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【男女別】友達がいない人の特徴・孤独への対処法

男性・女性別の友達のいない人の特徴・性格

友達がいないことで、つらい思いをするのはどんな時でしょうか。

たとえば、聞きたいことがあるのに聞ける人がいない、相談したいことがあるのに相談できる人がいない、困った時に頼れる人がいない、集団の中で誰とも話せない、飲み会にや打ち上げに誘われなかった、などでしょう。でも、一番疎外感を感じるのは、自分が所属している集まりの中で、自分以外の人達はそれぞれ仲の良いグループにいるのに、自分だけどのグループにも入っていない時ではないでしょうか。

楽しそうにおしゃべりをする人たちのそばで、一人ぽつんと、手持無沙汰に過ごさねばならない孤独感は強烈です。自分の存在を意識してもらえないのは、かなり心が強い人でも相当こたえるのではないでしょうか。まるで道端の石ころのように、価値のない存在だといわれているような気分になってしまうからです。

では、期せずしていつの間にか一人ぼっちになってしまう、友達のいない人には、どんな特徴があり、どういう性格の人が多いのでしょうか。

ここでは、そんな、友達がいない人について、いろいろなパターンを考えていきましょう。

そもそも、友達を必要としない人

友達がいない人の中で、かなりの割合を占めているのがこのタイプです。人と話すのがあまり好きではなく、どちらかというと煩わしいと感じる人です。

こういう人は、人に話しかけられた時も無愛想なことが多く、何かに誘われてもたいてい断るので、だんだん周りに人がいなくなります。仕事上の必要最低限なこと以外、話しかけられることはないでしょうし、周りの人にも、「あいつはそういう奴だから」、放っておいて良い、または放っておいた方が良いと認識されています。

ただの人嫌いではなく、自分一人、あるいは家族とだけで生活が充実していて友達の必要がないとか、はまっている趣味のためにすべての時間を使っている人、などはこのタイプの中でも幸せなので本当に放っておいてもらって構いません。自分で自分の心地よい空間や生活を作れる、自立した人と言えるでしょう。もちろん、時には疎外感を感じてさびしくなる時もあるでしょうが、家には自分の居場所があるので、大したダメージは受けません。

ただ、病的に人を避けたり、対人恐怖に陥っている場合は放っておいてはまずいでしょう。突然仕事に来なくるなど、直接迷惑をかけられたりすることもありえますので、それなりの専門機関に相談することも必要でしょう。

友達を必要としないふりをしている人

はたから見ると、上記の友達を必要としないタイプに見えるのですが、本当は友達をほしがっている人がこれにあたります。

孤高の男にあこがれているとか、自分が他の人よりすぐれているのに認められていないと思い込んでいるとか、わりとつまらない理由から、つい、「友達なんてくだらない」という態度をとってしまったために距離を置かれてしまった人や、あるいは、よく分からないけれどいつの間にか距離を置かれていた人など、友達がいない状況に理由は様々でしょうが、共通しているのは、その状態が恥ずかしいと思っていることです。

恥ずかしいので、自分は友達がいないことが苦痛ではない、むしろ望ましいのだ、という態度をとります。そうして、自分のプライドを守っているわけです。でも、どうしてもさびしいので、ふとした瞬間や言葉のはしばしなどに、友達がほしいという本音が見え隠れしています。

不潔な人は、友達がいない

男女を問わず、不潔な人、というのも、人からはどうしても避けられます。昨日忙しくてお風呂に入れなかったとか、あまりの激務に3日間ろくなお手入れができなかったなど、「たまたま」や「ときどき」なら許容範囲ですが、慢性的に髪の毛がねとねとしていたり、フケがいっぱいの人に近づきたい人間は、ほぼ皆無と言っていいでしょう。

髪はそれほどではなくても、洋服が汚かったり、よれよれしていたり、靴がいったいいつ買ったものか不明だったりする人も同じです。そういう人たちは、必然的に臭かったりもしますので、他人としてはどうしても生理的に触りたくないと感じてしまい、距離を置くのです。

こういう人は、道行く人にあからさまに眉を寄せられたり、よけられたりということも少なくないはずですから、自分で気づかないとしたら、かなり問題なのです。そして、嫌な顔をされてもよけられても気にならないなら、人として問題です。一人でいるべくして一人いる、ということになりましょう。

不潔でも友達がいる人というのは、それなりに不潔さや匂いをごまかしています。仮にお風呂は月に一回でも、汚れる部分はデオドラントペーパーで拭いてみたり、香水をつけたり、洋服はきちっと着ておしゃれをしたり、などです。見た目きれいな女の人でも、実は不潔だった、なんてこともありますが、そういう人は、それなりに「汚く見えない」努力はしているものです。

悪口ばかり言う人は、友達がいない

男性でも女性でも、悪口ばかり言う人には、まず友達はいないでしょう。こういう人はたいがい積極性はあるので、自分から人に近づいて行ったり、人の輪の中にどんどん入っていきますので、知り合って最初のうちは、友達の多い人に見えるかもしれません。でも、本当の友達はいないのです。

でも、だいたいその場にいない人の悪口を言いますので、聞いている方も、「私がいないところでは、私の悪口を言っているんだろうなあ」と思ってしまいます。そして9割がた、それは誤解ではありません。そうなると、誰からも信用されず、みんな、うまく理由をつけて離れていきます。まさに、敬遠されるという状態で、なるべくして、友達がいないのです。

