uranaru [uranaru]

馴れ馴れしい人の特徴と性格・心理|馴れ馴れしいと感じさせる行動

馴れ馴れしい人の特徴と性格

日々日常を送っていくためにどんな状況でもまとわりついてくるものがいくつかあります。食事、整容、排泄、移動や入浴や会話等々…。挙げればキリがありませんが、そんな中でも大変と言っても過言ではないのが人間関係であり、人とのコミュニケーションです。様々な性格の人々がおり、会社に入れば嫌でも苦手な人達ともコミュニケーションをとっていかなければなりません。

特にその中でも苦手意識を持たれやすいのが、今回ご紹介する「馴れ馴れしい人」です。初対面なのにため口を聞いてきたり、ずけずけとプライベートな事を聞いてきたり、人によってはとてもストレスを感じるタイプの性格です。

今回はそんな「馴れ馴れしい人」の特徴と性格、心理や行動についてご紹介します。

馴れ馴れしい人の特徴とは

まずは、馴れ馴れしい人の特徴について見ていきましょう。馴れ馴れしい人の特徴として挙げられるものをいくつか紹介します。

初対面、知り合ってまだ日が浅いのにため口

基本的に馴れ馴れしい人というのは相手との距離感を全く考えません。そのため、こちらが常識的に使っている「敬語」というものを使うことが殆どありません。年上ならため口でしゃべってくるのもわかりますし、当たり前という風に感じることができますが、ビジネスシーンであった同い年の取引先の人間がため口で「よろしくねー!」なんて言ってきたら少し人間性を疑ってしまいます。

人間には適切な距離感というものがありますし、ここを気にせずに自分のペースでずけずけと近寄ってくるのが馴れ馴れしい人の特徴の1つと言えます。

相手を尊重していない

上記でも言った通り、相手との距離感を全く考えていないということは、相手を尊重していないという風にもとることができます。自分がイケていると思っているからこそのため口や過度なボディタッチややたらと友達感を出してくる人が多くいます。

お前の友達じゃないんだけど?なんてイラッっとすることも多くあり、相手の気持ちや行動を全く尊重しないで自分の気持ちを優先しているタイプがこの「馴れ馴れしい人」の特徴に該当すると言えます。

自分に自信がありすぎる

自分に自信がありすぎる人も馴れ馴れしい人の特徴と言えます。言いかたを変えれば「イケてる人間」だと思い込んでいるような人がこれに該当します。異性にはアプローチしまくらないと!何て言いながら的外れなため口で困らせてしまったり、上司に調子に乗ったような返事の返し方をしたり等々。調子に乗ったような返事で許されるタイプの愛されキャラの人もいますが、この「馴れ馴れしい人」の場合は基本的にこうはなりません。だいたい嫌な顔をされることが多いですし、それに気づいていないことが殆どです。

調子に乗った目立つような行動をとれば自分がイケている、なんて思っているからこそのこんな行動ですので、これも「馴れ馴れしい人」の特徴だと言えます。

上下関係を気にしていない

「馴れ馴れしい人」というのは同じ年の人間だけではありません。年下にもいるのです。会社だろうとプライベートなシーンだろうと、先輩に馴れ馴れしく接して、丁寧な敬語やら距離感を無視して自分のペースで調子に乗った雰囲気で接してきます。大人な先輩だったら軽く受け流して相手にもしないことが主ですが、やはりこういう馴れ馴れしい人というのは自分のペースでぐいぐい接してくるのでとてもストレスと疲労がたまってしまいます。

うまく受け流せない人がより被害を受けてしまいますが、そんなことはお構いなし。「せんぱ~い、どうしたの?疲れたの?」なんて言われた日にはもうブチギレてしまいそうになります。こうした上下関係を気にしないというのも「馴れ馴れしい人」の特徴と言えます。

馴れ馴れしい人の性格

馴れ馴れしい人の性格を上記した特徴から読み解いていきましょう。これらを見てみると馴れ馴れしい人というのは「自分のペースとテンションで会話を進めて相手の事なんて微塵も考えない自己中心的な人」であることがわかります。ボディタッチが激しい、という点も含めれば距離感というものが全くわからないんだなぁ、とも考えられます。一般的に考えればこういったものは相手に好まれないし、社会にでればもっと上下関係や敬語の使用に関して注意を払うべきである、と考えるはずです。

