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卑屈な人の特徴と心理16コ・卑屈な性格を直す方法とは

卑屈とは

卑屈とは、必要以上に自分を過小評価し、長期間暗い心を持ち続けることをいいます。

卑屈な人は、心が常に暗い方向へ向かっています。一緒にいて楽しくないので、周りの人からも距離を置かれてしまい、悪循環に陥ってしまいます。

一度暗い状態に陥ると、現状という「ぬるま湯」につかったまま、幸せな人生を送ることが難しくなってきます。この世が、ただ息をするだけの「生き地獄」になってしまいます。

卑屈な人の特徴と心理16コ

卑屈な人は過剰に周囲の目を気にするため、失敗を恐れてチャレンジ精神を持つことができません。

「自分なんかどうせだめだ」「こんな世の中では何をやってもだめだ」など挑戦する前から自分をダメ出しして行動を起こそうとしません。

行動を起こさずにいつまでも、「ダメだダメだ」「どうせ◯◯しても」といったネガティブ思考に陥り、今の状態に甘んじて自分を変えようとしません。それが卑屈な人の心理であり、頭の中の状態です。

特徴1:ネガティブ

卑屈な人は物事を否定的に考えるネガティブ思考の持ち主です。

卑屈な人は悲観主義者です。鬱々として、物事を行う前から自分はダメだ、できないと思い込んでいます。実際にできなかった場合、さらにネガティブな思考に陥っていきます。

ネガティブな考え方をするので実力が出し切れず、まわりを巻き込むほど暗い雰囲気を作ってしまいます。

特徴2:自信がない

卑屈になる原因は、自分に自信が持てず、自己肯定感が低いことが挙げられます。

卑屈で生きる気力を失っているときは、なぜ自分に自信が持てず、異常なまでに自尊心を失っているのか原因を探ってみてください。

多くの場合、これまで自分に課してきた、あるいは現在自分に課している目標や課題を達成できなかったことが原因で、生きる気力が削がれている可能性があります。

特徴3:自分のことが嫌い

卑屈な人は、自分のことが大嫌いです。

卑屈な人は、卑屈な自分が嫌いです。自信がない自分も、ネガティブ思考で暗いイメージの自分も、それをなおせない自分も含めて、どうしようもない嫌悪感を抱いています。

このままでは楽しい毎日を送れない、このままでは嫌だと思いながら、それができずに人生を諦め、ますます自分を嫌いになっていきます。

特徴4:プライドが高すぎる

卑屈な人は、実はものすごくプライドが高い人です。

卑屈とプライドは一見、相反するもののように感じられますが、実は一緒です。あまりにも自分を卑下する人は、反対に他人を蔑むことができる人です。

卑屈な人は優秀な人が多いので、過去の成功体験をいつまでも引きずっています。自分のほうができる、自分のほうがもっと素晴らしいと、ものすごく高いプライドを持ち、心の中で人を見下しています。

特徴5:自慢話が多い

卑屈な人は自分に自信がないのに、なぜか自慢話をよくします。

自慢話は、実は自分に自信がないことへの裏返しです。卑屈な人は自信がないので、自慢話をして自分に自信を得ようとしています。

卑屈な人の自慢話には特徴があります。学生時代などの古い時代の過去の栄光話を自慢したり、身近な人についての自慢話をします。

卑屈な人の特徴は、現在の自分の自慢話をしないことです。

特徴6:あきらめるのが早い

卑屈な人の大きな特徴は、あきらめるのが早いことです。

卑屈な人の大きな原因のひとつが、やる前からなんでもあきらめていることです。これは過去の失敗体験が大きなトラウマとなり、だめだったときに襲ってくる絶望感から逃げだすために先手を打っている心理状態です。

卑屈な人はすぐに諦めることで、精神的なダメージを回避しています。このままでは心の成長を遂げることができない状態に陥っています。

特徴7:嫌味っぽい

卑屈な人は、とにかく嫌味っぽいです。

卑屈な人は、「自分はダメ人間だからできないけど、あなたはさぞ立派な人間なんでしょう」などと発言します。卑屈な人に自覚がなくても、へりくだったような言い方が、返って嫌味っぽく聞こえることがあります。