こういう人が、自分には本当の友達がいない、などと悩んでいても、自業自得なので誰にも同情してはもらえません。「友達がいないなんてことないよ、私がいるでしょう」と言われるような展開を期待して悩みを相談したとしても、望む答えは返ってきません。友達がいなくて当然と思われているからです。悪口ばかりで信用できない人間と友達になりたいなんて奇特な人は、そうそういるものではないのです。

こういうタイプの人は、周りに人がいたとしても、友達だとは思われていません。たまに、友達だと錯覚している人がいるとしても、大体同じ穴のむじなで、悪口を言い合うことでストレスが発散できるから友達だと思っているだけです。いざという時には十中八九、頼りにはならないでしょう。

自分勝手な女性は友達がいない

約束をしょっちゅうドタキャンしたり、逆に人を急に呼び出したり、時間にかまわず電話やライン、メール攻撃、しかも自分の気が乗らない時は既読無視なんて人も、友達がいないことがほとんどです。あまりに自分勝手だったりわがままだったりする人に根気よく付き合ってくれるお人好しなんて、なかなかいません。いたとしても、ただ気が弱くて文句を言えずにしぶしぶ付き合ってくれている人がほとんどで、とても友達とは言えないでしょう。

このタイプの人は、あまり他人に対して気が回る方ではないので、なかなか自分が嫌がられていることには気がつきません。もしかして自分には友達がいないんじゃないか、避けられているんじゃないか、と感じたら、むしろ成長というか、勝手な自分を省みる第一歩になる可能性があるので、喜ばしいことでしょう。

自分勝手な男性も友達がいない

基本的に自分勝手な女性と同じなのですが、男性の場合、女性より社会的地位が高かったり、力が強かったりすることが多いので、友達がいないことの根も深くなります。

上司や先輩には何事も断りづらく、逆らいにくいですし、暴力的な言動をする人には、つい怖くてしたがってしまったりするからです。その分、被害を受けた側の嫌悪感や憎悪も深くなります。

必然的に、自分に友達がいないと気づくのも遅くなりますし、また、気づいて反省しても後の祭りという可能性が、より高くなります。

友情より愛情の女性には友達がいない

わりとよくいるタイプですが、彼氏ができると極端に付き合いが悪くなる女性も、友達がいないはずです。もちろん、彼氏優先はある程度当たり前ですし、みんなお互い様とたいてい快く許してくれるものではありますが、物には限度というものがあります。

一緒にランチをしていても話は彼のことばかり、しかも、人の話になると聞いていないなんてことはざらで、遊んでいる途中でも彼から連絡が入れば当然のように途中抜けなんてことが続けば、しまいには友達がいないという事態にまっしぐらです。

しかも、このタイプの人はさびしがりが多いので、彼氏と別れたとたんにまた「友達」にすり寄ってべったりになります。つらい、悲しいを延々と垂れ流し、やっぱり女の友情の方が恋愛よりずっと素敵などとのたまったりします。

一回、せいぜい二回までなら許してくれる人もいるでしょうが、昔から、仏の顔も三度までと言われています。三回以上続けば、もはや、彼氏と別れた時に愚痴を聞いてくれる友達がいない、という状態になるでしょう。

口先だけの男性には友達がいない

やたらと見栄っ張りで、無駄なプライドが高い男性にも、ろくな友達がいないでしょう。このタイプの男性は、何かというと自慢話に持っていったり、俺ならこうすると偉そうに語るのですが、肝心の行動が伴いません。自分がいかに素晴らしいのかを示す経験談も、話の大きさに最初は感心されても、わりと早いうちに、この人にそんなことはできそうにない、と見抜かれてしまいます。

イメージとしては、地獄のミサワのような人でしょうか。頼りにされている俺、友達の面倒を見てやる俺、という話をするのは好きですが、実際には一人も本当の友達がいない、というのが、このタイプです。

見栄っ張りな女性には友達がいない

上記の口先だけの男性の女性版なのですが、女性の場合、ブランドにこだわっていりおしゃれだったりするケースが多くなるので、男性より、ある種の信望者的な仲間がいる場合が多くなります。結果、実は自分に本当の意味での友達がいないことに気がつかないことが、男性よりも多くなります。

もっとも、この手の人間は男女問わず鈍感であることが多いので、何かのきっかけで気がつく確率も低いのです。気づかなければ気づかないである意味幸せなので、本人的にはそれでよいでしょう。ただ、ふとした瞬間に自分の周りの空気を無意識に感じ取って、さびしかったり、むなしかったりして、それが何故なのかわからずに、変な気分になったりはします。

それは、頼りになる友達がいないからなのですが、まあ、気がつかないでもやもやしている方が、友達がいないことに気づいて愕然とするよりは、本人で気には楽でしょう。ただし、友達がいないことを認めなければ、成長も改善もありません。

極端に奔放な女性にも友達がいない

恋愛至上主義の女性も、友達がいないことが多くなります。もともと、同性にはあまり関心がなく、むしろライバルととらえている場合が多いので、友達ができても長続きしないのです。あるいは、引き立て役としての友達もどきがいることはありますが、そもそも下に見ているので、友達だとは思っていません。同性の友達がいないのをむしろ自慢に思っていて、私には男しか友達がいない、なんて言っていたりもします。

