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【種類別】リチウムイオン電池の平均寿命・寿命をのばす方法

Small 1e333e0c 09ba 4614 8b7a fdff174934dc石田こよみ
ガジェット / 2018年03月22日
【種類別】リチウムイオン電池の平均寿命・寿命をのばす方法

リチウムイオン電池とは?

リチウムイオン電池は、電力を生み出すデバイスの一つで、正極と負極の間をリチウムイオンが行き来することで充電と放電を繰り返す仕組みでできています。繰り返し充電して使うことができること、また小型でありながら大容量の充電ができることから、スマホやデジカメなどのデジタル機器、ノートパソコンなどの家電、さらに電気自動車にも使用されています。

ただし充電できる回数は機器によって限度があるため、充電する度に充電できる量は減っていき、やがて充電ができなくなります。その寿命を少しでも延ばすためには、正しい充電の仕方を知っておく必要があります。そこでリチウムイオン電池の使われている種類別の寿命や、寿命を延ばすために普段から注意したいことを詳しくご紹介しましょう。

種類別リチウムイオン電池の平均寿命

リチウムイオン電池は繰り返し充電して使えることから、多くの家電に使用されています。ただしそれぞれの利用頻度や使う機器の電圧によっても、リチウムイオン電池の寿命は変わってきます。

なるべく長く使うのが理想ではありますが、寿命が来たら新しいリチウムイオン電池を購入して交換する方が、機器にとっても良い環境となるので、寿命については何年ぐらいまで使えるということを覚えておくといいでしょう。

リチウムイオン電池の寿命は使用年数だけではない

リチウムイオン電池の寿命は、家電製品などと違い寿命は年数ではなく、充電した回数で判断します。これは使用している環境や状況などや、リチウムイオン電池が使われている機器によって違いがあるためですが、同時に充電回数だけではなく、使用年数も合わせて寿命を判断します。

充電サイクルは、充電→使用や放置によるを1サイクルとして考えます。ただし常に使用されていて放電することがあまりない機器の場合は、1サイクルまでに時間がかかるため、寿命は使用年数を目安にします。リチウムイオン電池を販売しているメーカーでは、寿命を充電サイクルで明記していることがほとんどですが、あくまでも参考として考えましょう。

マキタなど小型家電のリチウムイオン電池

小型のスティック型掃除機や、ドリルなどの電動工具でおなじみのマキタは、リチウムイオン電池に互換性があります。マキタの機器に使用されているリチウムイオン電池の寿命は、充電回数が500回に達すると自動的に充電ができないようにロックされる仕組みとなっています。

つまり掃除機などで毎日使用し、その都度充電をしていると、単純に考えて1年半ほどで寿命が来るということになります。ただし完全に充電を使い切り、充電することで充電サイクルは1となります。

スマホや充電器などのリチウムイオン電池

スマホ本体に使用されているリチウムイオン電池や充電器に内蔵されているリチウムイオン電池の寿命は、充電のサイクルが300回から500回可能とされています。ただしこの充電回数はカウントされているわけではないので、回数を超えたとしても充電することは可能です。

リチウムイオン電池が使用されているスマホや充電器の寿命は、見た目では判断できませんが、繰り返し充電をしていると、だんだんと充電ができなくなる、またフル充電するまでに時間がかかるといった症状から判断するしかありません。

充電する状況にもよりますが、毎日スマホを充電し使用しているのであれば、リチウムイオン電池の寿命は1年半から2年ほどで、それに伴い充電が十分にできなくなってきます。

リチウムイオン電池の寿命をのばす方法

リチウムイオン電池の寿命は、充電サイクルで500回、使用年数で考えると1年から2年程度となっています。ただし小型で大容量のリチウムイオン電池は、交換するとなると決して安くはありませんし、スマホの場合は本体を新規購入することになりますので、毎年購入するのは大変です。

ただし上手に充電をすれば、リチウムイオン電池の寿命を延ばすことは可能です。逆に間違った充電の仕方をしていると、寿命を縮めることにもなりますので、以下のことに十分注意して充電をしましょう。

