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【用途別】無地のしの使い方・名前の書き方・種類一覧|仏事

Author nopic iconれいちゃん
カテゴリ:言葉の意味

初回公開日:2018年04月06日

更新日:2020年05月20日

記載されている内容は2018年04月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

【用途別】無地のしの使い方・名前の書き方・種類一覧|仏事

無地のしの名前の書き方とは?

贈り物をするときに、のしをつけるかどうか迷うことはありませんか。のしとはどういった時につけるものか、また無地のしとはどういうものか、名前の書き方などをみていきましょう。

のしとは何か?

正確には祝儀袋の右上にある飾りを「のし(熨斗)」と言い、のしの中にある細長い黄色いものを「のしあわび」と言います。のしあわびは鮑をのして乾燥させた保存食のことを言います。鮑は不老長寿の薬として長寿をもたらす縁起物であるとされ、昔からお祝い事に欠かせないものでした。今は紙に簡略化されて贈答品につける役割をしています。

したがって、本来はのしは不祝儀にはつけません。また、生ものにもつけないとされています。

しかし現在は、祝儀不祝儀に関係なく進物にかけるものを総称して「のし」や「のし紙」と言われています。のしと水引がつけられたり印刷された紙のことを「のし紙」と言います。

正確には贈答品にかける紙を「のし紙」ではなく「掛紙」と言います。

無地のしとは何か?

無地のしとは、無印字ののし紙(掛紙)のことを言います。地域によっては白のしとも言います。

贈り主の名前だけを書いたり、表書きと名前両方を書かない簡素なのしのことを言い、一般的にはちょっとしたお礼やお供え物、ご挨拶などの贈り物をする際に無地のしを用います。印字をするほど堅苦しくなく、かといって軽々しくしたくないときに、相手に気を使わせないように無地のしにするとされています。

また、無地のしで名前を書かないのは、本人が持って行く場合はわかるので書かなかったり、送る場合は宛先など送り主が明確なのでのしに書く必要がないときなどです。お返しが必要ない、気を持たせない贈り物であることを伝える意味があります。

反対に、飾りのついた表書きののしは、目上の人やきちんとした場面で贈るときに用います。

無地のしのときの名前

無地のしの場合は、表書き(上段)も名前(下段)も書かないことが基本ですが、名前だけ書く人も多くみられます。

書く場合は、下段に送り主の苗字だけか氏名をフルネームで入れます。何名かで贈る場合は連名にし、目上の方から順に右から入れます。贈り主が大勢の場合は、「有志一同」や「○○一同」としましょう。また夫婦の場合は、一般的に苗字だけか夫の名前だけを入れますが、親しい関係であれば夫婦で連名にすることもあります。

社用での場合は、社名や肩書も入れることができます。中央に名前を入れ、その上に肩書などを小さく入れたり、やや右上に社名を少し小さめに入れます。

出産内祝で子供の名前を入れる場合は、ふりがなを入れることがあります。中央に名前を書き、その右に小さく入れます。

自分で名前を入れるときは、苗字と名前の間に少しスペースを入れるなど全体のバランスを考えながら書くようにしましょう。

用途別無地のしの使い方は?

それでは、用途別でどのように無地のしは使われているのかみていきましょう。よくある無地のしの用途をご紹介します。

仏事

きちんとした法要などには表書きや名前は入れますが、仏事用ののし紙だけで表書きや名前を入れない無地のしにすることがあります。法要のお返しなどにも用いられます。また法要の場合に、お寺さんに渡す手土産などに無地のしを使います。

無地のしは相手に気を使わせないささやかな贈り物であることから、2~3千円くらいのもので用意すれば仰々しくなくてよいでしょう。

ここでは一般的な使用を述べていますが、仏事ののしは地域や宗教によっても多少違いがあるので、失礼にならないように確認することをお勧めします。

手土産

訪問するときの手土産として、紅白の無地のしを用いることがあります。無地のしにするか表書きを入れるかは、地域だったりその人の考え方によって異なったりするので難しいですが、訪問の内容がきちんとしたものやはっきりさせたい場合などは表書きを入れた方がよいでしょう。失礼にならないか気になる相手であれば、表書きを入れた方が安心です。

例えば、知人や会社を訪ねる場合で渡す菓子折りなどの手土産は挨拶のしるしであり、きちんとした形で渡す必要があります。のし紙には「御銘菓」や「粗品」などの表書きに下段は姓名を入れます。風呂敷などで包んで持参します。

簡単な挨拶や親交の場合は無地のしにするなど、場合や状況に合わせて選ぶようにしましょう。

お歳暮

お歳暮ののしは紅白の水引が一般的です。表書きは「お歳暮」と入れます。

無地のしを使う場合は、お歳暮とまではいかない場合に相手にお返しを気遣わせないように用います。

また、自分や贈り先が喪中の場合に用いる場合があります。お歳暮は日頃お世話になっている人に贈る感謝の品であり、お祝い事ではないので喪中でも贈ることができます。しかし、やはり喪中ということで、相手方に気にされる方もいる場合もあるので、紅白の水引は用いません。

喪中の場合は、白い無地の奉書紙(水引なしの無地ののし紙)か白い短冊に表書きは「お歳暮」と入れて贈るとされています。

相手方が四十九日を過ぎていない場合は忌明け後に贈るのが礼儀です。年が明けてから「寒中御見舞」として贈りましょう。寒中御見舞は1月8日~2月3日までの期間にあたります。

シーン別無地のしの使い方

シーンによって無地のしはどのような使い方をするのでしょうか。

お詫び

生きていく中で、失敗や迷惑などは必ずあります。ビジネスなどでも、お詫びをしなくてはならないこともあるでしょう。

お詫びの品を用意する場合、受け取る人の感じ方次第であったりもするので、気を使います。例えば、紅白の水引を使うとお祝いのようで失礼に感じる人もいます。しかし、弔事でもないので水引はどうすればよいのか迷うでしょう。

そんな時は、水引なしの無地ののし紙(奉書紙)を使うのが無難です。表書きは「お詫び」や「陳謝」、「深謝」など程度に合わせて入れるようにしましょう。

また地域によっては、水引がないと逆に失礼にあたることもあるので、周りの人に確認することをお勧めします。

内祝い

お祝いやお見舞いなどを頂いたお返しとして贈る「内祝い」に、無地のしを使うことがあります。相手に贈り物をするときに、目上の人などにはのしをつけるほうが好ましいとされています。しかし、あまり大げさな贈り物にしたくない場合には無地のしを使用するとよいでしょう。

内祝いなどの意味をはっきりさせたい場合は、表書きを入れると相手に贈り物の意味を伝えることができます。

無地のしは幅広く使用でき、ほんの気持ちだけ贈る時に大変便利です。