みなさんは、好きな人や友達に「かまってほしい」と思ったことはありますか。ある人は、どんな時にかまってほしいと思うのでしょうか。さみしいとき、つらいとき、悲しいとき、楽しいとき、いろいろ考えられるでしょう。かまってくれるのが当然だと思ってはいませんか。
逆の立場、つまりかまってほしいと思ったことのない人にとっては、あなたのその気持ちは到底理解のできるものではありません。
今回の記事では、そんな対極の位置にいる2人が、少しでもお互いのことを理解して歩み寄れるよう、男女別に人がかまってほしいときに取る行動やその心理について考えていきましょう。
そもそもかまってちゃんは嫌われる?
「かまってほしい」という態度を頻繁に出す人のことを、「かまってちゃん」と揶揄することがあります。この言葉には、少なからずネガティブな意味が含まれています。それでは「かまってちゃん」は嫌われるのでしょうか。
男性の場合
まずは、男性の「かまってちゃん」です。嫌われるというより、相手にされないと言った方が正しいでしょう。同性の友達は、ほぼ全員相手にしてくれないでしょう。男性は、その点においてかなりドライです。それでは、恋愛の面においてはどうでしょう。これについては後述したいと思います。
女性の場合
次は女性の「かまってちゃん」の場合です。こちらは男性と違って、その場では多少相手にしてくれるでしょう。ただあくまで「その場では」です。そういったことを続けていると、徐々に遊びに行くのにも誘われなくなるでしょう。かまってほしいなと思っても、同性の友達の前では極力控えるようにしましょう。恋愛の面における「かまってちゃん」については男性と同様後述します。
男性・女性別のかまってほしいときにする仕草や行動
それでは、人はかまってほしいと思ったときに、どんな仕草や行動をするのでしょうか。口で直接「かまってほしい」と言ってくれれば分かりやすくていいのですが、話はそう単純ではありません。人がかまってほしいときに出すシグナルを理解しておけば、いざというときに相手のことを無視して空気が悪くなるということを避けられるでしょう。
逆に「あ、かまってほしいシグナル出てるから今関わるのはやめておこう」と、「かまってちゃん」を避ける基準にもなります。面白いことに、かまってほしいときに出すシグナルというのは男女で大きく異なるのです。
男性の場合
まずは、男性がかまってほしいときに出すシグナルですが、キーワードは「話題を自分の方に変えようとする」です。
男性がかまってほしいときは、他の人の話題の時に「でもさ」や「そういえばさ」と言って、今注目されている人から自分に話題の中心を移そうとする傾向にあります。話題を遮ってまで入ってくるので、他の人からしたら迷惑でしょう。男性同士の場合は、はっきり言ってあげた方がその人のためにも良いでしょう。
女性の場合
次は、女性がかまってほしいときに出すシグナルです。こちらのキーワードは、男性とは違って「話を聞かなくなる」です。女性がかまってほしいときは、他の人の話題を「ふーん」や「つまんなーい」と言って、話を聞かなくなる傾向にあります。男性とは違って、要は察してほしいのです。
しかし、態度にかなり出るので「あ、かまってほしいんだな」というのはすぐわかります。女性の場合、あまり直接的に指摘すると空気が悪くなるので、やんわりと指摘するのが良いでしょう。
かまってほしいと思うとき、瞬間
さて、男女別にかまってほしいときに出すシグナルを理解したところで、構ってちゃんが実際にかまってほしいと思う瞬間にはどのようなものがあるのでしょうか。
こちらも軽く理解しておくことで、「こういうことがあったから今かまってほしいんだな」と思うことができます。そうすれば、その人への怒りやめんどくさいという気持ちも少しは収まるでしょう。では、男女別に見ていきましょう。
男性の場合
まずは、男性がかまってほしいと思う瞬間についてです。
・疲れている時
男性は、仕事や勉強等で疲れている時、「かまってほしい・甘えたい」と思う傾向にあります。特に好きな人の前では、その傾向が強く表れるでしょう。女性のみなさんは彼氏が疲れているときは素直に甘えさせてあげてください。
・彼女に冷たくされた時
寂しがるのは女性のイメージがありますが、冷たくされた時に寂しくなってかまってほしくなるのは男性も同じです。「彼氏にちょっと冷たくしすぎた」ときは、少しだけ優しく接してみましょう。
女性の場合
次は女性がかまってほしいと思う瞬間についてです。
・自分が話題の中心にいないとき
女性は、話題が自分と関係ない方向に進んでしまった時につまらない、つまりかまってほしいと感じるのです。「ちょっと彼女をないがしろにしすぎた」というときは、彼女が中心になるような話題にさりげなく変えてあげましょう。
・なんとなく、気分
こちらは防ぎようがありません。女性はなんとなく、気分によってかまってほしいときがあるのです。そのようなとき、女性は素直に「かまってほしい」と伝えるようにしましょう。それに対して、彼女にかまってほしいと言われたときは、ちゃんとそれに応えるようにしましょう。そうすれば2人の関係はうまくいきます。
かまってほしいと思うときの心理
人は、かまってほしいと思う時、どのような心理状態なのでしょうか。まず、大きいのが「つまらない」という感情です。つまらないからこそ、もっと面白い話題、つまり自分に注目が集まるような話題に変えてほしいと思うわけです。
次は「さみしい」という感情です。例えば、彼氏や彼女に冷たくされた、だからもっとかまってほしいと思うわけです。最後は「不安」です。例えば、彼氏や彼女に振られるんではないか、そう思うからこそかまってもらって安心したいということです。
かまってほしい行動の煩わしい・かわいいライン
次は、いわゆる「かまってちゃん」向けの内容です。かまってほしいときに取る行動にも「これならまだかわいいかな」と思えるものと、「いやこれは煩わしい」と思うものがあります。かまってちゃんの方も、そのラインを知っておけば、やりすぎを防ぐことができ、かわいいレベルでかまってちゃんを使うことができます。
男性の場合
まずは、男性の場合です。前提として覚えておきましょう、男性のかまってちゃんは、ほとんどの場合嫌われます。かわいいと思われるラインは限りなく低いです。そのため、まずはかまってほしいと思っても、それを態度に出すのは5回に1回程度にしておきましょう。かまってくれないからといって拗ねたりするのはNGです。
ギリギリセーフなラインとしては、連絡頻度を増やす程度でしょう。いつもは1時間に1回くらいのペースで返信していたのを、20・30分に1度にしてみるなどです。その程度ですと、彼女や友達は「今日はどうしたんだ?かわいいな」くらいに思ってくれます。くれぐれもやり過ぎは注意です。
女性の場合
次は、女性の場合です。男性に比べて女性はかまってちゃんが許される傾向にあります。それでも、煩わしい行動とかわいいと思える行動はあるので、ぜひ理解しておきましょう。まずかまってほしいからといって相手の話を無視するのはNGです。これでは、友達も彼氏もうんざりしてしまいます。無視することでかまってくれるようにはなりません。
また、これは彼氏が相手の場合ですが、彼氏が疲れている時にかまってというのはやめましょう。これもうんざりされます。もっともいい方法は、ストレートに「かまってほしい」と甘えることです。こちらも彼氏が相手の場合が多いと思いますが、素直に甘えられて嫌な男性はいません。かまってほしいときは素直に伝えてみましょう。
かまってちゃんは適度に
かまってちゃんは、発揮しすぎると友達にも恋人にもうざがられてしまいます。ですが、適度に発揮することで、特に恋人との関係はより濃いものになっていくでしょう。うまく使い分けて人間関係をより良くしていきましょう。