このタイプは、自分勝手な女性の特徴も備えていることが多いので、同性に嫌われる率は倍増します。友情より愛情な女性とも一部かぶりますが、こちらの方は上記の女性のようなある種の一途さはなく、二股なども気にせず、また、友達や知り合いの彼氏を取ることにも大した罪悪感はないので、嫌われる率はさらに高まります。友達がいないというより、できるはずがないのです。

男性にも恋愛に奔放な方は沢山いますが、往々にして男性の方が、同性の恋愛沙汰に対して寛容です。女性よりも、恋愛と友情、仕事などきちんと区別できる人が多いゆえでしょう。もともと、昔から男性の色事は武勇伝のように取られることが多いので、その点でも女性とは違ってきます。もちろん、程度にはよりますが。

恋愛依存体質なので基本的に友達がいないのは平気です。ただ、恋愛に奔放でもあっけらかんとした陽性のタイプなら良い友達がいたりもするのですが、悩みを相談するのもたいてい異性で、それもまた恋愛沙汰に持ち込んでしまう相談女的な、より悪質なタイプもいます。

お金に汚い人には友達がいない

賢く節約、楽しく節約するなら素敵だし見習いたくもなるものですが、ケチな人というのは嫌われます。具体的に言うと、自分のことにはお金をつかっても、他人に対して出すお金を出し渋ったりごまかしたりするタイプのケチが一番嫌われるのです。

小銭を持っていないからと言って少額を人にたかる、お財布を持っていないふりをして食事の会計をまかせ、後から払うと言っておいて払わない、飲み会の幹事を申し出て会計を預かる名目で自分の分はみんなの合計の中から出してしまう、等々、あげるときりがありませんが、お金に汚い人間には、基本的に友達がいないようです。

誰だって、損をするのは嫌です。お金に汚い人と、嫌な思いまでして食事や遊びに出かけたい人間はいません。友達とは本来平等で対等なものです。一人だけ得をしようとする輩は、もう友達ではないのです。

お金をごまかし、得をした、うまくやったと思っていても、案外簡単にばれてしまうものです。気が付いたら自分の周りに友達がいない、誰にも誘われず、自分から誘っても誰も来なくなる、という事態に陥るのは、時間の問題といえるでしょう。

対異性の場合ですと、相手に下心があってうまくいったりもしますが、そういうお得も若いうちだけなので、年をとるに従って通用しなくなってきます。

自分のことばかり話す人には友達がいない

自分勝手やわがままとも少しかぶりますが、自分のことばかり話している人にも、概して親しい友達がいないでしょう。もしくは、自分が友達だと思っている人に、友達だと思われていない可能性があります。

基本的に、このタイプの人は他人に関心がありません。興味があるのは、主に自分と自分が好きな人たちばかりです。なので、人と話をしていても、自分や自分の家族のことなどに話を持っていこうとします。人が話している時はたいてい、自分が次に何を話そうかと考えていたりするので、あまり人の話は聞いていません。

会話というのは、お互いが気分よく話してある程度の情報交換をするのが一番満足度が高いので、話を聞いてもらえなかった方は不満が残ってしまいます。毎回毎回、会っても人の話を聞かずに一方的に自分のテリトリーの話しばかりをする人との会話はつまらないので、だんだん付き合ってくれる人がいなくなってきます。

それでも、このタイプの人は人に自分の話を聞いてもらうのがとても楽しいので、空気を読まずに誘いをかけてますます嫌がられる、という悪循環に陥ってしまうことが多いのです。友達がいないのに、一向に気がつかないのもこのタイプです。

かまってちゃんには友達がいない

自分からは物を頼まず、遠まわしに、人から「やってあげる」と言わせるように仕向けるタイプの人も、友達がいないでしょう。俗に、かまってちゃん、さっしてちゃんなどと言われるタイプの人ですが、今の世の中、みんなそんなに暇じゃないのです。うまく人に面倒事を押しつけて、お礼も言わないような輩のために頑張ってくれる奇特な人なんていません。

たまに、非常におせっかいでボランティア精神にあふれた人がいて、いろいろやってくれるかもしれません。かまってちゃんたちは無駄にプライドが高いために人に頭を下げるのが嫌いで、自分の状況を自然に察して助けてくれることを望んでいますから、そういう人は格好のカモです。

実は、もうそれは施しを受けているのと同じことなのですが、なぜか相手を自分より下に見ているので、貢物のような感覚でいます。その相手が施しが好きで、相手に何かしてあげることで優越感を得られ、お互いに満足なら、ある意味ラッキーな関係にはなれます。

ただ、そうなると、もう、依存する者と依存される者になってしまうので、とても友達とは言えません。そして、お互い相手を下に見ているので、いざ、相手から自分が下に見られているとわかったら、ひと悶着あるのは避けられないでしょう。

極端に陰気な人友達がいない

少し暗い、程度なら問題はありませんが、極端に陰気で、不幸そうなオーラを出している人間には、人は寄ってきません。暗い気持が伝線してしまうからです。

あまりにも陰気だ、と人に言われたことがある人は、とりあえず上を向いて歩きましょう。うつむいていると、さらに陰気に見えてしまいます。そして、できるだけ、楽しいことを考えるよう心がけましょう。

無口過ぎる人には友達がいない

沈黙は金ともいい、寡黙なことは美徳になる場合もありますが、程度問題です。そもそも、ほとんどしゃべらないのでは、友達はなかなかできません。相手にだって、何を考えているか、よく分かりませんから、近づいてくれないのです。

