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一貫性がない人の特徴|原理・身につける方法・話し方/文章の書き方

一貫性がない人の特徴

何でも人に頼る傾向にある

困ったことが起きた、予期しない出来事が起きた場合にはもちろん、何でもかんでも人に頼る傾向がある人は一貫性がないと思われがちです。

大事な決断ならまだしも、ちょっとした日頃の決断ですら人に頼る傾向がある人は一貫性がないと見られても仕方ありません。例えば、料理のメニュー1つ決めるにしても自分で決められない人などは一貫性がない人の特徴です。

人の話しを聞かずに自分の言いたいことだけを話す

人の話しを聞けないということは、自分の考えに凝り固まった人だからです。自分のことばかり話す、自分の考えに固執するというのは一見すると一貫性とは関係ないと思うかもしれません。

しかし、こういった人ほど話に脈絡なく支離滅裂な傾向にある場合が多いのです。コミュニケーションはキャッチボールですから、投げて受け取るです。自分の話したい事だけ話す人は、投げる一方だからです。

何事にも無責任

無責任な人は、そもそも自分の発言や行動に一貫性など考えてはいないからです。「自分の発言に責任を持つ」などという考えがそもそもないからです。

自分のことを無責任な人と気づくのはなかなか難しいかもしれませんが、友達、会社の同僚や上司といった人から自分の評価が低いと思うのでしたら、相手に聞いて見るのも1つの手です。

約束を守らない

例えば、待ち合わせ時間にいつも約束を守らないで遅れてくる人は一貫性がない人の特徴です。社会生活において他人から高い評価を受けたいというのが一貫性を求める人の心理ですから、平気で約束を破る人は、そもそもそういった一貫性ということに関して念頭にない人だからです。

一貫性を身につける方法

自信を持つこと

自分の発言や行動に自信を持つこと。自信のない人で一貫性がある人はまずいません。自信を持って行動することによって一貫性が身に付いてくるからです。

一貫性のある人ほど、自信を持って何事も取り組む人が多い。自分の発言や行動に一貫性を持たせているから自信がつく。

とこのように「卵が先か鶏が先か」という面もあるかもしれませんが、自信があることによって一貫性は自然とについてきます。

全ては自分の責任だと思うこと

まずは全ての現象は自分の責任だと思うことです。例えば、仕事の失敗に関しても、部下のせいにしたくなるときもあるかもしれません。しかしそういう人に限って、部下からは一貫性がある人とは思われなくなります。

時に運がなかったと嘆き、時に自分のミスなのに部下に責任を押し付けたりする人は一貫性がある人とは思われないからです。

有言実行

有言実行とは、口にしたことは何が何でも成し遂げるということです。とにかく宣言してやってみることによって一貫性が生まれてきます。例えばダイエットをするにしても、まずはダイエットすると宣言し、周りの人に公言することによって一貫性が生まれてきます。

一貫性は言わないと生まれません。他者からの評価でもありますから、他人に分かってもらわないと意味がありません。

他人に左右されない

自分の評価は自分で決めるということです。他人の言動にすぐに左右されてしまっていては、他人の評価に依存して生きていることに他ならないからです。

一貫性を保つということは、良くも悪くも自分の評価で生きるという事だからです。決してわがままに生きろ、というわけではありませんが、何でも他人の言われたことをいちいち気にして左右されていては一貫性を持った発言や行動はできません。

ときに曖昧になる

一貫性とは矛盾するかもしれませんがときには曖昧になる、ということを推奨します。柔軟に考えるといったほうがいいかもしれません。

何事も曖昧さを許容しない人は確かに一貫性を保っているといえると思われがちですが、間違ったことに対して素直に謝れない人は、上辺だけの間違った一貫性を大事にしているだけだからです。完璧な人なんて誰もいません。自分の非を認めることができない人は、単なる堅物です。

