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逆境に強い人の特徴・逆境をチャンスに変える方法

逆境

街角を歩く人達から世界的に注目を浴びるスターまで、生きていれば誰にでも訪れるのが逆境です。逆境に陥ると苦痛を感じ、全てを投げ出したい気持ちになります。ほとんどの人はその逆境を苦と感じるといわれています。

しかし多くの成功者はその逆境をむしろ活かし、成功へと繋げていきました。逆境は苦ではありますが、またチャンスでもあります。逆境を糧に人は飛躍します。今回はそんな逆境についてご紹介していきます。

逆境とは

まず、逆境の辞書的な意味から見て行きましょう。[goo 辞書 出典:デジタル大辞泉]には次のように書かれています。

ぎゃっ‐きょう〔ギヤクキヤウ〕【逆境】 の意味
苦労の多い境遇。不運な境遇。「逆境にめげない」⇔順境。

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/54347/meaning/m0u/

このように、逆境とは「苦労の多い境遇・不運の多い境遇」という意味です。様々な不運が次々に訪れたり、順調にいっていたものが急に転落したりして出来上がった状況を逆境といいます。

最初に述べたとおり、逆境は苦です。しかし辞書には載っていませんが、逆境は全くマイナスの要素ばかりではありません。活かし方次第では、逆境は成功するための糧となりえるものです。

レジリエンス(逆境力)

「レジリエンス」とは通称「逆境力」とも呼ばれるもので、1970年代頃から注目されてきたといわれています。外からのストレスに対して折れない心、またはすぐに立ち直る心をいいます。このレジリエンスを鍛えることで、逆境に強い心を持つことができるようになるでしょう。

今回ご紹介する内容にも、このレジリエンスが含まれています。ぜひ参考にしてください。

逆境に強い人の特徴

世の中には逆境に強い人がいます。彼ら、彼女らにはいったいどんな特徴があるのでしょうか。逆境に強い人達の特徴を知って、逆境を乗り越える方法を探っていきましょう。

立ち直りが早い

逆境に強い人はどんな境遇に陥っても、すぐに立ち直ります。すぐに立ち直って、次の行動に移していきます。どんな境遇でもポジティブに捉えたり、楽天的に捉えたりします。

またそうなってしまった原因は何か、どこに問題があったのかを考え、素早く解決へと導いてきます。その時様々な解決策を見出し、どれが一番良い方法なのかを探っていきます。

このようにどんな状況でもポジティブに考える楽天的な心や、物事を様々な角度から考える思考力、柔軟性を持っています。

自分を持っている

逆境に強い人は、自分というものをしっかり持っています。すぐに人の意見に流されたり、人に合わせたりはしません。自分の意見や考えを持ち、自分の意思で行動していきます。良いものは良い、悪いものは悪いと自分で判別し、それに従います。誰かから何か誘いを受けようが、自分がよくないと思ったら、誘いもちゃんと断る事ができます。

このように逆境に強い人は、自分というもの持っています。

変化に強い

変化に強いのも、逆境に強い人の特徴です。時代は常に変化しています。そんな変化にも素早く対応し、前進していくことができます。またその変化を利用して、新しいものを見出していきます。

このように、環境の変化に対する対応力と柔軟性に富んでいるので、逆境という変化に対しても上手く対応していくことができます。

コミュニケーション能力が高い

逆境に強い人は、コミュニケーション能力に長けています。特定の人だけでなく、様々な人達とコミュニケーションを取ります。そうしていくうちに多くの人達から信頼されるようになり、自分自身が悪い方に向かっている時は、その人達から助けを受けることができます。

このように逆境に強い人は、高いコミュニケーション能力を持っています。

以上が逆境に強い人の主な特徴です。ではこれを踏まえたうえで、どのようにしたら逆境に強い人になることができるのか、その方法を次からご紹介していきます。

逆境に強くなるための方法

逆境に強くなる方法をご紹介していきます。逆境に強くなって自分を変えていきたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

