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狼をペットとして飼うことはできる?狼に似たウルフドッグとは

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動物・ペット / 2019年11月01日
狼をペットとして飼うことはできる?狼に似たウルフドッグとは

狼とは?

「ネコ目のイヌ科イヌ属」に属する哺乳動物が狼です。

狼はジャッカル・コヨーテ・犬などに似ている動物で、全身を毛で覆っています。また、犬よりも顎の力が強く、大きな牙も備えており、目は釣り上がっている肉食動物です。

主な狼の種類および亜種

狼の亜種は、絶滅種を入れるとトータルで39種です。そして今、世界中に現存する狼の亜種は33種です。

北半球に多く生息しているのが狼です。なお、研究によって現存する13亜種と絶滅2亜種への統合を提案されています。今後種類が増えることはなく、絶滅危惧種として懸念されている狼も存在していますので、人間の手によって保護されている種類もいます。

1:アラビアオオカミ

アラビア半島に分布している狼がアラビアオオカミと呼ばれている種類です。別名では「砂漠オオカミ」とも呼ばれ、世界に約700頭ほどしか存在していない狼です。

アラビアオオカミは世界最大のアラビア半島に生息する狼ですが、今は数が少なくなっており、絶滅が危惧されている種類です。体毛が短い特徴のある狼で、多くの亜種が存在して別けられている種類でもあります。

2:イタリアオオカミ

イタリアからアルプスの南部地方に分布している狼がイタリアオオカミです。

1970年代より保護活動がされている狼で、2005年現在では約500頭が生存しているという研究結果があります。1960年~1970年の間に、約400頭以上のイタリアオオカミが殺害された経緯があり、今後の保護活動が重要視されているのがイタリアオオカミです。

3:インドオオカミ

中東アジア・アラビア北部・イラク・インド北部に分布している狼がインドオオカミです。

インドオオカミとは、体長は肩の高さが60㎝~70㎝ほどで、体重は20㎏~30kgほどになる狼です。もともとは群衆で行動をする狼でしたが、人間による土地の開拓により生息域が狭くなり、今は単独で行動するインドオオカミが増えています。

4:ツンドラオオカミ

シベリアオオカミの別名がツンドラオオカミで、ユーラシア大陸の北部にあるツンドラ地域に分布する狼です。雪国に生息する狼で白い毛に覆われている種類です。

ツンドラオオカミの体は大きく、150㎝~200㎝というサイズの狼です。雄雌のグループをつくって行動をする狼で、団体の中で立場が分けられています。また、群れをつくって行動することにより、獲物を捕まえる確率を上げているのがツンドラオオカミです。

5:ハイイロオオカミ

ヨーロッパをはじめとして、アジア・北アメリカ・メキシコなどに広く分布している狼がハイイロオオカミです。また、グリーンランド、アラスカ地方など北極圏にも生息しており、様々な環境に適応している狼です。

生息範囲が広い狼ですので、体形もさまざまで一律ではなく、体毛の色も白~黒まで各種存在しているのがハイイロオオカミです。

6:メキシコオオカミ

アメリカ合衆国南部やメキシコに分布していた狼がメキシコオオカミです。現在は絶滅が危惧されている種類でもあります。

家畜を襲う狼であったために駆除されていた経緯があり、数が激減している狼です。そして、1970年代に入るとアメリカ合衆国でメキシコオオカミは絶滅となってしまいました。また、メキシコでも数が減少しているのがメキシコオオカミです。

7:ヨーロッパオオカミ

ユーラシア大陸に生息する狼がヨーロッパオオカミと呼ばれている種類です。モンゴルやカザフスタンでは、実に1万頭を超えるヨーロッパオオカミが確認されています。

ヨーロッパオオカミは、各国で増加傾向にある珍しい種類の狼ですが世界規模で見ると、やはり希少な動物です。とくにアジアやヨーロッパでの棲息数は、年々激減しているのがヨーロッパオオカミです。

8:ホッキョクオオカミ

北極圏周辺に分布するのがホッキョクオオカミと呼ばれている狼で、狼の中では比較的穏やかな性格の種類です。

野生では約10年ほどという寿命の狼で、一般的に飼うことも可能な種類の狼です。ちなみに飼育下においては、最大で18年という寿命をまっとうしたことが確認されているのがホッキョクオオカミという狼です。

9:ニホンオオカミ

明治時代頃まで日本の本州・四国・九州に分布していた狼が日本オオカミです。

1905年に公式な捕獲がされた後に生存例の確認がない狼で、1991年に絶滅種に指定された種類です。鹿や馬などを襲う狼でしたので捕獲対象となり、途絶えてしまった狼がニホンオオカミです。