置き場所

リチウムイオン電池は充電中は高温になるため、劣化が進みます。これも寿命には関係ありますが、通常の状態での充電であればそれほど問題ではありません。ただし車の中など高温になる場所にスマホや充電器を放置していると、本体が高温になるため、充電している状態でなくてもリチウムイオン電池に負担をかけることになります。

また充電している状態で、スマホを狭い場所に入れるのも問題です。充電したスマホをバッグなどに入れっぱなしにすると、放熱が上手くいかないので本体が熱を持ち、リチウムイオン電池の劣化につながります。

充電をする時には、高温にならない涼しい場所で、熱が放熱しやすいようにすることで寿命を延ばすことが可能です。できれば床などに置くのではなく、充電器などにセットされている立てかける台を使うか、小さなすのこの上に置いておくと、接地面が少なくなるので放熱しやすくなります。

充電量

充電をする際に、満タンまで充電しているとリチウムイオン電池の寿命はそれだけ短くなります。これは放電した後に充電することで、1サイクルと記憶されるためです。できれば50%から80%程度充電しておき、完全に充電がなくなる前に再度充電を繰り返せば、1サイクルとならないため、その分寿命を延ばすことができます。

ただし充電量をコントロールすることは難しいので、ノートパソコンなどの場合は充電が設定した量になると充電をストップするソフトを利用する方法もあります。ただし対応しているメーカーのものでないとソフトがセットされていないため、その場合はタイマーなどで充電をとめるようにしましょう。

充電したらケーブルから外す

よく寝る前に充電をセットし、朝起きるまでそのままスマホをケーブルにつないだまま、といった充電方法をしているという人がいますが、実はこれもリチウムイオン電池の寿命を短くする行動の一つです。

フル充電されると、それ以上の充電はできません。ただしリチウムイオン電池は充電と放電を繰り返す仕組みなので、充電している間にもその仕組みが働いてしまいます。短時間で充電と放電を繰り返すことになるので、その間にもリチウムイオン電池に負担をかけてしまいます。

できれば寝る前には充電をやめておいて、朝起きてから継ぎ足しで充電した方がリチウムイオン電池の寿命を延ばすことにつながります。

長期間保存する時には充電を0にしない

スマホを買い替えた時に、古い方のスマホを廃棄せずにそのまま保存しているという人も多いのではないでしょうか。

通話やメールなどはできませんが、メモなどのデータを移行するために保存しておく、また使うために念のために置いておくなど、目的はそれぞれですが、頻繁に使うことがなくてもリチウムイオン電池の放電はされてしまうため、放っておくとリチウムイオン電池の寿命となり、完全に使えなくなってしまいます。

しばらく使用しない場合には、充電を40%程度は残して本体の電源を切るようにしましょう。使用しなくてもリチウムイオン電池は放電しますが、使わないのであればゆるやかに放電されるため、すぐに充電が切れるということはありません。ただし0%のまま長時間放置していると、充電しすぎの時と同じように劣化が進むため、寿命が短くなってしまいます。

ハイブリッド自動車のリチウムイオン電池の寿命の長さ

ハイブリッド自動車とは、2つの動力を使って動く車のことをいいます。電気自動車の場合は、電気だけが動力であるため、充電をしないと走ることができませんが、ハイブリッド自動車の場合は、充電がなくなってもガソリンでモーターを動かすことで走ることができるため、効率よくモーターを動かすことができるメリットがあり、環境にも優しい車です。

このハイブリッド自動車にもリチウムイオン電池が使われていますが、こちらの寿命はどれぐらいあるのか、詳しくご紹介しましょう。

ev(電気自動車)

電気自動車に使われているリチウムイオン電池は、スマホやノートパソコンのように、すぐに寿命を迎えてしまうということはありません。これはリチウムイオン電池が単に車のモーターを動かすだけでなく、バッテリーなど車の中で働くあらゆる場所に関係しているためで、充電ができなくなるということは、すなわち車の修理が必要になるということだからです。

そのため車用に作られているリチウムイオン電池は、車用に開発された特殊なものとなっています。つまりリチウムイオン電池がそのままエンジンだと考えて差し支えありません。そのため、メーカーにもよりますが、リチウムイオン電池の寿命は走行距離10万キロまでが保証期間とされています。これがすなわち寿命と考えられます。

