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犬が人を怖がるのはなぜ?怖がる際にみせる行動や対処法を紹介!

Author nopic iconカンカル
動物・ペット / 2019年11月01日
犬が人を怖がるのはなぜ?怖がる際にみせる行動や対処法を紹介!

犬が人を怖がる理由

犬が人を怖がる理由は、主に過去の経験や、子犬の成長期の過ごし方が影響しています。飼い主が子犬の時期に少し意識して愛犬との関わりを変えることで、人を怖がらず何事にも動じない性格を形成することも可能です。

ここでは、犬が人を怖がる理由を解説しますので参考にして下さい。

犬が人を怖がる理由
  1. 自己防衛
  2. 不安やストレス
  3. ハンドシャイ
  4. 経験値不足
  5. 飼い主が過保護

犬が人を怖がる理由1:自己防衛

犬は本能で「この人は自分に危害を与えるかも」と危険を感じた時、自己防衛で人を怖がることがあります。

例えば、深い帽子やサングラスをつけている人、作業服を着た人などは、普段家の中では見ることがない姿で特徴的な行動をします。

顔を隠していれば表情が読みづらく、修理などの動きは何かされそうで警戒心を持ってしまいます。また、甲高い人の声も犬からすれば危険に感じてしまいます。

犬が人を怖がる理由2:不安やストレス

飼い主がイライラしていたり不安などのマイナスの心理状態が続くと、側にいる犬にも影響し人を怖がるといった行動を見せることがあります。

飼い主との生活で、飼い主が笑っていれば「いいことが起きる」と経験から犬は学んでいます。逆に飼い主の不安はそのまま犬にも伝わり、不安やストレスを貯めていってしまいます。

また、過去に人間が怖くなるような経験をしたことも考えられます。

犬が人を怖がる理由3:ハンドシャイ

犬が人の手を異常に怖がる「ハンドシャイ」の問題を抱えていて、人を怖がることがあります。ほとんどの犬は人になでられることに慣れていて、ひどく嫌がることはありませんが、ハンドシャイの犬は、人が頭などを手でなでようとすると極端に怖がります。

これは、過去の経験で「人間の手」に強い恐怖心を持っていると考えられます。犬によっては、飼い主に注意で叩かれたことをしつけと理解できず、恐怖心だけが残ってしまうこともあります。

犬が人を怖がる理由4:経験値不足

人間社会に触れ適応していく子犬の成長時期、なんらかの理由で経験不足になってしまうと、人を怖がるようになることがあります。

子犬の大切な時期に、飼い主がいろいろな経験をさせ、どんなことも「楽しい印象」として記憶に刷り込むことは、その後の生活に大きな影響を与えます。

例えば、あらゆる人との接触の機会を作ったり、散歩で他の犬や自転車、車などあらゆるものに触れ感じさせてあげることです。

犬が人を怖がる理由5:飼い主が過保護

犬は本来とても用心深く怖がりな面を持っています。特に子犬の時期は、経験値が低いので目に飛び込むすべてのものが新しく警戒します。その様子を心配し飼い主が何でも先に手を回し避けてしまうことは子犬が経験する機会を失います。

こうして飼い主が過剰に過保護にしてしまうと、犬は自分で考えることをしなくなり、飼い主に依存し怖がりな性格が形成されてしまいます。

犬が怖がる際にとる行動

ここでは犬が怖がる際にとる行動をまとめました。

犬は色々な仕草を使って自分の不安な気持ち、恐怖心を飼い主に伝えています。犬の気持ちを理解する上で、犬が怖がる際にとる行動の特徴を学びサポートしてあげることはとても大切なことです。

怖がる時にとる行動恐怖レベル
吠える強い警戒心から自己防衛でとる行動
しっぽが垂れる強い恐怖と不安。自信もなく大きなストレスがかかっている状態
ピタッと止まる軽度の不安、ストレス、警戒
耳を寝かせる中度の不安、恐怖レベル
上半身を後ろに引く強いストレスに支配されている状態
あくびをする軽度の不安や緊張
体が震える恐怖の度合いがかなり強い状態
視線をそらす軽度の不安、緊張
遠回りしながら近づく軽度の不安、緊張。同時に関心もある
においをかぐ軽度の不安、緊張。同時に関心もある
おしっこを漏らす恐怖レベルが最高に達し自分をコントールできない状態
体が縮こまる相手への服従。強いストレス

1:吠える

犬は恐怖心や危機感を感じた時、自己防衛から吠えることがあります。

例えば、散歩の途中で自分よりもはるかに大きな犬が近づいて来た時、自分の縄張りである家に見慣れぬ人が訪問して来た時です。自分を守るため、「こっちに近づくな」「自分の縄張りに入ってくるな」という気持ちで吠えています。