そして現在、海外より大陸オオカミを日本へ持ち込むための議論が行われており、これによって害を及ぼす小型猿・ニホンザル・野生猿などのサル類や、イノシシ・シカなどの駆除効率を高めるべく日本政府が検討中です。

10:エゾオオカミ

北海道に生息していた狼がエゾオオカミで、明治時代までは生存していましたが、現在は絶滅種として認められている狼です。

家畜を襲う狼だったため、1877年に駆除の対象となって数が減少し、今は生存していない狼です。1896年に函館の毛皮を扱う業者がエゾオオカミの毛皮を取引していた記録がありますが、それ以降はエゾオオカミの存在は途絶えています。

狼の大きさ

狼の平均的な大きさは「オス:体長100㎝~130㎝・体重43㎏~45㎏」「メス:体長87㎝~117㎝・体重36㎏~39㎏」ほどです。

種類・性別によって大きさはそれぞれ異なりますが、おおむね上記のサイズが一般的な狼の体格です。また、犬とよく似た体形といわれていますが、ひと回り以上大きな体つきをしているのが狼です。

狼の寿命

狼は、野生では平均的に5年ほど生存する生物です。野生下で最長13年という記録もありますので、種類・環境によっても大きく狼の寿命が異なってくるでしょう。

野生の狼は縄張り争いなど、他の生物との衝突もありますので、寿命を最後まで全うできない狼も存在します。また、穏やかな環境であれば、15年前後長生きする狼もいます。

日本から狼が絶滅した理由とは?

狼が家畜を襲うため、人の手によって捕獲・駆除・間引きされたので、狼は日本では絶滅しました。

家畜である馬・牛などを襲って食べるのが狼です。そのため、人々が家畜を安心して飼うことができなくなり、やむを得ず人間が狼を排除してきました。

狼はペットにできる?

犬と狼の違いはなく、理論上では子狼から育てれば狼は人がペットとして飼い馴らすことができますが、野生のオオカミの飼育は難しいです。

オオカミと野生のイヌの気質は似ていますが、小さな頃から人に馴染めば「飼うことは絶対に無理」とは言い切れません。

狼の飼育に必要なもの狼の飼育に必要な費用の目安狼の飼育品を揃える難易度
狼(ハイブリッドウルフドック)一頭・約20万円前後★★★★☆
餌(肉類が中心)毎月・約2万円~★★☆☆☆
ケージ(オーダー製品)一個・約30万円~★★★☆☆
大きなスペース(小屋・専用スペースなど)数百万円~★★★★★

狼は入手も困難

海外より輸入して狼を飼うことは非常に難解です。

ハイブリッドウルフ以外の本物の狼は途絶えていますので、日本には生存していません。そのため、狼を国内へ取り寄せて飼うのは非常にハードルが高いです。海外から狼を輸入して飼うことは理論上可能ですが、多くの手続きを必要とします。

法律上では、日本で狼をペットとして飼うことは違法ではありません。ただし「お金がかかる」「手続きが面倒」「世話が面倒」「家が汚れる」「敷地が狭い」など、飼う側の不都合もあり、飼育するためには問題が山積してしまうのが狼です。

狼と犬の違い

狼は犬よりも体格が大きく、人懐こさ・獰猛性・鳴き声・食性も異なる動物です。犬と狼は一見すると似ている動物ですが、かなり相違があります。

犬は人間社会に馴染んだ性格ですが、本来の狼は野生で生きる獰猛な生物です。また、犬は小型という種類も存在しますが狼には存在しません。性格や毛並みなどもそれぞれ異なるので、狼と犬は大きな違いがあるでしょう。

狼は肉食動物ですので、「獲物を狩りたい」という本能をもっています。もしも狼を飼育する際は、1年以内を目安にして「しつけをする」ことが飼い主の使命です。

狼の特徴犬の特徴
体長100㎝~50㎝~
性格獰猛で人に懐きにくい温和で人懐こい
釣り上がっていて鋭い丸く穏やかで優しい
顎の力が強く、大きな牙がある顎の力は弱く、小さな牙がある
掌が大きい掌が小さい
細くて長い細くて短い
走る速度時速50㎞~60㎞ほど時速30㎞ほど

1:狼と犬の違い:体格

狼の大きさは、犬よりひと回り以上体格が大きいですので、飼育する場合には大きなスペースが必須です。

比較する犬の種類にもよりますが、狼は基本的に犬よりも大柄な体格です。大型犬であれば狼と同等の体格の種類も存在していますが、一般家庭で飼うペットショップで入手できる犬種との比較では2~3回りほど狼が大きく育ちます。

