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自己主張ができない人/強い人の特徴と性格・トレーニング方法

自己主張ができない人の特徴や性格

自己主張とは自分の意見を他人に伝えること、自分の気持ちを表現することなどを指します。日本人は外国人に比べると恥ずかしがり屋な性格で、自己主張の苦手な人が多いと言われています。それは日本人の国民性による部分にも関係します。

しかし日本人であってももちろん自己主張の強い人はいます。では自己主張の強い人と弱い人の違いはどこにあるのか。まずは自己主張の弱い人の特徴や性格から見ていきましょう。

恥ずかしがり屋

自己主張が出来ない人の多くは恥ずかしがり屋であることが多いです。日本には恥の文化が浸透しており、目立ったことをすることを嫌い、周囲に合わせる傾向にあります。日本人に恥ずかしがり屋が多いのはこのような国民性も関係していると言えます。

恥ずかしがり屋だと単純に人前に出て話をしたり、自分の思いを伝える場にいることが恥ずかしいので、自己主張ができません。また自分の本音を知られるのが恥ずかしいと思っている人もいます。

恥ずかしがり屋は無個性なわけでは決してなく、内にはしっかりと自分の意見を秘めています。しかし恥ずかしさによって自己主張ができず、それが周囲に伝わらないので、あまり欲のない人だと思われることも多いです。

内向的

自己主張が出来ない人は内向的な傾向にあります。自分自身の世界を大切にし、外との関わりを出来るだけ避けたいと思っています。関わりを避け続けた結果、自己主張をするのが苦手になってしまった。あるいは自己主張のやり方が分からなくなったという人もいます。

また内向的な人は自己完結能力も高く、自分の意見や表現を自分の内部で完結させてしまうこともあります。自分の中で全て完結し、解決してしまうので自己主張をする必要すらないと考えている人も多いです。

内向的な人は自己主張が自己完結されているため、それについて悩むことはありません。
自分の中でしっかりと消化が出来ているのでストレスを抱えることはなく、ある意味省エネな人とも考えられます。

協調性が高い

協調性が高いあまりに自己主張が出来ないという人もいます。自己主張は自分自身の意見を通そうとすることであり、場合によってはチームの輪を乱す行為でもあります。協調性が高いとチームの輪を何よりも優先しますので、結果自己主張が出来なくなる人もいます。

協調性の高い人は優しい人も多く、自分の意見を主張せず我慢してしまうことも多いです。自分の発言がチームの輪を乱すのではないかと深刻に考えてしまう臆病な一面もあります。

また受動的な性格も多く、周囲に流されるままということもしばしばあります。自己主張をせずに他人の意見に従っていることも多いです。

自己主張が強い人の特徴や性格

日本人には珍しい自己主張の強いタイプにも共通した特徴や性格があります。自分の意見を主張しますが、それはいい面と悪い面両方を持ち合わせています。

必ずしも自己主張が強ければいいというわけではありませんので、特徴や性格を知り、適度に取り入れていくことが大切です。

気が強い

自己主張の強い人は気が強い人でもあります。自分の意見や表現を恐れることなくどんどん相手にぶつけていき、また相手の反論にあっても気が強いため退くことはことはありません。好戦的な性格でもあるので、むしろさらに向かっていく人が多いです。

気が強く、好戦的なため感情的にもなりやすいです。自分の主張も倫理や論理に基づいたものではなく、ただの主観的な意見ということも多いです。

感情的に意思決定をすることが多いため、主張が必ずしもあっているとは限りません。深く考えることなく自己主張をしていることも多く、日によって意見がコロコロ変わるということもあります。

自信家

自己主張の強い人は自信家な人も多いです。臆することなく自分の意見を主張していくことが出来るのは、その意見は自分の絶対的な自信によって裏付けられているからです。自分自身が根拠であるため、他人には分からない自信に主張が支えられている場合もあります。

主張の全てに自信があり、一点の疑いもなく主張を続けるので他人の心を動かしやすくもあります。これだけ自信満々なのだから何か考えがあるのではないかと他人に思わせることも多く、主張を実現しやすいタイプでもあります。