極端に口下手な人は、せめて、明るい声での返事、あいさつ、」ありがとうなどの感謝の言葉を積極的に口に出すようにしてみましょう。

無表情すぎる人にも友達がいない

無口と同様、無表情も過ぎると友達がいない、という事態になりがちです。ポーカーフェイスはかっこいいですが、あまりにも無表情だと、不気味です。なかなか、人は近寄ってきてくれないでしょう。

内気すぎる人には友達がいない

友達がいないといっても、特に性格が悪いわけではない人が多いのは、このタイプです。そして、友達がいない、少ないといって悩む人のかなりの割合が、ここに含まれます。何とか友達を作りたい、一緒に遊んだりしたいと考えている人も多いでしょう。そのため、新しい場などに行った時に、頑張って友達を作りたいと思うあまり、気負ってしまって空回り、ろくに言葉も発せずに、気づいたら一人ぼっち、なんてこともありがちです。

せっかく話しかけてきてくれた人にぶっきらぼうに応対してしまったり、緊張してそっけない態度をとってしまい、誤解されやすいのもこのタイプの人達です。一旦誤解されてしまうと、自分の良いところを分かってもらえるほど親しくなるのは、非常に大変です。なかなか必要最低限以上のことを、話してもらえなくなってしまったりするからです。

もともと内向的なので、たとえ自分の態度が原因だったとしても、相手にそっけなくされるとひるんでしまい、なかなか自分からは近づけないでしょうが、とりあえず、せめて相手に「感じが悪い」「そっけない」などと思われない程度の応対や表情を研究してみましょう。

学校や職場、趣味のグループなど、どこでも、長く一緒にいれば人と話すチャンスもありますし、活動の中で人となりがわかってくれば、このタイプには自然と友達ができる可能性が大いにあります。たくさんの友達に囲まれたり、グループの中心になるようなことはないでしょうが、それなりの友情を築けたり、親友ができたりすることもあるでしょう。

どこにいてもどうしても友達がいないまま、というのであれば、原因は単に内気だからと言うだけではないのです。例えば、上記のいろいろな友達ができないパターンの中に自分に当てはまるものがないか、できるだけ客観的に見直してみることも必要でしょう。

友達がいない状態から抜け出すには

では、友達がいない状態から抜け出すには、どうしたらよいのでしょうか?

そもそも、出会いのチャンスがない人の話は後回しにするとして、周りに人がいるのに一人ぼっちなことが多い人に限って話をしますと、不潔や悪臭が原因な人は清潔にする、身なりを整える、デオドラントに気を使うだけでかなりの改善が見込めますし、内気が原因の人は、とりあえず笑顔を心がけるだけでも効果があります。

つまり、とっつきやすく、話しかけ安くすれば、第一関門は突破できるのです。自分から話しかけられればもっといいのですが、それはハードルが高いので、とりあえず人に話しかけられた時にまともに感じよく受け答えができることが、まずは大切です。

身なりを整えて、清潔を心がけましょう。そして、なるべく笑顔でいるようにしましょう。もちろん、深刻な状況の時に笑顔でいては逆効果ですが、普段は、笑顔の人の方が感じが良いし、話しかけ安いというものです。なかなかうなく笑えない人は、俳優の方の笑顔などを参考に頑張ってみましょう。

ただ、笑顔と言ってもにやにやしたり、嫌味な笑顔はNGです。どうしても笑顔がうまくできなかったら、まず、心もち口角をあげるように心がけましょう。唇の両端をあげるだけでも、笑顔に近い優しい表情になるものです。

自分がされて嫌なことは、人にしないようにしましょう。幼稚園や小学校で聞いたことのある言葉でしょうが、友達がいない人は特に、それができていないことが多いのです。まず、自分ではなく、人の立場に立ってものを考えてみるのが、友達がいない自分とサヨナラする第一歩といえましょう。

友達がいない孤独・さびしい気持ちへの対処法

友達がいないのは、寂しいことです。人は、一人では生きていけません。もちろん、一人の時間も大切ですが、ずっと一人でいると、精神衛生上、よくはありません。でも、友達って、そんなにすぐに作れるものではありませんし、そもそも、すぐに友達が作れるような人は、孤独とは無縁です。

では、どうしても孤独を感じて、誰にも頼れないような時は、どうしたらよいのでしょうか。ここでは、たとえまだ友達がいない人でも、孤独や寂しさを紛らわせる方法を考えてみましょう。

家族と過ごそう

家族と折り合いが悪い、家族の中でも孤独を感じている、という人にはこの段落は役に立たないので飛ばしてもかまいません。でも、家族となら心地よく過ごせる、家族とはしゃべったり笑ったりが自然にできるという人は、とりあえず、家族と過ごして孤独を癒しましょう。

家族といると、なぜ、心地よく楽に過ごせるのか。それは、きっと、あなたが家族に愛されているからで、あなたも家族が好きだからです。無理してしゃべったり目立とうとしなくても、認めてもらえるからです。自分が家族の中で、どういう立ち位置で、どう過ごしているのか、一度、客観的に観察してみましょう。それは、赤の他人と仲良くなるための、参考にもなるはずです。