さらに激しくなると相手を威嚇している場合があるので、飼い主は冷静な対応が必要となります。

2:しっぽが垂れる

犬が恐怖や強い不安を感じている時、しっぽが垂れたり、しっぽを股の下に巻き込んだりします。これは怖がる犬が見せる典型的な仕草で、不安と自信のなさを現わしています。

また、しっぽを垂らす仕草には、相手への服従を示す意味もあります。大きな犬に吠えられた時などによく見せる仕草ですが、「私には戦う意思はありません」と相手への服従を伝えています。

この仕草は極度のストレスを感じている可能性があるので、飼い主は怖がる対象から愛犬を離してあげて下さい。

3:ピタッと止まる

犬が怖がる際に見せる仕草の1つに、片足をあげてピタッと止まるポーズをとることがあります。このような行動を専門用語では「パピーリフト」といい、軽度のストレス、不安、警戒を現わしています。

例えば、大きな犬に対してこのポーズをとり「私には敵意はありません」と伝えます。また、突然大きな音がした時に、警戒と不安からこのポーズをとり次のアクションを取りやすく身構えています。

4:耳を寝かせる

犬が怖がる際にみせる行動に、「耳をねかせる」仕草があります。この仕草をしている時犬は恐怖を感じ緊張しています。その緊張状態が続くと恐怖から威嚇という行動に変わる可能性もあるので注意しましょう。

しかし犬はうれしい時にも耳を寝かせる仕草をします。プラスの感情の時は期待の表情やしっぽの動きで読み取れます。マイナス感情の時は不安そうな表情をします。全身の動きにも特徴がありますが、次の項目で詳しく解説します。

5:上半身を後ろに引く

前述した耳を垂れる仕草に上半身を後ろにひく行動が見られる時は、犬は大きなストレスを感じ緊張や恐怖などマイナスの感情でいっぱいになっている状態です。

この時の犬は逃げる余力もなく、対象となるものから受ける恐怖に必死に耐えています。あまりの恐怖心に低く唸り声をあげる犬もいます。その状態が続くとトラウマになりかねませんので、飼い主は冷静に愛犬をその対象物から引き離してあげて下さい。

6:あくびをする

犬が怖がる際に見せる仕草に、「あくび」があります。犬は、人間と同じように眠かったり退屈な時にもあくびはしますが、不安や緊張からあくびをすることもあります。

これは、カーミングシグナルの1つで、あくびをすることで、自分や相手の気持ちを落ち着かせようとしています。例えば、飼い主に叱れた時、あくびをして「どうか、そんなに興奮しないで」と気持ちを伝えています。

人からしたら一見ふざけた態度ですが、犬は緊張し不安を感じているサインです。

7:体が震える

犬が恐怖から体が震えている時は、怖がる際に見せる行動の中でも恐怖心の度合いが大きいことを示しています。

この行動は過去の体験がトラウマになって恐怖を感じているケースが多く見られます。例えば、以前散歩の途中で噛まれた犬に遭遇した、痛い経験をした動物病院に連れて来られたなど、過去の怖かった経験を思い出し体がブルブル震えています。

8:視線をそらす

犬は、何かを怖がっている時、視線をそらす仕草をすることがあります。苦手な人や初対面の犬に会った時、「少し怖いな、でも敵意はありませんよ。仲良くなれるかな」という気持ちを現わしています。犬は視線をそらすことで、自分や相手の気持ちを落ち着かせようとしています。

散歩の途中で気になる初対面の犬に出会った時、よく観察すると真正面から見つめるのではなく少し視線をそらしているのが分かります。

9:遠回りしながら近づく

犬が怖がる際に見せる行動の1つに、「遠回りしながら近づく」があります。犬は、少し怖いと思う対象に対して、不安はあるけれど関心も持っています。

例えば、散歩の途中で気になる初対面の犬に出会いました。とても関心はあるけれど、相手の犬がどんな反応をするのか分からず、怖い気持ちもあって遠回りして少しずつ近づく行動をとります。

「近づきたいけど少し怖いな。こちらには敵意はありませんよ。少し時間をちょうだい」という気持ちが読み取れます。

10:においをかぐ

犬が何かに怖がっている時、空気や地面などのにおいをかいで気持ちを落ちつかせる行動をとることがあります。

例えば、散歩の途中、離れているところいる初対面の犬と目があいました。その時、鼻を少し持ち上げて空気のにおいをがくような行動をとることがあります。それは、離れた相手に、「こちらは敵意はありませんよ、だから落ち着きましょうね」と気持ちを伝えています。

そこには、怖いけれど関心もあるという心理が読み取れます。

11:おしっこを漏らす

犬が怖がる際に見せる行動の中でも「おしっこを漏らす」は、恐怖レベルが最高に達していて、自分をコントロールできなくなっている状態です。

愛犬が恐怖で心が支配され、パニック状態でおしっこを漏らしてしまった時は、叱らず片づけてあげましょう。そして、落ち着くまでそっと見守り、落ち着いたら優しく声をかけてあげて下さい。

