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カワウソの天敵は?絶滅危惧種カワウソの生態や特徴をご紹介

Author nopic iconナツミ
動物・ペット / 2019年11月20日
カワウソの天敵は?絶滅危惧種カワウソの生態や特徴をご紹介

カワウソは絶滅危惧種

過去には日本に生息していたニホンカワウソが絶滅しているように、カワウソは絶滅危惧種です。

TVで人気が出た「コツメカワウソ(Anoyx cinereus)」もまた絶滅してしまうのではないかと「絶滅危惧種」に認定されています。

カワウソの中でもペットとして人気の「コツメカワウソ」はとくに、2019年8月のワシントン条約会議によりペットとしての輸出入はもちろん、日本国内でも販売が規制されることになります。

カワウソの生態

可愛いペットとして大人気のカワウソですが、実際にどのような生態をもっているのかご存じでしょうか、ここからはカワウソの生態について紹介します。

カワウソの生息地や種類、寿命や餌などカワウソの生態について見ていきましょう。

カワウソの生態1:生息地

カワウソの生態として、まず生息地としてどのあたりに生きているのかというと基本的には河川付近の水辺に生息する生き物です。

日本ではペットとして輸入するものというイメージがありますが、実際には日本列島周辺に「ユーラシアカワウソ(Lutra lutra)」が生息しています。

カワウソは水中でも陸上でも、どちらで過ごすにも適した体をしていることが特徴ですが、水中に特化した「ミナミウミカワウソ」もいます。

カワウソの生態2:種類

カワウソの種類は大きく5つの属に分かれ、「カワウソ属」の他に「カナダカワウソ属」・「オオカワウソ属」・「ツメナシカワウソ属」そして「ラッコ属」となっています。

コツメカワウソはツメナシカワウソ属、ユーラシアカワウソはカワウソ属に分類されます。

そしてそれらに属するほとんどのカワウソについて、絶滅危惧種や準絶滅危惧種に認定されており、絶滅が危惧されている動物であることが分かります。

カワウソの生態3:寿命

カワウソの生態、寿命はどうなのかというと約10年から15年ほどとなっています。ただし、飼育環境が良ければさらに長生きする例もあります。

例えば自然界で野生で暮らしているカワウソには天敵が存在しますが、水族館の中には天敵がいません。カワウソに適した飼育環境下であれば、20年以上生きているカワウソもいます。

ペットとして飼っているカワウソの場合は、平均して10年から15年程度の寿命があるでしょう。

カワウソの生態4:餌

ペットとして飼っているコツメカワウソにはキャットフードや魚類を餌として与えている方が多いのですが、野生では魚の他にカエルやザリガニなどの甲殻類も食して生きています。

甲殻類を餌として食べているということで、貝や硬い甲羅を破って食べられるようにカワウソの顎の力はかなり強いものがあります。

可愛らしい外見をしていますが、その顎の力に限っていえば大型犬に匹敵する、とも言われているくらいなので注意しましょう。

カワウソの特徴

カワウソというと大人気TV番組でも何度も取り上げられているためコツメカワウソを思い浮かべる方が多いのですが、実際にはもっと大型のカワウソも生息しています。

そのため、ここからはカワウソと言ってもどんな大きさをしているのか、体重はどのくらいなのか、被毛や性格がどうなっているのかカワウソの特徴について見ていきましょう。

カワウソの特徴
  • 体長約60cm~90cm(個体によっては2mになる種類もある)
  • 体重約3kg~6kg(種類によっては30kg以上になる個体も)
  • 毛の長さは短めで二重構造。空気を溜め込みやすい
  • 好奇心旺盛でフレンドリー・活発な性格

1:大きさや体重

カワウソの特徴として大きさや体重は種類によってかなり違いがあり、コツメカワウソの場合はおおよそ体長60cmから90cm、体重は3kgから6kgとなっています。

しかし、カワウソの中でも大型といわれる「オオカワウソ」の場合は体長は最大で2メートル、体重も30kg以上という大型の個体も生息しています。

日本でペットとして人気のあるコツメカワウソは、カワウソの中でもかなり小型の種類のカワウソになります。

2:被毛

カワウソは水中でも陸上でも生息しやすいように、陸上に上がったときに体が早く乾くよう短い被毛を持っています。

また二重構造という珍しい被毛をしており、下の毛の方が上の毛よりも密に生えていてかつ長めという特徴があります。このため空気を溜め込みやすく、カワウソの水中活動に影響します。

