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クーラーの電気代の目安・節約方法|つけっぱなし/扇風機併用

Author nopic iconミク
公共料金 / 2018年02月06日
クーラーの電気代の目安・節約方法|つけっぱなし/扇風機併用

クーラーの電気代はつけっぱなしのほうが安いの?

ペットを飼っていたり、部屋で過ごす時間の長い家族がいる場合、夏場のクーラーは必須アイテムになります。しかし、そこでネックになってくるのは「電気代」です。

「旅行でしばらく家を空けるのに、クーラーの電源をつけっぱなしにしてしまった」「電気代が気になるから、クーラーの電源はちょっとの間だけ入れる」という人は少なくありません。しかし、クーラーの電気代は付けっ放しの方が安く済む、という話もよく聞きます。

実際のところどうなのでしょうか。クーラーの電源をつけっぱなしにした場合と、必要に応じて切ったり入れたりする場合、その比較と解説をしていきます。

頻繁な電源のオンオフはNG?クーラーの稼働時間で一番電気代がかかる時

実は、クーラーの電気代は一定ではありません。メーカーごとに1時間あたりの電気代が明記されていることも多いですが、それは平均の金額を表しています。

クーラーの稼働時間のうちで、最も電気代を食ってしまう時、それは「電源を入れてすぐ、部屋の温度が設定温度に至るまで」です。例えば夏場であれば、暑い室内を一気に設定温度まで冷やそうと、クーラーは1時間ほどフル稼働します。その後設定温度まで達すれば、あとはその温度を維持するだけなので、電気代の消耗も緩やかなものになります。

電気代を比較してみると一目瞭然です。クーラーの電源を入れて1時間の電気代はおよそ30円ほどかかり、運転が安定してからの電気代はおよそ3円ほどになります。つまり、クーラーの電源を頻繁にオンオフしてしまうと余分に電気代がかかってしまい、部屋の温度も安定しないという悪循環になってしまうということです。

1日に2回電源のオンオフをすると、電気代は付けっ放しより高くなる!

上でご紹介した電気代を例に出して計算すると、24時間つけっぱなしだと「3円×24時間」で1日の電気代は約72円、半日だけ使うのならば「30円+3円×11時間」で、電気代は約63円になります。

半日だけ使用するということならば、電気代は12時間のみの使用の方が安くすみます。しかし、1日に2度電源を入れる場合は要注意です。

例えば1日のうち、「朝に3時間」「夜に5時間」といったようにクーラーを使うとします。そうすると立ち上げ時の電気代が2回かかってしまうので、「30円×2時間+3円×6時間」となり、たった8時間しか稼働していないにもかかわらず、1日の電気代は約78円と、24時間稼働させている場合よりも高くなってしまいます。

人それぞれの使い方によって、付けっ放しにした方がいい場合とその都度オンオフした用が良い場合がありますが、1日の内に何度も電源のオンオフするのは控えた方が良いでしょう。

クーラーと扇風機を併用したほうが電気代は安いの?

クーラーの設定温度を極端に下げてしまうよりは、扇風機を併用した方が電気代が安いのでは、という考えから、実際に両方使っているという人は少なくありません。しかし、いくらクーラーの設定温度を下げて電気代が下がったとしても、扇風機の電気代も合わせてかかって来ます。

実際のところ、扇風機とクーラーの併用は、電気代の節約という観点において有効なのかどうかをご説明します。

扇風機の電気代は安い!

扇風機の電気代は、1時間あたりおよそ2円です。クーラーの電気代と合わせても、そこまで大きな負担になることはありません。

併用のメリットは、「扇風機を上に向けて使うことで空気の循環を促し、上に溜まってしまいがちな熱気を拡散させてくれるので、体感温度が下がり涼しく感じる」ということです。

クーラーの設定を、普段の設定温度から1〜2℃あげれば、しっかりと省エネ効果が得られます。扇風機はそこまで強くする必要もないですし、そこまで暑さが気にならないときであれば、都度扇風機をオンオフすればオーケーです。扇風機は設定温度がないので、立ち上げ時に電気代が高くなる、ということがありませんのでご安心ください。

上に向けて使う以外はあまりおすすめできない

上でご紹介したように、クーラーと扇風機の併用のメリットは「空気の循環によって体感温度を変える」ことにあります。人が動く床面の空気と違い、天井付近の空気は動くことがないので、そこに風を当てることで循環を促しています。