元来は野生で生きている動物ですので、強靭な体格と筋力を備えており、狩りに適した体格であるのが狼です。

2:狼と犬の違い:歯

大きな顎と牙を備えているのが狼で、犬よりも噛む力が強いです。

野生でたくましく生きている狼は、犬よりも歯のつくりが大きいです。上下に4本の大きな牙もあるので、狩りに最適な形状となっています。

犬にも牙がありますが、狼の歯のつくりの方が大きいです。いずれにしても、多かれ少なかれ「獲物を狩りたい」という本能を秘めている生物です。

ただし、ほとんどの犬は人の手によって食料を得て生きているので、歯のつくりは進化せずに狼ほどの鋭さ・獰猛さもありません。

3:狼と犬の違い:性格

野生の中で生きる狼の性格は強靭で人懐こさはなく、犬は人に慣れ親しみやすい穏やかな気質です。

元来、ペットとして飼うことのない野生の狼は凶暴な性格です。狩りを行うシーンでは、「絶対に捕まえる」と果敢に獲物へ食らいついて行きます。

反対に犬の場合、生活は人間の手によって行われていますので、人に忠実な動物です。ただし、野犬であれば狼と似た獰猛さがあり、稀に人を襲うこともあります。

もしも狼をペットとして飼う場合、大きな鳴き声をあげるため、近隣へ迷惑とならない環境づくりが重要なポイントとなります。

狼さながらのウルフドッグとは?

人に慣れた狼とシベリアンハスキー、ジャーマンシェパードドッグを掛け合わせて誕生したのが狼犬のウルフドッグです。ウルフドッグは、人為的な交配によって生み出された種類の犬ですが、狼の目・口・耳などを思わせる特殊な生物です。

ウルフドッグの大きさ

60㎝~70㎝ほどがウルフドッグの平均的な大きさです。犬の遺伝子ももっている狼ですので、サイズは小ぶりで狼の半分程度の大きさです。そのため、ペットとして飼うウルフドッグは「最適な大きさ」でしょう。

100㎝を超える巨大オオカミも存在しているため、ウルフドッグはかなり小さな種類です。野生で生きる必要がないですので、大柄な体格は不必要な生物がウルフドッグです。

ウルフドッグの寿命

平均寿命は、8年~12年とされるのがウルフドッグです。犬と狼のDNAを配合しているハイブリットウルフですので、寿命も犬と近い数値が一般的です。犬の寿命は約10年~という数値が多いですので、ウルフドッグの寿命も犬と似通っているといえます。

日本では数少ない犬種ですが、「ペットとして飼うことも可能」ですので、愛犬家でも飼うことを楽しめる生物がウルフドッグでしょう。

ウルフドッグの種類

日本国内では、「サールロース・ウルフドッグ」「チェコスロバキアン・ウルフドッグ」というウルフドッグが存在しており、飼うことも可能です。

日本国内にて犬の品種・犬種標準を定める「JKC(ジャパンケネルクラブ)」によって認められている前記2種類が飼うことのできるウルフドッグです。

そして現在、日本では500頭ほどしか存在しないのがウルフドッグという犬種です。正式なウルフドッグの数は少なく雑種も存在していますが、「欲しい!」と思った方は飼うことも可能です。

ウルフドッグの種類
  • サーロスウルフホンド
  • チェコスロバキアン・ウルフドッグ
  • クンミング・ウルフドッグ

1:ウルフドッグの種類:サーロスウルフホンド

オランダ人のサールロースが交配し、生み出したウルフドッグがサーロスウルフホンドです。

サーロス・ウルフホンドのオスは65㎝~75cm、メスは60㎝~70cmという体格です。シャープな顔立ちで、「狼そのもの」といった雰囲気のある犬種です。体毛はグレー系統やホワイト系統などさまざまあり、細い健脚を備えた凛々しさのあるウルフドッグといえるでしょう。

2:ウルフドッグの種類:チェコスロバキアン・ウルフドッグ

人間が行う仕事のサポート役を目的として交配された犬種が、チェコスロバキア・ウルフドッグです。旧チェコスロバキアにて誕生したために、チェコスロバキア・ウルフドッグという名称になっています。

体型はもとより、歩行スタイル、体毛色も狼と非常によく似た生物です。体長は60cmほどまで成長するウルフドッグですので、「一緒に暮らしたい」と思った場合、人がペットとして飼うことも可能です。

