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【メーカー別】エアコンの除湿冷房にかかる電気代比較・節約方法

Author nopic iconチルヲ
公共料金 / 2018年03月11日
【メーカー別】エアコンの除湿冷房にかかる電気代比較・節約方法

エアコンの除湿冷房とは?

じめじめと蒸し暑い梅雨から夏にかけては、エアコンの冷房が活躍する季節です。しかし、梅雨の時期は蒸し暑い日ばかりではありません。冷房をつけるほどではないけどもうっとうしい湿気をどうにかしたいと考えた時、除湿冷房機能を利用するという人は多いでしょう。

除湿とは、その名のとおり湿度を取り除く機能のことです。この除湿冷房、実は種類が2つあることをご存知でしょうか。

除湿の仕組みとは?

空気中の水分の量は温度が高いほど多くなります。エアコンは室内の熱い空気を吸い込み、その空気を冷やすことで空気中の水分を追い出します。追い出された水分は水となってホースで外へ排出されます。水分を取り除いた後のサラサラとなった空気は室内に戻されます。

除湿冷房の種類とは?

除湿冷房は次の2つの機能に分けられます。

弱冷房除湿機能

室内の温度を下げつつ湿度も下げます。湿度を下げるために冷やされた空気をそのまま室内へ戻します。

再熱除湿機能

室内の温度を下げずに湿度だけを下げます。弱冷房除湿と違い、湿度を下げるために冷やされた空気を再度暖め直してから室内へ戻します。

エアコンの除湿冷房の平均の電気代は?

エアコンの除湿冷房を使った方が、冷房を使うよりも電気代を安く抑えることができると言われています。しかし、設定された除湿の機能によっては冷房を使った時よりも電気代が高くなってしまう場合があります。

2.8kWの一般的なエアコンを使用した例を見てみましょう。冷房に設定した場合の消費電力は770Wで、1日8時間使った場合の電気代は1ヵ月で4,620円となります。同じエアコンで弱冷房除湿に設定しますと、同じく1日8時間使った場合の電気代は1ヵ月で1,660円と確かに大幅に安くなります。

しかし、同じ除湿でも再熱除湿に設定した場合は、同じ条件、同じ使用量で電気代は6,280円と冷房に設定した時よりも高くなります。これは、湿度を取り除くために冷やした空気を再度暖め直す際によけいに電力を消費するためです。

メーカー別のエアコンの除湿冷房にかかる電気代を比較すると?

一般的に古い型のエアコンですと除湿冷房に設定しても電気代は冷房に設定した時よりも高く、比較的新しいタイプのエアコンですと除湿冷房の方が冷房に設定した時よりも電気代が安くなると言われています。それは、以前はエアコンの除湿機能と言えば再熱除湿が主流であったためと考えられます。

最近でも再熱除湿の備わったエアコンは多く販売されていますが、以前の物よりも改良が進み新しい機能が増えて、再熱除湿であっても電気代をぐっと抑えることが可能になりました。

日立白くまくん

日立白くまくんの除湿には「ソフト除湿」と「カラッと除湿」という2つの機能があります。弱冷房除湿機能である「ソフト除湿」に設定しますと、冷房に設定した時よりも若干電気代を抑えることができます。「ソフト除湿」では風速が常に微風に固定されますので、通常の冷房と比べますと風量が抑えられるためです。

もう1つの除湿である「カラッと除湿」に設定しますと、再熱除湿機能であるために冷房に設定した時よりも若干電気代は高くなりますが、冷えすぎることなく快適な室温を保つことができます。

パナソニック

パナソニックのエアコンの特徴は「エコナビ」という節電にこだわったシステムを採用している点です。「床温センサー」や「ひとものセンサー」、「日射センサー」などのセンサーを駆使して室内の温度を最適に保つことが可能です。

パナソニックのエアコンの除湿機能は再熱除湿ではありません。エアコンが室温と湿度の両方をチェックしながら室内が常に快適な状態になるように制御し、なおかつ電気代を安く抑えてくれます。本体価格がお手頃であるため、最もコストパフォーマンスの良いエアコンだと言えるでしょう。

シャープ

シャープのエアコンと言えば「プラズマクラスター」を採用しているのが特徴であり、イオンの力で空気を清浄し消臭も可能で静電気も抑えることができます。

再熱除湿機能を備えていますが、温度と湿度をチェックしながら除湿を行い、50%~60%の範囲で5%刻みで湿度を設定することが可能ですので、従来の再熱除湿と比べて消費電力をかなり抑えることができます。

霧ヶ峰

霧ヶ峰のエアコンは2つの独立したファンを持ち、温度と気流の違う2種類の風を部屋の隅々にまで届けることができるのが特徴です。「ムーブアイ」を搭載しており、赤外線センサーを使って室内にいる人の体の温度をチェックし常に快適な室温を保ちます。

再熱除湿である「プレミアム除湿」という機能があり、室内の温度をそれほど下げずに除湿をします。

ダイキン

ダイキンのエアコンの最大の特徴は「うるるとさらら」という機能を採用している点です。外気から空気を取り込んで室内を加湿することができる機能であり、他社のエアコンにはこの機能は備わっていません。他にも、設定した温度に到達した後も快適な温度と湿度をコントロールし涼しさを長持ちさせる「プレミアム冷房」機能などがあります。

ダイキンのエアコンの除湿機能は、必要な除湿量に合わせて無段階でコントロールが可能なハイブリッド方式です。必要な除湿量が多い時には熱交換器の全体を冷やして除湿を行い、少ない除湿量の時には熱交換器の一部だけを冷やして除湿を行います。そのため無駄が減り電気代が安く抑えられます。

富士通ゼネラル

富士通ゼネラルのエアコンは、日立のエアコンと同じく再熱除湿機能が備わっています。冷房を使用した時と比べますと若干電気代が高くなりますが、室内が寒くなりすぎないソフトな除湿が可能です。また機種によっては、空気中から取り除かれた水分の排出量がかなり多い物もあります。

冷房・除湿・送風の違いと電気代の比較は?