もちろんクーラーをつけた状態で、扇風機を自分の方へ向けて使っても、体感温度は大変涼しく感じられます。しかしクーラーで冷えた風を直接体に当ててしまうと、必要以上に体を冷やしてしまい、体の調子を崩してしまう可能性が高いです。

併用する場合には、基本的には「上(天井)」の方へ向けて、首振り機能を使うことをおすすめいたします。

1時間のクーラーの電気代

前述したようにクーラーの電気代は、電源の立ち上げ時と安定時で大きく電気代が異なります。機種によって多少の差はありますが、立ち上げ時に電気代が跳ね上がるのはどれも同じです。

クーラー立ち上げ時の電気代(1時間):約30円

クーラーの設定温度安定時の電気代:約3円

当然ですが、クーラーの電源を入れる前の室内の温度と、クーラーの設定温度の差によって、立ち上げ時の電気代は変わります。また安定していたとしても、窓の開け閉めなどによって室内の温度が上がってしまうと、設定温度に近づけるためにクーラーが稼働してしまうので、電気代が増えてしまうこともあります。

クーラーの電気代の計算方法

クーラーを始め、多くの電化製品には「1時間あたりの電気代目安」が表示されていることが多いです。ですがそれらは立ち上げ時から何時間か使った上での平均となりますので、正確な電気代を算出するには別に計算をする必要があります。

覚えておくと他の電化製品の電気代の計算にも応用できて大変便利なので、計算できるようになっておくに越したことはないでしょう。

基本の電気代計算方法

基本的な電化製品の電気代の算出には「計算式」があります。計算式は以下です。

(1)まずは電力量(Wh)を算出し、kWh(キロワットアワー)に換算します。

消費電力(W)×○時間=電力量(Wh)
電力量(Wh)÷1000=kWh(キロワットアワー)

(2)上で出した数字を元に、電力会社ごとの1kWhの料金で、電気代を算出します。

製品に表示されている消費電力を参考にしてください。製品の表示されているのは「W(ワット)」や「kW(キロワット)」などさまざまですが、そのどれを使っても計算が可能です。

また、計算には「1kWh(キロワットアワー)」あたりの電力量料金が必要になりますが、これは住んでいる地域(電力会社)によって変わってきますので、手持ちの領収証や会社のホームページを参考にしてください。

クーラーの電気代節約術!

設定温度

クーラーの設定温度はついつい下げてしまうがちですが、下げれば下げる程電気代は膨れ上がってしまいます。理想的な設定温度は「28度」、設定温度は「1℃」あげるだけでも節電効果が大きく、1℃で驚きの「約10%」も節電が可能です。

普段の設定温度が低い人ほど、温度を高く設定した時に得られる節約効果は絶大なものになります。どうしても暑く感じてしまう場合でも、扇風機を併用するなど少し工夫するだけで改善が可能です。

わかりやすく電気代が節約できる方法なので、普段ついつい部屋の温度を下げすぎてしまうという人にとてもおすすめの節約術です。

風量

よくありがちな間違いが、クーラーの風量設定が「強風」だと電気代がかかりすぎてしまいそうだから、「微風」に設定するという行動です。

もちろん「強風」で長い時間使ってしまうと電気代は高くなってしまいますが、電源を立ち上げた瞬間から「微風」にしてしまうと、設定温度までなかなか室温が下がらず、無駄に時間がかかる分電気代がかかってしまいます。

おすすめの風力設定は「自動運転」です。自動運転にしておけば、設定温度になるまでは「強風」で一気に冷やして、安定したら「微風」に、と効率よく動いてくれるので、クーラーの電気の無駄遣いを防ぐことができます。

家具の配置

クーラーの冷気の吹き出し口のすぐ下に、背の高い家具などを置いていると、クーラーの冷気が遮断され効果が低くなってしまいます。背の低い家具ならば問題はないのですが、部屋のレイアウトにも気にかけることで、より高い冷却効果が得られるので、よく注意しましょう。

