Search

検索したいワードを入力してください

金縛りの原因・対策方法・解除方法・脳で何が起きてるのか

Author nopic icon福永知世
都市伝説 / 2018年01月26日
金縛りの原因・対策方法・解除方法・脳で何が起きてるのか

なぜ起きる?睡眠中の金縛りの原因

「金縛り」と言えば、心霊現象のひとつというイメージのある方も多いですが、医学的には「睡眠麻痺」と呼ばれる睡眠障害の一種です。金縛りがよく起こる体質の人もいますが、霊媒体質を疑うよりも、睡眠機能に原因がある可能性を疑った方が現実的です。

今回は、睡眠中に起こってしまうと辛い金縛りの主な原因と、予防する方法、金縛りが起こったときの対策方法についてご紹介します。

金縛りの原因は疲れ!肉体・精神疲労は金縛りを引き起こす

まず疑いたいのは肉体的な疲れ、精神的な疲れです。極度に体が疲れている場合や、精神的な疲労が蓄積している場合、それが睡眠状態に影響します。金縛りが起こる原因のひとつとして「レム睡眠とノンレム睡眠の切り替えがうまくいかない」というのが挙げられます。

睡眠は「脳は休んでいるが体の筋肉は活動しているノンレム睡眠」と「脳は活動しているが体が休んでいるレム睡眠」の2つの波で構成されています。この波が交互に訪れるうち、うまく切り替えができないときに金縛りが起こると考えられます。

極度の肉体的な疲労、精神的な疲労は、それぞれ体と脳に大きな負担となります。疲れによる金縛りを回避したい場合は、原因となる「肉体的・精神的疲労」を蓄積しないように気をつけて生活するといいでしょう。

金縛りの原因はストレス!イライラは起きているうちに発散する

金縛りの原因・対策方法・解除方法・脳で何が起きてるのか

現代人とは切っても切り離せないストレスも、知らぬ間に溜め込んでいると金縛りの原因になります。どんなに健康的な生活をしている人でもストレスをゼロにすることはできませんが、とくに一時的に極端な精神的負荷がかかったり、継続的に重いストレスを受けて蓄積している場合、精神的な疲労となります。

たとえば「はじめてのアルバイトで極度に緊張した」であるとか「上司が変わってから毎日嫌なことを言われるようになった」など、日常起こりうるちょっとしたストレスが金縛りの原因となります。

このようなストレスは、起きているうちに発散させてから眠った方が金縛りの発生を防げます。体を動かして軽く汗をかくことや、楽しい映画を見てから眠るようにしましょう。

金縛りの原因は寒暖の差?季節の変わり目に起こる

金縛りの原因・対策方法・解除方法・脳で何が起きてるのか

季節の変わり目などは寒暖差が激しくなります。急に寒くなったり暑くなったり「気温の変化に体調が追いつかない」という場合、それが金縛りの原因になることがあります。体は季節の変化に徐々に体調を順応させていくのですが、急に気温が変化すると肉体的にも精神的にも負荷がかかります。

季節の変わり目は風邪をひきやすかったり、体調や気分がすぐれない人が増えますが、同時に金縛りにも遭いやすくなるため注意が必要です。寒暖の差が原因と考えられる場合は、服装などでこまめに調整しましょう。

金縛りの原因はこたつ?気持ち良い罠

金縛りに遭った、という体験談の中でとても多いのが「こたつでの金縛り」という話です。こたつでうたた寝したり、中にはこたつで朝まで眠る人もいますが、こたつでの睡眠は避けましょう。金縛りの原因だけでなく、脳梗塞などの原因にもなります。

こたつで眠ると下半身が温められとても気持ちがいいのですが、知らぬ間に大量に寝汗をかいてしまい脱水症状になるリスクや、それに伴い脳梗塞や心筋梗塞に陥る危険性があり、実際に死亡する例もあります。

脱水症状が脳に負担を与えるということは、悪夢を見る原因や金縛りの原因にもなるため、こたつで眠るのはやめましょう。こたつ以外にも電気式毛布を使用して眠る場合は、タイマーをセットして短時間の使用にとどめましょう。

金縛りの原因は水分不足?入浴後は水分補給を

水分不足や、慢性的な脱水症状のある人も金縛りに遭いやすい傾向にあります。睡眠中の金縛りで、とくに幻覚を見やすい人は意識障害が起こっている可能性があります。健康な人であっても睡眠中は水分が不足しがちなので、水分をとらずに眠ることは金縛りの原因になりやすいです。

