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菊の花言葉の意味と由来|ピンク/白/オレンジ/紫/緑【色別】

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カテゴリ:花言葉

初回公開日:2017年08月29日

更新日:2020年03月10日

記載されている内容は2017年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

菊の花言葉の意味と由来|ピンク/白/オレンジ/紫/緑【色別】

菊ってどんな花?

日本を象徴する菊花紋章

菊は、桜とともに「日本の国花」と言われる花です。正式に日本の国花に定められている訳ではありませんが、多くの人が日本を象徴する花として認識していることがうかがえます。なぜ菊は、日本を象徴する花と思われているのでしょうか。

菊が日本を象徴していると考える理由の1つに、天皇家の紋章として菊花紋章が使われていることが挙げられます。日本のパスポートの表紙の図案を決める際、正式な国章がなかったため、そこでも菊花紋章が使われることになりました。菊花紋章はそれ以外にも和菓子や仏具でも使われ、我々日本人にとって馴染みの深い模様として認識されています。

日本における菊の歴史

菊花紋章だけでなく、菊そのものも、日本人には馴染みの深い植物です。しかし意外なことに、菊は日本原産ではありません。菊は中国から日本に伝わったとされています。奈良時代の『万葉集』には菊についての和歌が一切なく、その後の時代の『古今和歌集』に菊の和歌が登場することから、奈良時代後期から平安時代に日本に伝わったと推定されています。

日本に伝わった菊は、薬草や観賞用として用いられ、特に宮中では菊の節句(中国から伝わった重陽の節句)に用いられました。鎌倉時代の後鳥羽上皇が特に菊を愛好し、身の回りのものに菊の紋章を使い始めたことから、菊花紋章が皇室のシンボルになったとされています。明治時代には皇室の「観菊会」、「観桜会」が開始され、現代でも「皇室園遊会」という形で菊を楽しむ会が開かれています。

日本で行われた菊の育種と輸出・逆輸入

日本には菊が自生するようになっており(「野菊」と呼ばれます)、その種類はおよそ350種類にも上ります。自然種だけでなく、江戸時代以降は育種(改良された品種)も盛んになりました。地域ごとで独自の品種改良が行われ、菊花壇や菊人形といった独自の飾り方も生まれました。

1860年代には日本で品種改良された菊がイギリスに輸出され、イギリスで一大ブームとなりました。その後、海外で品種改良された菊(洋菊)が逆輸入され、現在の日本ではより多くの種類の菊を楽しむことができるようになっています。

世界と菊

中国原産の菊は、18世紀にヨーロッパに伝わりました。しかし、菊はヨーロッパであまり人気になりませんでした。ヨーロッパで菊が人気となったのは、1860年代に日本からイギリスに菊の品種が輸出されてからでした。そこから欧米での菊の人気が高まり、アメリカでスプレーマムが生まれるなど、品種改良も行われました。

菊はお葬式の花?

菊というと、「仏壇にお供えする花」とか、「お葬式に飾られる花」といったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実は、菊を葬儀に用いるという習慣は日本で生まれたものではなく、欧米にルーツのある習慣です。

日本に初めて菊が伝わった頃には、菊をお供えするという文化はまだなかったとされています。西洋(フランス・ポーランド・クロアチアなど)では中国から菊が伝わった後、白菊を死者に捧げる習慣が生まれました。その習慣は中国や韓国にも伝わり、葬儀に菊を捧げるという文化となり、日本に伝わりました。

最近は結婚式のブーケなどお祝い事にも菊が使われることが増えてきましたが、元々の日本の伝統では、菊はお祝い事で使用しても全く問題はありません。

菊全般の花言葉の意味と由来は?

菊には、花の色に無関係に全ての菊に当てはまる花言葉と、花の色ごとの花言葉があります。ここでは、全ての菊にあてはまる花言葉を紹介します。

日本で生まれたとされる花言葉

日本で生まれたとされる菊全般の花言葉は、「高貴」「高潔」「高尚」の3つです。「高貴」は、身分が高く貴いという意味です。「高潔」とは、人柄が立派で汚れがないことを意味しています。「高尚」は、俗っぽくなく程度が高く、上品という意味合いがあります。

菊の花の紋章が皇室で使われていること、菊の花の姿が気高く気品に満ちた様子から、このような花言葉が生まれたとされています。

西洋から輸入されたとされる花言葉

日本で生まれた花言葉以外に、西洋で生まれ、日本に輸入された花言葉もあります。それらは、「私を信じてください」「女性的な愛情」「清浄」「破れた恋」「真の愛」「上機嫌」、「元気」「貞操」「生命力」「あなたはとても素晴らしい友人」です。

種類別の菊の花言葉は?