卑屈な人は嫉妬深いので、本当の意味で嫌味を言うこともあります。

特徴8:他人をうらやましがりすぎる

卑屈な人は他人を極度にうらやましがります。他人と自分を比較して卑屈になることで、無意識のうちに目標を達しなかった自分の原因から目をそらしています。

本当の原因は自分であるということを回避して卑屈になり、自分の外に視点をずらすことで自分自身の責任を認めることを回避しています。

自分自身から逃げる言動が、他人をうらやましがりすぎる態度に現れています。

心理1:他人と自分を比べがち

卑屈な性格になるのは、尊い自分の存在価値を、世間一般の価値観や他人の判断基準に委ねてしまうからです。

人は本来、生まれ持った育成環境や性格、容姿や才能など、ひとり一人のステータスに個人差があります。

「みんな違って当たり前」の認識があるにも関わらず、自分と他人を同じ土俵に立たせて異常なまでに比較し、少しでも自分に劣る部分があると自己嫌悪に陥ってしまうのが卑屈な人です。

心理2:間違ったプライドと理想の高さ

卑屈な人は完璧主義者です。

プライドが高すぎてしまう原因はそこにあります。自分には到底できない、高すぎる理想を追い求めて自己嫌悪に陥り、ますます卑屈な人間になってしまいます。

自分にはできるはずだという間違ったプライドが、完璧すぎる理想を追い続ける自分を止めようとしません。自分はこんなこともできないダメ人間だと勝手に自分で自分を結論付け、あっという間に崩れるプライドと一緒に卑屈な人間になっていきます。

心理3:恥を恐れる

卑屈な人は、恥を極端に恐れています。

恥を恐れる気持ちは誰にでもありますが、卑屈な人は異常なまでにそのことにこだわっています。どうせ失敗してまた恥をかくのだからやるだけ無駄だなどと、マイナス思考に陥ります。

恥をかかないようにがんばったり、気をつけて生きていったりしながら成長を遂げるのが人間です。卑屈な人はそれを最初から放棄しています。

心理4:傷つきやすい

卑屈な人は傷つきやすいです。

卑屈な人はとてもデリケートです。すぐに諦めたり人を批判する嫌味な言動は、デリケートな自分の心を傷つけないようにするためのバリケードです。

卑屈な人は、先に自分を卑下することで、ダメだったときのダメージを弱めておこうといつも必死です。人に優しくされたとしても、その人が離れていったときのダメージを想定して、人を寄せ付けない雰囲気を先に作り出しておきます。

