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静岡の方言一覧|せっちん/ちょびちょび/てっぺん/ぬくとい

Author nopic icontakako
方言 / 2018年03月29日
静岡の方言一覧|せっちん/ちょびちょび/てっぺん/ぬくとい

静岡の方言一覧

静岡の方言をご存知ですか。「静岡の方言って標準語じゃないの」とおもっている方も多いと言われていますが、静岡の方言はちゃんと存在します。

静岡の方言を一覧にして詳しくご紹介します。あまり認知されていないという静岡の方言ですが、一覧を見てみることで「そんな方言があったんだ」と新発見があることでしょう。

せっちん

「せっちん」と聞くとどのような意味を想像しますか。昔の言葉をご存知お方は「せっちん(雪隠)=おトイレ」と答える方が多いでしょう。古い言葉で通常は「トイレ」を意味するこの言葉ですが、静岡では違う意味を表します。

静岡の方言で「せっちん」とは「だらしない」を意味します。「あの人は、せっちんだな~」と言ったりします。もしドアを閉め忘れた人がいたときは「ちゃんと閉めな、せっちんだに」であったり「せっちんちゃんと閉めてや」と言ったりします。標準語を使っている人がこの会話を聞いた時には「何トイレ、トイレ言っているんだろう」と不思議に感じるでしょうが、実はこうした理由があります。

ちょびちょび

静岡の方言の中でユニークなものの一つに「ちょびちょび」があります。標準語を普段使っている方は、「ちょびちょび」と聞いても、意味を想像することが難しいでしょう。こんな面白い言い方をする「ちょびちょび」という方言ですがどのような意味があるのでしょうか。

静岡の方言「ちょびちょび」という言葉は、「ちょっかいを出す」という意味です。「ちょっかいを出すんじゃない」と注意する時には「ちょびちょびするんじゃない」と言ったり「○○ちゃんがちょびちょびするもんで失敗しちゃったやー(○○ちゃんがちょっかいを出すから失敗しちゃったじゃないか)」と言ったりします。

若い人の間で「まじで、ちょびいんだけど」と言ったり「あいつはちょびだ」と省略して使うことがあります。いつもちょっかいを出してくる子やお節介な子クラスにいたときは「ちょび子」や「ちょび男」とあだ名をつけるときがあるほど、日常生活に根ざした方言です。

てっぺん

静岡の方言で「頭のてっぺん」という時は、「てんこちょ」と言います。「てんこちょ」と聞いても、他府県の方は正しい意味を想像するのは難しいことでしょう。 標準語を日ごろ使っている方が「てんこちょ」と聞くと、「え?おちょこ?」と聞き間違えることがよくあり、紛らわしい方言の一つです。静岡の方と会話する時には覚えておくといい方言です。

使い方としては「てんこちょが痛い(頭のてっぺんが痛い)」、「てんこちょの髪が、はねてらぁ(頭のてっぺんの髪がはねてますよ)」があります。「てんこちょ」の意味は「頭のてっぺん」ですが、人の頭だけではなく「物のてっぺん」という意味も含まれています。「鼻のてんこちょに何かついてるよ(鼻の頭に何かついてるよ)」ということもできます。「「ビルのてんこちょ」「消しゴムのてんこちょ」などの使い方もできます。

ぬくとい

静岡の方言に「ぬくとい」という言葉があります。意味は「あったかい」です。「ぬくとい」という方言は、静岡県以外にも名古屋や長野、埼玉や神奈川の一部など関東から中部にかけて広範囲で使用されています。

使い方としては「このセーターぬくといね(このセーター温かいね)」や、「きんのーはぬくとかったけど、きょーはさぶいなー(昨日は寒かったけど、今日は暖かいね)」など、温度から天候に至るまでさまざまな場面で使用することができます。

「ぬくとい」によく似た方言に「ぬくい」があります。「ぬくい」関西を中心に西日本で使用されている方言で、意味は「ぬくとい」と同じ「あたたかい」です。東北の一部でも使用されています。

静岡の可愛い方言の紹介

静岡の方言はかわいくて人気があります。他府県の方が静岡の方言を聞くと「そんな表現をするんだ」とびっくりしたり、ほっこりされることがあります。

また日ごろテレビやラジオなどで耳にする方言の中に、静岡の方言と知らずに聞いているものも数多くあります。なまっていてかわいいテレビのキャラクターも静岡の方言を話すものは案外多いです。そんなかわいい静岡の方言ですが、中でも選りすぐりのものをご紹介します。

「っち」

静岡の方言では、「達」のことを「っち」と言います。「○○っち」と聞くと、あだ名みたいでかわいいと感じる方も多いでしょう。ですが、この「っち」は静岡では、日常的に使われている方言です。

「俺達」は「俺っち」、「私達」は「私っち」です。ですので、子どもたちをまとめて「こどもっち」と読んだりします。「たまごっち」みたいでとてもかわいい響きに、思わずほっこりしてしまうことでしょう。

一つの会話文に「っち」を多用して「おれっちさ~、明日学校だけんさ~、おまえっち休みだら~?(俺たち明日学校だけど、お前たちは休みなんだよね?)」という使い方もできます。

「このの」

「このの」と聞いてどんな意味を想像しますか。「このの」は静岡の方言で「これ」という意味です。響きがとてもかわいく、思わずキュンキュンしてしまうことでしょう。静岡の言葉を日常で使わない人も、思わず使ってみたくなる方言の一つです。

ちなみに「あれ」は「あのの」、「それ」は「そのの」と言います。

「〜かし?」

静岡の方言でかわいい言い方の一つに「~かし?」という言い方があります。これは「~なの?」と聞き返す言い方の一つです。標準語で「~なの?」と聞かれるよりも、優しい響きでとてもかわいいです。

県外の方にも人気で、女の子が使うとよりかわいらしく見えてキュンキュンすることでしょう。ぜひ皆さんも使ってみてください。

アニメのキャラクターも使っている!?

