卑怯な人の意味とは
こんな意味を持つ「卑怯者」と呼ばれている人達のイメージは、自信がなくて、生きることに後ろ向きな人達のイメージが浮かび上がります。
私達は自分に対するセルフイメージは常に良いものでありたいと思って生きています。ですが、長い人生つまずく事や、誰かと比較して自分に対して自信をなくしてしまうこともあるでしょう。そんな時に、前向きにその思考の壁を乗り越えて生きていける人と、後ろ向きな考え方に囚われて、そこにとどまってしまう人もいます。
卑怯者とは、後ろ向きな生き方から抜け出せない人とも言えるのではないでしょうか。そんな卑怯な人の特徴や、実体験、対処方法をご紹介します。
卑怯なこと・人の特徴
この隣人愛や人間愛は素晴らしいものですが、中にはずる賢く卑怯な人がこの愛を解きながら、人を感情的に縛ってしまう人もいるのです。アメリカの心理学者シーベリーという人が「血縁関係に付け込まれるな」という言葉を残しています。
これは、「愛」という言葉に人間はとても弱い事を表しています。そして、ずるくて卑怯な人は、「あなたのためを思って」など、嫌な事をさせる為に愛のある言葉は有効な手段だと知っているからです。
欲望を正当化するのが卑怯な人の特徴
自分が誰かの役に立つ事で自分に価値を見出すことができます。それ自体は悪いことではないのですが、度が過ぎた相手の要求を飲んだり、自分を犠牲にしてまで相手を立てたり、そこまでしてしまうのは、相手の自分への評価に依存しているからです。
卑怯な人はそこを敏感に感じ取ります。誰かの評価に依存している状態は誰かに操作されやすい状態にあるということです。自分のしたいことをとるより、誰かから評価される方、誰かに嫌われない方をとってしまうのです。それは自分の心を押し殺しているのと同じ状態です。
卑怯な人との距離感を見極める事が大事
卑怯な人は心の不安や欲求不満を多く抱えて生きています。そのはけ口があなたの従順だったら、あなたの正常な反抗は「生意気!」と言って打ち消されてしまう事もあるでしょう。卑怯な人は狡猾に人間を思い通りに動かすことで自己効力感を得ている人だといえます。
あなたが素直で従順なタイプならば卑怯者とは適切な距離感で接することをお薦めします。人間として適切な心理的成長をするためにです。
卑怯な人の行動
自己正当化に長けている
表面と裏の顔が違い過ぎる
自分の欲望に忠実
幼児的願望を持ち合わせている
理想と現実の埋め合わせをしない
理想と現実のギャップの埋め合わせをしなかったり。他人からの称賛を求める割に自分に対して努力をしない傾向にあります。そのかわり下方比較の相手にどっぷり依存して過ごしている事が多いです。
実際にあった卑怯なこと
メール無視
仲の良かった友達がその子の悪口を言った事が発端で、仲間はずれが始まりました。母親が子供の様子がおかしい事から、調査団にイジメ調査の依頼をしましたが、その調査中に事件は起こりました。
母親のもとに学校から午後の授業に出ていないという連絡があり、その後、彼女は無事に帰宅しましたが、全く生気がなく魂が抜けた様でした。
彼女は玄関からそのままベランダに向かって歩んでいくのを、慌てて止めに入り、我に返った本人と母親はその場で座り込み泣き崩れました。
自殺未遂は一番主張の強いリーダー格の女子生徒に「そろそろ気が付けよ!お前うざいんだよ!」と言って突き飛ばされた事が原因でした。彼女が何よりもショックだと感じたことは、彼女が親友だと思っていた人が卑怯なことに、このいじめの傍観者であった事です。
テロ
この事件で3025人の死亡者と6291人の負傷者が出ました。容疑者は、モハメド・アタをはじめとするアルカイダの一味です。航空機が使用された史上大規模のテロ事件であり、全世界に衝撃を与えました。その後アメリカ軍は報復としてアフガニスタン紛争、イラク戦争を勃発させました。
この様に国と国との抗争によるテロ事件はまだまだ後を絶ちません。多くの人の犠牲を伴うばかりか、報復行動として、戦争にまでつながる恐れもあります。ひとたび戦争が起これば沢山の人々が死に、たくさんの子供が家と家族を失い、戦争が終わってあとに残されたものと言えば、ただの瓦礫と虚無感しかありません。
