Search

検索したいワードを入力してください

「適宜」の意味と使い方・「適時」との違い・読み方・類語

Author nopic iconちんあい
カテゴリ:ビジネス用語

初回公開日:2018年06月06日

更新日:2020年08月29日

記載されている内容は2018年06月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「適宜」の意味と使い方・「適時」との違い・読み方・類語

「適宜」という言葉

社会生活を送る中で、適切な日本語を理解し使い分けをする事は、社会人として非常に大切な事と言えます。また、ビジネスにおける現場では、お客さまに対する適切な応対であったり、文書などの公式な書面のやり取りであったりと多くの場で適切な日本語を求められます。

皆さまの中にも、自信のない日本語や言葉遣いなどで困った経験がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそういった公的な場で登場する事が多い「適宜」という言葉に注目して、詳しく紹介いたします。

日常生活で生活する上では聞き馴染みの薄い「適宜」という言葉ですが、ビジネス上などのやり取りの中では、日常茶飯事に登場するワードです。「適当」や「適量」などで馴染みのある「適」という漢字が入っていますが「適宜」とはどのような違いがあるのでしょうか。

「適宜」の意味とは?

「適宜」は、「相応しい」「合っている」「当てはまる」などの意味を持つ「適」という漢字と「都合が合う」「当然」「するべし」などの意味を持つ「宜」という漢字の二文字で成り立っている言葉です。

この双方の漢字が持つ意味のとおり、「適宜」は、その状況に見合った対応や各々の判断で程よいと感じるタイミングという意味になります。相手に合わせて対応するという意味にもとれますので、非常に親切に聞こえるワードとも言えるでしょう。

「適宜」は、あまり日常生活では聞き馴染みの薄い言葉ですが、もし対応を求められたり、指示を受けた際の言葉の中に「適宜」というワードが入っていたら、常識的な範囲で自分自身にとって都合の良いタイミングで対応すると良いでしょう。

「適宜」の使い方とは?

上記で「適宜」の詳しい意味について紹介しましたが、「適宜」は自分自身の行動について述べる場合と、相手に対してタイミングを任せる旨について述べる際と二つの使い方があります。

まず、自分自身の行動について述べる場合の「適宜」は、「適宜○○します」のように「自分自身のタイミグで○○します」という自分の都合を優先させて、行動する旨の意味を表します。

そして、相手に投げかける場合の「適宜」は、「適宜○○してください」のように「あなたの都合の良いタイミングに任せる」という相手の都合を優先させて、行動する旨の意味を表します。

仕事上、自分自身の都合を優先させる場面も、相手にタイミングを任せるという場面も多くありますので、都合の良いタイミングで対応したい場合の声かけとして「適宜」は非常に簡潔で使い易い言い回しと言えるでしょう。

自分の行動に対する「適宜」の例文

ここでは、自分発信で自分の都合の良いタイミングで行動する旨を相手に伝える場合の「適宜」について例文を紹介いたします。

・今回の案件に関しては、適宜な処置をしていきます。

・適宜な時間に伺います。

・結果については、適宜ご連絡いたします。

相手の行動に対する「適宜」の例文

ここでは、相手の都合の良いタイミングで行動してほしい旨を相手に伝える場合の「適宜」についての例文を紹介いたします。

・各自適宜で休憩をとってください。

・ご不明な点がありましたら、適宜対応いたします。

・ここからは、適宜判断して行動してください。

「適宜」の読み方とは?

「適宜」という漢字の羅列を目にした時、どういった読み方をするのか困惑した経験がある方も多いでしょう。「適宜」は、「てきぎ」と読みます。「適」は日常生活でも頻繁に登場する漢字ですが、「宜」を使った言葉は、あまり思い浮かばないという方も多いはずです。

「宜」の一文字や見慣れない羅列ですと「ぎ」と読みづらい方が多いでしょう。しかし、「便宜」と書いて「べんぎ」と読むワードなど、「適宜」よりは見慣れたワードで見ると少し読み易く感じる方もいらっしゃるでしょう。

また、「ぎ」という読み方の他にも、「宜しい」の「よろしい」という読み方もあります。この読み方が「宜」の中でも一番馴染みのある言葉でしょう。意味は理解していも、読み間違えや聞き間違えは元も子もありませんので、しっかり把握して使いこなしましょう。

「適宜」の類語とは?

ここまで、「適宜」について詳しく紹介してきましたが、意味も使い方も非常に使い易いワードで、社会生活の中で非常に便利な言葉です。しかし、なぜ聞き馴染みが薄い方が多くいらっしゃるのでしょうか。

それは、「適宜」には言い換える事ができる類語が多く存在するからと言えるでしょう。例えば「適切」「相応」「適正」「適当」など日常生活でもビジネス上でも使える便利なワードがたくさんあります。

「適宜」と聞くと字面や発音からも非常に硬い印象に聞こえてしまいますし、どちかというと上記で紹介した類語をチョイスする方が多いです。

無理に「適宜」のワードを採用して使っていく必要はありませんが、馴染みのある類語の意味を知っておく事で「適宜」の指示を受けた際には、スムーズに理解と対応ができるといえます。

「適宜」と類語との比較と例文

ここまで、「適宜」は他の類語と置き換える事ができると紹介しましたが、実際に「適宜」の例文に置き換えて見てみましょう。

・適宜休暇をとってください。(適当な時期に休暇をとってください)

・適宜対応いたします。(相応な対応をいたします)

・適宜判断していただいて構いません。(適当に判断していただいて構いません)

比較するとわかるように、他の馴染み深いワードに置き換える事は可能ですが、どこか公的ではない文章になりがちな上、「○○な」や「○○な時期」など補足が必要になります。

そういった点で、「適宜」は、公式な文書にも適していて、一言で簡潔に言い表す事が可能ですので、非常に便利な言葉と言えます。

「適宜」の例文について

ここまで紹介してきた意味や使い方でもわかるとおり、「適宜」は、広い意味で各々の判断に任せるという意味を持った非常に便利な言葉です。また、ビジネス上の文章にも使える言葉ですので、公的な文書でも活用する事が可能です。

また、「適宜」を使う事で非常に簡潔に伝えられるシチュエーションが多くありますので、下記でそれぞれ紹介いたします。

「変更」における「適宜」の例文