Search

検索したいワードを入力してください

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

Author nopic icon寄生獣
年収・給与 / 2018年05月09日
【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

国別の中流階級の年収

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

中流階級と聞いて何を思い浮かべますか。ひと昔前なら「庭付き一戸建て」「車所有」「専業主婦の妻」などを思い浮かべるでしょう。しかし時代とともに私たちのライフスタイルは変わりつつあります。現在の中流階級とは、どういったものなのでしょうか。

また国別でも中流階級の定義は違います。そこで今回は日本の中流階級や国別での中流階級の定義、年収などをご紹介していきます。

男女間の賃金差

各国において男女間の賃金差が少なからずあります。大体の国では、男性に比べ女性の賃金は低いです。さらに男女ともに結婚をしない独身貴族と呼ばれる人達が多い中で、中流家庭を定義するのは難しいと言えます。

しかし大体の世帯主は男性であるとみなして、ここでは主に男性の平均年収を挙げていきます。

イギリス

一番階級意識の高い国と言えるのがイギリスでしょう。伝統を重んじ上流階級、中流階級、労働者階級にはっきりと分かれています。平均収入は日本円にすると397万円ほどです。

重きを置かれる教育は、上流階級・中流階級の子どもたちは、早いうちから全寮制の学校で親と離れて過ごします。映画ハリーポッターでお馴染みのホグワーツもそれぞれ寮があり、同じ寮の子ども同士で寝食を共にしていました。それをイメージすればわかりやすいでしょう。

アメリカ

アメリカの平均年収は500万円ほどと言われています。したがって平均年収もその程度と考えられます。中流家庭のしかしアメリカはビル・ゲイツなどのIT長者が名を連ね、成功者との貧富の差が特に多い国ですので、実際はもっと低い可能性があります。

加えて男女の賃金格差が激しくもあります。このためイコールペイデイと呼ばれる男女賃金格差をなくそうとする日もある程です。このように平均年収がどれほど信憑性があるか保証するのは難しいと言えるでしょう。

ザンビア

ザンビアは南アフリカに位置する国です。男性の平均月収は日本円で5万円未満です。年収にすると60万円未満と言えるでしょう。中流階級の男性の仕事は、採掘や農夫などの肉体労働の仕事がメインです。

住居は親戚で住むのが一般的で、一つの家に10人ほどで住んでいます。働き手は一家族につき一人ほどです。上流家庭の場合はベビーシッターを雇いますが、中流階級の場合、子育てなどは親戚や家族で助け合います。

教育に関しては、制服を購入するだけの無料の公立学校に通えます。下流階級になると制服も購入することが難しいため、ここが中流と下流のボーダーラインと言えるでしょう。

フィリピン

フィリピンの首都マニラの平均収入は、日本円にして78万円ほどです。この年収に比較的近い職業は、ソフトウェアのエンジニアなどが挙げられます。フィリピンは物価自体も低く、食べ物や生活必需品も安く買えるので、この年収で中流階級と言えます。

フィリピンの中流家庭では、家事をしてくれるメイドを雇うことが一般的です。フィリピンのメイドは学費を稼ぐためのアルバイトや貧困層の人達が多いと言われています。日本では、かなりの上流家庭でない限りメイドを持つことはないので、驚く方も多いでしょう。

中流階級の定義

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

基本的に中流階級の目安は、「持ち家」「車所有」「専業主婦」をイメージする方が多いでしょう。しかし最近はそれだけでは測れなくなっており、中流階級の定義も変わりつつあります。

持ち家では測れない

家もしくはマンションを所有しているか否かは、中流階級を見分ける要素の一つではありますが、その大きさでは測れません。なぜなら転勤族でマイホームを購入できない方や家を所有することに興味を持たない人々もいるからです。

共働きが増えたことから大きすぎる家は、手入れの手間がかかるので面倒くさいという方もいます。また現在は借家で家族4人暮らしで、子供が巣立つときに備え小さい家を購入などと老後を考えてプランを建てている方もいます。このように少子高齢化・女性の社会進出などの現象により家の大きさで中流階級と判断することが難しくなってきています。

将来に備えた貯金

中流階級と判断するのに一番役に立つのは、貯金額です。クレジットカードやインターネットの発達により、便利な時代になったので、誰でもあたかも中流階級以上に振る舞うことはできます。身の丈にあった暮らしをキープし、将来の蓄えをきちんとしている人々こそ中流階級というのに相応しいでしょう。

大体老後を暮らしていくのに必要な額は、1人1500万円ほどと言われています。年を取ると体力が落ち、病気のリスクも増えていきますから、必要な額といえるでしょう。借金がなく60歳過ぎでこの額を蓄えている方、または時代の変化に追いつき働き続けている人々は中流階級以上と言えます。

日本の中流階級の年収の目安

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

日本人の平均年収は400万円強と言われています。女性になるともう少し下がります。400万円とはいえ、税金でかなりの額を引かれるので、もらう側の実感としては250万円から300万円といったところでしょう。

