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猫かぶるとは・猫かぶる男女の特徴・猫かぶるのに疲れたとき

猫かぶるとは?

あなたはいつも誰の前でも、ありのままの自分、素の自分をさらけ出せているでしょうか?人は意外と、本当の自分というものを実はよく分かっていない部分を持っていて、その意外な自分は、人と接することで初めて「こんな自分がいたなんて」と分かることがあるものです。

そのように、意外な自分がいたことを自分では自覚していない場合と、人から良く思われたくて、わざと作りこんでしまう自分との2パターン挙げられます。猫かぶるとは、まさに後者のわざと、またはつい作りこんでしまう性格や態度のことを言います。

猫かぶるの意味

猫かぶるの意味は、一般的に特定の人に対して、いつもの自分とは違う態度をとることを言います。たとえば、いつもは下品な話題も大好きでおしゃべりなのに、好きな人の前では、下品な話なんて好きではないという態度を示し、妙におとなしくなってしまいます。

猫かぶるの由来とは

猫かぶるの由来は、猫は一見おとなしい動物として可愛がられていますが、時に手がつけられないほど狂暴になることもあります。そのような所から、見かけはおとなしい猫のように、本性を隠しておとなしそうに見せかけている例えをいいます。

もうひとつの猫かぶるの由来は、藁で編んだ筵(むしろ)のことを”ねこ”とも言われ、これをかぶる意、とする説もあり「知っているのに、知らないふりをする」という意味もあります。

猫かぶる女性や男性の特徴や性格

女性

つい猫をかぶってしまう女性というのは、わざと猫をかぶろうとしている訳ではなく、人に不快感を与えないようにとする気遣いから、自然と猫かぶる言動に走ってしまうことがあります。

その様な女性は、普段から人に嫌われたくない気持ちが強かったり、人の目を気にし過ぎてしまう傾向にあるでしょう。

もうひとつの猫かぶる女性は、まさに人に媚びた言動をするパターンで、この場合はいつもの素である自分の性格の悪い部分を知っていて、その部分を隠し、人に良く思われようとします。なんとか特別な人の気を惹きたい時に使ってしまう作戦でもありますね。

女性なら誰もが特別な人の気を惹きたいもので、多少の猫かぶる行動をしてしまう人も多いですが、中には大変したたかに猫かぶりをしていつも計算尽くな為、周囲の人に不快感を与えてしまう女性も存在します。

男性

男性も基本は女性と同じく、特別な人の前では素敵な男性に思われたいので、男同士でいる時とは違う紳士的な面をアピールしたり、おとなしくなってしまったりします。この場合は猫かぶるとも言いますが、どちらかというと「格好つけたがる」という表現もピッタリです。

男性が猫かぶる場面は、仕事場においてが多くなります。取引先の相手や目上の方に良く思われたいので、いつもの横柄な態度やいい加減な態度は影を潜めて、すっかりおとなしくなって、まるで別人のようにもなります。

これは幼少期から内弁慶なタイプの男性に多く見られる傾向です。

この場合も、誰もが仕事と休日では違う顔をのぞかせますが、度が超しすぎると、まわりの人間からは信用を失いかねません。普段から人に対して、横柄な態度をとることがないように気をつける必要性があるでしょう。

猫かぶるのに疲れた時の発散方法

猫かぶる行為をしている時というのは、本当の自分とは違う自分を演出している訳で、とても労力のいる行為とも言えます。そんな健気にも猫かぶる行為に疲れてしまった時には、思い切り発散してストレス解消を図ってあげたいものです。

カラオケで思い切りストレス発散

大声を出すというのは、普段言えないことが溜まっている人にとても効果的ですので、普段猫かぶる行為で溜まっているモヤモヤやストレスを、カラオケで大きな声を出して、発散させましょう。

他に趣味がある人は何でも良いので、自分が没頭出来て楽しめる時間を積極的にとるようにするのがおすすめです。

ありのままでいられる人とおしゃべりする

やはりありのままの自分をさらけ出せるという事は、とても楽で心地よいものです。反対にありのままでいられない時というのは、窮屈でとても疲れてしまいます。

普段どうしても猫かぶる行為をやめられない場合でも、ありのままの自分をさらけ出せる時間がとれると気持ちが楽になります。

素の自分で話せる友人や恋人に、電話で話を聞いてもらったり、美味しいものでも食べながら、楽しい時間を過ごせると最高です。

エステやマッサージに行く

お金に余裕がある時には、エステやマッサージなどに行くのも効果的です。人に優しく触られて接してもらえると、気持ちが落ち着いて穏やかになります。猫かぶる行為で疲れた心が優しくほどけていくでしょう。

