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オパールの宝石の意味・宝石言葉・効果・アクセサリー

Author nopic icon花猫
パワーストーン / 2018年01月19日
オパールの宝石の意味・宝石言葉・効果・アクセサリー

宝石としてのオパール

蜃気楼を宿したような七色のきらめきで人々を魅了するオパール。この宝石を、ご覧になったことがありますか?

オパールは、ゼリー状の珪酸溶液(けいさんようえき)が岩石中の割れ目に集まり、固まってできた宝石です。ヒビのところだけ水の膜が厚くなるので、そこがプリズムの役割を果たし、ちろちろと七色に輝くのだと言うことです。なお、ダイヤモンドやルビーなど、多くの宝石は結晶ですが、オパールは非晶質で、数パーセントの水分を含んでいます。このため、乾燥するとひび割れてしまうのです。

オパールの特徴は、なんと言ってもその遊色効果(プレイ・オブ・カラー)です。ひとつの石の中に、見る角度によってさまざまな色がきらめきます。手の中に転がして見ているだけでも愉しいことから、憂鬱を追い払い、心臓や身体を元気づける力があるとも言われました。

オパールの産地は、オーストラリア、アメリカ、ブラジル、メキシコなどです。とくにオーストラリアの「クーパーペディ」は、オパールの産地として知られる「オパールの都」です。人口わずか3000人の町ですが、世界のオパールの、なんと90パーセントがここで採掘されています。クーパーペディという名もオパールと関係が深く、オパールを採掘する白人たちが穴を掘った住居で寝泊まりしたため、「穴に棲む白人」を意味する「クパ・ピティ」という言葉がクーパーペディという町の名になったのだそうです。

名前についてのエトセトラ

オパール(Opal)の和名は蛋白石(たんぱくせき)です。オパールという名はサンスクリット語で「貴重な石」という意味である「ウパラ」に由来します。また、ラテン語のopalus(「宝石」という意味)が由来という説もあります。この石が美しく光っていたことから、opalusと呼ばれたのです。

オパールは、プリニウスの『博物誌』では「オパルス(opalus)」、オルフェウスの『リティカ』では「オパッリオス(opallios)」、アルベルトゥスの『鉱物書』では「オフタルムス(ophtalmus)」と呼ばれました。呼び名は違えど、その記述は「この石の光の美しさは眼に眩しいほどである」という点が共通しており、また、石の効能も「眼にまつわること」で一致しています。

硬度と色について

オパールの硬度は6、屈折率は1.44~1.47、比重は2.10、成分は含水珪酸ゲルです。色は大きく分けて三種類あり、無色や白、淡い黄色など明るい地色のものをホワイトオパールと呼びます。ファイアオパールは、オレンジや、炎を思わせる赤の地色です。ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌが所有していた「トロイの炎上」という石は、このファイアオパールです。ブラックオパールは、濃いグレー、深い緑、沈んだ青、ブルーグレーや黒の地色を持ちます。また、オパールの中には遊色効果のないものもあります。

オパールの弱点

オパールは熱に弱い宝石です。水分を含んだ宝石なので、乾燥すると水分が蒸発し、割れてしまう可能性があります。大切なオパールを守るために、キッチンでは必ず外すようにしてください。

また、オパールは衝撃にも弱いので、宝石箱の中では他の宝石と離しておくのがベターです。一番良い保管法は、木綿の布でやさしく包むか、もしくは、水の入った小瓶に入れておくことです。水の形成した宝石であるため欠けやすいのです。

宝飾店に備えつけられた、宝石を洗浄する超音波洗浄機も要注意です。オパールは液体の汚れが内部にしみこんでしまいます。もうひとつの弱点は、砂やほこりです。オパールの硬度は6なのですが、一般に、硬度7以下の宝石は、砂にもこすれて傷がつきます。きれいにふくことが必要です。

意味と宝石言葉

宝石言葉は「希望」「無邪気」「純粋」「安楽」などです。英国のヴィクトリア女王は、自分の5人の娘の結婚祝いに、素晴らしいオパールを贈ったと言われます。当時、英国領のオーストラリアでは大量のオパールが採掘され、女王はこの石を「希望の石」としてとても大切にしていました。幸せな結婚生活になるようにと願いを託し、王女たちが嫁ぐ時には必ずオパールを贈ったのです。