十分に水分をとっているつもりでも、体内にうまく吸収されていない可能性があります。水分は一回に大量に摂取しても意味がないので、こまめに定期的に摂取する必要があります。とくに入浴後は経口補水液(OS1やポカリスエットなどでも良い)を飲んだり、枕元に飲み物を用意しておくといいでしょう。

金縛りの原因は寝具?あわない布団で眠ると起こる

「旅行先で金縛りのあった」という経験がある人が多いです。なぜなら、合わない寝具が金縛りの原因だからです。慣れない布団やベッド、枕の高さがあっていないなどです。ほかにも、パジャマが合わない場合もあります。

旅行先で金縛りに遭ってしまう人は自宅に戻ってからは起こらない場合が多く、ほかにも枕を変えたら改善された、ジャージではなくパジャマを着るようにしたらなくなった、などの例があります。

旅行の場合は一時的なものなので仕方がないですが、普段使っている寝具に違和感がある場合や寝苦しい場合は、寝具そのものを変えることで改善できる可能性があります。

金縛りの原因は霊などの超常現象?

中には「金縛りのときに触られるような感覚があった」「重い何かがのしかかってきた」などの幻覚を伴う金縛りを経験する人がいます。これらが「幻だったのか、本当だったのか」を判断するのは難しいですが、すべてが幻覚であると断言するのは難しいことです。

まれではありますが、科学では説明のつかない超常現象が起こることはあるでしょう。その場合は、睡眠障害ではなく「幽霊などの説明のつかないなにか」が原因であるため、別の対策を講じる必要があります。

部屋を変えてみる、枕の場所を変えてみる、お祓いをお願いするなどです。どのようなアプローチが効果を発揮するかわからないため、科学的に見た場合は原因不明です。

金縛りの原因ごとの具体的な対策方法

では具体的に、金縛りが起こってしまった場合、どのような対策を行うといいのでしょうか。ここでは金縛りが起こった原因に対する対策方法をご紹介します。

疲労やストレスが原因「飲酒して眠らない」

肉体的、精神的な疲労やストレスが原因によって起こる金縛りの例は多く、中には慢性的に金縛りが起こりやすい体質になっている人もいます。気をつけていただきたいのは、疲労やストレスは眠っている間に修復するものなので、睡眠時間を削ったり、睡眠の邪魔になることはしないということです。

中でも重要なのが「飲酒しないこと」です。飲酒の効果を利用して眠りに就こうとする人もいますが、飲酒は深い睡眠を妨げる効果があるため熟睡できません。結果的には睡眠のリズムを崩し、脱水症状も起こるため金縛りに遭いやすい状況を作ることになります。疲労やストレスは飲酒によって発散するのではなく、別の方法で健康的に発散しましょう。

睡眠環境が原因「眠りにお金をかけてみる」

誰もが1日24時間のうち、約3分の1を睡眠に費やしていますが「たかが眠るだけ」と疎かになっていないでしょうか。中には布団を用意せずソファで眠ったり、洋服のままで眠っている人もいます。このように睡眠環境に配慮しない生活は金縛りの原因になります。

「合わない布団で眠る」「合わない枕で眠る」「ジャージで眠る」などが金縛りの主な原因に含まれますが、これらを改善することで金縛りが起こりにくい環境を作ることができます。睡眠に良いと言われている布団やマットレス、自分専用の枕、ストレスのないパジャマなど、お金をかけて整えることで劇的に改善する可能性があります。

ほかにも、アロマでリラックスしてから眠ったり、部屋の照明を変える、生活空間とは別に寝室を設けてみるなど、深い睡眠を実現できるように環境を整えてみましょう。

体調不良が原因?自分の体に問いかけてみる

金縛りが起こったとき、ほかに体の異常はなかったでしょうか。体の片側だけ痺れている、ここのところあまり寝つきが良くない、頭が痛い、呂律が回らないなどの症状が出ている場合、単なる金縛りではなく、体調不良のサインである場合があります。

脳神経系や血圧の異常により、金縛りのような症状が起こることがあります。「ただの金縛り」と安心するのではなく、なにかの予兆である可能性もあるので、気になる方は病院へ行ってみることをおすすめします。