エアコンの機能には、冷房と暖房の他に除湿と送風があります。暖房とは部屋の温度を上げる機能ですが、部屋の気温を下げる冷房と除湿とはどう違うのでしょうか。また送風とはどういった機能なのでしょうか。

冷房と除湿の違いとは?

冷房は室内の温度を下げることを最優先にした機能です。除湿の時と同じくエアコンが室内の熱い空気を取り込み、冷房の場合は空気中の熱を取り除きます。取り除かれた熱は室外機から外へ排出され、熱が取り除かれた涼しい空気が室内に戻されます。

除湿は室内の湿度を下げることを最優先にした機能であり、空気中から水分を取り除き室外に水を排出します。

弱冷房除湿に設定した場合は、こまめにスイッチのオンオフが行われトータルで動いていない時間が長くなるために、電気代は冷房よりも12~18%ほど安くなります。再熱除湿に設定した場合は、冷やした空気を再度暖め直して室内に戻すために冷房よりも電気代が20%ほど高くなります。

送風の仕組みとは?

送風は扇風機と同じ仕組みです。単に風を発生させるだけの機能ですので気温は変わりません。

送風は、フィルターを通して吸い込んだ空気を冷媒や熱交換器を通さずに室内に吐き出します。エアコン内のファンが回っているだけの状態で、外の風を部屋の中に送り込むだけですのでぬるめの風が吐き出されます。エアコンの機能の中では最も電気代を安く抑えることができる機能です。

除湿冷房の電気代の節約方法とは?

冷房よりも電気代を安く抑えることができると言われる除湿冷房ですが、再熱除湿に設定してしまうと冷房よりもかえって電気代がかかってしまいます。電気代を安く抑えたい場合は、弱冷房除湿に設定することをおすすめします。

自宅のエアコンの除湿機能に弱冷房除湿機能が備わっているかどうかは、付属のリモコンを確認すればすぐに分かります。分からない場合は、メーカーのホームページに記載がありますのでぜひ確認してみましょう。

弱冷房除湿が備わっていない場合は?

自宅のエアコンに弱冷房除湿機能が備わっていない場合、除湿に設定しても再熱除湿ですので冷房よりも電気代が若干高くなります。電気代を安く抑えたい場合には、温度を高めに設定した冷房を使用すると良いでしょう。そこまで低い温度に設定しなくても、28度くらいの温度設定で十分涼しく感じることができます。

弱冷房除湿でも再熱除湿でも、空気中の水分を吸収するために部屋の温度を一旦下げる必要があります。その際一気に電気を消耗し、よけいに電気代がかかります。冷房はあらかじめ温度を設定することが可能ですので、低めに設定すれば消耗する電気は最初から少なくて済みます。

除湿冷房を使わないと節約できる?

部屋の除湿には除湿器がおすすめです。除湿器と扇風機を併用することでエアコンを使用しなくても室温を下げることができ、電気代を安く抑えることも可能です。熱い時には、エアコンの冷房と扇風機かサーキュレーターを併用すると良いでしょう。

除湿冷房にかかる電気代の計算方法は?

除湿冷房にかかる電気代を計算するには、消費電力の数値が必要になります。消費電力とはどれだけの電力量が必要かというWの数値のことで、アンペア(A)×ボルト(V)で計算します。

エアコンの消費電力は400W~1000Wが一般的です。各家庭が契約している電気会社の料金プランや電気の使用量によっても変わってきますが、都内の1時間での1Wの電力の平均的な電気代は0.027円です。これをもとに電気代の計算方法を見ていきましょう。

電気代の計算方法の例

395Wの消費電力のエアコンを1時間使用した時の電気代を計算してみましょう。395(W)×1(時間)×0.027(円)=10.665(円)で、395Wのエアコンを1時間使用した時の電気代は10.665円となります。

注意しなければいけないのは期間消費電力です。期間消費電力とはエアコンの省エネ性を示す表示であり、カタログなどに記載されています。設定温度と実際の室内の気温の差が激しい時にはエアコンが猛稼働し、気温との差が小さい時には緩やかな稼働で済みますので消費電力が小さくなることを表しています。

期間消費電力が395Wで110W~780Wであった場合、消費電力は110W~780Wの間で変化するということですので、電気代も計算しますと3円~21.1円の幅で変化するということになります。

除湿機能を使い分けて快適に過ごそう

エアコンの冷房よりも再熱除湿よりも弱冷房除湿を使った方が、部屋を涼しくなおかつ電気代がお得になることが分かりました。しかし、節約に励みすぎて体調を崩してしまっては元も子もありません。

梅雨の時期には、湿度が高くても肌寒い日があります。そのような時には無理をせずに再熱除湿機能を使うなどして、エアコンの機能を上手に活用し快適に過ごしましょう。

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