この特徴的な被毛を狙って毛皮目的での狩猟が横行し、カワウソが数を減らしたり絶滅する原因になったと言われています。

3:性格

カワウソの性格は好奇心旺盛で人に対してもフレンドリーな面があり、活発に活動をするという特徴を持っています。夜行性ではなく、朝から夕方にかけて活動する動物です。

カワウソの生態からいっても1日のうち最低限1度は水遊びをしないとストレスがたまる、と言われているほど活発で水が大好きです。

カワウソを活用した漁業を行っていた歴史もあるというほど、人ともフレンドリーな付き合いのできる性格をしています。

カワウソの天敵

カワウソにも天敵といえる生き物がいます、1つ目は生息地を同じくする天敵のワニで、もう1つは主に陸上に生息している天敵のヘビになります。

野生で生きるカワウソの場合はワニとヘビという2つの天敵に備えなければなりません。しかし、近年ではカワウソの天敵には人間も入るのではないか、とも言われています。

これはカワウソの絶滅に人間の狩猟が大きくかかわっているためです。ペットにするための密漁も横行しています。

カワウソの天敵1:ワニ

カワウソの天敵であるワニですが条件があり、天敵とは大きなワニに限ります。それというのも、小型のワニにとっては逆にカワウソが天敵に等しく、カワウソはワニを捕食することがあります。

カワウソは食欲旺盛であり、強靭な顎も持っています。そのため、たいていの生息域では天敵と言えるような存在は少なく、アリゲーターのようなワニですら捕食対象です。

しかしワニでも大型になると、カワウソにとっての天敵になります。

カワウソの天敵2:ヘビ

同じ肉食動物であるということで、ヘビもまたカワウソの天敵となります。しかしワニと同じく、ヘビにとってはカワウソもまた天敵になりえます。

カワウソにとってヘビとは自分を捕食する天敵であり、かつ同じ獲物をねらうライバルでもあり、時には捕食対象ともなります。

カワウソはチームワークで狩りを行うことでも有名で、天敵のワニやヘビに対しても複数のカワウソで協力して戦うという姿を見せることがあります。

カワウソは飼育できるのか?

愛らしい姿が有名になったせいでペットとして人気が高まったカワウソですが、飼育するには販売価格が高いことや取り扱うペットショップが少ない、などいくつか問題があります。

そもそも日本に生息していたニホンカワウソがすでに絶滅してしまっていること、ペットとして取引されているのがコツメカワウソで絶滅危惧種に認定されていることなどが理由になっています。

値段が高い

販売されているコツメカワウソの値段はかなりペットとしては高額の部類に入り、「60万円から100万円」ほどはかかることが普通となっています。

これは、ワシントン条約で絶滅危惧種となっていることが原因でしょう。このために日本国内で流通しているペット用のコツメカワウソというのは、基本的に国内で繁殖したものとなります。

ただ、カワウソは繁殖が難しいということも絶滅の原因の1つになっています。

ペットショップが少ない

カワウソとして流通しているのはコツメカワウソになりますが、上記のように絶滅危惧種としての扱いであるため基本流通しておらず、取り扱っているペットショップは少ないです。

もしも手に入れたいという場合は、珍獣を取り扱っているペットショップやインターネットを活用して全国から情報を得るようにするのが一番おすすめです。

しかし2019年11月末からは、ワシントン条約改正によりさらなる規制の対象になるでしょう。

カワウソの天敵を知って絶滅危惧種のカワウソを守ろう

カワウソはとても可愛らしいですが、天敵としてワニやヘビの他に人間も入るのでは、と言われるような状況です。皮肉にも、人気が高まると共に密輸が増えて殺されるカワウソが増えています。

日本にいたニホンカワウソが絶滅してしまったように他のカワウソが絶滅しないよう、カワウソの現状を知って絶滅危惧種であるカワウソを守っていきましょう。