自己中心的

自己主張の強い人は自分の主張を優先するため、他人のことは考えない自己中心的である場合も多いです。一人の意見で押し切る場合もそうですが、グループでいくつかの意見が出た場合でもそれをことごとく押しのけ自分の主張を実現させようとします。

自分の主張が通らなければ機嫌が悪くなるなどわがままな一面も持ち合わせています。意見のぶつけ合いが加熱すると周りが見えなくなってしまい、何が何でも自分の主張を押し通すことに執着してしまいます。

自己中心的なため自分の主張が出来ればそれでよく、結果などには責任を持たないことも多いです。他人が傷ついてもお構いなしで、傍若無人な振る舞いをする人とも言えます。

自己主張が苦手な人の克服方法

自己主張が苦手な人でもそれを克服することで、上手に自己主張をしていくことができます。自己主張が苦手な人はそもそもどのように自己主張をすればいいのかその方法が分からないという人が多いです。効果的な自己主張の方法を知ることで誰でも簡単に自己主張をすることができます。

会話を増やす

自己主張をするためにはとにかく口を開くことが大切です。自己主張が苦手な人は会話という行為自体に慣れていない人が多いです。とにかく会話をするということを意識して、友人同士の会話から増やしていきましょう。

自分の思ったこと、感じたことを口に出すという習慣が身に付けば自己主張をするのは難しいことではありません。後は普段と同じ会話をするように自分の考えを口に出していけばいいだけです。

会議やプレゼンなどその場の雰囲気にのまれ、自己主張が出来な人もいます。全ては会話の延長なので、人と話すという点に意識を置き、自己主張をしていきます。ただの会話だと思えば気負うことなく自己主張をしていくことが出来ます。

自己主張が弱いことでのメリット・デメリット

自己主張が弱いことにはメリットとデメリットの両方があります。物事は表裏一体であり、必ずいい面と悪い面があります。その両方を理解して役立てていくことが大切です。

メリット

自己主張が弱いことのメリットは他人との摩擦が少ないということです。協調性の高い人も多いので、他人と円滑な関係を築きやすいと言えます。

また自分ではなく他人やグループを優先するため優しい性格だと思われやすくもあります。自己主張の激しすぎる人は好き嫌いが大きく分かれますが、自己主張の弱い人は意見は大きく分かれることなく、嫌われることはほとんどありません。

デメリット

自己主張が弱いことのデメリットは自分の望みを実現することが出来ないという点です。自己主張の弱い人は自分の意見や望みを持っていないわけではなく、それらを持ちながらそれを発信出来ない人です。

自分の望みを叶えることが出来ないためストレスが溜まりやすくもあります。また肝心なところで他人に流されてしまうので、そのことによって損をすることも多いです。

自己主張に関するトレーニングや訓練

自己主張はトレーニングによってコントロールしていくことができます。自己主張が強いことも弱いことも両方にメリット、デメリットがあるので上手にコントロールすることが大切です。

感情のコントロール

自己主張において大切なのは感情のコントロールです。自己主張が強い人は攻撃的な感情を抑え、自己主張が弱い人はネガティブな感情に立ち向かわなければなりません。

感情をコントロールするためには精神が安定していることが大切です。安定した精神はストレスフリーな状態によって生まれます。上手なストレス解消法を見つけることが自己主張をコントロールする第一歩です。

また自分の自己主張がどのようなタイプなのかを知ることも大切です。自己主張の強いタイプであれば意識的に抑え込み、弱いタイプなら自分を奮い立たせます。自分を客観視することでこれは実現できますので、普段から客観視する癖をつけておきましょう。

適度な自己主張が人間関係の鍵

自己主張は強すぎても弱すぎても問題がありますので、適度なポイントを探さなくてはなりません。強すぎる攻撃力は誰彼構わず傷つけてしまいますし、防御だけに専念していると自分の欲しいものはいつまでも手に入りません。

適度な自己主張をすることで周囲に合わせながらも自分の望みを叶えていくことができます。良好な人間関係を築きながら自分の望みを叶えていくためには自己主張のコントロールを欠かすことはできません。上手にコントロールして豊かな人生を手に入れましょう。

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