あなたが家族の中で、大切にされるお姫様や王子様のような扱いを受けているとしたら、それは友達がいない原因のひとつかもしれません。甘やかされれば、人はどうしていい気になり、わがままになります。でも、他人に、家族のように接してもらうのはまず無理というものです。家族と友達は違うと認識することも、大切です。

趣味を持とう

友達がいないことを苦に感じない人は、たいてい、自分の世界を持っています。一人でも楽しいこと、夢中になれるもの、打ち込めるものがあれば、自分で勝手に幸せを感じることができます。

また、そういった趣味や好きなことを通じて、同じものが好きな人と仲間になれるかもしれません。少なくとも、話のきっかけにはなるでしょう。何かに精通している人というのは、面白い豆知識なども持っているものです。それを利用しない手はありません。

そんなもの、見つかれば苦労しないし、友達がいないなんて悩まないはずだ、どうしたらいいのか具体的教えてくれ、という声も聞こえてきそうですが、何事も他人任せではいけません。特に、好きなもの、魅かれるものをいうのは、自分にしかわからないものです。他人がいいと勧めてくるものでも、ピンと来なかったり、好きになれなかったり、なんてことは良くあることです。無理強いされたりすると、かえって嫌いになってしまうこともあります。

ここは、アンテナを張り巡らせて、好きになれそうなもの、自分にとって魅力的なものを探してみましょう。そこまで夢中になれなくても、それはそれでよいのです。ちょっとだけ好きなものがたくさんある、というのも、素敵なことですし、好きになれそうなものを探して歩いたりするのも、わくわくしたりしませんか?

とりあえず、小さなことから始めてみましょう。

スポーツ観戦はいかがですか①

特に好きなスポーツがある人で、直接観戦したり、みんなでテレビ観戦をするようなイベントに参加したりしたことがない方は、一度、行ってみてはいかがでしょうか。

友達がいないから、ひとりでは行けない、と考えているかもしれませんが、おひとりさま観戦というのも、スポーツによっては常識だったりします。

例をあげると、フィギュアスケートなどは、お値段が高く、観戦時間も長く、意外に観戦が過酷で、そもそも超選手が出ている試合はチケットが取りにくい、などの条件もあり、圧倒的におひとりさまの多い競技です。別に友達がいない人ばかりなのではなく、そもそも、何日かを一括して見られる通し券などは一人につき一枚しか買えないので、必然的に一人で来ていたりするのです。

とても良い演技を見た時などは、会場全体が盛り上がりますし、誰もが感動を共有したいと思いますので、思わず隣の人に話しかけたり、一緒に喜んだり、ということが自然と起こります。そうすれば、友達がいない人でも、楽しく過ごせること請け合いです。

ただし、ルールが複雑なのと、時間が長いこと(最初から最後まで見ると10時間を超えることすらあります)、また、世界選手権クラスの大きな大会でない限り、基本的に一度の休憩時間は製氷の20分くらいしかないので、お手洗いなどが大混雑で休憩時間中に間に合わなかったりなど、競技が好きではないと苦痛に感じることも多いため、大好きという方にだけです。

スポーツ観戦はいかがですか②

野球やサッカーなど、特定のチームに組織だって応援するサポーターが付いている場合は、その人たちの多い席を選べば、一緒に応援ができて、友達がいない孤独を感じずにすごせるでしょう。

野球でいえば外野席ですし、サッカーは、だいたいゴールの裏あたりに同じチームを応援するサポーターたちが固まっていますから、そこに入れば、特有の応援歌や応援フレーズが前に出て音頭を取ってくれる代表的なサポーターによって何回も繰り返され、そのうちに自然に覚えて一緒に口にすることができるようになります。

ごひいきチームに点が入れば、周りのみんなが喜び、失えばみんなががっかりする。一緒に歌を歌ったり、簡単なポーズをとったり、というようなこともありますから、一体感が味わえます。友達がいないことなんて、気にならなくなるでしょう。もちろん、嫌いな方のチーム側に行かないよう、チケットを取る時には注意しなければなりませんが。

運よく話の会う人がそばにいて、うまくいけば、そこで盛り上がってお友達に、なんて可能性もあります。一人で帰途につく時は寂しいかもしれませんが、テレビで放送しているような試合であれば録画しておいて、あとでそれを見て思い出して楽しむこともできますし、そう考えると、かなり長い時間、孤独がまぎれるお得な方法と言えるでしょう。

ドラマや映画を見ましょう

とりあえず、いろいろ試してはみたけれど、やっぱり友達がいないのはどうしようもなく寂しい、孤独に耐えられない、という人は、手っ取り早く、楽しそうな映画を見たり、ドラマを見たりしましょう。あるいは、面白そうな本を読んだり、楽しい話を探してネットサーフィンをしたりしても良いでしょう。

はっきり言ってしまえば、寂しいと感じるのは、暇だからです。忙しかったり、楽しく何かをしている時は、たとえ一人でも孤独など感じないものです。ですから、どうしようもない時は、手っ取り早く対口を紛らわせるのが得策です。そして、一晩寝れば朝が来ます。とにかく、今日を楽しい気持ちで乗り切ることが大切です。

孤独だ、つまらない、寂しいと感じていると、顔つきが暗くなります。それは友達がいないから、かもしれませんが、暗く陰気な人に近づいてくる人は、残念ながらほとんどいません。人は、明るいもの、楽しいものに、より惹きつけられる生き物だからです。

