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根性がある人の特徴と性格・根性をつける方法

根性とは

昔から「お前は根性ないな」などと言われる事がありますが、「根性」って一体何でしょうか。いざ説明しようとすると答えられない人も多いと思います。アニメや小説でも度々出てくる「根性」について考えてみたいと思います。

根性の意味とは

根性という言葉を辞書で調べると次の二つの意味があります。

1、生まれつきの性質。根本的な考え方。
2、苦しさに耐えて成し遂げようとする強い精神力。

一般的に言われているのは2で、スポーツや修行などで言われています。「根性がある」=「我慢強い」と言われる事もあり、「根性」に対する意味はたくさんあります。人間は育っていくうちに「耐える」という事を身につけます。これが2で表記されている事につながっています。

では1の意味は存在しないのでしょうか?「島国根性」「野次馬根性」等の表現がありますが、まさにこれが1の表現です。生まれ育った環境でも「根性」が生まれています。このような事から「根性」という言葉はさまざまな意味を含んでいると言えます。

根性のある人ない人

よく「あの人は根性あるよね」と言われますが、根性のある人とは何なのでしょうか?マラソン等では結果をタイムとして数字にする事が出来ますが根性は数字で表現する事は出来ません。ここでは根性の有無を特徴から考えてみます。

根性のある人の特徴

根性のある人は「一生懸命な人」が多いと言えます。一つの事を最初から最後までやり遂げて結果を出す人を世間一般では「根性のある人」と言われています。

これは「見た感じや印象」に左右され、例えば野球で「根性あるな」と思われるには、毎日人より早くグラウンドに出て、黙々と練習を始め、練習中も誰よりも熱心に練習し、人より遅くまで練習していれば、「あいつ根性あるな」と言われます。

根性がある人の特徴は「何事も一生懸命に行い愚痴なども言わずに黙々と行える事」ではないでしょうか?これが根性のある人の特徴と言えるでしょう。このように「根性」というものは外部から評価されているものだと言えます。

根性のない人の特徴

根性のない人は、たとえばマラソンを走れば途中で「もうダメ!」とリタイヤしたりしました。根性のない人は今も昔も「あきらめるのが早い」ことなのではないでしょうか?
「どうせ最後までしてもしなくても同じだから」とか「やっても意味がないから」とあきらめてしまえば、傍から見れば「根性がない」と見えてしまうのではないでしょうか?

世間一般の根性論とは

世間一般での「根性」の考え方は古臭い部分が多く、理屈が多い部分があります。「何かを始めたら、最後まで根性で頑張れ!」等の励ましが今まで続いて来ました。しかし若者の価値観や考え方などが変化してきた今では「根性」という言葉は死語になりつつあります。

10数年前なら働く事も倒れるまで働いてこそ根性があると言われて来ましたが、今ではそうすると「過労死」等につながると問題視されます。スポーツも出来るまで根性で頑張る事が当たり前でしたが、今は「そこまでしなくても…」と言われるようになっています。現代では根性論は消えてしまうかもしれません。

今の若者の親の世代までは、まさに「根性世代」でしたが世間一般での根性論は、今の若者には通用しない時代となりました。

根性をつけるには

何が原因で根性がないのか

今までの事を踏まえて「根性」=「一生懸命頑張り、黙々と何事もする事」と考えてみると、根性をつけるための要因が出てきます。それにともなって何が原因で根性がないかもわかってきます。

根性がないのは「やる気」も「一生懸命さ」もなく、「すぐ諦める」からだとわかってきます。しかし誰もが興味もなく自分に関係ない事には「やる気」も「一生懸命さ」も出てきません。ではなぜそれが根性がない事につながるのでしょうか?

それは個人の考え方や性格によるものであると考えます。飽きっぽい人は物事を諦めるのも早いし、「こんな事をして何になる」と考えている人は「やる気」も「一生懸命さ」も持ち合わせていませんので、「根性を持つ」という事は難しい事なのかもしれません。

本当に根性のある人とは

本当に根性がある人とはどんな人でしょうか。
学生時代のスポーツでは頑張れても、社会に出て仕事をするようになって、野球で培ってきた事が役に立つかというとそうとは言えない時もあります。

逆に学生時代は文化部でゆったりした時間を過ごしていても、それを活かして社会に出て仕事をするようになって頑張っている人もいます。

後者の方が根性があると言えるでしょうか?実際のところそうとも言えませんが「根性のある人」は「まずやってみよう」と物事を始める人であり、「気合」で前に進める人だと言えます。「根性」は「やる気」のスイッチです。

そのスイッチを上手に入れる事の出来る人が仕事でも継続して行ったり、想定外の事があっても考えて乗り越える事が出来る事でしょう。

根性は必要なのか

では生きていく上で「根性」は必要でしょうか?「気合と根性」で前に進めば仕事も上手くいくと思われますが、実のところこの2つだけでは何も進みません。「気合と根性」=「精神を集中して物事に取り組む、勢いをもって打ち込む事」と表現されますが、実際これでは仕事は完成されません。「気合と根性」はあくまで前提であり、この後に続くものが重要なのです。
仕事を計画しても実際に進めてみると予定通りには進みません。そうすると「何でだよ」と思いながら気分はマイナス思考になります。しかしここでくじけてしまうと前に進まないので、「気合と根性」で仕事を続ける事になります。そのうちに色々考えた結果から道も開ける事になります。そこから仕事においての「根性」が活きてくる事になります。

「根性」で頑張ってきても結果が出ない時もあります。そんな時はなぜ結果が出ないのかを考えてみると、無駄な「気合と根性」を使わなくても良い事になりますし、有効な「気合と根性」の活用につながる事になります。

根性の有無に見る日本人

日本人は昔から「根性」という言葉が好きでした。漫画の中でも「根性、根性、ど根性」などという言葉があり、根性さえあれば何でも出来ると思われていました。現代に生きる若者に「根性論」を解いても、「時代錯誤」と言われてしまいます。

しかし現代でも仕事をする上で「気合と根性」は必要であり、それにつながるメリットやデメリットも考えなければなりませんし、そこから仕事の結果が出る事は否めません。10数年前でも現代でも「頑張る事」が大事であり、その頑張りから生まれる結果がすべてであると言っても過言ではないです。

「根性」とは「やる気」につながるものであり、時代が流れても必要です。日本人が昔から言っていた「根性」という言葉は現代社会でも日本人に必要なものです。日本人の勤勉さなどは「根性」から生まれてきました。「根性」は日本人のカラーかもしれません。そのカラーを後世に残すために、「根性」という言葉を考えてみなければならないでしょう。
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