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人間不信か診断するチェック項目・人間不信の特徴や治し方

人間不信度をチェックしてみましょう

何故か職場や、恋人との人間関係がうまくいかなかったり、その理由が分からない、といった場合など、自分は「もしかしたら人間不信かも知れない」と感じる事はありませんか。

人間不信になっているかも知れない、と気になっている人は是非チェックしてみて下さい。もしかしたら今の現状を打破する解決策が見つかるかも知れません。

1.自分のやりたいと思う事を言うと批判されることが多い
2.人の話の悪い所や、人が嘘をついているのではないかと思ってしまう
3.何度も人に裏切られた事がある
4.自分の意見を理解してもらえないと感じる事が多い
5.周りに人の悪口を言っている人が多いと思う
6.人に否定されるのであれば発言はしたくない
7.自分の欠点を否定されると、長い期間落ち込んでしまう
8.失敗すると馬鹿にされたと感じる
9.自分は人に嫌われる方だと思っている
10.イライラすることが多い
11.誰かと話をする時には緊張する
12.面と向かって話をするのが苦手
13.人の話を聞くと、大抵嘘をついていると思う
14.自分のミスは人に知られたくないと思っている
15.心を許している友人がいない
16.人に褒められても、本音で言っているとは思えない
17.人のミスが気になる
18.約束を憶えているかどうか何度も確認したくなる
19.できれば仕事は全て自分でやらないと気が済まない
20.ミスを指摘されると頭にくる

いいかがでしたでしょうか。この中の項目に多く当てはまったり、心当たりがある人は、人間不信になっているか、人間不信になる可能性が考えられます。

人間不信の人にはどんな特徴があるか、人間不信の人の心理とは?

人間不信の人の中には何故か一人でいる事が多く、人付き合いが苦手なため、「一人でいた方が落ち着く」と考えている人が多く見られます。元々内気な性格だから、という場合もありますが、何かの出来事がきっかけとなって、他人の事が信用出来なくなってしまっている人もいます。

人間不信になってしまう原因については、人によって様々なものがあります。人は何か辛い出来事に遭遇してショックを受けた時、抱えたストレスから身を守ろうとします。身体が病原菌等から身を守る機能がある様に、人の心もまた身体と同じ様に、自己防衛の本能があります。そのため、「二度と同じ様な目にあいたくない」という防衛本能から、人に対する警戒心を強め過ぎるために人間不信になってしまうのです。

そのような人間不信になっている人の場合、今後どの様にして人と接するべきなのか、また、周囲に似た症状で苦しんでいる人がいる場合には、どの様に対応してあげれば良いのか、予め人間不信の人の特徴について考えてみましょう。

人間不信の人の性格

人間不信の人は、元々純粋で素直な性格の人が多い傾向があります。そのため、ちょっと怪しいな、と思われる人であっても、そのまま相手の事を信用してしまう、といったケースが多く見られます。疑わしい人物であっても、疑うことなく直ぐに信用してしまうので、その分裏切られたショックが大きくなってしまいます。

人間不信の人は表情が乏しく笑顔がない

人間不信に陥っている人は、周囲の人に対して心を閉ざしてしまっているため、人に感情を見せる事が出来なくなっています。自分の顔から表情を読み取られて、感情が周囲の人に知られてしまう事を極端に恐れています。

人間不信の人は、自分の感情を人に知られたくないため、大勢で楽しく会話をしている場であっても、無表情でいる事が多く、めったに笑顔を見せる事がありません。笑顔を見せる事が出来るという事は、それだけ相手に対して心を開いているという事です。このため、周囲の人に心を閉ざしてしまっている人間不信の人は、笑顔を見せる事が出来ません。

無理に会話に誘わない心遣い

人間不信の人が楽しそうでないからと言って、無理に話に引き込もうとしてはいけません。人間不信の人は、人との交流を嫌うため、かえって避けられる様になってしまい、更に心を閉ざしてしまいます。

人との関わり合いを極端に嫌う

日常生活においても職場においても、人との交流は避けては通れないものです。ですが、人間不信の人は、人との交流を極端に恐れていますので、必要な連絡事項であっても、人に連絡することを避けたり、人からお誘いを受けても、様々な理由をつけて断ってきます。