明るい顔、楽しそうな顔になっていれば、自然と友達がいない状況から脱出できる可能性は高くなりますし、少なくとも、そのきっかけを作るのには役に立つでしょう。

ぬいぐるみや人形も癒しになります

あまり依存してもいけませんが、ふわふわのぬいぐるみや可愛い人形を抱きしめたり、話しかけたりすることも、心を癒すのに役立ちます。ちょっと怖いし変だと思うかもしれませんが、独居老人のボケ防止や孤独を癒すためにも、ぬいぐるみなどに話しかけることは有効なのです。若い人にだって効果はあります。

ぬいぐるみや人形は、いつも可愛い、安定した表情をしていますし、角度を変えれば、感情があるようにも見えてきます。悩みを言語化したり、嫌なことを言葉にして吐き出すのも、心の安定には有効です。聞き手がいる方が話しやすいので、相手になってもらいましょう。

友達に過度な期待をしないこと

たとえ、友達がたくさんいていつもにぎやかに楽しそうに見える人でも、心を許せる親友がいる人でも、寂しい時や、孤独を感じる時というのはあります。友達がいないかいるか、なんて、関係ない時もあるのです。むしろ、寂しかったり孤独を感じることが今まで皆無なんです、という人は、どこか無神経なのか、何かが欠けている人でしょう。

友達は、孤独を癒すための道具ではありません。もちろん、友達のおかげで慰められたり、助かったりすることは多々あるでしょう。でも、友達がいないから寂しいんだと思いつめてしまうのは考え物です。

友達がいない一つの要因には、自分にとって都合の良い人を求めすぎている、ということもあります。客観的に見れば十分に友達でしょうに、こんなの友達じゃない、もっと親しくなくちゃ、もっと尽くしてくれる人でなくちゃと思い込んでいる場合もあるので、注意しましょう。自分には本当に友達がいないのか、もう一度、周りの人との関係を思い出してみましょう。

同時に、一人でいる時の時間を充実させましょう。友達がいないからつまらない、ではなく、一人でも楽しい時間を過ごすよう頑張りましょう。楽しい、幸せな時間が多くなれば多くなるほど、人は、他人に依存しなくなります。それが、孤独を感じないことにも、つながっていくのです。

旦那や彼氏に友達がいないのはなぜ?

遊び歩いてばかりいて、家族より友達を優先する、なんていう旦那さまや彼氏も嫌ですが、休みと言えばいつも家でゴロゴロ、どうやら何の誘いもないらしい、なんていうのも、この人、もしかして一人も友達がいないんじゃないか、と、パートナーとしては不安になってしまいます。中には、この人は友達がいないんだ、と、核心に至ってしまった方もいらっしゃるでしょう。

では、なぜ、旦那さまや彼氏には、友達がいないのでしょう?

彼はきちんとしていますか

そもそも、彼氏がすごく不潔だったり、不快な匂いを放っている、ということはないでしょうか。彼の身だしなみを整えてあげるのも、不潔さや匂いを注意してあげるのも、身近にいるあなたが一番適任なのです。もし、問題がある場合は、あなたがやんわりと注意したり、清潔で快適な方向へと誘導してあげましょう。

身だしなみ関係は、意識すれば改善が見込めることですから、そこが原因で友達がいないのはかわいそうです。大事な彼のために、ひと肌脱いであげれば、あなたも快適になって一石二鳥でしょう。

彼はマザコンですか

親を大事にする男性は素敵ですが、「マザコン」と呼ばれるくらいだと、地雷物件に早変わりです。特に、甘やかされて、何でも母親がやってくれて至れり尽くせりだった、という男性には要注意です。

とにかく母親が何でもやってくれていたため、人が何かしてくれるのが当たり前で、ありがたみを感じなくなってしまい、逆に、自分の思い通りにならないと、不満から人に当たり散らしたり悪口を言ったりする、そもそも我慢が出来ない、なんて人は、実は一定数存在しています。

当然、そんな人は友達程度ではとても面倒は見切れませんから、友達がいないのです。

彼の性格はどうですか

彼の性格は、どうでしょうか。性格が悪いから、友達がいない、なんてことはないでしょうか。パートナーであるあなたには良い顔を見せていても、友達にとっては、彼は良い人ではないのかもしれません。結果として友達がいない、とすれば、長く一緒にいるうちに本性が出てくるかもしれませんので、注意して観察してみましょう。

彼と同じ学校にいた人や、職場の同僚にそれとなく聞いてみる、というのも一つの手です。もちろん、もしもチャンスがあれば、の話ですが。特に、自分が一緒にいて、ちょっとでも、あれ?と思うことがあったら、それは、他人にはもっとはっきり見えていることもありますので、気になることを中心に聞いてみましょう。

彼のお金の使い方はどうでしょう

お金に汚い人は友達がいない、と、上の方でも書きましたが、付き合っていて、そういう傾向は感じられたでしょうか。

彼氏や、まして自分の配偶者がお金に汚いというのは、ある意味では将来の苦労の種を抱えるようなものですから、ここはよく見極めましょう。彼には友達がいない、なんて、悩んでいる場合ではありません。もっと深刻に、自分に被害が及ぶことになります。

自分もケチで、少しでも人より得がしたい、一緒にお金を貯めるのが楽しい、という、似た者同士の方ならお似合いでしょうが、そうでないなら、一緒にいるのが苦痛になっても不思議ではありません。