値段相場

ダイヤモンド以外の宝石をカラーストーンと呼びますが、これらには相場がないといって良いでしょう。ダイヤモンドのように国際相場が形成されているわけではないので、売られている場所もしくは媒体によって、オパールの販売価格はピンからキリまであります。たとえば、ルースですと数百円から手に入るのですが、高価なものになると三百万円を超えるものもあります。

特にブラックオパールは、1905年にオーストラリアで発見された当時はタダみたいに安かったそうですが、現在では、はっきり遊色の見えるものはダイヤモンド以上の価値があり、非常に高価な宝石のひとつです。オパールの市場価値は石のサイズ・色・模様によっても決まりますが、もっとも重要視されるのは内部にあるファイア(遊色)の量です。

オパールの伝説

夢のような虹色の遊色をもつオパールは、古代ローマ時代から、価値ある宝石として認められていました。古代ローマにおいて、オパールは「神の石」であり、神が天使の瞳から作ったのだという伝説がありました。神聖ローマ帝国の王冠を飾る宝石のひとつでもあったのです。

1世紀のローマ人プリニウスによると、当時オパールより価値があった石はエメラルドのみであったそうです。オクタビアヌス帝はローマ帝国の三分の一をオパールのために売ろうとした、という伝承があるほど、オパールは溺愛された宝石です。

ノニウスのオパール

価値が高いということは、すなわち人気が高いということです。紀元前1世紀、ローマの元老院議員ノニウスは、強くきらめく非常に美事なオパールを所有していました。ハシバミの実ほどもある、巨大なオパールの指環です。このオパールの評判は高く知れ渡っていて、ある時、将軍アントニウスがこの指環を譲るようにと依頼しました。アントニウスはクレオパトラとの恋で知られる男性です。

もしかすると、ノニウスのオパールをクレオパトラへの贈りものにしたかったのかもしれません。しかし、ノニウスは譲り渡すのをかたくなに拒み、ついにはローマから永久追放されてしまいます。それども彼はオパールに強く執着し、追放されるにあたって、このオパールを誰にも気づかれぬよう隠し持って逃亡したと言われます。

プリニウスは、「ひとつの宝石のために所有者を追放するとは驚くべき非情であるが、追放されるまでひとつの宝石に恋着したノニウスも、驚くべき頑固者と言えよう」と語っています。ノニウスのオパールがその後どうなったか、今となっては知るよしもありませんが、その事件から1800年後の18世紀に、エジプトのアレキサンドリアの農夫が近所の廃墟で古い宝石を発見しました。それは、カボションカットされたオパールの指環です。古い上に非常に価値が高いと判定されたことから、もしやこれはノニウスのオパールではないかと評判になったとのことです。

貝の火

「銀河鉄道の夜」の作者である宮沢賢治は、鉱物を非常に愛したことで知られます。彼の著作にはさまざまな石が登場しますが、その中でオパールが重要なモチーフとなるのが「貝の火」という童話です。物語は実際に読んでいただくことにして、ここでは鉱物としての「貝の火」すなわち「貝オパール」についてお話しします。

「貝オパール」というのは、太古の貝殻が化石化する過程でオパール化したものです。オパールは岩石を母体に形成される石なので、化石がオパールになることもありえるのです。貝オパールは、一見ただの貝の化石のようなのに、表面が削られた部分からはまるで炎が燃え立つような七色のきらめきが見える、いかにも神秘的な宝石です。

見る者をその妖しさで魅了する貝オパールは、童話「貝の火」で描かれるように、なるほど魔性の石であるかもしれません。

透明人間あらわる?