職場に限った事ではありませんが、社会生活を送るうえでは、連絡を取り合ったり、仕事の進捗状況などを伝えあったり、また、仕事を終えた後には、同じ職場仲間たちと飲み会などで交流したりと、人との関わり合いがどうしても必要になってきます。

もし休日にも一人でいる事が多く、団体行動を取らなかったり、仕事上で必要な事であっても、なかなか連絡してこない、という様な人の場合には、人間不信になっている可能性があります。

人に気付付けられた過去が原因

人間不信の人は、人に傷つけられたり裏切られたりした経験から、再び人に傷つけられるのではないかと恐れています。そのため、周りに対していつも近寄って欲しくない、というサインを出しています。人間不信の人が会話をする際に、人の目を見て話さないのもその為です。

最初から人を疑ってしまう癖がある

人間不信の人は、まだ会って間もない人や、まだどんな人かも良く分かっていない内から、自分を傷つける人なのではないか、と疑っています。相手が好意的に接してくれていても、自分に何か酷い事をするのではないか、と構えてしまっています。

また、職場においても他人を信用していませんので、相手がないかミスをするのではないかと疑って、仕事を人任せにする事が出来ません。その代わり、自分がミスをしてしまった時には、周囲がビックリしてしまう程怒り出すのも人間不信の人の特徴です。

誉め言葉を素直に信じられないネガティブ思考

大抵の人は誰かに褒められると、満足感を覚えて嬉しくなるものですが、人間不信の人は、誰かに褒められたとしても、それを素直に喜ぶことが出来ません。むしろその言葉を疑ってかかり、自分を騙して利用するつもりなのではないか、何か裏があるのではないか、と勘繰ってしまいます。

過去に誰かに裏切られたり傷つけられた経験から、誉め言葉よりもマイナスな言葉を受け入れてしまう傾向があります。それは、始めから自分に対して評価の低い言葉を信じた方が、始めに褒め言葉を信じて後から裏切られた時、傷つかずに済むという予防線を張っているためです。

人間以外に心を寄せる

人間不信の人に多く見られるのが、動物や植物を好み、育てている人に多い傾向があるという事です。これは、動物や植物であれば自分を裏切ったり、傷つける心配がないためですが、誰かに傷つけられる様な言葉を言われた経験のある人や、過去に誰かにいじめられた経験のある人が特に当てはまってしまいます。

人間不信になったために、何か悩み事や打ち明け話をしたくても、誰にも話す事が出来ません。その為動物や植物を心の支えにして精神状態を保っているのです。この様に人間不信に陥っている人は、相手がいつか自分を裏切って傷つけてくるものだと決めてかかり、またいつ自分を傷つけてくるのかと、いつもビクビクしています。

この様に、人間不信の人が孤独を好む理由は、一人でいれば相手に傷つけられる心配がないためです。誰とも深く付き合う事もなく、一人で行動することで傷つけられることがない様に自分を守っているためです。

人間不信の症状が重い人と軽い人

また人間不信の症状には、軽度のものから重度のものまであります。人間不信の度合いが軽度の人であれば、職場だけの付き合いであれば出来るという人や、少しの会話だけであれば出来るという人、恋人や家族であれば信用出来るという人もいます。

人間不信の状態が重度のものになると、家族にすら心を開く事が出来ず、家が近くにある場合であっても一人暮らしをしていたり、どうせ自分は恋人に浮気をされてしまう、と考えて結婚に踏み切れず、独身のままでいる事を選ぶ人もいます。

人間不信の人の恋愛は?人間不信の人の結婚

人間不信の人は、基本的に人との接触を嫌います。そのため、恋愛においても面倒だからと言って異性と深く関わり合う事を避けています。たとえ自分に好意を持っている人に対してであっても、向き合うことが出来ないため、なかなか恋愛まで発展する事がありません。

恋愛に限った事ではありませんが、人と交流を持つのであれば、どうしても面倒は避けて通る事が出来ません。人間不信の人には辛い事かもしれませんが、面倒を避けてばかりいては、それによって得られる楽しさや嬉しさを経験する事も出来なくなってしまいます。