彼は自分の時間をどう使っていますか

彼が趣味を持っていて、一人で過ごすのが苦にならないタイプで、かつ、あなたを大事にしてくれるなら、そのまま静観しましょう。

彼に友達がいないのは、必要ないから、という可能性が大きいからです。それに、あなたが彼に友達がいないと思っていても、実は会社の同僚とは仲良くうまくやっているとか、幼馴染の親友がいた、とかいうことがありうるのも、このタイプです。

自分自身が充実している人は、他人に依存したり、無駄な付き合いは必要ないので、表面上友達がいないことは、大した欠点ではありません。

友達がいない彼とは

彼に友達のいない原因が、性格の悪さだったり、お金への汚さだったりした場合、それがまだ彼氏であれば、再考物件と言えるでしょう。もちろん、それを補って余りある魅力や美点があるのならいいのですが、恋は盲目という言葉にもある通り、あなたの目が曇っている場合もありますので、よくよく注意してください。

彼氏の場合は、まだ、見切りをつけるのに時間があります。いざ、結婚してしまうと、別れるのは大変です。友達がいない、というのは、どこかに問題があるには違いないのですから。

すでに彼が旦那さまである場合は、できるだけ、改善してもらえるように、工夫して頑張ってみましょう。あなたが選んだ旦那さまなのですから、美点はあるはずです。そこをのばして、欠点は少なくなるように感化していくことは、一緒に暮らしている人間だからこそできることです。時間と根気はかかりますが、離婚でもしない限り付き合いは続くのですから、頑張るしかありません。

手っ取り早く、きつく怒ったり、怒鳴ったり、ガミガミ注意したりするのは、おススメしません。それは、往々にして改善よりも、関係の悪化につながります。彼が「友達がいない人の特徴」を多く持っていれば持っているほど、自分の欠点を注意されたり怒られたりすることには我慢ができないはずだからです。

彼が自分なりの楽しみを持っていて一人でも充実している場合を除けば、友達がいないのは彼に問題があるからだと考えて間違いありません。とはいえ、欠点がない人間などいませんから、すぐにNOを突き付けなくても良いでしょう。とりあえずは、あなたとうまくやれることが、一番大切だからです。

もし、あなたにも友達がいない、彼にも友達がいないというお互いさまなカップルだったら、まず、彼とあなたが、友達にもなってみたらいかがでしょう。恋人や夫婦であると同時に、友達であることだってできるのです。お互いがお互いとの付き合い方を考えていくうちに、今よりもっと素敵な関係が築ける可能性だってあるのですから。

年代別の友達がいない人の友達の作り方

友達がいないけれど、どうしても友達が欲しい、という人は、具体的にどうしたらよいのでしょうか。年齢によっても、人が集まるところは違いますので、年代別に考えてみましょう。

20代

とりあえず、20代はまだ、とてもとても若いです。友達がいないのは、特につらいと感じる年代でしょう。でも、まだ、友達がいないことに、そんなに深刻になることはありません。気負いすぎず、余裕をもって、友達を探しましょう。

学校や会社などで、どうしても友達がいない、できない、という人は、習い事をするのがいいでしょう。趣味のサークルや、スポーツを習うのはいかがでしょう。同じことをやりたいと思った人となら、自然と話が合うはずですし、特に、チームでやるスポーツ、相手のいるスポーツなどは、どうしても人とコンタクトを取らなくてはいけませんから、必然的に人と話す機会も増えますし、試合や練習の後に飲みに行くこともあります。大チャンスです。

グループでやるお料理教室などもおススメです、どうしても、分担のことなど、話さなくてはなりませんから、自然とおしゃべりができます。

大切なのは、お金を払って習うことです。もし自分に合わなかっり、意地悪な人がいていづらくなった場合、すぐに辞めることができるからです。迷ったり悩んだりは、ある程度でやめましょう。とにかく、自分に合うところ、友達になれそうな人がいるところを探すことが大切です。

30代

この年まで友達がいないとかなり焦りはあるでしょう。でも、パートナーがいる方も20代より増えてくるでしょうし、パートナーがいる方は、そこで孤独を癒しながら、友達がいない生活から脱する方法を考えましょう。

20代と同じような習い事に加えて、そろそろ、子供ができてその付き合いが出てくる方もいるでしょう。子供がいる方なら、幼稚園や学校の親同士の付き合い、それに、役員などの仕事から知り合いができるチャンスがあります。

特に、かなり仕事量の多い役員などは、時間も長く一緒にいることになりますし、仲良くなった方が仕事がスムーズなので、積極的に参加して友達を作ることをおススメします。こういう仕事はママが中心ですが、「おやじの会」など、父親中心の買いなどがあるところも多いので、情報には敏感になりましょう。学校からのお便りなどを詳しく見ていれば、必ず案内はあります。

ともに苦労をした仲間たち、特に、PTAなどは中味も付き合いも濃厚になりますので、長続きする友達を作るチャンスにもなります。逆に、嫌な思いをした方は、の終了と共にさっさと離れましょう。そして、次の委員です。小学校などは、役員や委員を一度しただけでお役御免なんてことはなく、何回もボランティアで働かされることがほとんどですから。

40代

趣味のサークルや習い事は、この年代から始める方もいますので、いろいろと探してみましょう。自治体のボランティアに参加することなども、けっこう人の輪を広げるチャンスになります。回覧板なども、よく読んで、友達を作るチャンスを見つけましょう。