スプレーマム(スプレー菊)

スプレーマムは、1940年代にアメリカで誕生した品種です。主茎の先からたくさんの側枝が伸び、たくさんの花を咲かせるのが特徴です。白や黄色、オレンジ、ピンク、赤、緑など様々な色があります。日本には1970年代に輸入され、仏花などで使われています。

花言葉は、「私はあなたを愛する」「清らかな愛」「わずかな愛」です。他の菊の花言葉と比べ、西洋的でロマンチックな印象があり、結婚式のブーケや恋人への花束の贈り物としてもおすすめです。

寒菊

寒菊はその名前の通り、12月(寒い時期)に花を咲かせる菊です。寒菊の花言葉は、「健気(けなげ)」と「真の強さ」です。「けなげ」というと弱々しいイメージがしますが、漢字で書くと「健気」であり、しっかりとした強さを表します。

寒い時期にも懸命に花を咲かせる姿が花言葉の由来だと推察されます。時期的にも、受験や就職活動など、懸命に頑張っている人への元気付けに贈るのにぴったりです。

小菊

菊には様々な種類があり、花の大きさによって「大輪(花が18cm以上)」、「中輪(花が9cm以上18cm未満)」、「小輪(花が9cm未満)」の3つに分類されます。この内、「小輪」に分類される菊のことを、特に「小菊」と呼びます。

小菊には、「純情」や「元気」といった花言葉があります。ポジティブな花言葉なので、スプレーマムと同様、花束にして人に贈りやすい点がメリットです。

色別の菊の花言葉は?

ピンク

ピンクの菊の花言葉は、「甘い夢」です。ピンクは優しさと初々しさを連想する色合いなので、このような花言葉が付いたと推察されます。ロマンチックな意味合いの花言葉なので、恋人や、恋愛中の友人にプレゼントするのにぴったりです。

白い菊の花言葉は、「真実」、「誠実な心」、「慕う」です。白は汚れのない清らかさを連想する色なので、このような花言葉が付いたと推察されます。

赤い菊の花言葉は、「愛情」、「真実の愛」、「あなたを愛しています」です。赤が情熱を連想する色であることから、このような花言葉が付いたことが想像されます。特に紅色には「恋の勝利」という花言葉も付きます。恋人や配偶者に贈るのはもちろん、大切な家族に贈るのにもおすすめの色です。

黄色

黄色い菊には、「高潔」、「ろうたけたる(洗練された美しい)思い」、「おぼろげな思い出」、「わずかな愛」、「破れた恋」、「軽んじられた恋」、「失意」という花言葉があります。菊に限らず、バラやチューリップなども含め、黄色い花にはマイナスな花言葉がつきやすい傾向があります。そのため、誰かに花を贈る際、黄色い花の花言葉を念のため調べておくようにしましょう。

「破れた恋」をはじめ、恋についてマイナスな意味を連想する花言葉を持っているので、恋人や配偶者はじめ、大切な人には贈らない方が無難と言えます。

その他の色の菊

菊にはこれまでに紹介した色以外にも、オレンジ、紫、緑など、様々な色があります。これらのほとんどは品種改良で生まれた色とされており、特定の花言葉はありません。菊全般の花言葉がそのまま当てはまると解釈しましょう。

濃色

特に濃色(のうしょく)と呼ばれる、濃い色の菊には特有の花言葉があります。それは「私を信頼してください」です。自分を信頼して欲しいときに、濃い色の菊の花にその気持ちを乗せて贈りましょう。

菊はいつの誕生花?

菊を誕生花とする日は複数あります。誕生花の起源は世界にいくつもあり、実際の花の開花シーズンや流通なども加味され、様々な誕生花のパターンがあります。そのため、情報源によっては異なったパターンの誕生花を紹介している可能性もあります。

色・種類別の誕生花

<月ごとの誕生花として>
■9月の誕生花(中国)
■10月の誕生花(日本)
■11月の誕生花(日本生花通信配達協会・アメリカ・ヨーロッパ)
※アメリカ発祥のスプレーマムは、特に11月の誕生花とされています。

<個別の誕生花として>
・1/14(スプレーマム)
・9/8(黄色い菊)
・9/9(白い菊・スプレーマム)
・10/1(赤い菊・紅色の菊)
・10/12(黄色い菊)
・10/14(白い菊・黄色い菊・スプレーマム)
・10/20(スプレーマム)
・10/24(白い菊)
・11/1(スプレーマム)
・11/3(黄色い菊・スプレーマム)
・11/23(白い菊)
・11/27(赤い菊・スプレーマム)
・12/9(白い菊・薄紅色の菊・薄紫色の菊)
・12/13(赤い菊・紫紅色の菊)

