情報通とは?
情報通とは、どのような人のことを表しているのでしょうか。この記事では、情報通な人について考えてみます。
まず、辞書では、このような説明になっています。
じょうほう‐つう〔ジヤウホウ‐〕【情報通】…ある分野の情報を詳しく知っていること。また、その人。
https://kotobank.jp/word/%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%80%9A-533332
簡単にいうと物知りな人です。現代社会では、テレビや新聞があり、最近ではインターネットの普及で、誰でも容易に世界中の情報にアクセスすることが可能となりました。老若男女、ほとんどの人が1台はスマホか携帯電話を持ち歩いています。現代は、情報が未だかつてないほど溢れている時代です。こんな時代では、誰でも情報通である気がします。それでもやはり、情報に強い人と弱い人がいます。情報通な人とは、この情報に強い人のことを指します。
情報通の人の特徴と性格
情報通の人には、どんな特徴や性格があるのでしょうか。”物知り”以外にどんなところがあるのか。
話を聞くのが好き
情報通の人は、他の人より話を聞くことが好きです。コミュニケーション能力が高い人が多いく、良くも悪くも人の噂が好きです。芸能ニュースにも詳しかったりします。自分や自分の世界にだけ興味がある人と違って、世の中のことや他人にとても関心を持っています。様々な分野に自分の関心を向けます。
人間関係が広い
普通の人よりも情報通の人は、人脈が豊富です。普段から積極的にいろんなところに参加しているため、顔が広いです。豊富な人脈から、自分にとって有意義な情報をゲットします。そして、人脈を得るために、ただ情報を仕入れるだけでなく、自分からも情報を出します。こうして、ギブアンドテイクの関係を結び、情報交換する関係性を作り出します。
好奇心が強い
情報通な人は、好奇心旺盛な人です。何事にも興味を持って,行動していると情報を集められます。また、自分の好きな分野の情報は、特に強いということもあります。例えば、登山が趣味なら、どの山がいいか、どの装備がいいか、など興味がない人よりずっと多くの情報を知っています。
頭が良い
自分が話したことに対して、「意味が分からない」と言う人に誰も話しません。情報通の人は、情報を提供してくれた人から、”頭が良い”、”知識がある”と思われています。情報通の人は、普段から図書館通いしたり、勉強をせっせとしたりして、人から信頼されている人が多いです。また、この分野のことなら、○○さん知りたいかなと思われて、向こうから勝手に情報が来たりします。
信頼されている
「この人になら話しても大丈夫」と信頼されていると、情報はどんどん集まってきます。口が堅くて、秘密を守ってくれる人だと、人は自分の情報を話したりします。情報通の人は、「このこと、絶対に言わないでね。」っと言われた時も、言った人の名前などの情報を隠したりしてくれる配慮ができる人です。
聞き上手
情報というものは、誰にでも話すわけではありません。話しやすい人、聞き上手な人に話してしまうことが多いです。相づちのがうまかったり、自分が話したことに対して、的確なコメントをしてくれる人には、たくさん情報が集まります。情報通な人は、話を聞いている時、身振り手振りをいれたり、熱心に聞いたり、目を輝かせたりします。そのため、情報通の人は、話を引き出す力がある人達でもあります。
メリット
情報通の人は、周りの人から”面白い人”と思われます。知識が豊富で、話していても会話が尽きなく楽しいと、同性からも異性からも好かれます。特に最近では、面白い人がなので、遊びなどにも誘ってもらえることも多くなります。
他には、”頭の良い人”、”教養のある人”と、思われます。周りの人に、この人には一定の知識があると評価してもらえます。これは仕事でも人間関係でも大事なことです。
そして、仕事がうまく進みます。仕事は情報を多く持っていることが大事です。人間関係などの職場の情報や、業務の情報、専門分野の知識が豊富にあると、早く快適に仕事をすることができます。上司や同僚から信頼されるので、仕事を任されます。
情報通の人は、普通の人よりも、自分の専門分野以外の分野にも詳しくなります。そのため、危機回避能力が高まります。例えば、法律の知識を知っているのと知らないでいるのとでは、全然違います。借金を背負わされたりすることもありません。トラブルになり、相談に行こうとする時も、良い相談先を知っていたりします。
デメリット
情報通の人にもデメリットがあります。情報通の人は、知っていることを何でもペラペラ話すと、”口が軽い人”、”噂好き”と思われることもあります。今の時代、プライバシーを重視する人が多いので、他人のことを話すことは品がないと思われる可能性があります。
また、人によっては、自慢していると思われます。自分の知識をあまり見せつけると、その話に興味がない人にとっては、苦痛な時間となります。
そして、知りたくないことも知ってしまいます。例えば、自分の影口を偶然聞いてしまったり、会社が倒産するというような黙っているのが難しい情報もあります。
情報の集め方、出し方次第では、人に嫌われる原因となります。噂を根掘り葉掘り聞いたり、黙っていなければならないのに、勝手に喋ってしまうと、人からの信頼も失います。
また、情報を多く知っていれば上手くいくわけではなく、逆に情報に飲まれて、判断を誤ることもあります。あまりに情報を知りすぎていると、いざという時、どの情報を信じたらいいか分からなくなります。何も知らなく、”成り行き”、”自分の勘”に任せた方が物事が順調に運ばれることもあります。
情報通になるためには
情報はただじっと待っていても集まってきません。自分から積極的に動いていく人が情報通と呼ばれます。例えば、友達の集まりや、飲み会、近所の人との世間話に参加しないと良い情報は伝わってきません。また、学問的なことなら、図書館や本屋に足を運んだり、色々な人のところに関わっていかないと、自分が知りたい情報は得られません。
情報の集め方
情報を集めるには、古典的な方法として、人の会話に入ることがあります。色々なところに顔を出していると、自然と情報が入ってきます。他には、図書館や博物館、美術館に通うと沢山の事が知れます。興味のあることで構わないので、自分の知りたいことをどんどん知っていきましょう。そうすると、「○○さんは、この分野が得意だね、聞いてみよう。」と、周りの人に認識してもらえるようになります。
そして、最近では、スマホのアプリで皆が知らない情報も集められるようになっています。情報通の人は、特にこの最新技術を使う能力も高いです。他の人が知らないことなら、会話が弾んだり、知らない人との会話のきっかけになります。情報通と呼ばれる人は、わざわざそのために努力をして、インターネットで情報収集している人もいます。
情報の出し方
情報は、仕事の時に出したりするといいです。自分が頑張って得た知識を宝の持ち腐れにせず、周りの人に知ってもらうと、仕事で評価が上がります。
情報の内容によっては、話す人と話さない人を分けたほうが信頼されます。誰にでも見境なく話すと、人を傷つけたり、周りの状況を逆におかしくしてしまったりします。特に、ビジネス面では、その判断の正確さが求められます。
SNSやブログで自分の情報を出す方法もあります。そうすると、今まで自分が持っていた知識に加えて、読者から新しい情報を提供してもらえたりします。ある分野のマニア同士が情報を交換していて、交流している所もインターネット上ではあります。このように、情報を出すことで、新しい世界に繋がることも出来ます。
情報を知ってうまく使おう
情報通な人のことを考査してきました。
情報を知ることは、とても大切なことです。学校に行って知識を得るのも、そのためです。社会で生きて行くには、多くの知識が必要となります。本来、情報を得ることは良いことなのですが、誤った使い方、出し方をしないように気を付けなければなりません。
情報とは、力の強いものなので、私たちがうまく使いこなせるようになれれば、その情報はもっと有益・有意義なものになってくれます。