Search

検索したいワードを入力してください

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

Author nopic icon昆布
都市伝説 / 2017年12月20日
お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

お盆の海の怖い話

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

「お盆の海は危ない」「お盆の海に入ってはいけない」と聞いたことがあるのではないでしょうか。小さい頃に親や祖父母からこのように教えられたという方は多いでしょう。しかし、なぜお盆の海には入ってはいけないのか、具体的な理由を掘り下げて聞いたことがないという方もいるでしょう。

今回は、「お盆の海に入ってはいけない」という教えにはどんな理由があるのか、またそのように伝わる由来は何なのか、詳しく紹介します。

まずは、お盆の海にまつわる怖い話をいくつか紹介しましょう。

霊に足を引っ張られる

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

「お盆の海に入ると足を引っ張られるから気を付けなさい」と教えられた経験がある方もいるでしょう。

足を引っ張られるということは、誰かが故意にしないかぎりあり得ないことですが、子どもであれば信じてしまうでしょう。

なぜこのようなことが言われるようになったかというと、お盆は現世に先祖が帰ってくる時期だからとされています。亡くなった人が現世に里帰りをすることが許されている期間がお盆です。特に、お盆の海には霊がうようよいると信じられてきました。

現実的に考えればあり得ない話ではありますが、「お盆」という時期ならではの理由といえます。

海坊主が出る

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

お盆の海には海坊主が出ると言われています。海坊主とは海に住む妖怪です。巨大な妖怪である海坊主は、海から顔を出すことで波を立てて船を転覆させるとされています。船幽霊の一種と考えられています。

また、先ほど紹介した「霊が足を引っ張る」話と同様に、海坊主も人の足を引っ張ると信じられている地域もあります。

なぜこのような妖怪の話が生まれたかというと、自然現象が原因であると考えられます。晩夏、つまり夏の終わりの時期には「土用波」という大波が発生するからです。例え快晴で海に波が立っていなかったとしても、土用波は突然押し寄せます。これは台風などの影響とも考えられます。

何の前触れもなく押し寄せる巨大な波は、昔の人にとってはとても恐ろしく感じられたのでしょう。そのため、恐ろしい妖怪のせいだと考えられ、「お盆の海には海坊主が出る」と現在まで伝わっていると考えられます。

お盆に海に入ってはいけないのはなぜ?

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

危険だから

にわかには信じがたい「幽霊に足を引っ張られる」などの理由でお盆の海に入ってはいけないとされるのは、やはりお盆の海が危険だからです。

例えば、海坊主の例がまさにそれにあたります。夏は海水浴を楽しむことができる季節ではありますが、同時に台風が頻繁に発生する危険な季節でもあります。台風が接近することで海は荒れ、とても泳ぐことはできないような天候になってしまいます。

また、季節はまだ夏で気温はかなり高いとはいえ、お盆の海の季節はもうすでに秋といわれます。お盆の頃の海は想像以上に冷たく、心臓麻痺を起こすこともあり得ます。また、余りの冷たさに体がこわばり、足がつってしまうこともあるでしょう。

そういった理由から、お盆に海に入ってはいけないと古くから言われていると考えられます。

クラゲが多くなる時期だから

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

どの季節でも海にクラゲはいます。例えば、海水浴の時期にはミズクラゲを見かけることは多いです。ミズクラゲとは、水族館でも人気のあるクラゲで、もっとも一般的なクラゲと言っていいでしょう。丸いフォルムやゆったり泳ぐ姿は可愛らしく、毒性も少ないのでこのクラゲはそれほど危険ではありません。

ではどんなクラゲが危険なのかというと、アンドンクラゲです。アンドンクラゲは小型ですが触手が長く、これが肌に触れるとミミズ腫れになってしまうこともあります。アンドンクラゲは別名「電気クラゲ」と呼ばれ、刺されたときの激しい痛みが特徴的です。

このクラゲに刺されたショックで心臓麻痺を起こすこともあり、例え毒で無事だったとしても別の要因で危険にさらされる可能性があります。

お盆の時期は特にアンドンクラゲが多くなります。お盆の海に入ってはいけないのは、このクラゲとの接触を避けるため、という理由もあります。

海に入ってはいけないお盆の期間はどれくらい?