正しい目標立てる

曖昧な目標だから、ぶれてしまうのです。目標は高すぎても行けないし、低すぎてもいけません。自分が努力しないと到達できない目標に設定すべきです。

正しい目標を設定することによって、そこに到達するイメージが出来上がります。一本の直線を引くかのごとく、そこをひたすら走り抜くというイメージです。

一貫性の原理とは

ほとんどの人は自分の態度や言動、行動を一貫したものにしたい、という心理が働く。また他の人にそう見られたいという欲求がある。この心理現象を「一貫性の原理」と言います。

多くの人にこの心理現象が働く理由に、一貫性を保つことによって社会生活において他人から高い評価を受けるという考え、一貫性のある行為は、一般的に日常生活にとって有益であるからと言われています。

一貫性のある話し方や文章の書き方のコツ

理由をつける癖をつける

人に話す場合でも、文章を書く場合でも同じですが、常に理由をつけることを意識すべきです。理由があることによって人は納得するからです。

主張に対して理由がついているだけで、他人はこの人は首尾一貫していると言うふうに思うはずです。「すべての主張において理由をつける」というのはなかなか難しいかもしれませんが、常に理由を考えておく癖をつける意識から始めてみるといいでしょう。

よく考えてから発言する

やはり、よく考えてから話すようにすることが一貫性を保つ秘訣です。以前に自分が言っていたことと矛盾していないか、と考えることが一貫性のある話し方を身に付ける第一歩となるからです。

友達同士との会話でも、SNS上の発言でも反射的に行うのではなく「よく考えてから話す」「いったん時間を置いてから書く」ことを習慣づけることによって、一貫性のある話し方、書き方が身に付いていくはずです。

書く作業と編集する作業を分ける

文章とは頭から書く必要ありません。好きなところから書いていってつなぎ合わせればいいかのです。まず最後の結論部分から書いてもいいわけです。まずは自分の書きたいと思ったテーマでとにかく書き出してみることです。

そしてその後に編集作業に入ることによって、徐々に一貫性のある文章を書けるようになっていきます。さらに推奨は何回も行うようにすることです。推敲することによって、論理矛盾に気づくことができるからです。

ポジティブな心構え

話す場合でも文章を書く場合でも両方ともに当てはまりますが、やはりまずは心構えが大切です。それもポジティブな心構えです。人と直接話す場合は当然として、文章でもそのときの自分の心が反映されやすいからです。心配ごとがあったり、悩み事があるときの発言や文章にはその影響が色濃く出ます。

このような心の状態のときに書く文章は、論理矛盾を起こしやすく、支離滅裂になる傾向が強いです。まずは、ポジティブな心構えでもって人と話す、ブログ等の文章を書く、といったところから気をつけていくのが一貫性を崩さずに話す、書く秘訣となります。

常日頃から考える癖をつける

自分の主張や考えをまとめておくことです。短い文章でかまいません。パソコンのメモ帳でも、手書きのノートでもいいので、常日頃から自分の考えをアウトプットしておくことです。

行き当たりばったりで発言をするから、一貫性のないことをダラダラと話したりする結果になるからです。自分の考えは「こうなんだ」というぶれない軸を持ってさえいれば、何事にも一貫性を持った態度で臨むことができるはずです。

常日頃から考える癖をつけておくことが、一貫性を感じさせる話し方や、文章を書く際の良いトレーニングとなります。

一貫性を保つことで社会的に高い評価を受ける

いかがでしょうか?全てにおいて一貫性を保つということは簡単ではありません。しかし、一貫性があることによって、人から信頼を獲得し、信用される人間になることは疑いようがありません。時に人は矛盾する生き物ではありますが、一貫性を心がけて生活する、発言する、行動する、などをしていけば身に付いていくのではないでしょうか。

そして、一貫性を保ちつ姿勢を少しつづ積み重ねていくことによって、他人からの評価や見る目が変わっていくことでしょう。

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