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向上心のある人の特徴とは|向上心があることのメリット/デメリット

向上心のある人の特徴

向上心とは現状に満足せず、よりよい物や結果を求める心のことを意味します。向上心のある人は常に上を目指す上昇志向の強い人だと言えます。

全ての人に向上心があるのかというとそうではありません。向上心は誰でも持つことが出来るものですが、常に向上心がある人には特徴があります。

目標がある

目標のある人は向上心がある人です。目標を設定しその達成を目指すということは現状よりもさらにステップアップしようと考えているからです。

向上心のある人は常に目標を持っています。それは大きなものや長期的なものだけに限りません。小さくて短期的な目標も同時に持ち合わせている場合が多いです。

何か一つ取り組む時には漠然とそれをこなすのではなく、どれぐらいの時間で終わらせるか、どれぐらいのクオリティを求めるかなど、随時小さな目標を立てています。向上心がある人は目標を立てることを当たり前のこととし、それを達成することに喜びを見出している人も多いです。

反省を大事にする

向上心があるからといって何事にも全て成功するというわけではありません。むしろ高い目標を掲げているので、失敗することも多いです。しかし向上心のある人は失敗をそのままでは終わらせません。しっかりと反省することで次に活かそうと考えています。

向上心のある人は失敗から学ぶ人が多いです。それは失敗した原因を反省することで次は同じ失敗をしないで済むからです。なぜ失敗したのかを知ることで、どうすれば成功するのかその方法を導き出せる可能性があります。

また反省することで自分の現状の立ち位置や現状も知ることができます。向上心のある人は上を見ているだけではなく、現在の自分をしっかりと見定めている人が多いです。

向上心が高いこと・低いことでのメリット、デメリット

向上心があることは良く、ないのは良くないというイメージを持っている人が多いですが、向上心が高いことと低いこと、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらも必ずしも良いものではありませんし、悪いものでもありません。

問題は何でも度が過ぎるといけないということです。向上心を持つ場合でも度が過ぎないように注意が必要です。

向上心が高いメリット

向上心が高いことのメリットは常に自分を成長させていけるということです。向上心が高いと成長しても現状に満足することはありません。そのためどこまでも高みへと成長していくことができます。

また成長することを喜びに感じている人も多いので、苦しいや辛いと感じることはほとんどありません。むしろ何もせず成長が止まった状態の方を苦しい、辛いと感じます。

向上心が高いと成長を続けることが出来るので、大きな成功を掴むことが出来ます。企業内で大きく出世したり、自分で会社を立ち上げ会社を大きくしていけるのはこのタイプだと言えます。

向上心が高いデメリット

向上心の高さはそのまま競争心の強さでもあります。強すぎる競争心は他人を蹴落としてまで自分の成長を望むので、人間関係にひびを入れてしまう可能性があります。

また直接他人を蹴落とすようなことがなくても、自分ひとりでどんどんと突き進んでしまうので、他人との人間関係が離れ、孤立してしまいがちです。

また向上心が高くても人間関係に気をつけている人もいますが、それは相手を利用するためという場合もあります。打算的な付き合いはいつかボロが出ますので、向上心が高すぎると人間関係に不安があると言えます。

向上心が低いメリット

向上心が低いことは他人に対して優しいことでもあります。競争を嫌い、穏やかであることを望むので、集団の中では癒しの存在として重宝されます。

また常に目標を持ち、改革改善を進めていくことは派手で見栄えもいいですが、それだけでは社会は成立しません。現状を維持する人がいて初めて改革改善も行っていくことができます。

向上心が低いことは良くないというイメージがありますが、実はそうではなく、向上心の高い人にとって、向上心の低いひとは欠かすことのできない存在だと言えます。

向上心が低いデメリット

向上心が低いことのデメリットは生産性が上がらないということです。目標を持たず上を目指そうという意思がないためやる気がないということもしばしばあります。

向上心が低い人は反省をしたり、改善に努めようという意識が薄いため、同じ失敗を何度も繰り返してしまうことも多いです。周囲に迷惑をかけることもありますが、それでも向上心が低いため、また同じ失敗をしてしまいます。

また向上心の低さが周囲にも伝染し、集団としてのやる気を下げてしまう可能性もあります。個人だけでなく、集団にも悪影響を及ぼすことがあるので、注意が必要です。

向上心がない場合の対処法

向上心を持つことは大切なことだと頭では分かっていてもなかなか心が動かないということはよくあります。また周囲に向上心のない人がいれば、その人のモチベーションを上げなければならないという悩みもあります。

向上心は気持ちの持ち方次第で今すぐにでも高めていくことができます。また向上心を持つことを習慣化すれば、意識せずとも自然と向上心を持つこともできます。

達成可能な目標を立てる

向上心を持つために必要なのは目標です。しかし向上心を高めようと張り切るあまりに高すぎる目標を立てては挫折するを繰り返している人も多いです。まずは達成可能な目標を立てることから始めましょう。

向上心を高めることで大事なのは目標を達成すること自体ではなく、立てた目標を達成する癖をつけるということです。小さくても成功体験を積むことで自信もつきますし、モチベーションを上げることもできます。

向上心を持つということは非常にエネルギーのいることです。小さな目標を達成しモチベーションを少しずつ上げて、ゆっくりと大きな目標に向かっていきましょう。

ご褒美を設定する

向上心を高めるためにはモチベーションを上げることが必須になりますが、小さな目標を達成したぐらいではモチベーションが上がらないという人もいます。そんな場合は目標を達成した際のご褒美を設定し、自分のモチベーションを上げていきます。

明確な報酬があることで人はそれに向かって努力をすることが出来ます。また報酬があると分かれば繰り返し目標に向かって進んでいくことができます。

初めのうちはご褒美が必要ですが、何度も目標を達成し、その充実感や成長を感じることが出来れば、ご褒美なしでも目標達成へのモチベーションを上げることはできます。

向上心に関するおすすめの本の紹介

向上心を高めるために手っ取り早いのは本を読むことです。自分よりも意識の高い人、向上心の高い人が書いた本を読むことで、目標を達成することの素晴らしさやその充実感を感じ取ることができます。

また向上心を高める具体的な方法について書かれているものも数多く存在するので、読み終わればすぐに実践し、その効果を確かめることもできます。

「向上心 すじ金入りの自分論」

サミュエル・スマイルズ著の「向上心 すじ金入りの自分論」では向上心とはどういうものかを語り、どのようにして生きるべきかを説いた人間力形成の指南書です。

向上心を持つことがいかに大切か、人生においてどのような意味を持つのかなどが説明されており、より素晴らしい人生を生きるための指針にもなります。

翻訳本で手に取りづらいと感じる人が多いですが、自分を高める本として一読の価値があります。タイトルの通り向上心のバイブルのような存在です。

向上心が未来を明るくする!

向上心は人がよりよい生活を求めるためになくてはならないものです。向上心を持って物事に取り組むことで状況を改善していくことができるだけではなく、目標を持つことで生活にもハリが生まれます。

向上心はエネルギーを必要とするものなので、高い向上心を持っていればエネルギッシュで充実した毎日を送ることができます。

向上心を持っている限り成長が止まることはありません。向上心は未来を照らす光ですので、どんな辛い状況でも向上心があればそれらを打破して素晴らしい毎日を手に入れることができます。

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