スタイルによる誕生花

菊には様々なスタイルがあり、スタイルによっても誕生花が特別に設けられています。

・9/10(ポットマム)
・9/13(一輪咲き)
・10/16(ポットマム)
・10/18(大輪の一輪咲き)
・11/9(ピンポンマム)
・11/11(クッションマム)
・12/1(ポンポン咲き)
・12/9(二色咲き)

菊のスタイルの種類

菊のスタイルの種類について、紹介します。

■ポンポン咲き…細かい花びらでまん丸く咲いている場合を言います。
■一輪咲き…茎の先に一輪のみの花をつけている場合を言います。
■二色咲き…花びらの中に、二つの色が含まれている場合を言います。
■ポットマム…鉢植えのことをさします。
■クッションマム…主茎の先が自然に枝分かれし、全体として丸い形状になり、それぞれの枝に花をつけるタイプの菊です。
■ピンポンマム…ピンポン球のようにまん丸い形の花をつけているものを言います。

菊はウエディングシーンでも使ってOK?

実は菊は、ウエディングシーンで使用するのにも人気の出てきている花です。菊にはお墓参りや仏花、お葬式のイメージを抱く人もいますが、それらはもともとの日本の伝統ではありません。法事では和菊が使われることが多いですが、ウエディングシーンでは主に洋菊が使われます。

洋菊を使ったブーケは洋装(ドレス)に似合うだけではなく、和装(色打掛など)にも似合います。和風イメージのボールブーケにもよく使用されます。特にピンポンマムは、花の形が可愛らしい上に花持ちが良く、赤、ピンク、オレンジ、白、黄色、緑など、色の種類も豊富なので好んで使われます。

菊は母の日にぴったり?

菊は英語で「マム」と呼ばれています。そのため、「母(ママ)の日」に似つかわしい花と言えます。実際、南半球のオーストラリアでは、菊の開花時期と「母の日」が重なるので、母の日のプレゼントとして定番化しています。華やかな色合いの可愛らしいピンポンマムなどを他の花と組み合わせて贈ることで、お母さんに喜んでもらいましょう。

菊をプレゼントする際に気をつけるべきこと

菊には様々な色があり、素敵な花言葉がありますが、法事で使うイメージもあります。そのため、菊をプレゼントする場合、相手の状況や菊の種類によっては避けた方が良い場合もあります。

一輪咲きの白い菊は葬儀を連想

法事のイメージに繋がり易いのが、一輪咲きの白い菊です。一輪咲きの白い菊を人が亡くなった際に捧げるという習慣はヨーロッパで生まれ、日本にも伝わっています。そのため、受け取った人が不吉なイメージを抱く可能性があります。白い色や、不吉な花言葉の黄色は避け、その他の明るいイメージの色の菊をプレゼントするのが無難です。

相手がお年寄りの場合は菊を贈らないのが無難

一般的に、入院中の人のお見舞いや敬老の日に菊を贈るのはタブー視されています。それは菊が法事を連想させ、不吉なイメージを持つ人がいるからです。しかし一方で、菊は中国の重陽の節句で用いられ、「福を呼ぶ花」、「不老長寿、無病息災、若返りを願う花」とされています。また、菊自体が長持ちする花なので、長寿を連想させます。

菊から不吉なことを連想するのは、主にお年寄りです。本来は良い意味合いの花ではありますが、不吉なことを連想し、相手が傷ついてしまえば、花を贈る本来の意味は損なわれてしまいます。そのため、お年寄りに花を贈る際には菊を避けた方が賢明と言えます。若い人に菊を贈る場合も、白と黄色は避け、ピンポンマムのようなお祝いにふさわしいイメージのものを選ぶようにしましょう。

魅力的な花言葉の菊で素敵なシーンを創りましょう!

今回は、菊の特徴や花言葉、その由来等を紹介しました。中には、菊の花言葉や多彩な種類、色などに魅力を感じつつも、法事を連想することからプレゼントやウエディングでの使用を戸惑う方もいるかもしれません。しかし、白や黄色の菊を避け、特に気にしやすいお年寄りへのプレゼントを避ければ、お祝いやウエディングにぴったりなとても魅力的な花です。ぜひ、魅力的な花言葉を持つ菊で、素敵なシーンを創りましょう。