有能感・有能性とは?
有能性と無能性の違い
「有能感」を感じる人は、自分で考えているより人から評価されていない可能性があります。ただし、あくまで自分で「自分は有能だ」と感じているだけであって、仕事ができているとは限りません。
一方、「有能性」があれば実際に有能だということなので仕事で活躍することができます。有能感だけ持っている人は実際には無能な場合が多いですが、有能性を持っている人は実際に業績をあげていきます。
有能感が足を引っ張る
こうなると、単なる傲慢な人です。こういうタイプは学歴が高い人に多いです。「自分はあんなにレベルの高い学校を卒業したのだから周りよりできる」と思い込んでいるため、たとえ自分が無能だと思われていてもきづきません。
実力が伴っていればいいのですが、学歴が高いタイプは周りとのコミュニケーション能力が低いため、人間関係で上手くいかなくて仕事に行き詰ることもあります。
「有能な怠け者」と「無能な働き者」は何が違う?
「有能な怠け者」と「無能な働き者」
有能な怠け者の例
無能な働き者の例
むしろ試験前に詰め込み勉強をした有能な怠け者に負けてしまうことが多いです。試験前はノートをきれいにまとめなおすことに力を注ぎ、問題集を解く時間もなく準備ができないままテストになってしまうこともあります。
有能な怠け者の特徴
ただ、学校の試験の例でもわかるように、有能な怠け者はやるときはやります。力を発揮しなければいけないときは100%の力を注ぐので効率が良いです。
無能な働き者の特徴
無能な働き者は効率の良い方法を知らないので、常に回り道をしながら作業をこなしていきます。時間が十分にあればいいのですが、時間が限られていると作業が遅いため仕事が終わらなくなってしまいます。
有能な人の定義とは?
頑張り=成果ではないことを知っている
なので、失敗しないようにうまく時間と人を使って成功までのプロセスを立てます。無能な人は「時間がない」「全部自分で頑張らなければ」と焦りますが、有能な人は自分ができる上限を知っています。上限を超える仕事はできないから、それ以上は他人に任せるということを上手く行うことができます。
その結果自分がやる仕事がはっきりしますし、他人に任せられるので使える時間を増やすことができます。
他人を使うことを知っている
会社の社長であれば、社員の給料を上げたり職場環境をよくすることで社員のやる気を高めて社員を使うでしょう。できる社長は一人で頑張り続けるのではなく、人を使う力を身につけています。
本当に出来る社長は、威張って自分のおかげで会社が大きくなったとは言いません。「社員の頑張りがあったからここまでこれた」など他人の頑張りを褒めます。他人を使うことを知っていて、さらに他人を褒めることも知っているので人から嫌われることもありません。
有能な部下の条件とは?
コミュニケーション能力が高い
仕事以外のシーンで仲良くなっておけば、もし自分がやりきれない仕事は他の人に代わってもらい、効率よく作業できるようになります。
臨機応変に行動できる
特にクリエイターのような仕事は、固定観念は創造する力を削いでしまいます。「こういう風にも考えられる、行動できる」という臨機応変に対応できる人は、何かトラブルがあったときにも対処できます。
「こうすればもっとよくなる」と考えられる部下は、仮に失敗したとしてもすぐに対応策を持ってきます。ダメな部分を分析して改善する力を持っているので、対応力が高いです。
トラブル対処能力が高い
一方、無能な部下は何か起きたときに自分に被害が及ばないかどうかを真っ先に考えます。トラブルを解消しようと考えるのではなく、まず自分が安全かどうかを考えるので何も対処ができません。自分のことを優先して考えてしまうので、感情的になって慌てふためいてパニックになってしまいます。
有能な怠け者になった方が勝ち
必死に頑張って働いているのに仕事が終わらない、評価されない、というようなタイプの人は、もしかしたら無能な働き者になっているのかもしれません。もっと効率よく生きるためには、有能な怠け者の生き方を参考にしてみるといいでしょう。