シャイな人の心理とは
「シャイな人」の心理は、とにかく「失敗を恐れる」ことに尽きます。
シャイな人の特徴25選
「シャイな人」の心理とは、「失敗を恐れる」ことにありました。「シャイな人」の特徴にも、「失敗を恐れる」という心理が様々な形で表れています。
短所しか無いように感じる「シャイな人」の特徴ですが、裏返してみると「長所」と呼べる面もあります。両者の違いに中臆しながら、「シャイな人」の特徴を確認していきましょう。
特徴1:人見知り
特に初対面の人に対しては、「知らない人と何を話せばいいんだろう」とドギマギしてプレッシャーを感じてしまいます。
特徴2:恥ずかしがり屋・照れ屋
「恥ずかしがり屋・照れ屋」は、「シャイ」という言葉本来の意味ですのでイメージもしやすいでしょう。
特徴3:表情が少なく感情表現が苦手
決して「表情がない」わけでも「感情がない」わけでもありません。ですが、「相手に賛同が得られないかも」という恐怖を強く持っています。その結果、感情を表現することが苦手となり、付随して表情も少なくなってしまいがちです。
特徴4:声が小さく口数が少ない
「シャイな人」以外でも、あまり自信のないことに答えるときに声が小さくなってしまう経験をしたことがあるでしょう。「シャイな人」は自信を持っていないことが多いので、あらゆることに対して口数が少なく、返答する声も小さくなります。
特徴5:話しかけるのが苦手
話したいという気持ちこそありますが、「自分の話なんて興味を示さないんじゃないか」や「話しかけてもノってくれないかもしれない」とネガティブに考えてしまいがちです。
特徴6:人前で話すのが苦手
何十人という集団の前ではもちろんですが、かしこまった場では4~5名の前でも話すことを不得手としています。自分に注目が集まってしまうと考えるだけで、緊張からプレッシャーを感じてしまいます。
特徴7:自分に自信がない
多くの場合、「自分自身を過小評価している」という方が正確な表現です。ところが、「シャイな人」はそのことに気づく術がありません。自分に自信がないので「どうせ自分なんか」や「失敗したらどうしよう」といった具合に、行動する前から自分が失敗することを規定事項にしてしまいます。
特徴8:自分の話をあまりしない
「自分」が話題の対象になることを嫌うため、自分の情報を表に出したがりません。そのため「聞き役」に回ることが多くなります。
特徴9:争いが苦手
他人と競う自信とエネルギーがないため、争いになるような場面では自分が引いてしまいがちがちです。また、相手から頼まれると断れない性格でもあります。
特徴10:心配性
「心配性」は「シャイな人」に限らず「自信のない人」に共通する特徴です。「心配性」は「慎重さ」という良い面につながることもありますが、往々にして周囲の人間を苛立たせてしまいます。
特徴11:ネガティブ思考
「相手から返事が来ない」という状況を例にして説明します。多くの人は「いまは忙しいんだろうな」で終わる話ですが、「シャイな人」は「なにか嫌われるようなことをしたんだろうか?」といった、悪い方へ悪い方へ考えてしまいます。
特徴12:人の目が気になる
特にそれが初対面の人やよく知らない人の前になると、その傾向が強くなります。「自分が人にどう思われているのか」がすごく気になり、うまく自分の感情を表現できなくなります。
決して自分を良く見せようとする訳ではありませんが、恥ずかしくなって人の目から逃れるように視線を逸らしてしまう、といったことがよくあります。
特徴13:大人数が苦手
「シャイな人」は、自分が話題の中心になることを嫌う一方、人に構ってもらえないことも恐れています。恐れているというのは、「ないがしろにされている」と感じてしまうからです。
大人数で行動するときは、気配り上手な人でも全員を相手にできるわけではありません。「シャイな人」もそのことはわかっているので、大人数で動くときは憂鬱な気持ちになってしまいます。
特徴14:電話が苦手
ただでさえ話すことが苦手ですが、面と向かって話す場合はボディランゲージや態度でごまかすこともできます。ですが、電話では逃げ口はなく声だけで相手とやり取りをしなくてはなりません。「心配性」が表に出すぎて、どこかぎこちない会話になってしまいます。
特徴15:絵文字やスタンプが少ない
普段から感情を表に出す機会が少ないため、絵文字やスタンプといったコミュニケーションを円滑にするツールを上手く使いこなせなずにいます。
「絵文字やスタンプをあまり使わない」ことは良い面もあります。自分の気持をツール類でごまかさないため、本心と文章に嘘や差がありません。
特徴16:メッセージが短い
「この人は自分とやり取りを続けたいのだろうか?」という不安が頭をよぎり、「相手から返信が来てる間は続けよう」というスタンスでやり取りしています。メッセージ自体は短文でも、頭の名の中で色々と考えた結果短文で返信しています。
特徴17:返信が遅い