まだ、友達がいない方、何度かできたけれども、今はもう友達がいない方、どちらもまだ、チャンスはあります。

子供のいる方は、子供も中学生・高校生になってきたりする年代でもあります。一方、引き続き小学生やそれ以下のお子様をお持ちの方もいる年です。兄弟姉妹などの情報なども話のタネにしやすいですから、保護者会で子供と仲の良い子供の親御さんを見つけて話しかけたり普段のお礼を言ったりと、きっかけはいろいろと作れます。

子供が、幼稚園、小学校、中学校、高校、と、進むたびに、親の学校での役割は減り、役員なども集まりは減ってきますが、まだまだ友達を作るチャンスはあります。特に、子供が中高生なら、少しくらい、子供にお留守番をしてもらって飲み会をする、なんてことも可能になってきますので、幼稚園や小学校のランチだけのお付き合いより、幅も広がる可能性があります。もちろん、あまり夜遅くまで子供を留守番させるのはいけませんが、ごくたまに、息抜きをするくらいは許されるでしょう。

50代

50の手習いなんて言葉もあるくらいで、この頃から、新しい、老後につながる趣味を、という方も多くなる年代です。長く続けられそうな、楽しいお教室を探したりしてみましょう。このくらいになると、みなさん、暇と余裕が出てき始める頃ですので、若い頃は煙たがられていた欠点も、あまり気にされずに受け入れてもらえることも期待できます。

友達がいない方は焦りもあるでしょうが、逆に、このくらいになると、友達がいないことが当たり前になっていたり、友達がいないのも前ほど気にならなくなっていたりしないでしょうか。もう半世紀以上生きてきたのですから、ゆったりと構えましょう。

お子様がいらっしゃる方は、だんだん中高生・大学生が中心になってくるでしょう。さすがに大学生になると親同士の付き合いは皆無になりますが、高校生まではまだ役員なども少しはあります。仕事も楽ですので、ある程度気楽に構えられますし、おススメです。

そしてもし、あなたのお子様にも友達がいないのなら、あなたがお友達の役目もしてみたらいかがでしょう。口うるさい親としてだけでなく、気さくな友達のようにも接するのです。友達がいない悩みを、親子二代で共有しているのですから、一緒に悩んで一緒に成長してしまいましょう。

60代以上

そろそろ、年金などを受け取る方も出てくる年代です。仕事はだんだん暇になり、引退される方も多いでしょう。ここはもう、本当に趣味のお教室に通う、くらいしか、友達を見つけることは困難になってきます。

でも、高齢になれば、高齢の方の集まりも出てきます。自治体の催しや、市や区が主催の、材料費だけで済むような短期の習い事も、こまめに回覧板や新聞に挟み込まれている広報などをチェックするとたくさんありますので、参加してみましょう。

また、ゴミ捨てや、家の前をこまめに掃除するなど、外に出た時にご近所の方にあったら、時候の挨拶だけでなく、若いころより長く、立ち止まっておしゃべりをしてみるのも良いでしょう。相手が忙しい時でないか、確かめてからでないと迷惑になる可能性はありますが、年の近い方、お暇な方もいらっしゃるでしょう。

案外身近に、友達が見つかるかもしれません。どんどん先立たれて、もうほとんど友達がいないのよ、なんて、寂しい思いをしている人もいるはずです。

さすがにもう、友達がいない、なんてくよくよしている年ではありません。だんだん時間も限られてきました。友達がいないまま終わるのか、友達がいない自分とサヨナラするのか、最後のチャンスになるかもしれません。思い切っていきましょう。

おススメの書籍

ずばり、友達を作る方法よりも、他人がどんな悩みを持っているのか、どんなことを考えているのかを知ることが、回り道のようでも、実は近道です。小手先のテクニックではなく、人の本質を理解できるようにたくさんの本を読みましょう。ここでは、いくつか紹介してみたいと思います。

青空人生相談所

「青空人生相談所」
橋本治著(ちくま文庫)

橋本治のかけこみ人生相談所

「橋本治のかけこみ人生相談所」
橋本治著(幻冬舎plus)

頼藤和寛の人生応援団

「頼藤和寛の人生応援団」
頼藤和寛著(扶桑社)

頼藤和寛の人生応援団ー最後の挨拶

「頼藤和寛の人生応援団ー最後の挨拶」
頼藤和寛著(産経新聞ニュースサービス)

今日も誰かが悩んでる

「今日も誰か悩んでるー「人生案内」100年分」
(読売新聞生活部)

まずは自分が魅力的になろう

いろいろ書いてきましたが、友達がいないことには、やはりそれなりに理由があります。身だしなみに気を使い、引っ込み思案で内気な性格を少しでも直せるよう心がけ、笑顔で感じのよい表情を作りましょう。

そして、自分の態度や性格に、人から嫌がられる原因がないか、もう一度考えてみましょう。一時的に友達がいないのは周りの人間が悪いせいかもしれませんが、ずっと友達がいないのは、自分に原因があるからです。

自分が魅力的になれは、人は自然と周りに集まってきます。望みを叶えるには他人任せではいけません。自分で積極的に努力することが友達ができることにも、幸せにもつながります。気付いた時が、やるべき時です。

周りに気を遣えて、感じの良い、信用のおける人間を目指して、頑張っていきましょう。そのうちに、気づいたら友達が自然に周りにいて、笑顔の絶えない人になっているに違いありません。

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