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怒れない原因10個|改善方法4つ・怒れない性格がもたらす影響

怒れない性格だと損をすることが多い

怒れない性格は「いい人」と思われることはあっても、ただそれだけで何の利益もありません。「頼めばやってくれる」「何言っても怒らないから便利」などと思われてしまい、損をすることの方が多いです。

怒れないでいると自分自身のストレスもたまってしまいますし、そのストレスで体調を崩したり、精神が不安定になってしまうとそれも損をしていることになってしまいます。

怒れない原因10個

子どものころは、相手のことを気にせず、今よりも自分の気持ちをストレートに表現できていたのではないでしょうか。それがいつの間にか相手の機嫌を気にするようになり、だんだん怒れない性格になってしまったのですが、この怒れない性格には原因があります。

原因1「感情表現が乏しい」

怒れない人は、喜怒哀楽の感情表現が乏しい人です。怒るだけでなく、喜びや悲しみもあまり表には出しません。

その理由は人それぞれで、感情を他人の前でひけらかすのが恥ずかしい人や、もともと感情の浮き沈みが少ない性格の人、他人に興味のない人などさまざまです。実は心の中ではとても怒っていても、それをうまく表現することができない人もいます。

原因2「気が弱い」

怒れない人は、単に気が弱くて言い返すことができず、何かを言われても反論することができません。年下や後輩など、自分より弱い立場の人には怒ることができても、たとえ自分が正しくても、自分に正義があっても、または不満があったとしても、上下関係が上の立場の人には怒ることはありません。

さらには、自分より立場が弱い人が相手でも、言い返してくるような気の強い人だったら何も言えなくなってしまいます。

原因3「我慢ばかりして育った」

人格形成期である小さい頃から我慢して育ってきたために怒れない人もいます。長い年月をかけてできてしまった性格なので、我慢し続けてきたことが原因の場合は変えるのはかなり難しいです。

怒ることができなかったので、怒り方がわからないと言うこともあります。親に反抗することが許されなかった、いい子でいないといけなかった、中には虐待ではという経験をしてきた人もいるでしょう。

原因4「自分に自信がない」

怒れない人は自分に自信を持つことができません。

怒りの原動力は相手への反逆心、対抗心です。自分に自信がないと、何かを言われても「自分のほうが間違っているかも」と思ってしまい、反逆心や対抗心は生まれてきません。

もし腹が立つことがあっても、言い返されたり否定されたら勝てる自信がないので、それなら勝てない勝負はやめておこうと最初から怒るのをやめて我慢してしまいます。

原因5「自己主張ができない」

怒れない人は、怒りを表に出すことだけでなく、何ごとにも自己主張をすることができません。不満があっても自分の意見や主張を言うことができないか、そのまま他人の意見に流されてしまいます。

ディベートなど発言に瞬発力が必要な場面でも、自分の中でよく考えて意見をまとめてからでないと自信を持った発言をすることができません。怒ってもそれを率直に表現することができないので、結果的に怒れない人になってしまいます。

原因6「諦めるクセがついている」

怒れない人は、腹立たしいことがあっても「怒ってもムダ」「怒ったらもっと悪いことになるし」と先に諦めてしまうクセがついてしまっています。このタイプの人は、もとはちゃんと自己表現ができていた可能性があります。

しかし、自分が怒ったことで親友と大ゲンカになってしまった、裏切られたことがあるなど、なんらかの理由で「諦めるほうが楽だ」という気持ちができてしまい、それを続けるうちにクセになってしまったと言えます。

原因7「争いごとが苦手」

もし怒ったら、怒った相手はシュンと落ち込むか、そうでない場合は相手も怒り返してくるでしょう。怒れない人は、相手が怒って返してくることを恐れているので、自分の怒りは我慢して争いごとにならないほうを選びます。

時には争わなければいけない場面もありますが、怒ることができないとのちのち自分に返ってきて痛い目に合うだけでなく、周りに迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

原因8「嫌われるのが怖い」

怒れない人は、嫌われるのが怖くて、怒ったり傷ついたとしても「大丈夫だよ」と言ってしまいます。周りからどう見られているかが常に気になり、一人で行動することが苦手です。

色々な人に好かれたいと言うよりは、誰からも嫌われたくないという気持ちが働いてしまいます。自分の立場を優先させるので、社会人であれば上司の機嫌を伺い、学生であれば自分がいじめのターゲットにならないように加担する側になってしまいます。