しかし、こうした馴れ馴れしい人達というのはこれがわかりません。なぜなら自分に自信があり、自分だけは許されると勘違いをしているからと言えます。これは育った環境のせいともいえますし、悪気こそないのかもしれませんが、正直迷惑です。

馴れ馴れしい人の心理

上記では馴れ馴れしい人の特徴や性格について触れて行きました。ここでわかったのは「相手の距離感がわからない、わかろうとしない。自己中心的な人間」ということでした。

しかし、馴れ馴れしい人達も元々はこうではなかったはず。どこかで踏み間違えたり環境のせいでこうなったとも考えられます。こうなってしまった理由を、馴れ馴れしい人たちの心理から探って行きましょう。

どこか勘違いしている

馴れ馴れしい人というのは、相手との距離感がわからないのではなく、「自分はイケてるから他の人が敬語でしゃべらないとむっとするけど、自分ならいけるっしょ!」みたいな感じの事を思っているだけで、適切な距離感というのはわかっているのかもしれません。こういった人には一度怒ってみると程よい距離感で接してくれます。

自分を変えようと試みている

こちらも相手の距離感がわからないわけではない、というタイプです。「中学高校と暗い性格だったし変えてみたい!」という試みから所謂ウェーイ系大学生のフリをしているのかもしれません。自分を変えるという試みはとても大切なことですが、行き過ぎてしまってはただの馴れ馴れしい人間だな、と鬱陶しがられてしまい逆効果です。

こういったタイプは意外とよそよそしさを感じたり、自信なさげな言動をちらほらしてくるのでわかりやすい部分もあります。

自己中心的

自己中心的だからこそ相手にも敬語を使わないし、ボディータッチも当たり前。これがフレンドリーだろ?だって俺がそうしたいんだから!と言わんばかりの接し方をされることがありますので、自己中心的な心理が働いているというのがわかります。自己中心的であるということは周りの空気や伝統や慣習のすべてを無視して自分の好きなように相手にふるまってきます。

日常的な空間でもビジネスシーンでの上司や先輩、新しく入ってきた新人さんにもそんなものはお構いなし。誰にでもフレンドリーの押し売りをしてきてただの迷惑な奴に成り下がるのです。

無神経さが目立つ

自己中心的であるということは相手の事なんで1mmも考えることはありません。相手が失恋していたり不幸があって落ち込んでいてもそんなものは関係ありません。だって、自己中心的なのですから。いつだって自分が中心でフレンドリーな自分が好きな「馴れ馴れしい人」は相手がどんな状況でもいつも通り鬱陶しい接し方をしてくるのです。

こういった相手の事を考えずに無神経だとわからない点も、馴れ馴れしい人の心理の1つです。

一度話せばみんな友達!

馴れ馴れしい人の中によくいるのが「一度話したり遊べば友達」というタイプです。友達の知り合いとして紹介されて、ちょっとしかしゃべってないのに次に会ったときには親友感覚で接しられることも。友達の定義というのは人それぞれですし、こういったタイプのすべてが馴れ馴れしい人であるとは一概には言えませんが、馴れ馴れしいなぁ、と思わせる要因の1つであるというのは確かに言えます。

友達関係ならまだしも、社会人にもなってこんなことをしてくるあたり、誰にも注意されずに来たんだな、と思えてしまう部分もあります。

馴れ馴れしいと思われてしまう男性・女性の行動

馴れ馴れしい人の心理を見て行きましたが、男女別で馴れ馴れしいと感じる部分が違う点がいくつか存在します。異性だからこそ馴れ馴れしい、鬱陶しいと感じることもありますし、逆に同性だったら気にならない、という部分もあります。

ここでは男女別に馴れ馴れしい人の行動を見ていきましょう。

ボディータッチの激しさ

やはり馴れ馴れしいの代名詞ともいえるボディタッチはかなり面倒な行動の1つと言えます。特に、異性間のボディタッチが激しいというのはかなり鬱陶しさを覚えます。これは男性から女性へだけでなく、女性から男性へのボディタッチも含まれます。特別興味のない、ビジネスシーンでは上司にあたる男性・女性からの過度なボディタッチなんて欲していませんし、少し気持ち悪さすら覚えます。