中世ヨーロッパでは、オパールを持っていると姿を消すことができるとされました。ここから、盗賊の守護石とも言われたことがあります。また、オパールの信仰では、「この石はその瞳の輝きの中に子どもたちの夢を映し出す」というものがあります。

さまざまな伝承がありますが、まず第一に、オパールは幸運を運ぶ宝石とされました。十字軍の時代には、戦場で幸運をつかむようにと、貴婦人たちは兵士へオパールを贈ったということです。

オパールのおすすめアクセサリー

ネックレス

七色の虹をモザイクにしたようなネックレスは、優雅で茶目っ気のあるジュエリーです。聖女の顔と小悪魔の顔をあわせもつ輝きは、昼にも夜にも似合います。

ピアス

オリーブ色とダークピンクが絡み合ったオパールは、一筋縄ではいかない女性のイメージです。気品あるじゃじゃ馬といったところでしょうか。どこか、南国のジャングルを連想させる宝石です。

指環

雪の女王のティアラのような、天使の羽の粒子のようなホワイトオパールが印象的です。もちろん、花嫁にもとても似合う宝石です。特別なおんなのこのために生まれた、そんなオパールたちがあなたの指で輝きます。

誕生石としてのオパール

オパールは10月の誕生石として知られる宝石です。また、十二星座それぞれに守護石を配した「星座石」では、オパールはてんびん座・さそり座・みずがめ座・かに座に幸運を与えるとされます。なお惑星では、海王星に割り当てられます。

オパールの効果

ヨーロッパではオパールは古くから「眼の石(オプタルミオス)」と呼ばれていました。眼病を治す魔力があると信じられていたためです。現在でもオパールには眼の病気を治す力があるとされ、視力を回復して、気分を高揚させ、創造性を高めて、内面の才能を引き出すパワーを持つと言われています。

また、心臓・肺・血液の不調を改善するという働きがあるそうです。出産を楽にするために、妊婦のおへその上にオパールを置くという習わしもありました。

民間伝承では、オパールは「キューピッド・ストーン」と呼ばれ、愛とロマンスの石であり、願い事と個人的な幸せをかなえてくれる宝石だとされます。オパールは「宝石の女王」であり、希望と積極的行動と達成の守護石なのです。

オパールの種類

オパールは大きく分けて、メキシコオパールのように火山の溶岩の中にできる「マウンテンオパール」と、オーストラリアオパールのように砂岩中に見つかる「サンドストーンオパール」の二種があります。

マウンテンオパールは、一度固まった溶岩に珪酸分を含んだ熱水が作用してできたものです。それが高温かつ急速のため、透明度が高く、遊色も著しくなります。

サンドオパールは、地下に沈んだ砂層が珪酸分を含む温水の作用でオパール化したものです。低温でゆっくりとできたため、透明度は低く、遊色も少なくなります。

オパールの本物と偽物の見分け方

オパールを選ぶ場合、必ず手にとって見るようにしましょう。ショウケースのガラス越しでは、本当の色を見分けるのは難しいのです。手に取り、いろいろな角度からオパールを見て、遊色効果を確認してください。そのあでやかな色の変化をまずは楽しみ、そののち、次はひっくり返して裏から見てください。

指環などになっている場合でも、充分裏を見ることはできるはずです。もし、裏が金属でふさがれた加工がなされていた場合、その理由を販売員さんに聞いてみてください。天然のオパールは、裏をふさいで加工することはめったにないのです。つまり、ふさがれているものはほとんどが、人工的に作った加工品、張りもののオパールである可能性が非常に高いと言えます。しかし天然のオパールでも、ふさぐことは稀にあるので、その辺をじっくり販売員さんに質問してみてください。

また、「張りあわせのオパール」というものがあります。見つける方法ですが、石を光にかざして横から見ることで、接着剤を使用した張りあわせのオパールを見分けることができます。ぜひ確認してください。真偽の境界線がはっきり見えるようになるまでは、信用ある店で買うようにしてください。それが一番確実な、真贋の見分け方です。

幸運の運び手

七色の光がさざめき燃え立つ宝石、オパール。オパールは、あなたに幸運を運ぶ石です。実際に身につけるだけでなく、手のひらに転がして、その、遊色効果と呼ばれる光の祭典を存分に愉しんでください。オパールは宝石の女王さまです。デリケートな宝石ですから、保管にも気を配ってあげてください。宝石箱の中からあなたを見上げるオパールは、まるで街灯りのように、あなたの人生を七色のファイアで飾り、応援してくれるでしょう。

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