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外面の意味と切り替えるタイミング|外面がいい人への対処法

外面ってどんな意味なの?

外面の意味と「外面がいい」と言われる人

「外面」とは外で良く見られる為に繕った表面上の顔です。誰からも又は特定の人に好かれたい、良く思われたいという心理の表れです。自分が誰よりも優れている、魅力的だと思わせる為に演じた姿です。

「外面がいい」と言われる人はどんな人か。一言でいえば欲張りな人です。完璧でありたい、誰よりも上でありたい、誰の目も惹きつけたいなど自分が特別な人間として人の目に映りたいのです。

そんな外面のいい人は、とてもプライドが高く不平不満の多い八方美人です。家ではまるで正反対な態度で過ごしています。それが本当の人間性といえます。あくまで表向きの顔なので、後ろからは見抜けません。

外面と内面の違いは?

内面悪いが外面がいい?

外面は表(外側)の顔。うわべだけ取り繕った作り物です。では内面はというと、外からは見えない裏(内側)の顔ということです。

「内面は悪くて外面がいい」とよく聞きます。内面は、飾らなくてもいい場所なので本当の姿(ありのまま)、外面は誰からも見られる場所なので取り繕ったよそゆきの姿だということです。

例えば家では我儘気ままで自分勝手でも、他人の前では誰にでも心配りのできる出来た人間を装っている人などがそうです。

外面がいい人の心理とは?

外面がいいといわれる人の心の中の状態はいったいどうなっているのかというと、いつも自分の主張を通したいと思っています。自分の思い通りに物事が運ばないと不満です。

そして、周りにも主張を押し付けがちと言えます。自分を誰にも否定されたくありません。否定的な事を言われたりされたりすればたちまち不機嫌になってしまいます。

外面がいいといわれる人は、たいていそんな自分をよく分かっているので他人の前に出ると大きな人間を装うのでしょう。外面さえ良く思われていれば物事はうまくいくと思い込んでいるのです。

外面を切り替えるタイミングとは?

どんな時に外面に切り替わるのか

内面から外面に切り替わるスイッチが入るのは、まさに家の外に出た瞬間です。誰の目が自分に向けられているかわかりませんから、よそゆきの姿にチェンジされています。

にこやかな表情で、はつらつとした態度でイキイキと振る舞います。外面のいい人は、いわばコンプレックスの塊でもあるので、欠点のない人間に見られたいのです。

あくまで外の世界でいかに自分が良く見られるかが重要なので、自分をよく知る身内や慣れ親しんだ人の前ではどう思われようと関心のない事なのです。

外面のいい人を見抜くには

外面を見抜く方法・その1

外面のいい人は特殊ではなく、日常どこにでもあふれる程います。その外面のいい人を見分けるのは大変なことかもしれません。普段なにげなく接している誰かだってその顔は外面かもしれないのです。

ではどうすれば外面を見抜けるのでしょうか。それは意外とささいな点から発見できるのです。

外面のいい人は大抵周りからの評判がいい人です。穏やかなひと・優しい人・明るい人・よく気がつく人・心の広い人・理解のある人という評価を受ける人が多いでしょう。しかし、良く観察してみると「おや?」と感じる点が見つかるはずです。

外面のいい人は人の話をよく聞いていません。自己主張が強いので人の気持ちには親身ではないのです。一応会話の中でうなずいたり、返答していてもうわの空で、的外れな答え方をしたりします。

人の話を聞いているようで聞いていないのです。なんか話がズレてるなと思ったら疑ってみることです。

外面を見抜く方法・その2

外面のいい人は適当臭さを感じさせています。周りと適当に話を合わせたり、意味もなく褒めたりします。その場をうまく治めようという無責任な心の表れですから、真剣に尋ねているのに「いいんじゃない?」「いいねー」などと軽い反応が返ってきたら要注意です。

よく、真剣な話をしているのに「へ~そうなんだあ」とか、「すご~い」とか適当な返答ばかりな人も、他人には関心がない外面のいい人の特徴です。親身な態度を装ってはいても、その後のリアクションがなにもなければうわべだけだと気付くはずです。

外面を見抜く法・その3

外面のいい人は、いいことしか言いません。調子良く、時に大げさな褒め言葉を遣いながら
やたらとおしゃべりです。自慢話もよくします。

ただ他人の自慢話にはつまらなそうで、他人の言葉に敏感です。自分の評価をとても気にするからです。噂話などを聞きつけると「何なに?」などと強引に聞き出そうする人などは、自己主張が強い表れです。

そして、無遠慮なところがあります。丁寧で繊細を装ってはいても行動としてはガサツで無遠慮です。よく注意をして見てみれば気付くはずです。そこが外面の欠点で、内面習慣は不意に表に表れ出てしまうのです。

外面を見抜く方法・その4

外面のいい人はわりと世渡り上手で、要領よく世間を渡っています。誰かを犠牲にしていても気付かない、構わないところがあります。馬鹿を見ず、損することなくうまく世間を生きていますから、人の好さそうな顔をしていても実は人の為に何かを受け入れることはないといっていいでしょう。

「あ、あの人自分の手を汚していない・・・」と思ったらその人は誰かの労力で自分が得をしようと思っている外面のいい人ということになります。

外面を見抜く方法・その5

外面のいい人はメリット・デメリットをとても意識します。損・得で生きているところが多いからです。

得になる事柄には自分も仲間に加わっていたいので、損になる事柄は即時切り捨てしまう傾向があります。それは発言や行動の中に見つけることができるはずです。

人との関わり方も、得にならない人に対してはクールで無関心な態度で接し、メリットのある人に対してはとても愛想が良いのです。気になる異性の前では気に入られる為に大きな事を言ってみたりしてみたりします。

自分を特別に思ってもらう為ならばと偽りの自分で接する外面のいい人ですから、嘘っぽさは数回会えば矛盾点に気付きます。

外面のいい旦那様への対処法は?