失恋からくる人間不信

人間不信の人は、異性に傷つけられた事がある経験から、恋愛対象に対して人間不信になっている場合もあります。終わってしまった恋愛は、決して失敗という訳ではありません。たとえ思うような結果が得られなかったとしても、それを失敗と捉えるのではなく、得難い経験をしたと考えた方が良いでしょう。

恋愛がうまくいかなかった事により、人間不信になってしまったという人は、裏切られるのではないかと相手を疑う気持ちが強すぎて、始めから構えてしまってはいないでしょうか。いつも相手を疑ったまま付き合いを続けていたのでは疲れ切ってしまいます。

これまで人と付き合ってきた中では、つらい思い出ばかりではなかったはずです。きっと楽しい思い出もあったのではないでしょうか。人と交流することによって、楽しさや嬉しさを共有するという事は、精神的にも肉体的にも良い影響を与えてくれます。

まずは友人関係から

人間不信の人が、今すぐに異性に対する不信感を払拭する事は難しいかもしれません。そういった場合には、まず友人関係から少しずつ慣れていく事をお勧めします。

そして、恋愛を始めるにあたっては、上手くいく事もあれば上手くいかない事もある、と割り切って考えるようにしましょう。そして、自分だけが辛い経験をしているのではなく、周りの人も同じように辛い経験をした事があるかも知れない、と考えるようにします。辛い経験の持ち主が自分だけではない、と考えてる事が出来れば、少しは相手に気持ちを寄り添わせる事が出来るのではないでしょうか。

人の気持ちは自分の思い通りに動かす事は出来ません。急いで事を進めようとするのではなく、ゆっくりとお互いの理解を深めていく事が大切です。

相手を間違っているのかも

何度も異性に裏切られたという経験から、人間不信になってしまったという人は、恋愛する際、毎回同じようなタイプの相手を選んでしまっている可能性があります。

元々の好みは誰にでもあるかと思いますが、いつも相手に裏切られてしまうというのであれば、選ぶ相手が自分に合っていない、という事が考えられます。もう一度過去を振り返り、今まで選んできた相手の特徴と、自分に合う相手はどの様なタイプの人なのかを考えてみるのが良いでしょう。

実は、今までは選んでこなかったタイプの人が、自分にピッタリ合うタイプの相手だったという可能性だってあります。

人間不信の人の交友関係とは?

人間関係に恵まれない、と嘆いて人間不信になってしまっている人は、人を見る目を養う必要があるかも知れません。むやみに人を疑うというのではなく、付き合って良い相手なのかどうか、この人は信頼しても良いかどうかを見抜く力を養いましょう。

信頼して良い相手かどうかを見分けるには

信頼して良い相手かどうかを見分けるにはまず、その相手の話し方に注目してみましょう。相手が自分と趣味や話が合うという前に、その人の話を聞いてみて、何か悪意が感じられる様であったり、人に対する愛情が感じられないような人は要注意です。

悪口を言う人はダメ

あなた以外の人に対しての態度にも注意が必要です。人の気持ちを考えたり、気遣う事が出来ず、こんな事をしたり話したら、相手が傷つくのではないか、と想像することが出来ない人を相手にしてはいけません。他人を尊敬出来るかどうかというのは、非常に重要なポイントになります。

本人を目の前にして悪口を言ったり、辛くあたるという人はいないと思いますが、たとえ冗談であっても、人を見下す様な発言をしたり、悪口を好んで話す人は、始めから距離を置くようにして、深い付き合いは避けた方が無難です。この様な行動を平気でとれる人は、いつかあなたの事も裏切ったり傷つけたりするでしょう。

こんな人には要注意!相手の行動を観察しよう

平気で人を傷つけたり裏切ったり出来る人は、人間関係を自分の損得で考えている場合が多いです。この様な傾向がある人と付き合ってしまうと、利用価値がある時には愛想よく近づいてきますが、自分にとって利用価値がなくなってしまった途端、冷酷に切り捨てようとします。ある日突然、訳も分からずに冷たくあしらわれ、裏切られてしまうでしょう。

