自信過剰な人はむしろ扱いやすい
自信過剰な人は、うっとうしい、鼻につくと思われがちですが、その自信過剰に至る心理をきちんと理解すれば、コミュニケーションが取りやすく、扱いやすいとさえ言えます。
自信過剰の心理を理解して、自信過剰な人とうまくコミュニケーションが取れる付き合い方を考えてみましょう。
自信過剰な人の心理10個
自信過剰の意味も、なんとなくは理解できているものの、あえて辞書をひくまでのことはしていないのではないでしょうか。
自信過剰とは、自信を多く持ちすぎること、本来の実力や地位などを見誤り、自ら過大評価していること、自分を過信していることを表現しています。
ここでは、そんな自信過剰な人の特徴をご紹介します。
心理1「自分が大好き」
自分のことが好きなので、自分自身を正しく評価することができなくなっています。
そのため、客観的にみると「そこまでの評価はできない」というレベルまで、自分自身を評価し、まさに「過剰な自信」につながってしまうことになります。
自分のことを好きでいることは、決して悪いことではありませんが、度を超すと自信過剰につながります。
心理2「他の人を見下したい」
誰かに自分を認めてもらうためには、自分自身が目立つこともひとつの方法ですが、周囲の者が自分より劣っていれば、自分の方が優位に立つことになります。
したがって、自信過剰な人は、周囲の者より優位に立っているとアピールするために、人を見下した態度を取る傾向にあります。
心理3「自分に注目してほしい」
そのため、複数の人たちで会話していても、他人の話題に割り込んだり、自分中心の話にすりかえたりといった言動をとります。だからと言って、自信過剰な人から注目を奪う言動はご法度です。
自信過剰な人は、自分に注目を集めたいために、他人への気遣いをおろそかにすることも多く、周囲の人から疎ましく思われる場合があります。
心理4「自分の弱い部分を隠したい」
弱い部分を見せないように、できる部分を過剰に演出し、自信過剰と捉えられる言動になってしまいます。
自分の弱い部分から目を背けさせるために、見てもらいたい部分を過剰にアピールします。
弱い部分を見せざるをえないときには、周囲を見下した言動を取ることで、「決して自分は弱くない」「劣ってはいない」と思い込むようにしています。
心理5「自分を否定されたくない」
自信過剰な人は、暗示を解くきっかけとなる自分の仕事や生き方、自信の源を否定されたくないという信念がある人もいます。
自分を否定され、それに反論できるだけの材料がないと、怒りを露わにし、自分を否定した人を陥れようとすることさえあります。
心理6「周りの評価を気にする」
SNSのいいねは、自信過剰な人の好物ともいえます。
いいねが多いということは、元来の素晴らしいと評価されている数と意味が違ってきていますが、それでも「いいね」数による自分の評価が気になる傾向にあります。
心理7「相手から頼られたい」
自信過剰な人は、他人から頼られることが大好きで、頼ってくれる人のことは、過剰に大切にする傾向にもあります。
自信過剰な人は、自分のことを頼ってくれる人や、決して否定しない人ばかりで、自分の人間関係を固めたがる傾向にあります。
心理8「相手にアドバイスをしたい」
相手が素直にアドバイスに従ったり、受け入れられれば満足しますが、アドバイスに反論したり、従わなかったりすると、手のひらを返したように冷たくなることがあります。
あなたのためを思ってとは、自信過剰な人がアドバイスの際に使う常套句ですが、実は自分のためにしているかもしれません。
心理9「自身と違う考えを受け入れたくない」
自分が自信を持っている考えと異なる考えに触れたとき、その異なる考えを許容できるのか、拒否するのかによって、自分に自信がある人と自信過剰な人に分かれるともいえます。
自信過剰ではなく、自分に自信があるというだけならば、他人の考えを受け入れる器量も持ち合わせています。
心理10「勘違いをしている」
自分に都合の良い解釈をしたうえで、その解釈を口にすることがあれば、相手にそういう意味ではありませんと否定される可能性があります。
しかしながら、口にださなければ、勘違いとして後々まで引きずることになります。
職場の自信過剰な人に辟易している人におすすめ
どの会社にも困ったちゃんはいますが、自分の会社が特別多いのか、ひどいのかなど、転職先を探しながら探ってみるのもおすすめです。
転職先を探すには、様々な条件で自分にあっていそうな転職先を探し出せる「転職エージェント」がおすすめです。
自信過剰な人との付き合い方5つ
付き合いたくなくても、仕事の関係者などでは、全く付き合わないというわけにもいかず、いつでもうんざりしながら付き合うことになってしまいます。
自信過剰な人の心理を理解し、踏まえた上手な付き合い方をご紹介します。
付き合い方1「反論や批判をしない」
しかしながら、自信過剰な人が誤った発言をすることもあるので、訂正が必要になる局面もあります。そのようなときは、真っ向から否定しないことが大切です。
合っている事柄に関して、肯定したうえで、その肯定を補助する意味で一部修正が必要であると匂わせましょう。
付き合い方2「長く深く話さない」
自信過剰な人と付き合う上でのコツとして、長く深く話さないことが重要になってきます。
自信過剰な人に対しては、なるべく短時間で、話さなければいけないことを、さらっと話すように心がけるようにしましょう。
付き合い方3「褒めて伸ばす」
ことあるごとに、すごい、さすが○○さんとか○○さんに頼んでよかったと褒めましょう。
自信過剰な人は、いつでも褒めてくれる人のことを味方と認識します。自信過剰な人を誉めて、味方と認識されることで、かなりコミュニケーションが取りやすくなります。
付き合い方4「大きな仕事をさせてみる」
自信過剰な人の真価が問われることになり、自信を持って仕事をやりこなせるという可能性もあります。
ただし、自信が過剰なだけで実力がなく、失敗に終わる可能性もあるので、仕事を任せた後もウォッチを続ける必要があります。
付き合い方5「自分より上がいることを悟らせる」
他人の意見を聞き入れることができない、自信過剰な人間が組織にいる場合は、その人が絶対に逆らえないほどの立場の人に、助言を求めるのも、付き合い方のコツといえます。
自分のわがままが、いつでも受け入れられるわけではないことを、認識させるのも大切なことです。
自信過剰な人の心理を把握しましょう
自信過剰な人も、その心理さえ理解できれば、扱い方のコツも読めてきます。頭から毛嫌いするのではなく、自信過剰な人の心理を理解できるように寄り添ってみましょう。
その他の性格に関する内容も見てみよう
そんな性格の持ち主をただ敬遠するのではなく、その心理や付き合い方を考え、折り合いをつけられるようにしましょう。以下の関連記事も参考に、難しい性格を理解してあげましょう。