柔軟性をつける

逆境に強い人の特徴にもありましたが、逆境に強くなるためにはこの柔軟性が必要です。苦痛な状態、不運が多い状態に陥った時、それらの状態をただマイナスとして受け入れては、逆境を乗り越える事はできません。これからの自分の人生の中で、この期間はすごく重要なものになる、この状態が自分をさらに飛躍させてくれる、といったようにプラスに考えることが大切です。

要するに目の前で起きていることをそのまま捉えるのではなく、柔軟に考え、それを自分にとってプラスとなるように持っていくことが、逆境に強くなるコツです。

そう言葉では簡単に言えても、最初は難しいかもしれません。いきなり柔軟に考えることはなかなか出来ません。そういう時は、まず周りで起きている様々なことに関して複数の視点から考えるトレーニングをしましょう。

例えば、怒りっぽい上司が日常として部下を叱っている光景を見たとします。それを見て「理不尽だな」、「かわいそうだな」とだけ捉えるのではなく、「どうしていつも部下を叱っているのだろうか」、「上から常に圧力をかけられているからなのだろうか」、「部下である私達は、どう動けばよいのか」など複数の視点から考えるトレーニングをしていくと良いでしょう。

どんなことでもいいので、複数の視点から考えるトレーニングをして、柔軟性を身につけましょう。

楽天的になる

これは先ほどの柔軟性と似ていますが、物事を楽天的に考えることも、逆境に強くなるコツです。最初にも述べましたが、逆境は苦です。その苦に押しつぶされて、動けないでいると、いつまでたってもその逆境から抜け出すことはできません。そのためその苦を、少しでも取り除く必要があります。

そのために必要な力が、物事を楽天的に考える能力です。この能力があると「仕方ない。もう一度頑張るか」、「こんなこともあるでしょう」と考えることができるため、苦に押しつぶされることなく、すぐに行動することができます。

全てに対して楽天的に考えるのは問題がある場合があるかもしれませんが、逆境に陥ったときなどには、開き直ってみるのは有効な手段です。

楽天的に考えるのが難しい人には、先ほどご紹介した柔軟性が必要です。最初は自分の気持ちに嘘をついてもいいので、「まぁ、仕方ない」、「こんなときもあるさ」と呟いてみるのもいいでしょう。その嘘が次第に、本当に変わっていきます。

自信を持つ

逆境に強くなるためには、自信を持つことも大切です。自信は自分を持つことに繋がり、オドオドと人に流されて、いつまでたっても逆境から抜け出せない状態を作りません。

逆境から抜け出すには、自分から行動していくしかりません。人に相談するにしても、まず自分が動かないことには相談もできません。自信を持って、逆境の中でも行動していける力を持ちましょう。

人との繋がりを大切にする

逆境に強くなるためには、人との繋がりも大切です。これは自分が逆境に落ちた時の助けとなります。逆境に陥った時、どうしても自分ひとりでは解決できない問題が発生する場合があります。そういった時に人との繋がりがあるのとないのとでは、大きく違ってきます。

人との繋がりも、逆境に強くなるための大切な要素です。人とのつながりを心の支えに、逆境を乗り越えていきましょう。

逆境をチャンスに

それでは実際に逆境に陥った時、どのようにすればその逆境をチャンスに変えることができるのでしょうか。多くの成功者は逆境をチャンスに変え、成功へと導いてきました。先ほどご紹介した逆境に強くなる方法を元にチャンスへの変え方をご紹介していきます。

どんなことも自分の成長へと繋げていく

逆境に陥ってしまっている時は、様々な苦痛や不運がのしかかっています。それらをただ受け止めているだけでは前進しません。その苦痛や不運から自分が成長するために必要なことを見出し、前進していくことが重要です。そのためにも、先ほど述べた柔軟性が必要です。すでに柔軟性を身につけている方は、逆境に陥った時はその能力を存分に活かしてください。

逆境に陥ることは、悪いことばかりではありません。今の自分をこのまま続けては成長は見込めないという、警告でもあります。その警告をしっかりと聞いて、自分を変えていくチャンスとしましょう。そしてそこから成功へと導いていきましょう。