人間関係を損得で考える人は、突然人が変わったかのように冷たい態度をとったりするので、驚いてしまうかもしれませんが、日ごろから他人に対して優しく接することの出来ない人には、この様な特徴があるのです。

人の親切にどう対処するか

その他の行動として挙げられるのは、好意や善意で接してくれる相手に対して、無碍に扱う人も危険です。例えば、旅行で買ってきてくれたお土産や、お祝いでくれた贈り物に対してケチをつけてみたり、気に入らないと、陰口を言って雑に扱う様な人です。好意を持ってくれている相手に対して、その好意や善意にあぐらをかく様なマネをする人間は最低です。

そのような人は、信頼するに値しません。もしそんな人に傷つけられてしまったとしても、あなたが傷つく必要はありません。その様な行動を取れる人の方が特殊であって、それで他の人にまで不信感を覚える必要もありません。まだ深い付き合いでないのであれば、その人の言葉や行動の裏を読んで、徐々に距離を置いた方が賢明です。

対象はあなただけではない

人の悪口を好んで話し、周囲の人に冷たくしても、あなたにだけは優しく接するという場合、始めは騙されてしまうかもしれません。相手にとって、自分が特別な存在だと感じてしまうかもしれませんが、日頃の言動や行動をよく観察し、その人が、いつもどの様な態度で周囲の人を扱っているかを注意して観察します。

知り合いには愛想が良くても、サービス業など、立場の弱い相手に対して横柄な態度がとれる人は、冷酷な本性を隠し持っているかも知れません。

陰口を叩き合っても信頼関係は結べません

日頃から鬱陶しく思っている相手をやっつけて、偉そうにしている人をスゴイ人だと勘違いしてしまったり、反発出来ない相手を笑いものにして、喜んでいる人を面白い人だと思ってしまっている人がいます。自分の好きになれない人の悪口を言い合う事で、仲間意識を覚える事もあるかもしれません。

自分が好きになれない相手の悪口を言い、その事で得たと思っている友情は、あなたにとって良い影響を与えてくれるものではありません。また、そんな相手を信用して何でも話してしまうと、今度はあなたが悪口を言われる側となって、傷つけられてしまうかもしれません。その様な狭い人間関係の中にいては、いつまでも人を見る目を養う事は出来ないでしょう。

陰口が好きな人が、いつかあなたの悪口を言い始めるのは当然の事で、裏切られるのは始めから分かっている結果なのです。

この様に、つい人に対する不満を言ってしまうという事はあるかもしれませんが、人の悪口を言って近づいてくる人には注意が必要です。うっかり信用してしまい、悪口を言っているうちに、対象があなたに代わってしまったというのは良くある事なのです。

嫌がることをする人は愛情がない証拠

仕事には時間通りに間に合っていたとしても、あなたとの約束は守る事がなく、あなたの話は聞かないのに自分の話はする、タバコが嫌いなのを知っているのに目の前で吸うなど、相手に対して配慮が出来ない人は、あなたとの関係を大切にしていない証拠です。

もしもあなたが大切に思っている存在なのであれば、時間には気を付けるでしょうし、約束を破ってしまったとしても、その後で何らかのフォローがあるはずです。いくら言葉で取り繕っても行動で示してくれない人は、相手に対して愛情がないという事が考えられます。

相手の人間性を見ることが大切

人間不信となる原因には、相手ばかりに問題があるわけではなく、自分自身が人から大切にされる存在になる様、心掛ける事が大切です。その為にはまず、むやみに人の悪口を言わない様に注意しましょう。

自分が誰にとって特別な存在だと思い込んで自惚れたりせずに、人の善意には誠意を持って応えてあげましょう。人から大切にされる存在になるためには、相手の事も大切に思い、対応する事です。そうする事により、自然に周囲からも大切に扱われる様になり、より良い人間関係を築く事が出来るでしょう。

約束を守れているか、相手の行動を観察しましょう

日頃から、あなたに対する態度についても、しっかりと見極める必要があります。相手を気遣ったり、尊敬する気持ちのない人は、気を付けて良く見ていると、態度や言葉に表れています。たとえば、約束の時間にいつも遅れて来てみたり、見た目にもそれと分かる様に、話に興味がない素振りを見せてみたりと、横柄な態度で相手の人に接している人はいないでしょうか。