アニメの中にも「~だに」と使っているキャラクターがいます。たとえば妖怪ウォッチの「USAピョン」が「〜だに」を使っています。

アニメなどさまざまなところで静岡の方言が取り入れられていることがありますが、キャラクターの役作りで使われていることが多く、残念なことに静岡とは関係がないことがほとんどです。

大阪弁のキャラクターは関西を全面に出した設定である場合が多く、印象が強く記憶にも残りやすいです。その点、静岡の方言を話すキャラクターは、せっかく方言を話しているのに静岡との関係性が低く、結果「静岡の方言である」と認知されずらいと言えます。

静岡の方言の語尾の特徴

静岡の方言はとても特徴的です。代表的なものをご紹介します。

だら

静岡の方言の中でも、特に印象的な物の一つに「~だら」があります。静岡の方言の「~だら」は、標準語でいう「~だろ」や「~でしょ」と訳されます。確認するときや、念を押すときに使われたり、推量や同意を求めるときにもよく使われる方言です。

使い方としては、「今日はいい天気だら~」と言ったりします。また、A氏「これ見てすごいだら?」、B氏「本当だすごいね」、A氏「だら~」というように、「だら~」だけを使うときもあります。

静岡の方言の中でも、特徴的な語尾の一つに「ら」があります。これは標準語でいう「だろう」や「ろう」にあたる方言で、確認や推定を表します。

使い方としては、「これ使うだろう?」と聞くときには「これ使うら?」と聞いたりします。また「旅行、行くだろう?」と聞くときに、「旅行、行くら?」と言ったりするので、旅費を聞かれているのだと勘違いされ、「3万円」など値段を答えるなどのエピソードはよくある話です。

静岡の方言では語尾に「さー」とつけることがあります。沖縄県の方言で「~するさー」とよく似ていますが、ちょっと意味が違うものもあります。

静岡の方言で「~するさ」と言われたら、標準語で言う「~しなよ」「~したら」の意味になります。たとえば、「早くご飯食べなよ」という時は、「早くご飯食べちゃうさー」と言ったりします。また「あそこ行ってみるさー」という時には「あそこに行ってみたら」という意味になります。

静岡の方言での告白のセリフ

かわいくて癒し系なことで知られる静岡の方言ですが、その静岡弁で愛の告白をするとどのような言い方になるのでしょうか。考えられるものをいくつかご紹介します。

つきあわまい?

シンプルに「つきあわまい」というのもいいでしょう。静岡の方言で「つきあわまい」は、標準語で言う「付き合わない」です。標準語で言われるよりも、静岡弁で「つきあわまい」と言われると、少し拍子抜けしてほっこりすることでしょう。思わず「うん、いいよ」と言いたくなります。

好きだけんさー付き合ってください

静岡の方言で「好きだけんさー、付き合ってください」は「好きだから、付き合ってください」になります。普段標準語を耳にしている方からすると、「好きだけんさー」とお国の言葉で愛の告白をされると、きゅんときて「OK」を出したくなること間違いなしです。真剣さが伝わり、よりおもいが伝わりやすいことでしょう。

好きになっちゃったからしょんないら

「好きになっちゃったからしょんないら」は標準語に直すと、「好きになっちゃったんだから、しょうがないじゃん」です。

「しょうがないじゃん」が、静岡弁では「しょんないら」になるので、より柔らかく耳に響きます。語尾の「ら」は少し子供っぽく、かわいらしく聞こえます。女子が使うとなおさらのことですが、男子が使っても母性心をくすぐること間違いなしです。

うちっちのこと好きじゃないだか?

「うちっちのこと好きじゃないだか?」を標準語に直すと「私のこと好きじゃないの」となります。控えめに聞くかわいらしい静岡弁です。

「私」のことを「うちっち」というところもまた、子どもっぽいあどけなく聞こえる効果があるでしょう。語尾の「だか?」に必死さがこもって、思わず「そんなことないよ」「好きだよ」っと言ってあげたくなるでしょう。キュンとくること間違いなしです。

静岡の方言を使ってみよう!

いかがだったでしょうか。静岡の方言は、とても特徴的で、かわいくそして癒し系だということがお分かりいただけたことでしょう。今までなじみがなかった方が、この記事を読んで少しでも興味をもっていただけたら幸いです。

この記事を読んで「ふむふむ」と納得するだけでは終わらず、ぜひ使ってみましょう。もし周りに静岡出身のお友達がいたら、きっと喜ばれること間違いなしです。ぜひ楽しんでみてください。