心理5:劣等感を感じやすい

卑屈な人は劣とう感のかたまりです。

卑屈な人は自分が嫌いで、常に自分はダメだと思い込んでいる、自分に自信がない人なので、劣とう感をいつも感じています。

誰かが自分を批判したり比べたりしているわけではないのに、きっと自分は周りよりもダメだと思われている、あの人のほうが自分より愛されていると思い込んでいます。

その心理が、嫌味っぽく暗い言動となって現れ、まわりに迷惑をかけてしまっています。

心理6:悲劇のヒロインぶる

卑屈な人は、常に自分を悲劇のヒロインだと思い込みたがります。

自分はかわいそうだ、自分はこんなに辛抱をしているのに報われないなど、卑屈な人の心理はまさに悲劇のヒロイン状態です。

何かにつけて親の育て方でこうなったとか、自分だけどうしてこんなに傷つきやすいんだろうなどと、卑屈な精神の言いわけを、周りの人や環境のせいにしたがります。

心理7:ネチネチしている

卑屈な人は、常にネチネチしています。

卑屈な人と話し合うとすぐにわかることですが、非常に陰湿で粘着質なところがあります。話に発展性がなく、同じことをネチネチとなんどもくりかえします。

自分の失敗にいつまでもこだわり、周りがとっくに忘れているようなミスもネチネチと気にしています。

卑屈な人は、他人のミスもネチネチといつまでも指摘します。かばってあげようとか、見逃してあげようという発想がまったくありません。

心理8:家庭環境に問題あり

卑屈な人は家庭環境に問題があります。

卑屈な人の話をよく聴くとわかりますが、親にあまり褒めてもらえなかったり、他の兄弟や他人と常に比べられたり差別されたりして、育てられています。

堅苦しい家庭だったり、世間体を気にして裏表のある家庭環境だったりするパターンもあります。卑屈だった人は親の顔色を見ながら育った人が多く、深刻な自信喪失に陥っています。

「勉強できる子 卑屈化社会」は、日本人の卑屈な心理を、勉強ができる子に対する世間の偏見の目から読み説く画期的な1冊です。

卑屈な人は嫉妬深く嫌味っぽいので、勉強ができる優等生を何かと批判します。日本社会によくありがちな、勉強だけできてもダメだ、勉強ができたって社会に出たらなんの役にも立たない、などという間違った偏見について解き明かす1冊です。

卑屈な性格を直す方法

卑屈な性格を直したいと常に考えている卑屈な人は、それがストレスになり、さらに心がねじれて卑屈さが増していきます。

普通の人が何気なくやっている行動が、卑屈な人にはたいへん困難な作業となってしまいます。やる前から、やっても無駄だ、何をやっても失敗すると、心にブレーキがかけられているからです。

いまこそ卑屈な心を修理するときです。どうやって卑屈さを克服すればいいのか。以下にそのヒントを載せておきます。

方法1:自分に自信を持つ

卑屈な人がいちばん大切なことは、自分に自信を持つことです。

まずは、自分が何をしたいのかを知ることです。趣味でもいいですし、生涯をかけて追いかけたい目標でもかまいません、好きなことや目標を見つけることです。

そして、それを達成するためにどのような自分になることかを必死に考え、足りない能力を補う努力をしていきます。自分の内側に目を向けると、外側にいる他人が目に入らず、軸のブレない精神状態になれます。

方法2:他人と比べない

他人と比べることが卑屈になる第一歩です。

他人と比べるのでなく、あくまで勝負すべきは自分自身です。生まれた場所も環境も異なる他人とは、結果が違って当たり前です。

もしも比べる場合は、他人の優れたところを吸収する意味で模倣したり、環境の違いがあったとしたら、それをバネにチャレンジしてみせるんだと自分を叱咤激励したりと、自分の力の糧にできる見方をしていきましょう。

方法3:自分自身の不足点は何かをよく分析する

まずは勇気を出して、自分が目標を達成できなかったのは原因は何か、どういう努力や能力が不足していたのかを、冷静になってよく分析しましょう。

卑屈になっているとき人は、自分自身の内面不足や問題点に、あまり目が向きません。なぜかというと、他人と比較することだけで頭も精神もいっぱいになるからです。

自分を分析をすることができるようになれば、他人と比較する自分から一歩離れることできます。

卑屈と謙虚さはちがう

卑屈と謙虚さは同じように考えられがちですが、実はまったくちがいます。

卑屈と謙虚さの大きなちがいは、そこにマイナス思考があるかないかです。謙虚さには、控えめで慎ましく相手のことを立てる謙譲の意味があります。

しかし卑屈には、相手を蔑む言動が含まれています。卑屈と謙虚さのちがいは、相手のことを思う行動かどうかです。卑屈な人は相手を思いやる行動を心がけましょう。

卑屈な自分を愛してポジティブに

卑屈な自分と決別した後の毎日は心が軽いです。

卑屈な自分から抜け出して、自分の目標に向かって進み出した人は、多少のことでは落ち込まない人間になります。何があっても、それをバネにさらに情熱的な自分になることができます。

自分の目標を達成にすることで他人と比較することが少なくなり、常に前向きに考える姿勢に変わって、明るい人生を歩けるようになるでしょう。

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