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冬の季語|俳句/手紙用/名前/小学生も使える/食べ物

Author nopic iconkisaragi17
カテゴリ:文化

初回公開日:2018年03月08日

更新日:2020年02月15日

記載されている内容は2018年03月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

冬の季語|俳句/手紙用/名前/小学生も使える/食べ物

俳句に使う冬の季語にはどのようなものがあるでしょうか?

俳句は、詠み人の精神的な内面(感情、情緒など)を「五・七・五」という文字数で表す世界最短の韻律詩で、「季語」というキーワードにより詠み人の感性と読者のイマジネーションが融合されて、その句の世界が無限大に広がる世界と言えます。

そして、その無限大の世界を読者に提供するために、詠み人は余分な言葉を削ぎ落とし、その感性を伝えるのにふさわしい言葉を紡いでいかなければなりません。

季語は俳句の約束事

俳句の世界における創造性や発展性は、このように詠み人の呻吟の中から生み出されていくのですが、その伝えたいことをより際立たせ、読者に十七文字の句の間にある気韻(気品溢れる趣)を感じ取らせるのが句中にある「季語」です。

「季語」は、俳句の句中に必ず入っていなければいけません。「季語」は俳句を成り立たせるための「約束事」となっています。

「季語」のない十七文字の定型句の代表である「川柳」などは俳句と異なる短詩で、風刺やこっけいを特色としています。

冬の季語で何を表すか?

「季語」は、その句で表象する詠み人の感性と読者のイマジネーションを融合させるキーワードとして機能し、その句に創造性や発展性をもたらします。

その意味から冬の「季語」は、冬という自然現象や年中行事、生活の生業などのイメージを「季語」の中に圧縮して読者に提示し、詠み人が句中に暗示する感性を読者がイマジネーションとして感得するキーワードとして作用します。

代表的な冬の「季語」を例にとって考察します。

季語「冴ゆ(さゆ)」とは?

「冴ゆ(さゆ)」は、冬の寒さが一層極まり、大気中の不純物が拭い去られ透きとおるような寒さを表します。

・ 櫂の音冴えまさり湖(うみ)の色ふかし   荻原井泉水
・ 冴ゆる夜のこころの底にふるるもの   久保田万太郎

季語「冬ざれ(ふゆざれ)」とは?

「冬ざれ(ふゆざれ)」は、見渡す限りの冬景色が広がり荒れさびた情景を表します。

・ 冬ざれて如来の耳のうつくしき  佐野青陽人
・ 野に在るは首塚ひとつ冬ざるる  松本透水

季語「師走(しはす)」とは?

「師走(しはす)」は、陰暦十二月の別称で、僧さえも馳せ走る月とも言われ、年末の慌ただしい人の往来を思わせます。

・ 大黒の小槌の塵も師走かな  加藤耕子
・ 建長寺さまの托鉢来て師走  宮下翆舟

季語「初時雨(はつしぐれ)」とは?

「初時雨(はつしぐれ)」は、その冬初めての時雨を言い、冬になったという侘しい気持ちが込められています。

・ 旅人と我名よばれん初しぐれ  松尾芭蕉
・ 降り立ちし鍵屋の辻の初時雨  菖蒲あや

季語「雪催(ゆきもよい)」とは?

「雪催(ゆきもよい)」は、底冷えがして、今にも雪が降りそうな空模様を言います。春まで長く続く雪の世界の始まりに覚悟を求める「季語」と言えます。

・ 雪催ひことこと妻の土鍋煮ゆ  岸本砂鄕
・ 雪催ひ相馬赤牛首をふり  島ふで女

季語「枯野(かれの)」とは?

「枯野(かれの)」は、人の気配も草も枯れ果てた野原のもの寂しい情景を表します。寂寞とした寂寥感が満ちあふれた「季語」と言えます。

・ 旅に病んで夢は枯れ野をかけ廻る  松尾芭蕉
・ 遠山に日の当たりたる枯れ野かな  高浜虛子

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