また、体も猫かぶることで凝り固まってしまっている場合があります。しっかりと揉みほぐしてもらい、心と体の緊張を解いてあげましょう。

猫かぶるのをやめたい時の方法

初対面の人とは多少なりとも、誰でも猫かぶってしまうものです。一般的にはお付き合いを進めていくうちに、徐々に自分の言いたいことも言えるようになって来て、特別素の自分を隠す必要もなくなってきます。

ですが、稀に付き合いが長くなってきても、最初のイメージのまま壊すのが怖いと感じてしまい、ズルズルと本当の自分とはかけ離れた人物像として、通してきてしまう場合もあります。そのような時、どうやって猫かぶりをやめたらいいのでしょうか。

職場での場合

猫かぶりをしているのが職場での場合、たとえば今までは、おとなしく真面目で、上司や同僚などからも、真面目な性格で羽目など外すことはない、と信じ込まれてしまったとしましょう。

その際の解消法として、やはり、いきなりはっちゃけたりするのは、まわりを驚かしてしまうだけでなく、信用性を疑われる心配があるので避けた方が良いでしょう。

少しずつ、素の自分を出して冗談を言ってみたり、今まではおとなしく何でも引き受けていた頼まれごとも、自分の負担になる部分は、きちんと事情を説明して断るなど、猫かぶりをして重荷に感じていたことを、解消していきましょう。

好きな人の場合

好きな人の前での猫かぶりをやめたい時、はじめに大きく偽ってしまった場合、どう本来の自分を出していくか悩むところです。

たとえば女性でイメージを作りこんでいた場合、本当はカジュアルな服装が好きで意外とさばさばした性格なのに、彼の前では清楚でおとなしい女性に見られたいと頑張っていたなどの状況では、一度デートの時にカジュアルな服装で行ってみます。

その時の彼の反応を見て、意外と彼はすんなりと受け入れて、別に清楚でおとなしい女性にこだわってはいない事が分かるかもしれません。その場合は様子を見ながら、どんどん本来の自分を出していっても大丈夫でしょう。

しかし、もし彼が露骨に嫌な顔をした場合、今後長い付き合いをしていく中で、一生偽って生きていける覚悟があれば別ですが、そうでない場合は、思い切って本当の自分を打ち明けた方がいいかもしれません。

彼がおとなしい清楚な女性でないと無理だと言われたなら、悲しいですが幸せな未来のために今後についてしっかり考える必要があるでしょう。

会社の猫かぶる人との付き合い方

仕事上のお付き合いでは、猫かぶる行為をしている人が大半かと思われます。ですが、度を超して猫かぶる行為をしている人とは付き合いづらいものです。ここでは、そんな会社の猫かぶる先輩や後輩、同期との付き合い方を紹介していきます。

先輩

会社の先輩が猫をかぶっている時、たとえば自分たちの前では、適当な指示を出していい加減に振る舞っているのに、上司の前ではいい顔をして、仕事をきっちりとこなしている様に見せかける、少々ずるい先輩というのがいるものです。

この様な場合は、下手に口出しをしても場を荒らげるだけしょう。自分はあの先輩のような人にはなるまいと、心に秘めておきましょう。あまりにいい加減で仕事上支障が出る問題の時であれば、一度上司に相談をしてみるのも1つの手です。

後輩

後輩が猫をかぶっているというのは、可愛いものです。仕事場では皆誰もが多少の猫をかぶって頑張っているのでしょう。そんな猫かぶりをしていて、あまりにも窮屈そうだと察した時には、さりげなく先輩として優しくフォローをしてあげましょう。

同期

同期とは、職場の中では仲間でもあり、時にはライバルとしてお互い成長していくものです。

そんな同期が、猫かぶりをして先輩方に一目置かれていた時、内心一番穏やかな心情ではないことでしょう。嫉妬心から、もっと仕事を頑張ろうと思えたならば良いのですが、基本的に他人に嫉妬していても良いことはありません。

その同期は、いずれ猫をかぶっていることに疲れてしまうかもしれません。今までその同期に意地悪をされていた場合は別ですが、やはり同期である自分が一番近い存在で、本来支え合える仲であるはずです。

困っていたならば、出来る範囲で助けてあげれたら素敵です。

ありのままのあなたで大丈夫!

今回猫をかぶる人の心理や、猫をかぶっている自分や会社内の人との付き合い方などをご紹介してきました。やっぱり自分も猫をかぶっていると感じた方や、周囲に猫をかぶっている人がいるなと思われた方もいるのではないでしょうか。

日常において、素の自分でいられる時間というのは、案外少ないものです。他人と上手にお付き合いしていくには、素の自分と思いながらも、どこか我慢をすることで円満な関係が保たれるものです。

そのため職場では、ありのままの自分でいるより、多少の演技を使って、笑顔や柔軟さなどを求められることでしょう。

そのように、多少なりとも猫をかぶっている自分も含めて、ありのままの自分で受け入れてもらえる居心地の良い関係があるはずです。また、自分のまわりにいる、猫かぶりをしている人とも上手に付き合っていきましょう。

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