歯医者が怖い
皆さんは虫歯があると感じた時、すぐに歯医者に行きますか。 痛くても我慢したりして歯医者に行こうとしない人も多いのではないでしょうか。その理由に、歯医者が怖いからと答える人がたくさんいます。
歯医者が怖くて虫歯を放置したら、虫歯だらけになってしまいます。そう言われても歯医者が怖いので行く勇気がでない。でしたら、歯医者が怖いのを克服すればいいのです。
そもそも歯医者が怖い原因とは
歯医者が怖い理由は、人それぞれあります。消毒液の臭いが苦手だったり、虫歯だらけなのを指摘されるのが嫌で、歯医者が怖いという人もいます。そんな中でも、代表的な歯医者が怖い3つの原因があります。
①痛いのが嫌
痛いのが好きという人はまずいないでしょう。実際に歯医者で痛い経験をしてなくても、歯を削る=痛そうというイメージがあり、痛みを恐れる人は必然的に歯医者が怖くなります。また、体質や状況にもよりますが、麻酔してもらったのに凄く痛い経験をしたという人もいます。
②音が苦手
例えば、黒板を爪でひっかく時にでる「キィー」という音を聞くと、誰しも嫌な鳥肌が立ちます。それと同じように、歯医者で歯を削る時に使う機械の「キィ-ン」「ウィィィ」という甲高い音が苦手な人が多くいます。歯を削ってる時も振動で脳に低めの音が伝わってきますので、こういった音が苦手な人にとっては歯医者に行くのが怖くなります。
③トラウマがある
小さい頃、歯医者で泣いた記憶がある人はたくさんいることでしょう。上記で紹介した痛みや音など怖い体験を幼い時にしており、それが大人になった今でも覚えていて、歯医者が怖い原因になっています。トラウマによって治療を途中でやめたりして、歯医者に行ってない期間が長ければ長いほど、恐怖心は増していきますので、早めに克服する必要があります。
久しぶりの歯医者が怖い人の心理と原因
小さい頃「虫歯なんてひとつもないよ」と自慢している子がたくさんいました。歯医者に長いこと行っていない人は、心のどこかで、虫歯があることや虫歯だらけになっている事実を認めたくないと思っている可能性があります。また、それを歯医者に厳しく指摘されるのが怖いと感じています。
虫歯を放置していたことを注意されるのが怖いという心理が、久しぶりの歯医者が怖い原因になっています。しかし、昨今は、少しでもリラックスしてもらうために、厳しく言ってくる歯医者は少なくなっています。もしかしたら小さい頃に歯医者に厳しくされたことがあり、その歯医者へのイメージが今でも脳裏に焼き付いているのかもしれません。
トラウマが原因でずっと歯医者に行けていない
小さい頃、歯医者で怖い体験をしてしまい、大人になっても歯医者に行けずにいる人がいます。「もう大人なんだし平気でしょ」と言う人もいると思いますが、大人になった今だからこそ、トラウマがフラッシュバックしてしまうのです。その原因に、ストレス社会が挙げられます。
会社での人間関係や上司に何度も怒られるなど、ストレスが溜まっていくと、心が病んでいきます。心が病んでいくと、子供の頃の嫌な思い出が蘇ってくるのです。悪夢として夢に出てくる人もいます。トラウマを思い出す度に、怖いという気持ちが大きくなり、結果、久しぶりの歯医者が必要以上に怖いと感じてしまいます。
まずは、リラックスできる方法を模索して、ストレスを解消させなくてはなりません。ストレスを解消して心に余裕ができた時、久しぶりの歯医者でも行く勇気がでることでしょう。
一番怖いのは虫歯を放置すること
様々な理由で歯医者が怖くていけない人がいます。しかし、虫歯を放置することは、深刻な病気を引き起こす可能性がありますので、とても危険なことなのです。では具体的に虫歯を放置することでどうなってしまうのでしょう。
虫歯が増える
虫歯を治療しないで放置するのですから、虫歯はどんどん進行していきます。虫歯が増えれば増えるほど治療にも時間がかかります。結果、怖い歯医者に何度も通わなければ行けなくなってしまいます。できることなら虫歯の治療は、最短で終わらせたいものです。
神経が死んでしまう
虫歯が進行していくと、神経まで到達します。そこでも放置していると、神経が死んでしまいます。虫歯で歯が痛い時によく我慢をする人がいます。のたうち回るような痛みでしたら歯医者に行こうとしますが、ちょっとした虫歯なら、耐えられる痛みの場合が多いので、我慢をしてしまうのです。そして、しばらく痛みを我慢していると、痛みが消えることがあります。しかしそれは、神経が死んで痛みを感じなくなっている可能性があります。
様々な病気を引き起こす
神経が死んでしまって更に放置することで、細菌の繁殖が一気に増すと言われています。骨や血液といったところに細菌が入り込むことで、様々な病気を引き起こす可能性があります。そうなってしまったら歯医者の治療だけでは済まなくなりますので、虫歯は早めに歯医者で治療するに限ります。
歯医者が怖くて行けない人の克服方法
恐怖を乗り越えて人は成長していきます。虫歯を放置するのが危険でも、怖いという気持ちが勝ってしまう人は、歯医者が怖いのを克服する道を考えましょう。自分の中だけで怖い怖いと思っているとなかなか克服するのは難しいです。実際に歯医者が怖いのを克服した人の話を聞いたり、誰かに相談することで、少しでも恐怖心を取り除くことが克服への近道です。
また、未来に綺麗な歯になった自分など想像してみたり、ポジティブな思考を持つことで克服の手助けにもなります。