人の本心は、言葉よりも態度に強く表れる事が多く見られます。あなたに対してどれだけ耳触りの良い言葉を投げかけたとしても、行動がそれに伴っていない場合には、注意した方が良いでしょう。

人間不信の人は職場でどう過ごしているか

人間不信の人は一人でいる方が安心出来るため、出来る事ならば会社に行きなくないと思っている方も少なくないのではないでしょうか。また、職場の人間関係が原因となって、人間不信になってしまった人もいるでしょう。

人間不信になってしまうと、周囲の人全員が自分に悪意があると思い込み、人が何を話しても、懐疑的に捉える様になってしまいます。また、仕事を人に任せる事を極端に嫌います。そして、他の人が何かミスをした時、徹底的に追及するという特徴を持っています。

ミスを指摘されると怒る

人間不信の人は、逆に自分がミスした時、それを指摘されると異常な程激怒するという特徴も持っています。人間不信の人は、家庭よりも職場や学校での人間関係で多くみられる症状です。責任ある立場の人であれば、ある程度であれば、仕方がないと思えますが、人間不信の人は、何度も確認をとってきます。

約束を破られて人間不信になっている

人間不信の人が、ルールや約束に対して過敏になっているのには、今まで相手に約束を破られてきた経験に原因があります。また相手に時間やルール、約束などをを破られているのではないか、と相手を疑っているためです。職場において、単に心配性というだけでは済まない程、確認してきたり、他人のミスに対して異常に厳しい人などは、人間不信になっている可能性が高いです。

人間不信に陥った時にはどうする?人間不信を克服する方法とは

人間不信の人も、何も好んで人間不信になってしまった訳ではないでしょう。出来る事ならば、人を信じたいと思ってはいても、なかなか信じる事が出来ず、悩んでいる人も少なくないと思います。そこで、人間不信に陥ってしまった場合には、どの様に対処したら良いかについて、その克服方法について、ご紹介していきたいと思います。現在、人間不信で悩んでいるという方は、ぜひ参考にして頂けたらと思います。

人間不信を克服するために

人間不信を克服するために行う事のひとつとしては、まず人間不信となっている人の場合は、周囲の人に対して、過剰な期待や依存をやめる事です。裏切られたと感じるという事は、その裏に、相手が自分の期待通りに動いてくれなかったと思っているからです。

きっと相手は自分にこうしてくれる、と期待したり、過剰に人に頼り、その人を頼りにしていたのに、助けてくれなかった、と考える事をやめましょう。相手が自分の事を絶対に裏切らないと思い込み、困っていたら必ず助けてくれると期待していると、もしそうならなかった時に、必要以上に裏切られたと感じてしまいます。

始めから期待する事をやめれば、たとえその人が、自分の予想していた通りに動いてくれなかったとしても、そんなものかと割り切って考えられる様になります。そうする事で、嫌な事をされてしまったとしても、その相手を嫌いになる様な事はあっても、人間不信に陥るまでにはならないでしょう。

怪しい話に耳を貸さない

たとえば、人間不信になった場合の原因のひとつとして、高額な商品を騙されて買ってしまったため、借金などに苦しみ、そのために人間不信になってしまった等、直接的な被害を受けて人間不信になる場合もあります。

この様な手段を使って人を騙す人には、初めから騙そうとして相手に接触してきます。素性の分からない人、まだ付き合いの浅い人、お金にだらしがない人等からお金の話や、怪しい儲け話をされた時には耳を貸さない事です。

物事を深刻に考えすぎてはダメ

人間不信になっている人は、極力悪い考えを捨てる事です。人間関係の事だったり、相手にされた嫌な出来事を忘れて、なるべく自分にとって悪い事は考えないようにしましょう。マイナスな出来事を考えず、リラックスして過ごす時間をつくる事が大切です。全てを忘れてしまう事は難しいかも知れませんが、嫌な事が思い浮かびそうになっても、楽しい事を考える様にして、思い出さない努力をしてみましょう。

