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アメリカの同盟国一覧

Author nopic icongoodnews Nara
カテゴリ:社会問題

初回公開日:2017年12月30日

更新日:2020年08月29日

記載されている内容は2017年12月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アメリカの同盟国一覧

アメリカの敵と味方

アメリカ第45代大統領ドナルド・トランプ氏の就任式で幕を開けた2017年。早々に巡航ミサイル「トマホーク」でシリアに攻撃を仕掛けたり、同盟国を侮辱してみたり、メキシコとの国境に壁を作ると公言して非難を浴びるなど、気前よく大統領令を連発して世界中をドキドキさせたことは記憶に新しいところです。

ならず者国家と揶揄される北朝鮮を巡っての中国との関係や、シリア問題を巡るロシアとの関係など、課題が山積しているアメリカの外交政策は、同盟国である日本にとっても他人事ではありません。

日本国内では、アメリカの「腰巾着」とか「太鼓持ち」などと批判されることの多い現政権ですが、実際のところ日本とアメリカはどのような関係にあるのでしょうか。まずは、アメリカの同盟国から見てみましょう。

アメリカの同盟国一覧

「同盟国」とは、国家間で互いに同盟関係を結んだ国のことで、おもに軍事同盟を結んでいる国を指して使われる表現です。大きく「多国間同盟」と「二国間同盟」の2つに分類されます。

日本

日本とアメリカは、終戦後の1951年(昭和26年)に「日米同盟(日米安全保障条約)」が締結された同盟国で、戦後70年以上経った現在も米軍の駐留状態が続いているのは、日米同盟の第1条によって、アメリカの陸・海・空軍が日本国内と周辺に軍を配備して良いことになっているためです。

現在の日本は憲法第9条によって戦力を持たない国に位置付けられているため、軍事同盟を結ぶことができません。この不平等条約を廃止し、より対等な同盟国になろうと試みたのが、現内閣総理大臣・安倍晋三氏の祖父にあたる元内閣総理大臣の岸信介ですが、60年代に湧き起った反米・反戦運動「安保闘争(あんぽとうそう)」によって阻まれ、成功しませんでした。

韓国

フィリピン

アメリカとフィリピンは、1951年(昭和26年)に調印された無期限条約「米比相互防衛条約」によって同盟国関係にあります。この条約は相互防衛を目的とした安全保障条約で、2017年5月にもフィリピン軍と国内のイスラム主義組織・アブ・サヤフとの交戦状態にアメリカ軍の特殊部隊が支援しています。

オーストラリア

オーストラリアとアメリカは、1951年(昭和26年)に調印された「オーストラリア・ニュージーランドおよびアメリカ合衆国の軍事同盟条約(アンザス:ANZUS)」で結ばれた同盟国です。アンザス同盟は同じ月に調印された「サンフランシスコ講和条約」と対をなし、日本からの再侵略に対する保障を明言しています。

「アンザス」という呼び名は、「アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド」の3か国の頭文字を繋げたものですが、1984年にニュージーランドが非核政策を展開したためアメリカが防衛義務停止を表明し、現在では事実上の二国間同盟になっています。初めてアンザスが機能したのは、2001年9月に発生したニューヨークでの同時多発テロでした。

アメリカの同盟国の優先順位一覧3

アメリカのニューヨークタイムズ紙が、前回の2014年から3年ぶりに「アメリカ国民が選ぶアメリカの同盟国にふさわしい国一覧」を発表しました。これによると、日本は前回の12から大きく転落して21に一覧しています。

トランプ政権が掲げる「アメリカ ファースト」が影響しているとも言われていますが、いずれにしても戦力を拒否する日本が同盟国として上位に位置づけられることは考えられません。

また、インターネットの大手マーケティングリサーチ会社「YouGov(ユーガブ)」も同様に、アメリカの成人7,150人を対象とした「米国の敵と味方」調査をしています。世界144カ国に対象を絞り、「同盟・友好的・敵対的・敵・分からない」の5つから選ぶもので、日本は8でした。

アメリカ人が「同盟国」と認識している上位3カ国は、ニューヨークタイムズ紙とユーガブで以下のとおり同じ調査結果が出ています。

3:オーストラリア

前オバマ政権下で合意されていた移民問題について、トランプ大統領がオーストラリアのマルコム・ターンブル首相との電話会談で激しく批判したとのニュースが流れてきましたが、1940年の国交樹立以降、アメリカとは親密な関係にあります。

もともとイギリス植民地だった「イギリス連邦(British Commonwealth)」の加盟国ですが、イギリスの影響力が弱まるとともにアメリカとの関係を強くしてきた歴史があり、2005年1月には「米豪自由貿易協定(AUSFTA)」も発効している有力な同盟国です。

2:カナダ

カナダとアメリカは、イギリス植民地時代から数えると200年におよぶ長い歴史を共有する同盟国です。アメリカの建国以来、多くの貿易と移民で繋がった密接な関係があり、19世紀後半から20世紀初頭にかけて90万人のカナダ人がアメリカに移住しています。1994年には「北アメリカ自由貿易協定 (NAFTA) 」も締結されています。

1:イギリス

長い間イギリスの植民地だったアメリカにとって、イギリスは言わばアメリカのルーツのような国で、ともに1949年(昭和24年)に結成された軍事同盟「北大西洋条約機構(NATO)」の加盟国です。

第2次世界大戦下には、協力して「情報諜報活動(signals intelligence)」を行い、ドイツや日本の暗号を解読して勝利をおさめ、冷戦時代でさらに結束を強めました。

アメリカ国家安全保障局(NSA)の民間契約社員だったエドワード・スノーデンという人物が、2013年6月に政府の監視システムを暴露したことは記憶に新しいですが、その告発の中でもアメリカとイギリスの根深い協力関係が強調されていました。

アメリカの同盟国の裏切りはあったのか