金縛りの耳鳴りの原因

金縛りには「耳鳴り」や「幻聴」が起こることが多く、とくに耳鳴りは金縛りの前兆として起こることが多いです。「キーン」「ジージー」「ザワザワ」といった音と、強い圧迫感が訪れたあとに金縛りになる、というパターンを経験した人は多いでしょう。ここでは、金縛りのときに起こる耳鳴りと幻聴についてご紹介します。

耳鳴りの原因!金縛りは睡眠中のストレス

一般的に耳鳴りの原因と言われているのが「騒音」「投薬への副作用」「加齢」「神経学的障害(ストレスなど)」「中耳の変形」「耳あか」などですが、金縛りの耳鳴りの原因と考えられるのは、ストレスでしょう。

金縛りに遭いやすいのはレム睡眠(脳が活動し体が休息している状態)ですから、睡眠中にも関わらず脳だけ活発に働きストレスを感じて耳鳴りを引き起こしていることが考えられます。

医学的にも「耳鳴りの原因は不明」としているため、なぜ耳鳴りが起こるのかについてはわかりませんが、ストレスが原因であれば、仕事中に緊張して突然「キーン」と耳鳴りをするような状況に近いと解釈できます。

幻聴が聞こえる金縛り!これは夢なの?

幻聴が聞こえるタイプの金縛りもあります。人の話し声が聞こえたり、明確な言葉が聞こえるものまであります。ただし、だからと言って幽霊の仕業と結びつけるのは短絡的です。レム睡眠で脳が覚醒しているとは言え、まだ睡眠中です。夢か現実かを判断する判断力は起きている状況に比べて落ちています。

もしも明らかな人の声や、しっかりとした言葉が聞こえたら夢である可能性が高く、現実的だからと言って恐怖を覚える必要はありません。むしろ「なんだかおもしろい夢だな」と楽しんでみましょう。起きてからも記憶に残っている場合は、金縛りの状況や聞こえた言葉をノートに記しておくとパターンが理解できるでしょう。

金縛りの原因と脳で何が起きているか

金縛りが起こるとき、脳で何が起きているのでしょうか。金縛りの原因が脳にある場合、脳内ではどのような変化が起こっているのかご紹介します。

危険信号?大きな病気が起こっている可能性

もし「頻繁に幻覚を見る」「週に一回以上金縛りが起こる」という症状がある場合、ナルコレプシー(過眠病)という睡眠障害の可能性があります。重症のナルコレプシー患者の場合、自分では眠りをコントロールできないため、日中突然眠気がさして長時間眠ってしまうこともあります。

ナルコレプシーの原因はオレキシン(視床下部から分泌される神経伝達物質)の欠乏と言われていて、オレキシン神経が自己免疫疾患によって後天的に損傷を受けたことによる神経伝達障害である、とする仮説が有力と言われています。

幻覚を見たり金縛りが起こる頻度も高く、治療が必要です。このほかにも、脳疾患が原因で幻覚や金縛りが起こる可能性はありますので、もし金縛りが頻繁に起こるようであれば、まずは病気を疑ってみましょう。

脱水症状は意識障害を引き起こす!

睡眠中は連続して長時間水分を補給することがありませんから、誰でも水分不足や脱水症状になる可能性があります。これも金縛りの原因とひとつであると考えられます。

喉が渇いた時点ではすでに脱水症状が進行している状態にあり、高熱が出た時のような意識障害が症状として現れることがあります。高熱時に悪夢やリアルな夢を見た経験のある人がいますが、これらも意識障害の一種です。

睡眠前の飲酒はもちろんのこと、ジュースやお茶で喉を潤すのではなく、しっかり水分を摂取するように心がけましょう。

レム睡眠とノンレム睡眠のリズム

睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠の繰り返しで構成されています。主に金縛りが起こるのはレム睡眠時と言われており、脳が活動しているのに体が休息しているがゆえに起こる状況です。そのため、誰にでも起こりうる可能性があります。

ただし、とくにこの「レム睡眠とノンレム睡眠のリズム」に狂いが生じると金縛りが起こりやすくなると言われています。布団に入ってもなかなか眠れない、朝起きてもなんだかすっきりしない、夜中に何度も目が覚めるなど、熟睡できていない人が該当します。

ノンレム睡眠時に見た夢をレム睡眠時にリアルに幻覚として見る、という場合もあり、金縛りや睡眠時の幻覚幻聴をなくしたい場合は、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムを整えることが大切です。