歯医者の予約電話すら怖い人はどうすればいいの
歯医者がものすごく怖い状態ですと、予約の電話すらも怖くなります。なぜなら歯医者への恐怖心がありますので、電話かける前に「予約したら確実に行かなければいけなくなる」など不安になることを色々と考えてしまうからです。
やはりこちらも、予約電話をする前に歯医者への恐怖心を取り除くことが重要になってきます。
予約の前に相談をする
電話していきなり「予約したいんですけど」と言わずに、まずは歯医者が怖い理由を詳しく伝えましょう。自分が怖いことを相手が理解してくれると気持ちが少し軽くなることでしょう。親切な歯医者であれば、治療の前にカウンセリングをしてくれるはずです。
ただし、電話での対応やカウンセリングでの対応に不満を感じ、恐怖心がまったく取り除けなかった場合は、別の歯医者を探しましょう。
メール相談をする
電話では上手く伝えられそうにない人は、事前にメール相談をしましょう。ホームページでメール相談をしている歯医者はたくさんあります。そして、その多くが親身になって相談にのってくれます。歯医者が怖い人が多いことを歯医者も分かっているので、しっかりとした対応をしてくれるはずです。
メール相談で恐怖心が取り除ければ、歯医者への印象も良くなり、電話予約がすんなりできることでしょう。
歯医者の怖い体験談と乗り越えた体験談
皆さんもひとつは歯医者の怖い体験談を持っていることでしょう。ここで重要なのは乗り越えた方法です。ここでは様々な人の、歯医者を乗り越えた体験談についてご紹介します。
34歳 男性 会社員の怖い体験談
これはまだ私が小学生の頃の体験談です。親に「悪いことすると虫歯ができるぞ」と何度も言われていたので、虫歯は怖いものだと思い込んでいました。そんなある日、道路で転倒した際に歯がかけてしまったのです。帰って鏡で見たところ、かけた部分が痛く、少し黒くなっています。歯医者に行ったことがなくても、虫歯が怖いと思い込んでいるので、歯医者に行くのが怖くて仕方ありませんでした。
しかし、親に見つかり、半ば強制的に歯医者に連れて行かれました。強面の歯医者さんに叱られながら治療をされたのですが、怖いという思いが強かったこともあり、痛みを必要以上に感じたのです。周りも気にせず大泣きをしたのを覚えています。この時のことがトラウマになってしまい、30歳を越えても歯医者に行くのが怖いのです。
34歳 男性 会社員の乗り越えた体験談
ずっと歯医者が怖く行っていなかったので、歯の黒ずみも多くなり、口の中は虫歯だらけです。さすがにまずいと思いネットで調べることから始めたのです。そしたら、「歯科恐怖症」という言葉があることを知りました。悩んでいる人が多いことも知り、私だけじゃないという安心感を抱き、少し気が楽になったのです。歯科恐怖症に対する取り組みをしている歯医者も多いことが分かり、歯医者とメール相談から始めてカウンセリングもじっくりしてもらいました。
放置していた分、治療には時間がかかりましたが、痛みもほとんどなくほっとしています。とても良い歯医者に出会えたおかげで、歯医者が怖いのを見事に克服できました。今ではなんでもっと早く行かなかったんだと後悔すらしています。歯医者はみんな怖いとひとりで抱え込まないで、恐怖心を取り除いてくれる歯医者を探すことが私は良いと感じています。
29歳 女性 会社員の怖い体験談
これは私がつい最近した体験談です。自慢ではないですが、最近まで虫歯ができたことがありませんでした。それなので歯痛を感じた時は、何事かと思ったものです。忙しかったこともあり、家から一番近い歯医者を予約して行きました。しかし、いざ行ってみると無愛想な歯科衛生士にボソボソ小声で聞き取りづらく喋る歯医者で、「あれ」と不安に感じたのです。
忙しい中来たので帰るわけにもいかず、不安なまま治療が始まり、歯を削っている時に事件が起こったのです。小声で何言ってるかわからなかった歯医者が、でかめの声で「あっ」と言ったのです。そうですやらかしてしまった時にでる「あっ」です。口をあけてる状態なので、「どうかしました」とは聞けず、終わるのを待ちました。
ちょっとした虫歯にしては時間がかかっていたので失敗したのだと気づきました。それを一切説明せず、歯医者は怖いと感じるようになったのです。
29歳 女性 会社員の乗り越えた体験談
友達に相談したら「ちゃんと事前に口コミとか調べた?」と言われ、何も言い返せませんでした。忙しかったとはいえ、適当に一番近い歯医者を選んだ自分にも責任があると感じています。調べてみたらやはり評判が良くない歯医者だったのです。しっかりリサーチをして遠くても評判の良い歯医者に行ったところ対応も素晴らしく、スムーズに治療を終えました。
怖い思いをさせない歯医者選びではないですが、事前にしっかり調べて、不安に感じたら治療の前でもセカンドオピニオン、サードオピニオンを考え、良い歯医者に巡り合うことがなにより大事だと感じています。
歯医者が怖いのは克服できる
よく歯医者が怖いのを恥ずかしい悩みだと思っている人がいます。しかし、そんなことはないのです。歯医者が怖くて悩んでいる人はほんとに多いのです。悩んでいる人が多いということは、分かってくれる人も多いということです。恥ずかしからずに勇気をだして相談してみるのが、克服の一番の近道だったりもします。
なによりも虫歯を放置することが一番怖いことなので、歯医者が怖いのを克服して、いつまでも健康な歯で物を噛みましょう。