3:ウルフドッグの種類:クンミング・ウルフドッグ

1950年頃に中国でつくられた犬種がクンミング・ウルフドッグです。

北京オリンピックが2008年に催された際、雲南省警備にクンミング・ウルフドッグが用いられました。このときに、はじめてクンミング・ウルフドッグが世界中の目に触れています。

クンミング・ウルフドッグは軍用をはじめとして、警察犬・番犬・そしてペットとして飼うことができる犬種です。

ウルフドッグを飼う上での注意点

食欲旺盛で運動量も多いのがウルフドッグですので、飼う際には大きなスペースや大量の餌が必要です。

狼のDNAも備えているのがウルフドッグですので、犬とは扱い方が異なり、ペットとして飼う際には注意が必要な動物です。

ウルフドッグを飼う上での注意点1:犬以上にしつけが必要

オオカミ犬ともいえるのがウルフドッグですので、飼う方法も一般的な犬とは異なる点が多いです。ウルフドッグをペットとして飼うのに重要なしつけは、まるで野生の犬を飼うかのように大変といえます。

「ウルフドッグを飼いたい」と思う人は狼の生態を把握する必要性もあるので、犬を飼う感覚では飼育できません。狼の習性として、あまり人に懐かない特性があるので、狼の赤ちゃんから育てるペースと同じく、子供のウルフドッグを飼うことで人がしつけやすくなるでしょう。

ウルフドッグを飼う上での注意点2:ペット上級者でも飼育が難しい

可愛い狼ともいえるウルフドッグですが、ペット好きな上級者でも飼うことに難儀します。ウルフドッグを飼いならすには、相当の手間暇が必要です。

いわゆる狼のような犬ですので獰猛であり、飼い主の言うことを理解するまでには長期の訓練が必須な動物です。狼に近い犬ともいえるウルフドッグは強い力もあり、時として人へ危害を与えかねない性質をもっています。

ウルフドッグを飼う上での注意点3:十分に運動できる環境が必須

狼に近い犬種のウルフドッグには、常に満足度の高まる運動をさせる環境づくりが必須です。

野生の中で生存する狼の血が流れているウルフドッグにも、狼と同じ嗅覚・捕食性が備わっています。飼育下では天敵こそいませんが、十分に走り回れる環境がないとウルフドッグを飼うことは難しくなるでしょう。

犬科の狼ですので、ダッシュしたり散歩できる広大なスペースが用意できない場合、飼うことはおすすめできない動物がウルフドッグです。

狼やウルフドッグが入手できない場合

日本国内で狼やウルフドッグを飼うつもりでも入手は非常に困難ですので、手軽に飼うことができるペットをご紹介しましょう。

かっこいい狼・ウルフドッグを飼うには多くの難題がありますので、やはり広くおすすめはできませんので飼いやすいペットを飼育しましょう。

狼・ウルフドッグの世話の種類狼・ウルフドッグの世話にかかる手間の頻度狼・ウルフドッグの世話にかかる手間の度合
お散歩毎日1~2時間★★★★☆
お風呂週に1度ほど★★★☆☆
爪切り月に1度ほど★☆☆☆☆
餌やり1日2回~3回★★★★☆
ブラッシング週に1度ほど★☆☆☆☆
しつけ入手した後よりずっと★★★★★

狼の遺伝子を最も多く持つ柴犬を飼おう

誰でも飼育しやすい柴犬を飼うとよいでしょう。

狼のいる動物園をはじめ、オオカミ動画などでかっこいいオオカミの鳴き声・姿などを楽しみ、ウルフドッグ販売店があればウインドウショッピングで楽しみましょう。

やはり、入手しやすい日本犬を飼うことが現実的です。オオカミ犬と比べて迫力は異なりますが、柴犬は忠実で人間にも親しみやすい動物です。また、柴犬は日本のオオカミが祖先ですので、風貌も狼と似ています。狼の子供のように柴犬を育ててみましょう。

狼を飼う上での注意点をよく知ろう

狼の種類・生態、そしてペットとして飼う際の「犬とオオカミの違い・注意点」をご覧頂きました。「共に暮らせる狼を探していた」など、ペットで狼を飼う予定があった方はオオカミと犬の違いが参考になったでしょうか。

現在、日本狼は絶滅して国内で見ることはできませんが、北極オオカミ・シベリア狼・ヨーロッパオオカミなど、本物の狼は海外に存在しています。

そして、日本にもオオカミ犬販売を行うペットショップがあるので「やはり狼が欲しい!」という方は、好みのウルフドッグと共に生活することでペットライフを楽しめるでしょう。

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