金縛りの原因から考える解き方や対処方法

金縛りの原因・対策方法・解除方法・脳で何が起きてるのか

金縛りが起こってしまった場合、どのように対処したらいいのでしょうか。ここでは、金縛りが起こった原因別に、解き方や対処法をご紹介します。

睡眠不足や過度の疲労・ストレスなどが原因の場合

仕事が忙しく睡眠時間が足りていない、肉体的に疲れている、精神的なストレスに悩まされているなどの状況下で金縛りが起こった場合、まずは適度な休息をとることが一番の改善方法となるでしょう。金縛りが睡眠障害である以上、しっかり睡眠をとって脳と体を休ませることが大切です。

また、このような疲れているときに金縛りにあってしまったときは、無理に解こうとはせず、時間が経過して自然と解けるのを待つようにしましょう。無理に体を動かそうとすると余計に疲れてしまいます。

環境の変化(引越し・旅行)が原因の場合

引越し先や旅行先で金縛りに遭う人が多いのですが、考えられるのは「環境の変化が原因」ということです。慣れない部屋や慣れない寝具、匂いなどが原因となります。また、慣れない環境での生活には緊張感が伴うため、それらが軽いストレスになることも原因です。

できれば慣れた寝具を使用することが望ましいですが、たとえば「使い慣れたいつものタオルを敷いて寝る」であったり、「いつも一緒に寝ているぬいぐるみを抱いて寝る」というのも効果があります。また旅行先で頻繁に金縛りに遭う人は、使い慣れたパジャマを持参してもいいでしょう。

慣れない場所で金縛りに遭うと恐怖感が増しますが、金縛りが起こったとしてもリラックスを心がけてください。慌てず穏やかな気分になるように、楽しいことを考えましょう。

身体的な圧迫が原因の場合

金縛りの経験者の中には、身体的な圧迫を金縛りと勘違いしている人もいます。たとえば寝具が重かったり、ペットが上に乗ってきたり、寝間着が体を圧迫するような服であったりといったことが考えられます。これらは身体的な圧迫が原因の金縛りと言えます。

眠っている時に急に苦しくなった、というのも「ノンレム睡眠からレム睡眠に切り替わった時に、軽く覚醒状態になるため息苦しいことに気がついた」という場合があります。原因としては単純ですが、本人がそれに気がつかない限り繰り返されるでしょう。

軽い寝具に変えてみることや、ペットとは部屋を分ける、ゆったりしたパジャマを着て寝るなど、身体的な圧迫をしない就寝環境を整えましょう。

金縛りが「昼寝」で起きやすい原因とは?

昼寝をした日に金縛りに遭うことがある、昼寝中はよく金縛りに遭うという人もいます。この場合、昼寝と金縛りにはどのような関係があるのでしょうか。また、昼寝そのものが金縛りの原因なのでしょうか。

金縛りに遭いたければ昼寝をしてみよう?

金縛りが起こる状況が「レム睡眠」=浅い眠り、ということから、夜間よりも眠りが浅い昼寝の方が金縛りが起こるリスクは高くなります。ただし、30分程度の軽い昼寝では起こりにくいです。

レム睡眠は1時間半周期で起きるため、昼寝と称して3時間程度、日中に寝てみると起こりやすくなります。もし意図的に金縛りをお越したい場合は、金縛りの原因となる圧迫した服装(スーツや制服で寝る)で、慣れないソファなどで寝ることをおすすめします。前日に夜更かしをして睡眠不足の状況を作っておくことも効果があるでしょう。

原因がわかれば怖くない!金縛りと上手に付き合う

金縛りにはしっかりと科学的な根拠があります。金縛りが起こることは珍しいことではありません。今まで金縛りに遭ったことがない人でも、いつか経験する可能性は十分にありますし、金縛り体質の人でも原因がわかれば改善することができます。

金縛りの原因はひとつではありません。もし金縛りに悩まされているのであれば、ひとつずつ原因を探っていくと改善方法がわかるでしょう。「原因は霊的なもの」と決めつけてネガティブに捉えていると、余計に起こりやすくなります。

快適に睡眠することが金縛り予防になりますので、睡眠を妨げる原因となるものを取り除いて、質の良い睡眠を手に入れましょう。

関連記事

Related