旦那様は家では不機嫌

外面のいい旦那様ということは、家ではその反対ということなので妻としては苦労が多いことでしょう。我慢ばかりの日々という方が多いはずです。

大きなトラブルに発展させない為にも、普段から外面いい旦那様への対処法を心得ておけば
少しはストレスを軽減し、過ごしやすい日常を送ることができるかもしれません。

外で仕事をしている旦那様の場合、会社の上司や同僚との関係、又は取引先の方との関係上
外面良くして過ごすことは仕方のないことかもしれません。

どんなにプライド高く生きていても自分を抑えいい顔をして社会で生きていかねばなりませんから、家の中では、ぶすっと横暴な時もあることでしょう。

外面いい旦那様の対処法・その1

外では精一杯外面良く、良い人間を演じていますから家に帰れば家族に八つ当たりはよくあることです。それを良しとはいいませんが、ある程度大目に見ながら旦那様の性格に合った話の聞き方をしてあげるという方法があります。

無理に聞き出すことはせず旦那様が聞いて欲しそうな時にさりげなく聞いてあげます。内にはたくさんの不満やジレンマを抱えているはずですので、重荷にならないアドバイスや肯定の仕方で聞いてあげてください。

男性は言葉で上手に表現ができないことが多いので、面倒がらずに辛抱強く耳を傾けてみましょう。

外面のいい旦那様の対処法・その2

外面がいい分内面にはずっしりと溜めこんでいるものがあるはずです。外でいい顔をしているので妻には冷たく当たる時が多いでしょう。話しかけても反応がない、素っ気ない、怒鳴るなど旦那様の性格によって表れ方は様々です。

機嫌が悪い時にはどんな言葉をかけようと、接しようと不機嫌なのです。とにかくイラつくわけですから、関わらないことが一番です。逆にエスカレートしてしまう恐れがあるので、そっとしておき不機嫌が治まるまで待つことです。

外面のいい旦那様の対処法・その3

当たられてばかりで妻側だってストレスが溜ります。我慢ばかりも身体によくありません。ときには、その場から避難することをします。

同じ空間にいて同じ気まずい空気を吸っているより、外出できる時間帯ならば思い切って
出掛けてみるのも良いです。

外の風景や空気に触れて気分はリフレッシュすることもありますし、冷静にもなれます。友人などを誘ってお食事などもよいと思います。溜めこまずに吐き出す良い機会にもなります。

外面のいい旦那様の対処法・その4

「外面ばかり良くて!」と常に不満を抱えて爆発してしまう前に、思い切って旦那様にお返しするという手もあります。

我慢ばかりでは体調も悪くなってしまいますから、「いい加減にしろ!」的な態度も必要です。今までどんなに我慢していたか、どんな思いでいたかを思い切りぶつけてみてください。

ただし、旦那様の性格をよく考えたやり方は把握していてください。ぶつけ方によってはマイナス効果ということもあり得ます。

そして、ぶつけた後は余裕を残しておいてあげることです。旦那様が言葉をかけやすいようにしておきましょう。

外面のいい母親への対処法とは?

外面のいいお母さんにどう対処する?

外面いいお母さんに対して、子供としてどう対処すればいいのでしょうか。お母さんも外ではご近所や町内会、友人関係や職場で外面いい人間で切り抜けているのでしょう。

家では物事を強引に押し付ける、嫌味を言ってくる、話しかけても冷たい対応など、様々な形で家族にぶつけることもあるでしょう。理不尽だと腹立つことがあるとしても、一応母親。反論や攻撃的な態度はせず、スルーの精神が良いです。

何かをまくし立てている時は聞き流す。または「ちょっとごめんね・・・」などと一言断ってからその場から離れる方法も良いです。

外面に関したおススメ漫画

コミック【外面が良いにも程がある】

尾崎衣良さんの「外面が良いにも程がある」が面白いのでおススメです。

「外面第一」と適当に生きている瀬高・25歳。何ごとも繕った外面で適当にこなして生きていたのですが、ある日突然予想もしなかった状況に発展してしまいます。

今までは外面一つでイケてる女の子をゲットし楽しんでいたのですが、ある時地味で冴えない女の子に出会い惹かれてゆくという展開になっています。ちょっと大人なストーリーで1巻~10巻まであります。外面いい人をよく知り新しい発見のいい機会になり、また失敗や心の移り変わりの面白さも楽しめると思います。

外面がいい人との程よいお付き合い

外面を上手に捉えて器用に交わす

「外面がいい人」とは自己主張が強くプライドが高い人です。そして周りから気に入られたいのです。外ではとても評判が良く「いい人」でも家では高慢で身勝手、怒りっぽい、乱暴、など家族に嫌な思いをさせてばかりかもしれません。

人それぞれ原因や事情もあるのかもしれません。育った家庭環境や両親の人間性とその関係は様々です。その中で育った精神なのかもしれません。

でも外面の良い人だとわかっているなら、器用にざっくりと付き合えばよいのです。まだわかっていないなら、見抜く方法で観察してみてください。

いずれにしても、人は言葉がわかる動物ですから話せば伝わるのです。「外面いい人はだめ」ではなく、付き合い方を考えれば何も問題はないのです。難しく考えずに気軽に向き合いましょう。世の中「外面のいい人」はたくさんいます。考え過ぎたら疲れてしまいますから上手に付き合っていくことがよいのです。

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