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ごぼうの花言葉「いじめないで」など・花言葉の由来

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花言葉 / 2019年01月18日
ごぼうの花言葉「いじめないで」など・花言葉の由来

ごぼう・御坊・牛蒡3つのゴボウと花言葉

野菜のごぼうの花を見たことはありますか?どんな花か想像もつかなかった人がほとんどではないでしょうか。私たちは普段ごぼうの根の部分を食べています。スーパーなどではその根の部分しか売っていません。

ですから、ごぼうの花を見たことがあるという人はきっと生産者などごく一部の人たちだけでしょう。まずは「ごぼう、御坊、牛蒡」とこれらの表記についてと、「ごぼうの花言葉」についてご紹介していきます。

「牛蒡」語源の由来

牛蒡(ごぼう)はキク科に属する二年草で、その根を根菜として私たちは普段食材として使っています。牛蒡は中国から薬草として日本に伝来しました。根は発刊利尿作用があり、種は解毒などに用いられました。今は根の部分を野菜として食べていますが、このようにして牛蒡を食べるのは日本と朝鮮半島に住む人たちだけのようです。

戦時中アメリカ人捕虜に牛蒡を食べさせたところ、木の根を食べらされたと勘違いされたという話や、通訳が「牛蒡」の漢字をみて牛のしっぽと訳したので、そんなものを食べさせたのかと捕虜虐待にとられてしまったといったような話があります。

「牛蒡」という字は漢語からきています。中国では草木の大きいものには「牛」という字が名前の上につけられ、「蒡」の字はごぼうによく似た草の名前に使われていました。牛蒡はその草より大きかったために「牛蒡」と名付けられたということです。

「ごぼう」について

野菜や植物などは名前をカタカナで表記されることもあります。これも一説には、常用漢字で書けるものは漢字、書けないものはひらがな、学術的名称ならカタカナで表記するとも言われています。ただこれも拘束力のあるものではないようです。

牛蒡は「蒡」の字が難しいので、ここでは今後「ごぼう」という平仮名で統一して書いていきます。花言葉に関して言えば、ごぼうも牛蒡も違いがありません。ごぼうの花言葉には「いじめないで」「触らないで」「用心」「しつこくせがむ」とあまり他にはない面白い言葉が続きます。

「いじめないで」というごぼうの花言葉

ごぼうの花言葉の一つに「いじめないで」というのがあります。薔薇やカーネーションの花言葉のように、愛情表現をするような花言葉とはちょっとかけ離れた花言葉です。それも花の形を見れば、そんな花言葉がつけられたのも納得出来るでしょう。

ごぼうの花には棘のようなものがたくさんあり、まるで他の物を寄せ付けたくないと主張しているかのように見えます。薔薇にも棘がありますが茎の部分で花に棘はありません。ごぼうの場合は花自体が刺刺しい形をしています。そこからこういった花言葉がつけられたと言われています。

「触らないで」というごぼうの花言葉

「いじめないで」という花言葉の他に、ごぼうの花言葉に「触らないで」というのもあります。やはりこれも花の見た目から来るもので、他を受け入れたくない拒絶の意味が込められています。確かに刺刺しい花なので、なかなか触ろうという気は起きません。実際に触ってみても少し痛いと感じるようです。

花言葉の「触らないで」は自分の身を守るためと同時に、触ろうとする人に「痛いですよ」と教えてくれているのかもしれません。

「用心」という花言葉

ごぼうの花言葉「用心」もまた他を信用できない疑り深い意味が込められています。棘のあるものを誰も触ろうとしないことなどからくる「用心深さ」を表しているようです。また『私に触れると痛い思いをするよ、ご用心あれ』というようにもとれます。

もう一つの花言葉「しつこくせがむ」

これまでのごぼうの花言葉は他を寄せ付けないと言った意味の花言葉ばかりでした。今度は真逆にも思えるもう一つの花言葉は「しつこくせがむ」です。

野山を歩いていて、服に「ひっつきむし(くっつきむし)」といわれるものが付いていた経験はありませんか?じつはこれは野生のごぼうの仲間である実や花であることが多いのです。花の棘や粘膜によるもので、このように知らないうちに衣服にくっついていたり、なかなか取れないというところから「しつこくせがむ」という花言葉がきていると言われています。

ごぼうの花言葉の由来について

どんな花にも花言葉があります。ではその花言葉は一体だれが作ったのでしょうか?花言葉は日本のみならず世界中の国々にあります。だから、国によって花言葉も違ってきます。その国の歴史や文化、風習などがそれぞれ違うように、花言葉もまた違っています。

花言葉は象徴的な意味を持たせるために植物につけられている言葉で、日本では西欧のものを核としてつけられています。フランスの貴族社会で19世紀の初め頃、草花を擬人化した詩文などが流行ったことから始まり、1819年頃に最初の「花言葉辞典」が出版されました。

日本では花言葉で草花を楽しむ習慣が始まったのは明治の初期だと言われています。初めは輸入された花言葉をそのまま使っていましたが、日本独自の花言葉も作られるようになりました。ごぼうの花言葉は、西洋の花言葉でtouch me not(私にさわらないで)、importunity(しつこくせがむ)となっています。

日本でもそのまま訳されたものが使われているようです。やはり由来は、ごぼうの花の形状が刺刺しいところからきているものだと言えるでしょう。

ごぼうによる大発見!