近年ではハラスメントとして訴えられることもありますので、思い当たる人は注意しましょう。

ため口で話してくる

やはり初対面でため口というのは感じが悪いですし、距離感が近いなと思われてしまいます。上司から下の人へなら理解ができますし、そういうものなんだなと思えます。仕事上の先輩でも理解はできますが、問題になるのはテンションです。

ビジネスシーンでのため口というのは、学生生活でのため口と少し違い、落ち着いた雰囲気があります。しかし馴れ馴れしい人というのは学生と同じような勢いとテンションでため口を使うのです。テンションが高いからこそ、ため口で挨拶だけじゃなく雑談も止まる勢いがなく、結果的に「ため口で延々と鬱陶しい」と思わせてしまいます。節度が大事ということですね。

馴れ馴れしい人の対処法

馴れ馴れしい人の心理や行動が見えてきたところで、こういった人間にはどうやって対処していけばいいのでしょうか。仕事で接する人もいるし、あんまりむげにはできないなぁ…と思うこともありますが、そういった環境でもその人たちへの対処をすることができます。

ここでは、馴れ馴れしい人の対処法をいくつか紹介します。

ため口に敬語で返す

年下の調子の乗った新人やたいして仲も良くない同僚のため口には敬語で返しましょう。失礼な態度には丁寧な敬語を使い、礼儀正しくふるまうことが効果的です。「○○(くん、ちゃん)、今日呑みにいかね?」と言われたら、「私は結構です。また今度お願いしますね。」と温度差のある返事をしましょう。仕事上関わっていく人ですので、それなりに笑顔で返してあげると、馴れ馴れしい人でもさすがに距離感や自分がまずいことをしていることに気づくこともありますので、敬語で返すというのは効果的であると言えます。

適当に流す

これは心に余裕のある人しか難しいことではありますが、適当に流すというのも効果的です。相手の事を考えずにずけずけと自分のやりたいように接してきたり、ボディータッチをしてきますが、相手にされないとわかれば態度を改めることも。相手をしてしまっているからこそ、馴れ馴れしさに拍車がかかってしまっていることもありますし、適当に流しておけば収まることもあります。

悪気がないことを理解し、指摘する

上記でも少し触れましたが、馴れ馴れしい人というのは環境が悪かったせいで自分が馴れ馴れしい人間であるということに気づいていないこともあります。そんな状態で社会に出てきてしまっているからこそ、とんでもない態度や言動をしているだけということもありますので、嫌なことには嫌だとはっきり伝えましょう。最初は「またまた~~」なんて言ってくるかもしれませんが、「嫌なものは嫌だしそれは間違っている」と言ったような指摘をし続けていれば徐々に理解を示していきます。

ただし、あまり強く言いすぎて被害者面をされてしまっては面倒なことになってしまいますので、ある程度の悪気のなさの理解と指摘の加減が必要です。

なるべく関わらない

苦手なものは苦手だし、直してやるギリはないという人もいるはず。こういう人は馴れ馴れしい人になるべく関わらないように接していくのが良い対処法であると言えます。ビジネスシーンでも必要最低限関わり、日常生活でも適当に流してなるべく関わらないようにしていけば、そのうち関わってくることを辞めてくれます。

無理をしていてはこちらが持たないこともありますし、こういった対処法も有効であると言えます。

悪気がないこともあるため、根気よく接しよう

今回は「馴れ馴れしい人」について紹介していきました。馴れ馴れしい人というのは環境のせいでそう育ってしまっただけで悪気がないことも多くありますが、自分に自信がありすぎるタイプもいます。こういった人たちの見分けをするのが大変ですし、それをしている間にストレスが溜まって疲れてしまうことも。

どういう経緯でそうなったかを考えながら接していくのは面倒ですが、対処をしていけば徐々に収まっていくものでもあるので、関わらなければならない環境なら根気よく対処していきましょう。

モバイルバージョンを終了