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礼儀正しい人の特徴|礼儀正しい人になる方法

礼儀正しさは日本人が誇るべき美徳である

礼儀正しいの意味とは

[形][文]れいぎただ・し[シク]礼儀をわきまえており、態度がきちんとしているさま。「店員が―・く応対する」

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/242041/meaning/m0u/

礼儀正しい人の特徴

自分から挨拶ができる人

まず、礼儀正しい人とは、「自分から気持ちの良い挨拶ができる人」と言うことができます。挨拶はごく当たり前のことかもしれませんが、気持ちの良い挨拶ができる人はそう多くはありません。挨拶をされて気分を害する人はいないでしょう。まずは恥ずかしがらずに積極的に気持ちの良い挨拶をすることが、礼儀正しい人への第1歩だと言えるでしょう。

一般常識のある人

一言で「一般常識」といっても、どこまでが一般常識なのか、はっきりとした線引きのできない難しさがあります。一般常識がある人とは、少なくとも「マナーを心得ている人」と言えるかもしれません。例えばビジネスであれば、タクシーへ乗る順番やエレベーターの立ち位置を知っておく必要があります。

また、「礼儀正しい人」と言うこともできます。礼儀正しい人とは、「マナーを知り、相手を尊重する姿勢を持った人」のことを指します。

正しい敬語を使える人

ビジネスメールひとつを取っても、正しい敬語を100パーセント使いこなしている人は少ないでしょう。尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けは日本語の大きな特徴であり、新社会人でなくても習得するのは難しいです。これをきちんと理解し使い分けることができると、「正しい日本語を理解していて礼儀正しい人」という印象を与えます。

特に目上の人に対して間違った敬語を使わないよう、日頃から十分気をつけましょう。

適度な距離感を保てる人

礼儀正しい人とは、ただかしこまった堅苦しい人とは異なります。礼儀正しいとは、つまり「好感を持たれること」であり、堅苦しすぎるとかえって礼儀正しいという評価につながりにくくなります。適度に相手との距離感を保ち、親しみやすくする必要があります。

とは言え、相手との距離を縮めたいばかりに、過度にくだけた口調になるのはご法度です。それぞれの相手に合わせた適度な距離感を上手くつかみ、そのうえで会話をすることが重要です。

礼儀正しい芸能人

指原莉乃(アイドル)

今や日本を代表するアイドルグループであるAKB48の姉妹グループ、HKT48に所属する指原莉乃さんです。彼女は実は、芸能界の重鎮から礼儀正しいと絶賛され続けています。

お笑い界ではダウンタウンの松本人志さんが、「頭の良い賢い人」と手放しに賞賛しています。共演者から「賢い」と言われるのは、やはり目上の人に対する礼儀正しさがあるからこそなのでしょう。

文化人代表としては、マツコ・デラックスさんです。マツコさんといえばかなり辛口な印象がありますが、指原さんに対しては、「指原さんのようなキャラクターがメインになってくるとAKBは面白くなる。指原さんこそがアイドルの王道」というコメントをしています。

また、音楽業界からは、サザンオールスターズの桑田佳祐さんがその礼儀正しさについて絶賛しています。桑田さんは、「指原さんは、わざわざ控室まで丁寧に挨拶に来てくれて本当に礼儀正しい。」と言っています。

やはり、指原さんは、礼儀正しい人の特徴である「自分から挨拶すること」を積極的に実践しているのです。

ローラ(モデル、タレント)

ローラさんといえば、タメ口しか話さず敬語を知らないといったイメージがありますが、実は違います。あの話し方は「ビジネスタメ口」であり、プライベートでは実際に、店員さんにも丁寧な敬語で話している姿を目撃されています。

芸能人はキャラクター作りが大切なので、普段TVで見ている姿が本当の姿だとは一概に言い切れないのです。

江頭2:50

江頭さんはその芸風のために、ふざけた人という印象を与えますが、実は違います。楽屋等での挨拶が礼儀正しいことで有名な人ですが、さらにその人間性を賞賛する声も上がっています。

東日本大震災が起きた際、自らトラックに物資を詰め込み、福島県へ向かったことは話題にもなりましたが、ご本人はこの件に関してコメントを控えているようです。あくまで芸人としてのキャラクターを大切にしていますが、実は礼儀正しく思いやりのある人間性の持ち主のようです。