返信が遅いうえにメッセージが短文なので誤解を招きがちですが、「シャイな人」はあれこれ考えて「書いては消し、書いては消し」を繰り返した上で返信しています。そのため、返信が遅くなりがちです。
特徴18:恋愛に奥手
「恋愛に奥手」というのは、「恋愛に対して受け身」と言い換えられます。「恋愛」につながるような行動に対して、自分からアクションを起こすことが苦手です。自信の無さから逃れられず、「断られたらどうしよう」という気持ちからアクションが鈍ります。
特徴19:異性に慣れていない
恋愛に奥手ということもあり、必要がなければ自分から異性に近付こうとしません。小さな頃はあまり問題になりまえんが、大人に近づくにつれてどんどんコンプレックスが大きくなってしまいます。
特徴20:気になる人・好きな人を避けてしまう
「気になる・好きな人」だからこそ、より一層「嫌われたくない」という気持ちが強くなり、ますます接触を避けるようになってしまいます。「シャイな人」なりの「愛情表現」とも言えますが、理解を得ることは困難です。
特徴21:目を合わせるのが苦手
目を合わせることが苦手な理由は2つあります。「シャイな人」は「相手の目」に現れる感情表現に恐怖感があります。特に、睨まれた場合などにはすぐにアタフタしてしまいます。
もう1つの理由は、目を見られることで自分の本心を悟らることを恐れています。目は「心の窓」とも呼ばれており、目を合わせ続けると本心を見透かされそうで怖いと感じてしまいます。
特徴22:真面目で誠実
「真面目で誠実」なことは、疑いなく長所と断言して良いでしょう。どんなに自信が無く、どれほど苦痛なことであっても、相手に対しては真面目に誠実に接します。
特徴23:思いやりがある
「シャイな人」は人付き合いを苦手とする傾向がありますが、「人間が嫌い」というわけではありません。相手を思いやり優しく接したいといつも心がけていますが、その思いを表現することが苦手なだけです。
特徴24:一度打ち解けると明るい
「シャイな人」は、「この人は自分に敵意を持っていない」と認定すると、それまでの態度が嘘のようにフレンドリーに接してきます。大勢の前では思っていても言えなかったようなことも、信頼している相手の前ではユーモアたっぷりに表現してしまいます。
特徴25:意外なこだわりがある
といっても、何か特別なことへこだわりを持っているわけではありません。「シャイな人」は、何かに「こだわり」があることを周りの人に話したりしません。だからこそ、「シャイな人」のこだわりを発見した人は、「◆◆さんって意外なこだわりがあるんだな」と「意外性」の方に注目してしまいます。
シャイを克服する7つの方法
25個も挙げると、「自分はたくさん当てはまった」という方も多いことでしょう。「自分はシャイだ」と自覚のある方や、「自分はシャイと思われているかもしれない」と感じた方向けに、シャイを克服する7つの方法を提案します。
方法1:現在の自分を受け入れる
「シャイな人」は自信の無さから来る自己嫌悪で、現在の自分を受け入れられなくなっています。「シャイ」なあなただからこそ、自分を受け入れてもらえた時の喜びは誰よりも理解しています。他人ではなく、まずはあなた自身が「あなた」をあるがままに受け入れましょう。
方法2:人の目を気にしすぎない
「シャイな人」は、周囲の目を気にしすぎて無意識にブレーキを踏んでしまっています。周囲の目を気にしないようになるための一番の方法は、自分を知らない場所へ出かけてみることです。
方法3:一人で出かけてみる
出向く場所は、あなたを知る人がいない場所がベストです。「シャイな人」はついつい仲の良い人と出かけようとしますが、ぐっとこらえて一人旅をしてみましょう。
方法4:自分から話しかける
「シャイ」なあなたは、向こうから話しかけてくれた時の安堵感をよく知っていることでしょう。あなたが相手に敵意を持たなければ、あなたが嫌われる理由はありません。
ちょっとだけ勇気を出して、自分から話しかけてみることにトライしてみましょう。
方法5:できるだけ笑顔で話してみる
「笑顔」は、相手への共感を示す最高の武器です。例えあなたがシャイで話下手でも、あなたの笑顔は必ず相手の印象に残ります。
方法6:身近な人と仲良くなろう
「シャイ」を克服する方法を紹介していますが、初対面の人に実践することは心理的なハードルが高いと言えます。
身近な人であれば、あなたも相手もお互いの情報を持っています。まずは身近な人に、笑顔で話しかけていましょう。
方法7:共通の趣味をもつ友人をつくる
共通の趣味を持つ一人の友人は、趣味が異なる知人10人以上に相当します。「自分から相手に話しかけることが難しい」という方は、同じ趣味を持つサークルなどに入ってみることも有効です。
特徴を知って1歩ずつ克服していこう
自分は「シャイな人だ」という自覚のある人は、特徴を読んでいくうちに気分が重くなった方もいるでしょう。「克服法」でも紹介しましたが、「シャイな自分を受け入れる」ことがシャイを克服するために重要です。
「シャイな人」の特徴を知り受け入れることで、シャイなあなたを克服する第1歩としていきましょう。