ここで少し花言葉から離れますがごぼうの花にまつわる大発見をご紹介します。花言葉の由来にもなっている刺刺しいごぼうの花は、スイスのジョルジュ・デ・メストラルに大きなヒントを与えました。

ジョルジュ・デ・メストラルは1941年に愛犬を連れてアルプス登山をした際に、自分の服と愛犬に張り付いてとれない野生ごぼうの実をみてひらめきました。1948年に研究を開始し1951年に特許を出願、1955年に認定されたのは、あの「面ファスナー」です。日本ではマジックテープ、アメリカではベルクロと呼ばれています。確かにくっつき方が似ています。

今やマジックテープは我々の日常生活に多く使われ、フランスやアメリカでは軍服にも使われています。そしてアメリカNASAでも面ファスナーは研究され、宇宙ロケットで無重力状態の時に物を固定するために使われたり、外側の断熱シートを留めるのにも使われたりしています。

花言葉としてはどちらかといえばネガティブな言葉の多いごぼうですが、このように宇宙にまで使われるような大発見につながるとは、誰も予想していなかったのではないでしょうか。

野菜の花の花言葉

ごぼうの花言葉が普通の花とは少し違うテイストなので、ここでは他の野菜の花にはどんな花言葉があるのか、調べてみました。ごぼうのようなネガティブな花言葉が多いのでしょうか?

にんじんの花の花言葉

皆さんはきんぴらごぼうはお好きですか?ごぼうときたら、次はにんじんということでにんじんの花を調べてみました。にんじんの花はどんな花を咲かせるかというと、白い小さな花が、ネギ坊主のように丸くなって咲きます。

にんじんの花の花言葉は「幼い夢」です。なぜ幼い夢という花言葉なのかというと、幼い頃はにんじんが嫌いな子どもも、大人になれば食べられるようになるからというように言われています。

また「キャロットシード」という精油がありますが、これはにんじんの原種となる種から作られ、癒し効果があるといわれています。にんじんの花言葉は、ごぼうのような花言葉ではなくお花屋さんに売っている花と似たような夢のある花言葉でした。

玉ねぎの花の花言葉

よく料理の材料として使う玉ねぎです。玉ねぎの花は、これもまたネギ坊主といわれる小さい白い花が真ん丸くなっていて、次々と咲く花です。花が咲いてしまうと食べる球の部分が硬くなって美味しくなくなるので、花は咲く前に摘み取ってしまいます。

食べるための玉ねぎの花は、咲く前に摘み取られてしまうのですが、花言葉は「不死」という言葉になっています。なぜそのような花言葉なのかはわからないとされていますが、野菜の中でも玉ねぎは長持ちする、つまり生命力が強いということからではないかとも言われています。

じゃがいもの花の花言葉

次の野菜の花はじゃがいもです。じゃがいもの花は見たことのある人も多いでしょう。開花時期になるとじゃがいも畑は一斉に白い花が咲き誇ります。じゃがいもの花はよく見るととても可愛らしい花です。

じゃがいもの花の花言葉は「慈善」「慈愛」「恩恵」「情け深い」です。花の色はじゃがいもの品種によって違い、メークインは青紫色、男爵やキタアカリは薄紅色、トウシロは白です。花言葉に違いはありません。じゃがいもも、ごぼうのような変わったものではない花言葉ばかりでした。

レタスの花の花言葉

にんじん、たまねぎ、じゃがいもと野菜の代表のようなこの3つの野菜の花言葉の中には、残念ながらごぼうのような一風変わったという花言葉はありませんでした。けれども、レタスの花言葉に「牛乳」というのがありました。なぜ牛乳という花言葉?と不思議に思いますが、どうやらレタスを包丁で切った時に出る、白い液からきたということのようです。

何とも不思議な花言葉です。レタスはキク科なので花は咲くと菊の花に似ています。通常花言葉は花の形などからつけられたりするものですが、レタスの場合はどうやら違ったようです。

もしレタスの花を贈られたらどのように解釈すればいいのかわからないのではないでしょうか。ごぼうのような主張を表すでもなく、「牛乳」という花言葉は理解するには難しいです。

ちょっと変わった花言葉

ごぼうのように一風変わった花言葉をもつ野菜はレタスぐらいで、他の野菜はお花屋さんにある花とそう変わらないものばかりでした。ところが果物の中には、少し変わったものがいくつかあったのでご紹介します。

〈果物のちょっと変わった花言葉〉
◇パイナップル→あなたは完全です
◇桃→天下無敵
◇栗→私に対して公平であれ

これらの果物の花を見つけたら、誰かに贈ってみるのも面白いかもしれません。

一見地味な「ごぼう」その花言葉は意味深い!

ネガティブな花言葉が並んだごぼうですが、その花もよく見ればとても可愛らしくも見えます。棘があるためにこのような花言葉ばかりになっていますが、ごぼうを食べたことのない外国の方が、初めに付けた花言葉を日本でもそのまま使われているため、私たち日本人にはごぼうの花言葉はごぼうを表し尽くしていないような気もします。

もしごぼうを食べている日本人が、ごぼうの花言葉を最初につけたとしたら、また違った花言葉になっていたかもしれません。

それでもごぼうの「いじめないで」といった花言葉も、いじめが蔓延るところでは、いじめをやめさせるメッセージになるかもしれません。そしていじめをくい止めることに活用出来るかもしれません。そう考えると、「いじめないで触らないで」というのは、本当はそうではなく、くっついていたいという願望も込められて「しつこくせがむ」になっているのかもしれません。

花言葉は花とともにもらって嬉しいものばかりとは限らずに、贈る人の心の主張を表すことも出来ます。誹謗中傷に使うのではなく、温かい心でネガティブな花言葉を生かす使い方を考えたいものです。

ごぼうの花は気持ちを代弁したり、宇宙にまで使える大発見のきっかけを作ったりと、私たちの生活に結びついた働きをしている花だと言うことがわかりました。ごぼうの花と花言葉を知って、少しごぼうに対する認識が変わったのではないでしょうか。