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

お盆といっても、いつからいつまでが「海に入ってはいけない」期間に当てはまるのでしょうか。

先祖が帰ってくる神聖な時期であることを理由とするのであれば、お盆の時期である8月13日から15日がそれに当てはまるでしょう。お盆は先祖が帰ってくるというだけでなく、地獄の釜の蓋が開くとも言われています。そこから悪いものが現世に押し寄せるため、これもまた海に入ってはいけない理由の一つとなります。

もっとも根拠のある理由が季節や自然現象です。そもそも、お盆の時期は暦の上ではすでに秋です。海水の温度は冷たく、海中は危険なクラゲであふれています。もうお盆に入ったらそれ以降は海に入ることを諦めてください。

お盆に海釣りをするのはよくない?

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

お盆は海釣りをしてはいけないとも言われます。これは、ここまで紹介してきたような海の危険性もさることながら、やはり「お盆」ゆえの仏教の考えによるところが大きいと考えられます。

仏教の五戒の一つに「不殺生戒」という戒があります。殺生をしてはならないというものです。お盆の時期がこの不殺生戒の時期に当たるため、魚を釣って命を奪う釣りはよくないと考えられています。

多くの家庭ではそこまで厳密にはしないものですが、お盆に精進料理だけを食べるという風習もこの不殺生戒によるものです。

魚を釣る、食べる行為は動物の命を奪う行為です。釣りがしたいのであれば、お盆の時期は避けるようにしましょう。

お盆に海に入ってはいけないのは迷信?

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

なぜお盆の海に入ってはいけないのか、ここまで紹介してきた理由の中には実際はあり得ないものもいくつかありました。

しかし、大波や海水温、クラゲの発生などの自然現象が理由であるなど、単なる迷信というわけではないことがわかりました。この自然現象の理由と絡んで、もう一つ理由があります。

事故が起こるから

お盆の時期になると事故が起こりやすくなると言われています。この時期は特に死亡事故が目立つことから、「お盆の海は怖い」という印象が根付いています。なぜかというと、やはり自然現象が理由と考えられます。

ここまで紹介してきた理由と合わせて、お盆の時期になると海水浴客も減ることから、監視員も少なくなるというのも理由と考えられます。プロの監視員がいなければ、溺れている人がいたとしても助けることはできません。結果として悲しい事故につながってしまいます。

お盆の海は潮の流れが変わりやすく、海に慣れていない一般の海水浴客には対応できないことも多いです。さまざまな要因から事故が起こりやすいことを念頭に置いて、気を付けましょう。

お盆の海は混雑してる?

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

お盆の海は、海水浴のピーク時期(7月中旬~8月上旬)と比べると空いています。ビーチが人で溢れかえるということはまずないといえます。

そのため、ゆっくり静かに海を楽しむのであればお盆はちょうどいい時期ともいえますが、やはり危険はついてまわります。どうしてもこの時期に海水浴をするというのであれば、沖には出ない、砂浜を中心に遊ぶなどを心掛け、十分に注意しましょう。

お盆の海には気を付けよう

お盆の海に入ってはいけない理由・期間・怖い話・混雑具合

「お盆の海に入ってはいけない」という古くからの教えには、確かに迷信のような理由もありますが、もともとの原因は自然現象でした。

霊に足を引っ張られる、海坊主が出ることはまずあり得ませんが、このような言い伝えが生まれた原因を考えると「そんなの迷信だから」と甘く受け取ることはできません。

夏の終わりの時期の海にはさまざまな危険があります。海水浴客が少ないから敢えてこの時期に海水浴をするというのはいいですが、事故が起こらないよう充分気を付けてください。

どんな時期でも海はきれいです。沖に出るなどの危険な行為は避け、浅瀬で晩夏の海を楽しんでください。

関連記事

Related