誰かが快く生きるために「犠牲は付きもの」と言った卑怯な世の中であってはならないのです。
匿名性
事件の首謀者達は、3人のいずれも30代〜40代の男性です。インターネットの通称「闇の職業安定所」と呼ばれる携帯電話の匿名サイトでの犯行でした。この三人は犯行のわずか一週間前に知り合って、互いに本名を名乗らず、ネットでの偽名で呼び合って犯行に及びました。
事件の全貌はこのようなものでした。名古屋で通りすがりの女性を拉致し、金品を奪い、2時間後には殺害し岐阜県山中に死体を遺棄しました。
今回の事件は容疑者の一人が警察に通報したことで発覚しましたが、通報がなければ犯人が誰だか特定するまでにかなりの時間がかかった事と思われます。ネットでの匿名性は自分が誰だか相手に伝わらない分、卑怯な反社会的勢力にも利用されやすいのです。
この事件をきっかけにを業者には通信記録の保存を義務付けるなどの、対策を掲げてきました。ですが、まだまだ匿名性から起こる事件は後を絶ちません。今後もこういった事件が起こらないように対策を考えていかなくてはならないでしょう。
参考資料:中日新聞
2007年8月29日「女性拉致殺害 凶悪犯罪招いた匿名性」より
毒親
ですが、毒親と呼ばれる人は子供へ与える効力感がなくなってしまうことを恐れて子供の自立を阻みます。子と親という関係性を笠に着て、「支配と服従」の関係性を築くことが何よりも卑怯なことではないでしょうか。
ミュンヒ・ハウゼンヒ症候群
子供が病気になった時に献身的に看病する事で、周囲がけなげで可哀想と注目してくれます。その満足感を得たい母親が、病気が治って健康体になった子供の点滴にバクテリアを混ぜたり、飲食物に毒を混ぜたりして、再度病気に仕立て上げて注目を集めようとする行為です。
世界各国で問題になっていて、日本でも児童虐待の現場では取りざたされています。
育児とはとても大変な仕事です。しかも当たり前だとして賞賛されることも少ないでしょう。
ですが、病気にされてしまう子供のことを思うと胸が痛みます。助けを求めることもできずに、信頼するべき母親が自分の命をおもちゃにしてしまう子供の気持ちはいかなるものでしょうか。
母親の心の隙間というものは、周囲に多大なる影響を及ぼすのだと、改めて実感します。そして現代社会の助けを求めるべき縁の希薄さを深く考えさせられるばかりです。
卑怯な人の対処方法
卑怯なことの露見をする
感情的にならず確認をする
その場やその人から離れる
その人の精神は依存と敵意でできています。ですから、手に負えないと思ったら離れることです。「欲望が欲望に欲望にする」というくらい絶対的な愛に渇望しているのです。そして、無理な愛情欲求に応えてもらえないことに、卑怯にも激しい憎しみを抱きます。憎まれたくなかったらかかわらないことです。
適度な距離感を保つ
この手のタイプの人は高いセルフイメージを保つために、身近な人を引きずり下ろします。そうすることで嫉妬心の緩和を図るのです。相手が適度な距離を取らないなら自分から適度な距離をとるしかありません。
ピンチはチャンスの精神で乗り切ろう!
自立とは、経済的にも精神的にも自分のために生きていく事が出来る状態や他人が自分の為に生きていく事を許せる心理状態を言います。ですが卑怯な人は相手の自立を喜びません。相手を無力化して自分の意のままに取り込もうとするのです。
卑怯な人はどんな場所にも存在し、様々な場面で出会うことがあります。卑怯な人に出逢ってピンチに陥っても、その時に感じた色んなエネルギーを無駄にしないで自分が行動する動機の一つとして考えてみると、きっと人生の幅が広がります。人間にはそれができる力があるのです。
「ピンチはチャンス!」という言葉をよく聞きますが物は考えようです。ピンチな人生をピンチと思わず生きて行ける人は素敵な人だと思います。視野を広げて実りある人生を是非とも送りたいものですね。