ドア・窓

クーラーの効果は、「適した広さ対応のもの」を「密室」で使うことで、最大限の効果を発揮します。部屋の出入りでドアを開け閉めすると、その分冷気が逃げてしまい、設定温度に戻すためにクーラーが稼働して、と電気代がかさむばかりです。特に、ドアの開けっ放しには注意が必要です。

また、窓から伝わる外気によっても室温は左右します。外が暑く日光が強ければ、その分部屋の中も暑くなったりと影響を受けますので、厚手のカーテンやブラインドを活用することで、冷房が無駄に稼働してしまわないように対策しましょう。

シーズンオフにはコンセントを抜く

夏場を過ぎ、秋の涼しい季節になるとクーラーの使用頻度は下がります。どうせ毎年使うからとコンセントを挿しっぱなしにされる方も多いですが、この時期にコンセントを抜いておくだけで「待機電力」が発生しなくなるため、電気代の節約になります。

節約できるのは年間で数百円ほどではありますが、使わなくなったらコンセントを抜くだけと非常に簡単な節約術なので、思い立ったらすぐ実践できるのが魅力です。

特徴別クーラーの電気代

窓用

通常クーラーは壁に備付けるものを想像しがちですが、窓に取り付けるタイプのクーラーやエアコンも存在しています。窓用のクーラーのメリットは、「室外機がないので、壁に穴を開けるなどの大掛かりな工事が不要」なことや、「本体価格が比較的安い」ことにあります。

工事が必要ないので、自分で取り付けが可能です。つまり、「工事費用」がかからず、コストが安く済むということになります。

反面、デメリットも存在しています。まずは「音がうるさい」こと、通常のクーラーに比べると、少々音が大きいそうです。ふたつめは「電気代」、これもまた、通常のクーラーに比べて全体的に高い傾向にあります。

窓用クーラーの電気代

窓用のクーラーにも、部屋の広さなどによってさまざまな機種が存在しています。そのため、その機種の性能などによっても料金は多少前後しますが、1日8時間程度使ったとして、1日あたりの電気代がおよそ130円です。平均すると1時間で16円ほどになります。

これは起動時の電力も含んだ上での計算ですが、やはり通常のクーラーよりも少々電気代が高いのがわかります。初期費用は安く治りますが、長期的なランニングコストの面では、通常のクーラーの方が優秀と言えます。

水槽用

水槽用クーラーとは、夏場などに水槽内の水温が上がってしまうのを防ぎ、一定に保つために必要となるアイテムです。

家でアクアリウムをしていない、熱帯魚などを飼っていない人には、あまり馴染みのないものですが、これも立派なクーラーの一種です。冷却装置本体を水槽の外に設置するタイプと、水槽の中に入れて使うタイプの2種類が存在します。

アクアリウムをする人の中には、水槽用クーラーを使わずに、室温を下げて水温を下げるという人もいますが、それをしてしまうと人間が風邪を引いてしまうほど室温を下げる必要があるので、おすすめはできません。

水槽用クーラーの電気代

水槽用クーラーにもさまざまなタイプのものが存在しているため、電気代は一概には言えないのですが、1月あたりの電気代がおよそ1000〜1500円ほどと言われています。1日あたりで計算するとおよそ33〜50円ほどになります。当然ですが、魚たちの環境に合わせるために使うので、付けっ放しです。

少々高く感じてしまいますが、水温が高くなる夏場(7月から9月ほど)しか使うことはないので、その期間のみの使用と考えると、そこまで高い電気代ではありません。少なくとも、水温を下げるために室温を極端に下げてしまう、という行為よりは、電気代は安くつきます。

上手に快適にクーラーを活用しよう!

クーラーの電気代は高い、というイメージは昔から根強く、事実夏場には電気代がどんと跳ね上がるという家庭は少なくありません。高いからと使用を控えてしまう人も少なくはないのですが、猛暑による熱中症など、重篤な体調不良を引き起こしてしまう可能性があるので、全く使わないというのもおすすめできない行為です。

ただなんとなくで使うのではなく、「どういった面」で「どういった環境」で電気代がかかってしまうのか、どのようにすれば電気代の無駄を抑えつつ、快適に過ごせるのかをよく理解して、上手に活用することをおすすめします。

少し工夫をするだけでも、ひと月の電気代はわかりやすく節約することが可能です。無理のない程度に、上手にクーラーを暮らしに取りいれて、快適な毎日を実現しましょう。

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