気分屋な人との上手な付き合い方
ニコニコと笑って冗談を言っていたかと思えば、急にムスッとして黙り込み、何か気に障ることを言った心当たりもなく、なぜ不機嫌になったのかが分からない。
そんな、コロコロと気分が変わる人と接する時には、とても気を使います。
しかし、学校や仕事など日常的に生活していく中でどうしても気分屋な人と付き合わなくてはいけない場面が出てきます。できるだけストレスなく気分屋な人と付き合うために知っておきたい処世術についてご紹介します。
気分屋な人に上手に接するにはどうすれば良い?
気分屋な人は、良い時には、ノリがよかったり、面白かったりするのですが、突然機嫌が悪くなります。何を言っても、トゲトゲしい返事が返ってきたり、否定的に言われたりしてびっくりすることもよくあります。
イベントや旅行に一緒に出かけたとき急に機嫌が悪くなられたらどうでしょうか。
せっかくの楽しい時間が苦行の時間になってしまいます。このような状況に陥り、自分自身がつらくならないためにも、気分屋な人のタイプ別の特徴を押さえ、できるだけうまく接する作法を心得ておきましょう。
気分屋な男性
よく一般的に女性は気分屋が多い、年配になるほど気分屋が増えるなど言われますが、実は男性にも気分屋はたくさんいます。それほどあからさまな場合は少ないですが、しばらく付き合うと気分屋なことが分かってきます。
普段は優しいので、その調子で話かけると、冷たく突っぱねられたり、突然無視をしてきたり、関われば関わるほど状況は悪くなっていきます。このような気分屋な男性とうまく付き合うには、機嫌が悪いと感じたら距離を置くのが一番でしょう。サイクルがあるので、しばらく経つと機嫌が良くなります。
気分屋な彼女
気分屋な彼女に困っている男性は多いのではないでしょうか。
気分屋の彼女に振り回されている人は、彼女のことが大好きでたまらない、他の男性に取られたくないといった場合が多いようです。何でも言うことを聞いて、彼女の機嫌を損なわないように、ビクビクしながら付き合っていくのは大変疲れます。
辛いですが、最後は彼女のことをあきらめるのが最善の策になるかもしれません。
気分屋な彼氏
気分屋な彼女と同じく、気分屋な彼氏に振り回される女性も多いものです。こちらもその彼のことが大好きでたまらないという場合がほとんどのようです。対等なはずの恋愛において、力関係ができてしまいます。男性が女性のことを好きという気持ちが少し強いほうがバランスが取れやすいようです。
突然音信不通になったり、他の女性に夢中になっている気配が感じられたりする彼は、本当にあなたのことが好きなのでしょうか。
都合の良い女性になって尽くせば尽くすほど、あなた自身が辛くなってしまうのではないでしょうか。気分屋の彼に振り回されていると感じたら、連絡の頻度を減らす、距離を置くなどするのが良いでしょう。それで終わってしまったら、それまでの関係ということであきらめるしかありません。
職場での気分屋な人
職場での気分屋な人は本当にやっかいです。同僚、上司どちらも同じ職場にいる限り避けられません。仕事をうまくいかせるには、人間関係が大切です。
急に上司に呼び出されて怒鳴られたり、提出した資料に難癖をつけられたり、気分で八つ当たりをされたら、たまったものではありません。とは言え、職場は理屈通りで片づけられない理不尽なことのほうが多いものです。
このような場合には、同じ職場内で、気分屋な人に困っている仲間を探すようにしましょう。その仲間と一緒に少しずつその人を排除できるように、立ちまわることができるなら、一番良いでしょう。
ただ仲間と言っても、その人にすべて話すと気分屋な人に告げ口される可能性があるため、悪口は言わず、どのくらい気分屋な人に対して不満を持っているのかを静観し、行動に移せるタイミングを待つようにします。
そのような行動に出ないにしても、同じように不満に思っている仲間がいることは心強いことです。
気分屋な人の特徴な性格
気分屋な人の性格的な特徴について考えてみましょう。どのような性格か、タイプが分かると付き合う際の対処方法を考えることができ、楽になります。
思い通りにいかないと気がすまない
自分の思い通りにいかないと不機嫌になってしまいます。これは、子どもがよく不機嫌になるパターンと全く同じです。地位が高くなっても、年齢を経ても、このようなタイプの人は存在します。世の中には、思い通りにいかないことのほうが多いものです。
通常は、そのたびに腹を立てていると、自分自身も辛くなるので、できるだけイライラしないよう、他人に対する許容度を高めたり、気にしないという対処法を身に付けたりするものです。このタイプの人は、そのような機会がないまま今まで過ごしてきた人といえます。
自己中心的
とにかく自分のことしか考えていない、計算高く、いかに自分の得になるかを考えて付き合う人を決めている場合もあります。自分の得になると思うと、目の色を変えてニコニコと接してきます。お金に細かく、きちんと割り勘にするなど、自分が損をしないように常に気を使っています。
飽きっぽい
飽きっぽい性格は、気分屋になりやすい性格的な特徴です。興味の範囲は広く、あれこれ新しいことを始めては、しばらく経つとその情熱は消え去り、見向きもしなくなってしまうといったことがよくあります。人に対しての態度も同じで、人間関係を築くという面倒な面を避けたがる、約束したことを直前になって突然キャンセルする、言っていることがころころ変わるなど、不誠実な面がよくあります。
精神的に不安定
日常生活を送る中で、親からの十分な愛情が受けられなかった、人に裏切られたり、手ひどい仕打ちを受けたり、といったことがきっかけで精神的に不安定な方も気分屋になりやすい人の特徴です。物事をネガティブにとらえがちで、常に人を信じられず不安に思っていることも多いものです。
変なところに強いこだわりがある
本人なりの独自の強いこだわりがあり、その領域に踏み込んではいけないという一線があります。その一線を踏み越えると、突然猛烈に不機嫌になります。また、気に障る地雷原があり、それは普通の人が予測もつかないところに埋まっているのでやっかいです。長く付き合ってもなかなか理解しにくい性格、または長く付き合う前にフェードアウトしてしまう、難しい性格だといえます。
気分屋を改善するためにすべき対処法
気分屋な人と付き合うのは難しいものです。どうしても関わらなくてはいけない場合、できるだけうまくいくよう対処方法をご紹介します。何よりも気分屋な人に振り回されて、自分がストレスで潰れてしまわないことが大切です。
構いすぎない
気分屋な人の言いなりになって、何でも言うことを聞くことは逆効果になります。本人も何をしても良いのだと増長してきてしまいます。機嫌が悪いときは、あまり構いすぎないようにしたほうが良いでしょう。
理解していることを示す
気分屋な人は、自分の思いを理解してほしいという気持ちを持っていることがあります。気持ちに同意し、考えを肯定することで、気持ちが安定してくることもあります。敵ではなく、味方でいるということを示してみましょう。
気分屋のパターンを見極める
山のお天気のようにコロコロと変わる、気分屋な人との付き合いは難しいものです。何か悪いことをしたわけでもないのに、機嫌が悪くなっているように見えますが、実は本人のみが分かるきっかけが存在しています。できるだけ、何日サイクルで機嫌が悪くなるか、どの言葉が逆鱗に触れるのかなど、パターンを見極めれば、付き合いが楽になるでしょう。