ケチな人とは
この節約家と似ている言葉があります。ケチな人と呼ばれる人たちです。節約家と言うと健全で立派な印象がありますが、ケチな人と言われるとあまり良い印象は伝わってきません。ケチな人とはどのような人のことを指すのでしょうか?
ケチな人の特徴・性格
では、ケチな人にはどのような性格の人で、どのような特徴があるのでしょうか?
お金の使い方が下手
お金の使い方が下手な人は何にお金を使っているのか把握できていなくて、無駄な出費が多くなります。その結果、毎月お金が無くなっていき、使えるお金が無くなってしまうのです。使えるお金がないので急な誘いがあってもお金がないという返事しか返せなくなってしまうのです。
周囲からはいつもお金がないと言っているのでお金を使わない人、ケチな人と勘違いされてしまうのです。
他人のためにお金を使わない
自分の中で買い物や貯金など使い方を先に決めてしまっている人がこのタイプになりやすいです。欲しいものが買いたいという思いや毎月1円でも多く貯金したいと考えると、なるべく他の出費を抑えるしかありません。
しかし、職場の人たちや友人たちと一緒にいると遊びに出かけたり、食事に行ったりとお付き合いが必要になります。単純に楽しんだり、親睦を深めたりとお金には変えられない価値がそこにはあります。なので、今月は出費が多かったとなっても納得することができます。
ケチな人はこの思考になりません。ケチな人だからと言って人間関係をおろそかにすることはありません。それはまた別の原因です。人間関係をおろそかにするわけでもないので一緒に出かけたりはするのですが、少しでもお金を使いたくないので食事の代金やガソリン代など細かく計算したりします。
自分の支払いは自分で、というのは間違いでもないので周囲も提案を断りにくく、空気を壊すことも避けたいために流れから従うことが多くなってしまいます。しかし、後にこのことは本人がいないところで、ケチな人という話題になってしまいます。
自己中心的
良い言い方をすればおおらかな性格なのかもしれませんが、ここにお金の問題が絡んでくるとケチな人という印象は強くなります。しかしそのことも、本人が嫌な出費が抑えるためであれば、その印象を周囲から持たれても気にしないのです。
ケチな人の心理
しかし、度を越えた節約の仕方、出費の抑え方をするとケチな人という印象になります。どうして度を越えるほどの出費の抑え方をしてしまうのでしょうか?
目の前にある欲求
先にも述べた通り、人と関わっていると出費があります。これらの出費はこの先のその人たちとの関係に関わるものです。しかし、ケチな人はこれから先のことよりも、自分が今お金を溜めているという目的を達成することを優先します。
ケチな人はこれから先のことではなく、目の前にある自分の欲求に対して素直に行動してしまっているのです。
強い執着心
お金に関するトラブルの原因の一つにこのお金への執着心があります。お金に洗脳されている状態の人は物事の判断基準がお金になってきます。基準は交渉などでも動かしにくいものです。お互いがこの判断基準にお金を持ってくると、どちらも譲歩する余地がないので話が平行線になってしまうのです。
このトラブルの付近にいると巻き込まれることが多いようなので、距離を取ってそっと見守ることにしましょう。
ケチな人との付き合い方
困るのは同じ職場の人など関係を切ることが難しい人です。こちらはある程度の距離を保つことで対処しましょう。仕事上では関係を切ることができないので、なるべくカドが立たないよう普通に接するようにしましょう。仕事以外のプライベートでの接触は控えた方が良いです。
ケチな人の口癖
できれば、いざお金の場面で嫌な思いをさせられる前にその判断をしたいところです。その判断の方法の一つとして口癖に注意する方法があります。
お金がない
ケチなわけではなく、本当にお金がないだけの場合もあります。しかし、口癖のように言う人には注意した方が良いかもしれません。
値段を気にする
ケチな人は、商品やサービスの内容ではなく金額だけを見て高いと判断してしまう人がいます。商品やサービスについて話さず、あっちの店の方が安い、高い、だけの会話になる人には注意いた方が良いかもしれません。
ケチな人の行動
もしかすると、そのお金を使わないという行動も周囲が知らないだけで何か大切なことに使うのかもしれません。お金はたしかに生活するうえで大事なものです。しかし、お金の面だけでその人のことを判断することはできません。
また、何を大事にするのかは人それぞれの価値観です。そのような性格の人なのだと認識して、自分がどのような付き合い方をしていくことが正解なのかを考えましょう。