原因9「自己犠牲的である」

怒れない人は、もしお互いに悪いことがあっても、自分を被害者に仕立てることでその場を収め、「これでいいんだ」「自分が我慢すればいいんだ」と自分を納得させようとする考え方をしています。あまりよくない表現をすれば「悲劇のヒロイン」のように振る舞ってしまうところがあり、たまに被害妄想がすぎることもあります。

第三者から見ると「ちょっとめんどくさそうな人」と思われてしまうこともあるので注意が必要です。

原因10「落ち込みやすい」

何か怒るようなことを言われた時、普通の人は「そんなこと言われたくないんだけど!」とムカッとくるところを、怒れない人は怒りで返すのではなくすぐにシュンと落ち込んでしまいます。

怒ることはそれなりに体力や気力を使います。例えば仕事で後輩の伝達ミスで遅刻をして上司に怒られたとしても、まず怒られたことに落ち込んでしまい、後輩に対して怒るまでのテンションにならないということです。

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いつまでも怒れないままでいると、社会人としてはマイナスのままです。社会人はきちんと自分の考えや意見を伝え、上の立場になって指導する立場になればより怒ることが必要な場面も出てきます。

怒れない性格は短所のひとつとしてあげられますが、転職は長所・短所を見直すよい機会です。心機一転、転職を考えている人にサービスがこちらです。

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怒れない性格の改善方法4つ

怒れない性格の原因がわかったところで、続いてはその改善策をみていきましょう。何かを変えるには自分の考え方を変えないとできません。

怒れない人に共通しているのは、引っ込み思案で控え目な保守的な性格の人です。特にこのような性格の人は考え方を変えるのは難しいですが、次の改善方法をできるところからやってみましょう。

方法1「自分に自信を持つ」

自分に自信を持つことが、怒ることができるようになるためには必要です。誰にでも怒りを感じることはあるのですから、それを口に出す、自分の感情を相手がわかるように表現することは、コミュニケーションをとる上では大切なことです。

それが怒りの感情であっても同じです。例え間違っていても、根拠がなくても構わないので、自分の意見や感情を相手に伝えることで、自分に自信を持つことができて怒れるようになってきます。

方法2「嫌われてもいいと開き直る」

相手の反応を気したり、機嫌をうかがいすぎてあまり怒れないということがあります。一度怒ったくらいで絶縁してしまうようなら、そんな相手と付き合っていく必要はないと考えましょう。

怒ってケンカになっても、仲直りしてより親密な関係になることのほうが多いです。怒った後でフォローできる方法はいくらでもあります。

怒るのはエネルギーが必要なので、ムカッときた瞬間に「嫌われてもいい」と開き直って言ってみましょう。

方法3「怒ることも必要であると考える」

争いごとが苦手で怒れない人がいるように、怒れない人は怒ってしまうとすべてがマイナスになってしまうと思っている人がいます。実際はそんなことはなくて、怒ることで相手に「本当に悪かった」「あの時怒ってくれてよかった」と気づかせることもあります。

本当に興味がない相手には、怒るようなことがあっても何も言わないで放っておくもので、相手のことを気に掛けているからこそ「怒り」の感情が湧いてくると言えます。

方法4「本音を語れる相手を探す」

怒っても嫌われない関係の人とは、信頼関係が築けているはずです。相手が何を考えているかわからない人には本音をさらけ出すことはできません。

信頼関係を築くには、本音で語り合うことが必要になってきます。自分の本音を語れる相手が、信頼関係を築ける人であり、その人ならたとえ怒っても決して嫌われたりすることはありません。

考え方が合う、境遇が似ている、話しやすいなど、本音を話すことができる人を見つけましょう。

怒れない性格を改善しましょう

怒ることはエネルギーがいりますし、怒らないでいる方が楽なことやうまくいくことも確かにあります。
でも、あまりに怒らないでいるとその先の関係や立場にも響いてきてしまうので、怒れない性格は改善していきましょう。

その他の性格に関する内容も見てみよう

人には誰にでも性格の長所・短所があります。「怒れない」というのもその性格のひとつであり、長所はそのままでいいのですか、短所と呼ばれるような性格はできるだけ改善すべきです。

他の性格についても、まずはその性格になってしまった原因を探り、どのようにしたら改善することができるのか調べてみましょう。

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