PHV(プラグインハイブリッド車)

従来のハイブリッド自動車よりも大容量のリチウムイオン電池を搭載し、家庭用のコンセントから直接充電ができるのがプラグインハイブリッド車、PHVです。こちらの場合もエンジンと同じ扱いとなりますので、保証期間が設けられています。メーカーにもよりますが、使用開始から8年、もしくは走行距離が16キロを超えた時に、充電の容量が低下した場合は寿命と考えます。

通常のガソリン車と同じように、走行距離によって寿命と考える、もしくは充電しても十分に充電できなくなった場合に寿命とする考える場合とありますが、まだ新しいシステムであり、これからリチウムイオン電池が改良され、さらに寿命が延びる可能性もあります。

リチウムイオン電池の寿命がきたかどうかの確認の仕方

リチウムイオン電池の寿命を確認するためには、スマホや機器の状態を確認する方法があります。寿命がきたリチウムイオン電池では、十分な充電ができないだけでなく、機器自体の故障の原因ともなりますので、以下のような症状が出てきたら、バッテリー交換を考えましょう。

充電の時間

フル充電するまでに時間が前よりかかるようになった、また1日充電してもフル充電ができないなど、充電に時間がかかるようになったら、寿命が近いと考えられます。また充電した後、短時間で充電が減ってしまう場合も、寿命だと考えられます。

動作が重い、遅い

スマホの場合、アプリの起動が遅くなる、また使っていて動作が遅いと感じられる場合も、リチウムイオン電池の寿命が近いと考えられます。また急に電源が落ちるといった今までになかった動作が急に起きるときなども、寿命が原因といえます。

寿命がきたリチウムイオン電池を復活させる方法

寿命が来てしまったリチウムイオン電池は、交換をするのがベストですが、すぐに交換ができない場合や、本体を交換するしかないスマホの場合、できればもう少し使いたいということもあります。その場合の応急処置として、バッテリーを復活させる方法についてご紹介しましょう。

ナノカーボンを使う

ナノカーボンは、接点改質剤でイヤホンジャックなどの接続をよくする時などに使われます。リチウムイオン電池の接続面に傷がついていると、充電ができなくなってしまうことがあるため、その傷をナノカーボンで埋めることで、バッテリーを復活させることが可能となります。

寿命が来る前から使うことでも、寿命を延ばすことが可能となりますし、リチウムイオン電池を使った色々な機器にも利用でき、接続を改善しますのでおすすめです。

寿命のきたリチウムイオン電池はどう処分する?

寿命の来たリチウムイオン電池は、リサイクルで再度使うことができるようになりますが、自分が使っているリチウムイオン電池は、リサイクルに出す必要があります。分解することは危険ですので、必ず購入したお店に問い合わせをして、回収してもらいましょう。

通常では新しく機器を購入した際に、引き取ってもらえば問題ありません。リサイクル料金として料金は機器の購入代金に含まれていますので、新たに料金が発生することもありません。リサイクルせずに持っておくと、破損するだけでなく発火などの危険性もありますので、寿命が来たリチウムイオン電池は適切な方法で処分してもらうようにしましょう。

リチウムイオン電池を上手に充電して寿命をのばそう

小型でありながら大容量の充電が可能なリチウムイオン電池は、スマホやノートパソコンのほか、充電式自転車やハイブリッド自動車など、私たちの生活のあらゆる場面で広く活躍しています。ただし間違った充電の仕方をしていると、寿命を縮めてしまうだけでなく、機器の破損にもつながるため、注意が必要です。

それぞれの機器に合った適切なバッテリーを使用すると共に、充電しすぎないようする、また高温になる場所で使用しない、放熱できる場所で充電を行うことも大切です。

きちんと充電ができれば、寿命を延ばすことも可能なので、寿命を縮めないようにするとともに、正しい使い方をしてできるだけ長く使用できるようにしていきましょう。また急速充電をなるべくしないことも寿命を延ばすことにつながりますので、できるだけ正規メーカーの機器を利用するようにしましょう。

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