とにかく行動

逆境に陥った時、一歩下がって冷静に状況を確認したり、これからどうしていくかを考えたりすることは大切です。しかし考えるばかりで、いつまでもそのままの状態にいてはいけません。不運に見舞われたり、苦痛を浴びたりした時、そのショックから中々前に進めないでいる人がいます。ショックな出来事やこれからのことなどが、頭の中でぐるぐる回るだけで、次の行動に移せないでいます。

そんな時は、とにかく行動してみましょう。それだけ考えていたら頭の中ではある程度、物事を整理できていると思います。そのため、とにかく自分が正しいと思う方向へ行動していきましょう。そうして行動していくことによって、そのショックを過去のものとしていくことができます。

このやり方は、楽天的またはポジティブに捉える柔軟性がない方におすすめの方法です。とにかく行動して、チャンスへと繋げていきましょう。

変化を捉える

もし今までやっていたことが上手くいかなくなって、逆境に陥ってしまった場合は、一度冷静に周りを見てみてください。時代は常に変化しています。自分のやっていることや考えていることが、過去のものになっている、ということはないでしょうか。もしかしたら時代の変化についていけてない可能性があります。

一度冷静に世間を見渡して、変化を捉えましょう。そしてそこから新しいものを生み出しましょう。

人に頼る

前述しましたが、逆境をチャンスに変えるためには、他人の力も大切です。逆境に陥っている時は、どうしても自分だけでは解決でないこともあります。それを解決に導くのが、他人の力です。そのためには、信頼できる人とのつながりが大切です。

またそういった人達がいるだけでも、大きな助けになります。逆境は苦です。その苦を少しでも楽にするためには、そういった人達との繋がりは重要です。

逆境の中にチャンスはあるのか

「逆境をチャンスにと言われても、そもそもチャンスなんてあるのか」と思っている方もいるかもしれません。

結論から言うと、逆境の中にチャンスはあります。それは自分を変えるチャンスです。逆境を乗り越えるためには、一度自分を見直す必要があります。今まで変わろうとしたが、なかなか変えれなかった自分の弱さや、日ごろの悪習、元々抱いていたはずの目標など、様々なことが見えてきます。

そしてそれらを見直すことによって、考え方や行動のあり方、自分が本当にやらなくてはいけないことなどを見つけていき、新たな思いで再出発することができます。そうすることによって、今までの自分を変えていくことができます。

自分を変えることは、その先の大きな成功にも繋がる可能性があり、そのため逆境は成功へのチャンスです。また人は追い込まれると、自分では考えられない力を発揮することがあります。そのため逆境のような追い込まれた状態では、今まで以上の力を出せるチャンスでもあります。

逆境に関する本

逆境に関する本を3冊ご紹介します。興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

逆境があるから

生きている限り人は逆境に陥ることがあります。何度も述べますが、逆境は苦といわれています。苦しい時です。しかし逆境は上手く利用することによって、自分自身を成長させ、新しい自分へと進化させ、成功へと導いていくことができます。逆境こそチャンスであり、逆境こそ頑張り時でしょう。

今回、逆境を乗り越えるための方法や、逆境をチャンスに変える方法などをご紹介してきました。逆境を上手く利用して成功へと導いていくには、逆境に対してどう立ち向かっていくかが重要です。細かくみると、その立ち向かい方は人それぞれで、模索しながら自分にあった方法を見つけていく必要があります。

しかしそこで重要になってくるのは、やはり柔軟な考え方と人との繋がりでしょう。立ち向かい方を模索するには、様々な視点から考えれる柔軟性が必要です。いくら強い心を持っていても、それ以上の逆境にみまわれると壊れてしまうでしょう。どんな逆境にも上手く対応できるには堅い心ではなく、柔らかい心が必要です。

いくら柔軟な心を持っていても、孤独では限界があります。時には他の人に頼って、力を貰う必要があります。また頼るまでしなくても、友人と会話するだけでも、かなり楽になるでしょう。

この2つを中心に今回ご紹介したことを参考にして、逆境をチャンスに変える力を付けてください。その力はおそらく人間にとって必須の力です。ぜひ身につけ、これからの未来に活かしましょう。

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