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「上辺」の意味と使い方・対義語・言い換え・ことわざ・性格

Author nopic icon水町博忠
カテゴリ:言葉の意味

初回公開日:2018年01月23日

更新日:2020年08月21日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「上辺」の意味と使い方・対義語・言い換え・ことわざ・性格

上辺の意味と使い方は?

上辺だけの付き合い

上辺(うわべ)だけの付き合いとは、本心では付き合いたいと思っていないが、体裁のために付き合いを保っている、といった様子を示す表現です。また、表向き仲は良いが内心では無関心であったり反感を覚えていたりするさまという意味もあります。要は、深くかかわる必要がない、表面的な付き合いのことです。

上辺だけの関係

上辺だけの関係しか作れない人の特徴として、自分のためになることしか考えない人、他人への思いやりが欠如している人などが挙げられます。また、人間関係が深くなることが煩わしいと感じる人、相手とのコミュニケーションが下手な人も、上辺だけの関係しか作れないでしょう。

もし、本当の友達とか他人と信頼関係を築くためには、相手に自分の本音や本心をさらけ出すしか方法はありません。

上辺の付き合い方いろいろ

仕事や職場では?

社会人になると、職員同士表向きは親しくしていても、結局は上辺だけの関係になることが多くなります。上司にゴマをすったり、気の合う仲間だけでグループを作って仕事の評価を上げようとしていたり、飲み会では人の悪口ばかり言い合うのを見ることが多いでしょう。そういう人の中で、深く付き合いたいと思える人がなかなかいないのが現実です。

職場の人たちは、職場での付き合いとプライベートな付き合いを見事に使い分けています。そんな中でも、気が合う人とは結構親しくなり、親友と呼べる人が出てきたりするので、それほど悲観することはないでしょう。

友達との間は?

上辺だけの友達関係しか持てないのは、一度しかない人生の中で不幸なことと言わざるを得ません。上辺だけの友達関係の特徴は、自分の本心や相手を否定することを言わない、当たり障りのないことばかりを言う、都合のいいときばかり言い寄ってくるなどの関係です。

それと反対に、本当の友達関係は、悩んでいるときや苦しいときに相談に乗ってくれる、悲しいときはなぐさめてくれる、忙しいときに手伝ってくれる、一方的に要求してこないなどの人間的な付き合い方です。そんな関係を築くためには、まず自分から本音や本心を相手にぶつけていくしか方法はありません。

上辺だけの恋人関係は?

上辺だけの恋人関係でも結構楽しいという人は大勢います。相手のことが真から好きだという気持ちにならなければ、どうしても上辺だけのお付き合いになってしまいます。上辺だけの恋人関係になるのは、相手のことを本当に好きだと思っていても自分の本心をなかなか打ち明けられない引っ込み思案の人とか、一緒にいて楽しければ浅い関係で十分だと思っている人たちです。

本音をぶつけ合ってお互いに傷ついたりしたら辛い思いをするだけだと達観している向きもあります。上辺だけの恋人関係を真の恋人関係に変えるには、やはり勇気を出して自分をさらけ出すしか道はありません。

上辺の対義語は?

上辺の対義語は、中身、中味、本音、本質、内面(うちづら)などです。本音は、本音が出る、本音を吐くのように、本心からいう言葉です。本音はしばしば建前という言葉と対で使われることの多い言葉です。

本質は、本質に迫る、本質を見極めるのように、物事の根本的な性質・要素、そのものの本来の姿を言います。内面は、家族や内輪の人に見せる顔つきや態度のことで「外面(そとづら)はいいが内面は悪い」のように使います。

上辺の類語や言い換えは?

上辺の類語は、上面(うわつら)、皮相(ひそう)、表面、一皮、見掛け、上側(うわがわ)、表側、見た目、上張り(うわばり)などがあります。

上面は「物事の上面しか見ていない」とか「上面だけの論評しかできない」のように、また、皮相は「皮相な見方」とか「皮相な見解にとどまる」のように使います。

上辺と上面は人の心や性質にも用いられ、皮相はものの見方や考え方が浅いという意味で用いられます。上辺、上面、皮相の3語とも、内面や本質とは違うという意味で否定的に用いられます。

「上辺だけの」の言い換えは、「体(てい)のいい」「体裁のいい」「外面的にはいい」「見せかけの」「ポーズだけの」「フリだけの」「表面的な」「表向きだけの」「格好だけの」「見た目だけの」「見てくれだけの」といった多様な表現になります。

上辺に関する四字熟語などは?

面従腹背

上辺だけ上の者に従うふりをしているが、内心では従わないことです。面従は人の面前でだけ従うこと、腹は心の中、背はそむくことです。文学作品の中から用例を紹介しましょう。「しかし、そんな本音をもちろん彼は表に出さない。面従腹背というのが今の彼の人生訓なのだ。ー遠藤周作(深い河)」

花言巧語(かげんこうご)

飾りつけただけで内容のない言葉のことです。花言は見た目だけの内容のない言葉、巧語は飾りつけただけの言葉を言います。美辞麗句(うまく飾り立てた美しい言葉)と同じ意味で、内容が真実味に欠ける上辺だけの言葉という悪い意味で使われることが多い四字熟語です。

皮相の見(ひそうのけん)