しかしこれには落とし穴があります。あくまでも平均であり、上と下にかなりの差があるため実際の中流階級の平均は、もう少し低いのではないかと考えられています。

中流階級崩壊・没落の原因

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

日本だけではなく世界に目を向けると、ある一定階級の層が崩壊してきていると言われています。ここからは中流階級崩壊・没落の原因を探っていきましょう。

貴族の没落

伝統的な文化や暮らしに重きを置くイギリスですが、実は昔からの貴族が没落しています。その理由は広大な敷地の手入れ、それに伴う莫大な相続税、使用人の確保などが挙げられます。さらには貴族らしい振る舞いが求められることもあり、チャリティパーティなど無料で飲み物食べ物を振る舞わなければいけないこともあります。

これら貴族の義務により先祖代々の資産を保つことが、負担となる貴族も少なくないです。資産を保つことに失敗した貴族は中流階級以下とも言える生活を強いられることもあります。

貧富格差の増加

現在のアメリカに顕著に見られる現象です。一部の特権階級の人々が莫大な富を持つことにより、格差が増加し中流階級が不在になってしまう状態です。成功者が株などの資産運用でどんどん個人資産を増やしていく一方で、貧困者は住んでいる家の家賃にも困るという構図になっています。つまり富裕層と貧困者しかいないということです。

日本もこの状況に近づいているという声もあり、人ごととは言えない状況です。

インターネットによる時代の変化

インターネットにより多くの情報が手に入ることで、人々は固定観念に縛られなくなってきました。中流階級という概念も例外ではなく、「こうしなければならない」という概念が薄くなってきたことも中流階級崩壊の要因になっていると言えるでしょう。

新しい価値観の台頭

インターネットの普及により、買い物も簡単にできるようになりました。グローバル化によりモノも安く手に入るようになり、買い物に魅力を感じなくなる世代が出てきました。さらに「断捨離」が流行り、「ミニマリスト」という人達が出てきました。

彼らは車や家を所有することに興味はありません。服装もミニマムなので、容姿から判断することも難しいでしょう。このように「何を持っているから中流階級」ということを見分けることができないのも、中流階級崩壊の原因と言えるでしょう。

中流階級の意識

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

中流階級の人々というのは「取り立てて裕福ではないが、暮らすのに困らない」方々と言えます。上流家庭のようにはいかなくても「子どもを塾に行かせる教育費」や「妻がパートもしくは働かなくても困らない」程度のお金はあるでしょう。

「何となくの安心感」はあると言えるでしょう。

「うちは大丈夫」が危ない

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

中流階級以上の安心感ゆえに、必要以上にお金を使ってしまう可能性があります。衣食住のほかに、高すぎる交際費、娯楽、子どもの教育費などが挙げられます。また高級住宅街に住んでしまうと、生活水準が高いため身の丈以上の暮らしをしてしまう可能性があります。治安も大事ですが、ほどほどの暮らしを心がけると良いでしょう。

隠れ貧困

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

見た目は中流階級に見えても、実は借金があったり教育費に困っているという隠れ貧困というケースもあります。服などはネットやファストファッションで簡単に買えていくらでも装えるので、見分けるのが難しいケースです。

江戸時代の中流階級の目安

ここまでは各国の中流階級の収入や日本での目安を見ていきました。ここからは江戸時代に遡り、中流の目安を見ていきましょう。

「宵越しの金は持たない」と言われていた江戸時代の人々は、どのような暮らしをしていたのでしょうか。江戸時代に中流階級は存在していたのでしょうか。

商人・職人

江戸時代に明確な中流階級の定義はありませんが、商人や職人が中流を表すのに相応しいと言えるでしょう。商人や職人でも収入に差があり、長屋で共同住まいしている人や借家暮らしをしている人がいました。

長屋もそれぞれランクがあり、高級なものからボロボロのものまでありました。高級なものは現代で換算すると1万5000円から安いものは4500円程度でした。ちなみに職人の平均月収は10万円ほどです。

同じ商人・職人でも収入によって、年貢(税金)を納めている人やそうでない人もいました。その中で年貢を納めている人のみ市民権がありました。

武士

実は武士だからと中流、上流階級というわけではありません。上記の貴族の例のように、使用人が多いとその分経費がかさみます。内職・アルバイトをしている武士も多く貧しい暮らしをしていた武士もいます。

レンタルが主流

現代と違いモノが足りない江戸時代は、レンタルが主流でした。「貸し布団」「貸し着物」などレンタル屋が多くありました。モノを多く持たない江戸庶民はミニマリストの先駆けと言えるでしょう。

身の丈にあった暮らしを

【国別】中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安・意識

今回は国別に中流階級の年収・定義・日本の中流階級の目安や意識・さらに江戸時代にまで遡り、中流の目安を見ていきました。

時代に伴う生活スタイルの変化や、貧富の差が拡大する中で、中流階級というボーダーラインがなくなってきているのがわかったでしょう。

よほどの上流階級でない限り、現代において階級を短期的・一面的にはジャッジすることは難しいでしょう。年齢を重ねたときに必要なお金があるかそうでないかで、階級の目安がわかると言えます。そのときになるまで、身の丈に合った暮らしで楽しみましょう。

関連記事

Related