礼儀正しい挨拶とは

礼儀正しい人は常に穏やかな口調で話す

独特の言い回しや個性的な話し方は、その人のキャラクターを作り出すうえでは重要ですが、初対面の人に対して礼儀正しい印象を与えることはないでしょう。

礼儀正しい印象を与えるためには、まずはゆっくりと話すようにするといいでしょう。早口で話すよりも、少しゆっくり話すほうが穏やかな印象を与えます。あなたも、きちんと相手を見て穏やかな口調で挨拶ができたら、礼儀正しい人に1歩近づくはずです。

身近な話題から相手の関心事を探る

特に初対面の人とは、挨拶に加え、適度な会話が必要になります。礼儀正しいという印象を与えるためには、深入りした話題は不向きです。まずは相手との距離感を感じ取りながら、時事や天気などの身近な話題を投げかけてみましょう。そこから相手の関心事を引き出していくのが、会話上手で礼儀正しい人であると言えます。

礼儀正しい子供に育てる方法

挨拶を習慣づける

礼儀正しい大人になるには、幼いころからの習慣が重要になってきます。まずは礼儀正しい人の基本として、誰にでも挨拶ができるようになることです。近所の大人や、幼稚園または保育園の先生に会ったときにはもちろん挨拶をするでしょうから、まずは、それ以外の人にも挨拶ができるようになりましょう。

慣れてきたら、対象となる人をどんどん増やしていきましょう。お友達の両親や、同じマンションに住んでいてあまり会話をしたことがない人にも挨拶ができるようになると、子供ながらにして挨拶上級者の仲間入りです。

大切なのは、自分から挨拶ができるようになることです。大人になってから挨拶の重要性に気づくこともしばしばあります。しかし、子供のうちから挨拶を習慣づけておくと、「礼儀正しく育てられている」という印象を早い段階で与えることができます。

他人を思いやる心を持つ

礼儀正しい人は、「相手を押し付けずに思いやることができる人」とも言えます。相手がどのような気持ちなのかを考えられる子供に育てることが理想です。

そうは言っても、子供は素直で正直です。感情を抑え込ませるような育て方をしては、子供の可能性をふさいでしまうことにつながります。思いやりと優しさを持ち、物事の重要性を常に伝えながらも、厳しく言及し過ぎないようにしましょう。

思いやりのある人は、いくつになっても魅力的であり続けます。教養のひとつとして身につけておくといいでしょう。

日本人は礼儀正しいと言われる理由

私たち日本人がごくあたり前のこととして行っていることでも、外国人の方から見たら「礼儀正しい」と感じることが多々あります。

長蛇の列ではきちんと一列に並んで待つ

電車のホームやスーパーのレジの前で長蛇の列を作っているときなど、誰一人として文句も言わず一列にきちんと並んで待っている姿が、驚きの光景に見える人もいるようです。列を乱す人がいれば嫌な顔をされるくらい、きちんと並んで待つことは、私たちにとってはごく当たり前のことです。

日本の伝統として「秩序を重んじる」という考え方が根強く残っています。それゆえ、こうした行為を当然のこととして日常的に行っているのでしょう。

イギリス人も日本人と似たような国民性を持つと言われています。彼らもまた、秩序を保って一列に並ぶ習性を持っており、世界各国の人々から賞賛されています。

落としたモノが返ってくる

続いて、海外の人々が「あり得ない」と言って驚くのが、「落し物が持ち主のところに戻ってくる」ことです。海外では、自分の目の届かないところに荷物を置くと、誰かが持って行ってしまうのが普通です。決して自分のところに返ってきません。そのため、紛失したものが返ってくる日本という国は、彼らにとっては信じられないくらい「善良」に思えるのです。

日本人から見ても、確かにこれは非常に有難いと感謝すべきことです。落とした人の立場に立てる人が多いのは、日本人として誇りに思うべきことです。

礼儀正しくあることは日本の伝統

ここまで礼儀正しさについてお伝えしてきましたが、日本人の礼儀正しさは、その長い歴史に基づいていると言えます。

茶道など日本の伝統文化では、「礼を重んじる」ことが重要視されています。私たちは、相手を敬う気持ちとその表し方を日常的に学べる環境にあります。そしてそれは「美徳である」と常に教えられてきました。

ところが、前に出過ぎない日本人は、謙虚であるがゆえに、日本人の良さを忘れてしまっているのではないでしょうか。礼儀正しいことはつまり、「相手を思いやる心の余裕が持てる」ことであり、これからも大切に守っていくべき「美徳」であると言えます。

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