「気難しい」とは
気難しい人と接することは難しいことですが、社内での付き合いや人間関係では必ず気難しい人に出会うことがあります。気難しい人のことや気難しい人への付き合い方を知り、気難しい人に対応できるようになりましょう。
「気難しい」の意味を知る
気難しい人の特徴としては、馴れ合いを好まず、人付き合いが苦手であったり、プライドが高い完璧主義者、気分屋で怒りっぽいという特徴があげられます。
「気難しい人」との付合い方
まずは気難しい人に慣れることから始めて、冷静に対応できるよう心掛けていきましょう。関わっていく中で気難しさの裏に隠れたその人の良さに気づけることもあります。
気難しい人の11の特徴
なんとなく漠然と『気難しい』と捉えるのではなく、分析的に細かい要素に分けて把握していくことで、原因の把握も容易になり、その対処法もおのずと浮かび上がります。
特徴1:人付き合いが苦手
気難しい人は、人から知られたくないような弱みを抱えており、自分の弱みを人に見せることを恐れるがあまり、周囲から距離を取られるような態度をとってしまいます。
その結果、近寄りがたく気難しい人だと周囲から認識される場合があるので、気難しい人は人付き合いが苦手である傾向が強いです。
特徴2:面倒事から距離をおく
自分の思いを上手く口にできない人も少なくないため、人同士の争いや面倒事からはどう対応していいかと考えてしまい、距離を置く場合が多いです。また、自分が関わることで余計に事態を悪化させる可能性を考えて距離を置く場合もあります。
特徴3:ネガティブ
相手が親切でしてくれたことでも、ネガティブに捉えてしまうので、素直に感謝することができません。その結果、何事も満足することがなくなってしまいます。
自分に対して満足していないと他者に対してどうしても攻撃的になってしまい、気難しい人であると感じられることが多くなります。
特徴4:プライドが高い
自分がすごいと感じることで優越感にひたっているので、そのようなタイプは人の意見はハナから聞く気がなく常に否定することから入ることが特徴です。特に、自分以外の人の実績を根拠に自信を振りかざしている人は気難しく、周囲を振り回す人だと言えるでしょう。
特徴5:上から目線
特に自分が上司という立場だったり、人の上に立たなければならない場合は特に上から目線な態度を見せる傾向が強いでしょう。
虚勢をはっていなければ自分の弱みをさらけ出してしまうのではないかと感じて、強気な態度で自分を守っています。
特徴6:自己中心的
自己中心的に考えているので、気難しい人の会話の中で否定すべき内容があったとしても、真正面から否定するのではなく相手が気づけるよう導いてあげることも必要です。
特徴7:馴れ合いを好まない
1人で行動することに慣れているので、恋人や友人がいても1人行動をする場合があります。その反面、大勢の人が楽しんでいるようすを見て情けないと感じることも多いです。
特徴8:完璧主義者
完璧主義がゆえに周囲からは気難しいと思われがちで敬遠されてしまうこともあるでしょう。
しかし、良い面をみれば、正確で丁寧な仕事をこなす職人気質だともいえるので、周囲から尊敬されるような人であると言えるでしょう。
特徴9:真面目な性格
真面目である反面、不真面目な人にはきつく当たってしまうこともありますが、気難しい人の真面目さに惹かれる異性も多く、異性にモテないわけではありません。
特徴10:臨機応変が苦手
気難しい人は、突然の予定変更も苦手ですので、恋人のデートの約束が変わるだけで不機嫌になることが多く、神経を使うと感じる場合もあるでしょう。
特徴11:気分屋で怒りっぽい
周囲は相手のためを感じて助けたり、発言したとしても、気難しい人の気分が悪ければ、ポジティブにとらえることができず突然怒り出したりして相手を驚かせてしまうこともあるでしょう。
急に怒り出すようなできごとが繰り返されることで、周囲も付き合い方がわからなくなってしまい、自然と距離ができてしまいます。
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気難しい人との上手な接し方6つ
気難しい人との上手な接し方としては、相手を観察して感情を読み取ったり、相手を尊重しつつ冷静に対応することで相手を知り、冷静に対応することがあげられます。気難しい人と付き合うのはとても気を使いますがこうすることでだいぶ楽に関わっていけるでしょう。
接し方1:相手を観察し感情を読み取る
ある一定の基準があり、その人の基準を超えてしまうと怒り出したり周囲を困惑させる行動をとってしまいます。相手のこだわりや基準が一体何なのか、観察するうちにポイントが見えてくることでしょう。
そのポイントさえ見つかれば、あとは刺激しないように接するよう心掛けることが肝心です。
接し方2:相手を尊重しつつ冷静に対応する
相手の悪口を言うのではなく、相手の良い所を褒めて尊重しつつ、冷静に対応することで敵対心をもたれずに接することができます。
接し方3:時には強く意思表示する
いつも顔色を窺うだけではなく時に意思表示をすることで、相手もある程度は節度ある対応ができるようになる場合もあります。自分が疲れない程度に相手には合わせていくよう努めてみましょう。
接し方4:聞き役に徹する
相手から質問を振られなければ上手く話に付き合い、あくまでも否定ではなく肯定的に返答するように心がけましょう。気難しい人と良い関係を築き上げるには自分が大人になり冷静な対応ができるようになることが肝心だと言えるでしょう。
接し方5:軽く受け流す
気難しい人と上手く付き合っていくために、まずは自分が大人になって相手の言うことを受け流すといったような冷静な対応が必要です。
接し方6:少しだけ距離をおく
相手に気を使って接しているのに反感を買ってしまうと、自分自身も精神的に参ってしまいストレスとなります。ストレスを溜め込む前に相手と少し距離を置いて、ストレス発散を行うようにしましょう。
気難しい人の特徴を掴んで、上手く接していこう
相手が気難しいのであれば社内でのトラブルを避けるためにも安易に悪口など敵対意識を持たれる行動は慎むよう心掛けましょう。気難しい人の特徴を知っておき、その特徴に合わせて対応していくことで上手く接していくようにしましょう。
「気難しい人」で終わらずに相手を知ることも大事
「気難しい人」で終わらずに相手のことをよく知り、気難しくなってしまった原因を知ることも大事です。