環境を変えるのも一つ方法

人間不信を克服するためには、環境を一変させてみるのも一つの方法です。人間不信の原因となった人がいるのであれば、その相手の事はもちろんですが、今まで関係してきた人達とは別のなるべく無関係な人と、新しい人間関係を築くのが良いかも知れません。

出来るのであれば、引越しをして、新天地で一からやり直すのも良いでしょう。人間不信の原因は、これまで嫌な思いをしてきた事を、相手の存在や場所によって思い出してしまうためでもあります。思いきってその場所を離れる事で、人間不信の症状が改善される事も期待出来ます。また、人間不信に陥ってしまった人には辛い事かも知れませんが、人との関係や付き合い方をもう一度考え直してみる事です。

文字にして書き出してみる

これまで人を頼りにしすぎてきたのではないか等を文字にしてみるのも良い方法です。自分がどうして人間不信になってしまったのかを改めて思い返し、その出来事はどのように行動すれば良かったか、自分が今後生活していく上で、人がどの様に関わってくるか、また、これからは人とどの様な関係を築いていきたいかを書き出してみましょう。その中から、自分でも出来そうな事なども、書き出してみると良いでしょう。

今後の行動や、以前の行動を思い返す際には、ただ頭の中だけで考えを巡らすだけではいけません。紙であったり、パソコンで打ち込んでも良いので、実際に文字にして書き出してみることです。実際に文字にして書き出してみることで、考えを整理する事も出来ますし、それを見返す事によって、今後の対策が見えてくるのではないかと思います。

誰にも相談できないという人は

人間不信の状態が長く続くと、重症化してしまう場合があります。人間不信の人が重症化してしまうと、引きこもりになり、他人どころか家族とも全く接触することが出来なくなってしまいます。このままではいけないと思えるようであれば、専門の機関でカウンセリングを受ける事をお勧めします。

もしも今、人間関係や社会生活を送るうえで支障が出でいると感じる場合には、カウンセリングを受けることによって、考え方の歪みを矯正し、どのようにすれば、あなたが生きやすくなるか、あなたが出来ることと出来ないことなど、その方法を話し合うことが出来ます。

カウンセリングって何をするの?

人間不信の人がカウンセリングを受ける場合、カウンセラーは、最もその人に合った方法で、問題点や人への接し方、考え方について教えてくれます。

カウンセリングの方法の一つとして挙げられるものに、行動認知療法というものがあります。行動認知療法は、過去の嫌な思い出が原因で、人間不信に陥っている人の心を解放し、自分を受け入れることが出来る様に、手助けをする方法です。人間不信の人が今抱えているトラウマを消し去ってしまうのではなく、今後、そのトラウマについて思い悩まずに済むようにしてくれるものです。

カウンセラーとの信頼関係が大切

トラウマを抱えて人間不信になっている人は、自己否定をする気持ちが非常に強くなっています。そのため、自分を守ろうとする気持ちが弱くなってしまっているために、極端に人との接触を避けてしまう行動をとっています。

カウンセラーは、人間不信の人と信頼関係を築き、人間不信の人の話をよく聞いたうえで、むやみに自己否定せず、素直な気持ちになれる様、必ず力になってくれます。

自分では抱えきれない時には

また、プロの力を借りることによって、人間不信になったきっかけや、その時に、どの様に行動したら良かったのか、今、自分がどんな状態にあるのかをハッキリと理解することができ、今後、人間不信に陥ることのないよう、手助けをしてくれるでしょう。

無理をせずに自分なペースで向き合おう

人は誰でも人間不信になりたくてなる訳ではありません。これまでは人間不信の克服方法や、人間不信の人との付き合い方についてお話をしてきましたが、生きていくうえで誰の事も信じられなくなってしまうと、一生孤独に過ごしていかなければならなくなります。

また、人間不信になっている当の本人も、その周りにいる人も、辛い思いをする事になるでしょう。ですが、人間不信になった経験がある人の中にも、今ではそれを克服して、上手に人間関係を築いていっている人もいます。人を信用してもしなくても、生きていかなければならないのですから、どうせなら肩の力を抜いて、楽しく生活した方が良いでしょう。

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