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方言「わや」の地域別の意味と使い方|岡山/山口/三重/九州/京都

Author nopic icon橘ケイ
カテゴリ:方言

初回公開日:2018年02月16日

更新日:2020年06月05日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

方言「わや」の地域別の意味と使い方|岡山/山口/三重/九州/京都

地域別の方言「わや」のあらわす意味と使い方

地域別の方言「わや」のあらわす意味と使い方ということで、今回は「よく使う」という聞いたことがある方も、「なにこれ」という聞いたことが無い方も「わや」について学んでいきましょう。

「わや」は方言です。しかも方言というだけあって、使われている地方によって意味がまったく違います。

たとえば、方言の中の「わや」の持つ意味には「めちゃくちゃな」といういみもあれば「道理に合わない」といういみで使用している方言もあります。また「弱い」や「もろい」という意味で使用している県もあります。

例えば愛知県だと仕事が追いつかないときなどにも「わやだでかんわ」「わや(めちゃくちゃ)だからだめだわ」という風に使いますし、北海道では雪が溶けてびちゃびちゃになった道路を歩いて帰って来たときに「いやー。もうわやだ」と使います。こちらも「めちゃくちゃ」という意味が近いそうです。

岡山の方言「わや」

岡山の方言の「わや」には「とても」「めっちゃ」といった意味があります。「部屋がわやになってるわあ」とか、すごいことをした人に対して、「お前、わややなあ」、またとてもかわいいものを見つけたときに「わやかわいい〜」といった感じで使用します。

ポジティブなときにもつかえるのが、岡山の方言の「わや」の特徴です。

大阪

大阪でも方言として「わや」を使用します。それはもう日常的に使用します。とくに4、50代の男性におおいでしょうか。「今日はほんまわやくちゃやったで」などです。「わやくちゃ」とは「むちゃくちゃ」などの「くちゃ」が付け足された物で、関西地方独特の言い回しです。愛知県でも一部使用されます。

意味は特に変わりません。少々きつい言い回しにして、強調させているかな、といった程度の差です。

山口の方言「わや」

山口県の方言で使われる「わや」は、どちらかというとネガティブな表現として使われることがおおいです。イントネーションは標準語の「松」や「勝つ」のように一音目が高くなります。品詞は分かっておらず、名詞としても、形容詞としても使用されています。

広範囲で使用できる意味を持っており、しかし、しばしばネガティブな表現として使用されることがおおいです。「わやになってる」は「めちゃくちゃになってる」、「そねえわや言うなや」は「そんな理不尽なこと言わないで」となります。

ポジティブなときにも使える岡山の方言とは真逆です。

三重の方言「わや」

三重県の方言「わや」もネガティブな意味で使用されます。「めちゃくちゃになる・される」「大変なことになる」などを表現しています。「だめになる」といった意味で使用されることがおおいです。

三重県は愛知県に近いので、似たような使い方が、古くから広まっていったのでしょう。三重県では、伊勢弁といって名古屋弁に関西弁が混ざった言葉を使用します。近畿地方ですが関西ではない何とも言えない場所に位置しているが故に、さまざまな県で使用されている方言が使われています。たとえば、「だから」を関西では、「せやから」などといいます。

名古屋では「だもんで」岐阜では「そやで」「そやから」と言います。しかし三重では、見事に溶け合い「せやもんで」となります。歳がいくと「しやもんで」と言う方も居ます。「わや」もそのなかのひとつで、もともと三重県にあったことばではなく、尾張地方から流れ着いて広まった言葉だと推測できます。

九州の方言「わや」

九州でも方言として「わや」が使われます。意味は「とても」や「大変」という強調する言葉の使い方です。海をわたった九州へ、どのようにして「わや」という方言がつたわったのかは分かっていません。

青森の方言「わや」

青森県でも「わや」という方言が使われています。意味はなんとポジティブな意味です。「とってもおいしい」を「わやうまい」。意味はそのまま「とても」となります。英語で言うと「How」といったところでしょうか。

そのあとに続く言葉を、強調するための言葉です。ここまできてみると、地域や土地によってポジティブな言葉として使用している県と、ネガティブな意味で使用している県があることが明確になってきます。

このあとも、県ごとに「わや」という方言をご紹介していきますので、どういった意味を持っているのか、興味本位で良いので、おぼえていってください。飲み会や合コン、コンペでのネタにもなることまちがいなしです。方言は知ってる知ってないで面白い話題になるので、女子会などでも話してみると盛り上がります。

京都の方言「わや」

京都でも「わや」という方言があります。しかしこの「わや」という方言、京都ではあまり使用されていない方言です。使われているのは、いまもうすでに、70歳以上の年配のかたばかりで、いまの若者たちの言葉ではないそうです。

そのため、意味は何となく知っているけれど、といった程度の認知度です。もしかしたら通じない子供もいる可能性があります。ちなみに意味は「とても」、「めちゃくちゃ」、「大変な」、「だめに」といったネガティブなもので、なおかつ共存する言葉を強調する言葉として使用されます。

「わやになってもうた」すると「だめになってしまった」といった感じになります。

愛媛の方言「わや」

愛媛でも方言として「わや」が使われています。「めちゃくちゃ」(大変なとき)に使用されるので、どちらかというとネガティブなときに使用する言葉ということになります。

使用例としては「もうわやじゃー」と言います「もうめちゃくちゃだよー」という意味と同じになります。

大分の方言「わや」

大分でも「わや」は方言として使用されています。「お財布とられたら、わややから気をつけよう」といった風に使うので、「大変」「めちゃくちゃ」といった意味が標準語にすると近いのでしょうか。

こうなるとネガティブともポジティブとも言いがたいです。

佐賀の方言「わや」

佐賀県では使われている形跡はあるのですが、メジャーな方言ではないようです。方言としては「わや」は存在していますが、実際に使っているのは愛知県のように全体ではなく、佐賀県のごくごく一部といったところでしょう。

唐津市のあたりでは、「大変」といった意味で使用されることが、現在でもあります。しかし家庭によってはまったく聞いたこともない。という人もいるので、やはりメジャーな方言ではないことは確かです。

例としては「雪が降り過ぎて、雪かきするのがわやだわ」、「雪が降り過ぎて、雪かきするのが大変だわ」となります。