12:体が縮こまる

体を縮こませ体を小さくみせることは、犬が怖がる際にみせる行動の1つです。犬は強いストレスを感じ、同時に相手への服従を伝えています。

例えば、飼い主がしつけできつく叱った時、過去にも叱られた記憶がよみがえり怖くなってこのような態勢を取ります。「お願いだから攻撃しないで。服従します」という気持ちが読み取れます。

強いストレスはトラウマになる可能性があります。トラウマになっている行動を回避し良いイメージを植え付けてあげましょう。

怖がる犬への対処方法

ここでは、怖がる犬への対処法をいくつかご紹介します。犬が音や人、他の犬を怖がる場合、飼い主は時間をかけて慌てずに慣れさせていくことが望まれます。少しずつ愛犬の恐怖心が和らぐよう、飼い主の方が温かく見守ってあげましょう。

音を怖がるとき

花火や雷、掃除機や物を落とした時の大きな音など、音を怖がる犬は意外と多いです。愛犬が音を怖がる時、飼い主は、その音量を下げてあげたり、少しでも音源から離れた避難所を作るなど工夫してあげましょう。

前述した子犬の成長期であれば、出来るだけ外に連れ出し色々な音に慣れさせることが大切です。成犬でも、慌てず時間をかけて音に慣れさせるサポートをしてあげましょう。

音量を下げる

外の工事の音、花火や雷などを怖がる犬には、窓を閉めて外から入ってくる音量を下げてあげましょう。

飼い主は愛犬が安心する場所を確保し、怖がる様子は見せずにいつもどおりにしていることが大切です。そっと見守ってあげましょう。

避難所を作る

ルンバなど掃除機を怖がる犬には、慣れるまでの間、別室に移動させるなど、避難場を作ってあげましょう。また、掃除を始める時は、「これから掃除機をつけるよ。少し音がするけど大丈夫だよ」と声をかけて怖がるものから遠ざけてあげましょう。

見知らぬ人を怖がるとき

犬が見知らぬ人を怖がる時、飼い主は、愛犬の気持ちを探りながら無理なく対応してあげましょう。

すでに成犬になっていて、過去の出来事がトラウマになって怖がっている可能性もあります。無理をすると自己防衛で噛んでしまったりするので安全確認をしながら慎重に進めましょう。

子犬の成長時期なら、たくさんの人に触れる機会を作り「人と触れ合うのは楽しい!」という印象を植え付けてあげましょう。

子犬のうちから慣らす

あなたの愛犬が子犬なら、今の成長時期は色々な環境に慣れさせる絶好のチャンスです。これから生涯のびのびと生活できるようにするため、飼い主はできる限り愛犬を人の中に連れ出してあげましょう。

たくさんの触れ合いを楽しんだ子犬は、その経験が「良い印象」として刷り込まれ人を極端に怖がらなくなるでしょう。

抱っこしながら触ってもらう

あなたの愛犬がすでに成犬で見知らぬ人を怖がる時は、愛犬の様子をみながら対応してあげましょう。

初対面の人が自宅に遊びに来た時は、飼い主が愛犬を抱っこし、警戒の度合いを確認しながら、相手に触ってもらったり声をかけたりしてもらいましょう。

飼い主との関係性をアピールする

来客が飼い主の親しい人であれば、愛犬の前で良好な関係性をアピールすることも対処法の1つと言えるでしょう。

信頼している飼い主が仲良く接している相手を見て、犬は少しずつ関心をもち、気持ちも落ち着いてきます。あせらず愛犬のペースで近づいてくるのを待ってもいいでしょう。

他の犬を怖がるとき

他の犬を怖がる時は、無理せず愛犬の様子をみながら対応してあげましょう。明らかに恐怖心でいっぱいの時は、相手の犬に近づけないよう引き離してあげることが必要です。また、他の犬への恐怖心を軽減させるため、少しずつ慣れさせていく環境作りも大切です。

近づけないようにする

散歩で愛犬が他の犬を怖がるときは、相手の犬に近づけないよう方向転換するなど対応してあげましょう。

前述した「怖がる際に見せる行動」の中には、怖い気持ちもあるけれど関心もあることがあります。お友達になれないか探っている可能性もあります。愛犬の気持ちを見極めて様子をみながら対応しましょう。

色々な場所へ連れて行く

他の犬を怖がる場合、色々な場所へ連れて行ことも効果的です。多くの犬に触れ合う機会を作ることは、他の犬は危険ではないと学習することができます。

愛犬のストレスになっていないか、様子をみながら少しずつ慣らしてあげるといいでしょう。

犬が人を怖がる原因を知ってじっくり向き合うことが大事

ここでは、犬が人を怖がる理由、また怖がる際にみせる行動や対処法をご紹介しました。

犬が怖がるということは、すでに「怖い」と学習し「怖い印象」を持ってしまっているので改善することは簡単なことではありません。飼い主は、犬が怖がる原因を、過去の出来事、現在の愛犬との関わり方からしっかり見極めてじっくり向き合うことが大切です。

愛犬の怖がる気持ちを理解し見守っていくことは、あなたと愛犬の絆がさらに深まることになるでしょう。

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