厚かましい言動とは?
根本的に自己中心的な人と似通っている部分があり、自分の事が最優先なのです。例え人に迷惑がかかろうとも、自分を最優先させます。こういった事を、当然のようにやってのけるのが、厚かましいと言われる発言・行動なのです。
貴重なあなたの時間を、自分の物の様に奪っていくときもあります。こういった人とは深く関わる事を避けるようにする事がストレスを溜めない方法でもあります。
厚かましい人の特徴・性格
そんな厚かましい人の特徴や性格的な問題点を知って、これからの関係性を見直してみる事が、あなたの平穏な生活を保つことにもつながります。
「超」が付くほどポジティブ!
厚かましい人は、根本的に自分の事しか考えていないので、人の話しを聞いた上で何かを準備したり、手助けしたり、人を思いやるという事をしません。それどころか、自分の分担や負担分をだれかに押し付けるようにお願いしてきます。
厚かましい人というのは、それでも罪悪感など全く生じずポジティブなまでに自分本位に生活しています。
人へのお願い事にためらいがない!
しかし、迷惑がかかると分かっていても、押し付けるようにお願いしてくるのが、こういう人の特徴です。ワガママな人とも似た点が多くありますが、その一つとして、自分は助けてもらって当然という思想が根本にあるので、人に何かをお願いする事に一切ためらったりしません。
断ると、当然のごとく怒りだす人もいるので困りものです。また、代償を払う事を嫌いますので、当然ながら「お礼をする」という概念が皆無な人も多いのです。
判断基準は損得勘定!
例えば、掃除などを代わりにやってもらうというお願いをしたとします。私達なら代わりにやってもらうのですから、「あなたの番は私がやるね」など、お願いする事に恐縮するので代償と言えるような事を提示します。しかし、厚かましい人はそんなことは言いません。自分にとって有益ではないからです。
ずばり!空気が読めない
例えば、会費を決めて食事会をしたとします。しかし「私、あんまり食べてないから」と会費以下の金額を出して来たり、先に決まっていた会費を支払う事を平気で拒むのです。会費制で集まった呑み会の場では「自分はほとんど呑んでないから」なんて言う人は、結構見かけます。
厚かましい人というのは、空気が読めてない事すら分からないのです。まるで常識知らずとも言える言動をしてしまうのです。
自分が良ければそれで良し!
例えば、誰かのお宅にお茶をしに行ったりします。相手は、夕方になれば子供やご主人が帰って来るし、相手は夕飯の準備をしなくてはいけない状況だと分かっていても、「そろそろ帰るわ」という言葉をなかなか発しないのです。中には、その日の夕飯のメニューを聞いて、「自分に構わなくていいから作って作って!」と促して、挙句におすそ分けをねだってやっと帰る、という場合も。
それだけ、空気を読めない挙句に、自分の都合しか考えないのが厚かましい人というものなのです。
厚かましいと図々しいは違うの?
そして、違いという点では次の事が挙げられます。「厚かましい」と「図々しい」という言葉の使い方において、皆が並んでいるところに割り込んだり、人の物を許可なく使ったりするのは「図々しい」を使いますが、「厚かましい」という言葉は使いません。厚かましいという言葉は、その態度や言動が直接的に人に及んだ時に使います。
厚かましい人と付き合うコツ
キッパリと言う事が大切
自分は気が小さいからと、曖昧な態度を取っていては、相手にとって都合よくどんどん話しを進められて、押し切られてしまいます。ここは勇気を出してきっぱりと断る事がとても重要なのです。相手が不機嫌そうな顔をしてくる事もあるかもしれませんが、そんな事に屈せず「無理なんです!」と毅然とした態度で伝えて下さい。
出来る限り距離を置こう
厚かましい人からの頼みは、きっぱり断る事が大事ですが、今後はその相手と距離を置く事も重要です。自分からあからさまに距離を置くという行動をしないと、相手はいつまでもあなたを頼み事できる人としてマークしてきます。
言えるのであれば相手に「あなたの為に言うけど」と、注意や指摘をしてあげる事も必要です。はっきりと指摘される事で、自分の厚かましさや図々しさを改める人もいるのです。その際に、相手が怒って来たならば、「それだけの人間なんだ」と諦めるしかありませんし、あなたに落ち度はありません。
人にストレスや負担をかけてくる「厚かましい人」には、「自分がされたら嫌な事は、人にしてはいけない」という事を理解してもらえる事を願ってやみませんが、程よい距離感を持って接するように心がけましょう。