニへの対策が必要という方には、浴室乾燥機よりも衣類乾燥機の方がメリットがある、という場合もあるでしょう。

浴室乾燥機なら衣類がシワになりにくい

ドラム式衣類乾燥機の場合、衣類をドラムの中で回して乾燥させています。そのため、衣類がごちゃまぜになったり、乾燥させた後に放置しておいたことでシワになる、といったこともないことではありません。

浴室乾燥機は、ハンガーにつるした状態で乾かします。そのため、乾燥に時間こそかかりますが、衣類がぐちゃぐちゃになったりすることはなく、気をつけて干していればシャツなどもシワなく乾燥させて仕上げることができるでしょう。

浴室乾燥機の電気代の節約方法

電気代が高くつくことの多い浴室乾燥機ですが、少しでも節約して電気代を安くすることもできないことではありません。ここでは、電気代の節約方法についてご紹介します。

エアコンを使う時期は部屋干しする

エアコンを使用する時期というのは、数えてみると意外と多かったりします。夏は6月から9月までの間は冷房を、冬の11月から3月あたりまでは暖房として使うために、1年のうち9か月くらいはエアコンを使っている可能性のある時期です。

エアコンを使っていると、空気はどんどん乾燥していきます。衣類を部屋干しすることは乾燥対策にもなりますし、部屋干しで気になる生乾きや臭いも、この時期ならばほとんど気にならないことでしょう。浴室乾燥機の電気代を節約するには、エアコンを使用する時期には部屋干しを利用するというのが何より効果があります。

部屋干しと併用する

こちらも、浴室乾燥機をなるべく使わないようにする節約方法になります。部屋干しを1時間~2時間くらいしてある程度乾かした後で、浴室乾燥機を1時間くらい使用して乾かします。仕上げに浴室乾燥機でしっかり乾燥させることで、部屋干しででてきてしまう生乾きなどのデメリットはなくなりますし、浴室乾燥機の使用時間が減ることで電気代も安くなります。

反対はどうなのでしょうか。浴室乾燥機で1時間乾燥させた後、部屋干しにした場合には、残念ながらしっかりと乾かない可能性もあります。部屋干しである程度乾かしてから浴室乾燥機を使用する、という順番で併用するようにしましょう。

浴室は乾かして使用する

浴室乾燥機は、バスルームを乾燥させてくれるのでカビの防止などに高い効果が期待できます。しかし、バスルームを使用してすぐに浴室乾燥機を使った場合、壁や天井に水滴がついて濡れた状態から乾かすことになります。まずバスルームを乾燥させる必要が出てきてしまうので、衣類が乾燥する時間もその分長くかかってしまいます。

バスルームを使用した後に浴室乾燥機を使用する場合には、いったん壁や天井についている水滴を軽くぬぐって、水分をなくしてから行うようにした方が衣類も早く乾くため、電気代の節約になるでしょう。

フィルターのお掃除

浴室乾燥機にも、フィルターがついています。エアコンなどと同じように、フィルターが汚れた状態を放置してしまうと、その分性能が落ちてしまいより多く電気代を消費する原因になってしまいます。フィルターの掃除などは、休みの日に定期的に行う習慣をつけましょう。

電気代節約のためにプランを見直してみる

夜だけ安くなる東京電力のおトクなナイト8・10プランのように、それぞれ各電力会社では夜間だけ電気代が半分以下になるようなプランを提供しているところが多いです。1日中、いつ使っても電気代は変わらないというプランを契約している場合には、夜間だけ安くなるというプランに変更して、浴室乾燥機を夜間に使用することで電気代を下げることができます。

注意したいのは、1日中同じ電気代の場合よりも、夜間だけ安いプランの方が昼間の電気代が高くなることがあるということです。昼間の消費電力が多いという方には、その場合お得でなくなってしまうことがあります。昼間は仕事で家にいない、という方の場合には、夜間安くなるプランの方がお得になるでしょう。個人個人のライフスタイルに合わせて、選択しましょう。

メーカー別浴室乾燥機にかかる電気代比較

こちらでは、各メーカー別に浴室乾燥機にかかる電気代を比較します。商品によって消費電力が違うこともありますので、あくまでも平均的な電気代になっています。実際の電気代とは変わってくることもあります。なお、1kWhあたりの料金は27円で計算しています。

リクシル

リクシルでは換気乾燥暖房機(100V・200V)が販売されています。こちらの商品はバスルームだけでなく、洗面脱衣室にも設置され、脱衣室で服を脱ぐときも寒くないような工夫がされています。

■換気乾燥暖房機100V、プラズマクラスター換気乾燥暖房機100Vの消費電力は乾燥運転:1,270W/1,340W、暖房運転:1,300W/1,360Wとなっています。乾燥運転で1時間運転した場合の電気代は34.29円/36.18円、暖房運転では35.1円/36.72円になります。

■換気乾燥暖房機200V、プラズマクラスター換気乾燥暖房機200Vの消費電力は乾燥運転:2,860W、暖房運転:2,950Wとなっています。乾燥運転で1時間運転した場合の電気代は、77.22円で、暖房運転では79.65円です。100Vよりも200Vの方がパワフルですが、設置できるかどうかは確認する必要があります。

TOTO

TOTOは「三乾王」シリーズを販売しています。三乾王シリーズには戸建てタイプ、壁掛けタイプ、集合住宅向けタイプの3タイプがあります。消費電力は、乾燥運転の場合で1,170W、暖房運転では1,220Wとなっています。電気代を計算していきましょう。1時間乾燥運転した場合の電気代は31.59円で、暖房運転の場合の電気代は32.94円となっています。

パナソニック

パナソニックの天井埋め込み型浴室換気暖房乾燥機100V1室換気タイプの消費電力ですが、乾燥運転で1,250W、暖房運転では1,300W/1,320Wとなっています。乾燥運転で1時間運転した場合の電気代は33.75円、暖房運転では35.1円/35.64円となります。

マックス

マックスの浴室暖房乾燥機からは、『ドライファン』1室換気BS-151Hの消費電力を紹介します。暖房運転で弱1,180W強1,250W、乾燥運転では静音1,130W、標準1,190Wとなっています。それぞれ1時間使用した場合の電気代ですが、暖房運転で弱31.86円強33.75円、乾燥運転では静音30.51円標準32.13円となります。

浴室乾燥機は賢く使おう

何も考えずに浴室乾燥機を使ってしまうと、思いもよらない高額な電気代を請求されてしまったりすることがあります。浴室乾燥機は、使用電力が多いために電気代が高いものなので、できるだけ節約して使うことを心がけましょう。

電気代さえ気にならなければ、留守がちで洗濯物を干したり入れたりするのが大変な場合や、衣類乾燥機を置くスペースのない人、浴室のカビ対策がしたい人には浴室乾燥機はとてもおすすめです。冬のヒートショック対策にもなるので、高齢者が自宅にいる方にも良いでしょう。賢く節約して、便利で快適な浴室乾燥機を使っていきましょう。

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