同棲をはじめるときにも親への挨拶は必要!?
なぜなら、同棲したからと言って結婚するわけでもないし、結婚したからと言って入籍するわけでもないカップルが増えて来ているからです。
やはり今後、恋人が自分の両親と仲良くやっていくためには、簡単であれ、しっかりした形式のものであれ、「同棲を許可してもらう」という挨拶をした方が良いのです。
まだ恋人を親に紹介したことがない場合
特に娘を持つ父親としては、同棲は娘を取られるようなものです。付き合い始めて一度も姿を見たこともない男に、いきなり「娘さんと同棲させて下さい」と言われて、良い返事をする親はなかなか居ません。
もし、まだ両親に恋人を紹介したことが無いのであれば、部屋を決めたりする前に、両親に「恋人」を紹介することが先決です。
同棲の話を切り出すのは、付き合っている年数にもよりますが、「恋人です」と紹介してから時間をおいてからの方がベストです。展開が早すぎると、親は同性にNGを出しやすいのです。
既に恋人が両方の親と仲良しな場合
彼氏が、まず親の前で「そろそろ結婚を考えて、同棲しようかと思ってるんだけど」と相談すると良いでしょう。
そこで、彼の両親が良い反応を見せてくれたのであれば、彼女の親に挨拶に行くにしろ、手土産にしろ、何かとアドバイスを貰えるはずです。彼女の親を落とす、一番の応援者となってくれます。
本当に恋人と親がフレンドリーであれば、「同棲なら挨拶はいらない」という親に当てはまるかもしれません。「同棲の挨拶をするべき親」か「同棲するという報告をするべき親」かは、自分たちと両親との親密さや、相手の親がどんなタイプの人か見極めて下さい。
同棲をはじめるときの親への挨拶方法
しかし、物件を決める前に、しておいた方がいい事は沢山あるのです。
まずは、あなたの恋人とあなたの両親との関係はどうか考えてみて下さい。親に恋人を紹介したことがないという人は、まず同棲をするにあたって、挨拶以前に困難が待ち構えていると思って下さい。
互いの恋人と両親の関係を縮めておくことが、同棲する物件を決める以前にやっておかなくてはいけないことなのです。
「お付き合いさせて頂いています」という挨拶をしたこともないのに、「同棲させて下さい」といきなり言われて親がOKしてくれるなんて甘くはないのです。
自分の親に伝えることがスタートライン
両親ともと仲がいいのであれば、両親に相談するのが一番ですが、厳格な父をもつ女性の場合は、父親にこの時点で反対される確率も高くなるので、母親に相談するのがベストです。
また、男性の場合は母親が「可愛い息子を手放したくない」という思いから反対することがあります。母親が息子を構い過ぎるようなタイプであれば、男性は先に父親に「男として結婚前提に、同棲しようと思っているんだけど」と相談するのが好ましいです。
挨拶の日時はどうしたらいい?
あまりお勧めしない時間帯というのは、日中です。午前中は何かと忙しいだろうから、昼ご飯が終わった後ゆっくりしている時間帯を狙うと、帰るタイミングを見失ってしまうことが多いのです。
挨拶のときに手土産はどうする?
同棲のカップルで「両親に挨拶をした」という人たちは、互いの親の好みの物をチョイスして手土産で持って行ったという意見が多いのです。特に、定番は菓子折りですが、最終的に味方になってくれるのは「母親」なので、母親の鉱物のスイーツを持参して行ったり、するのも良いチョイスです。
お酒が好きな父親の場合は、好みのお酒を手土産にするのも一つの選択です。相手のことを考えて選ぶということは、そこに誠実さや思いやりも加わるので、手土産だからと疎かにしてはいけません。
同棲をはじめるときの挨拶の服装(女性)
もし、彼の両親と仲が良くても、ここはいつも通りの服装というのはやめておきましょう。「挨拶する」という特別な機会ですので、あなたが彼に対して、彼との同棲に対して、どれだけ誠実に考えているのかを伝えるには、服装も十分メッセージ性を持ちます。
NGな服装
■露出が多い服
■ブランドの服
■派手でチャラチャラした格好
■ジーンズにシャツなどラフ過ぎる格好
■胸の谷間が見えるような服
■厚化粧
■派手なアクセサリー
以上です。とにかく、母親の目を気にすることが大切です。
印象の良い服装
ワンピースがキャミワンピだったり露出の高目のノースリーブの場合は、薄手のカーディガンを羽織って行くといいでしょう。また、冬場に挨拶に行くのならば、コートにも気をつかって下さい。派手目のファーのコートや、ラメのダウンジャケットは、あまり印象が良くないので、おしとやかなものを羽織って行くように注意して下さい。
同棲をはじめるときの挨拶の服装(男性)
なので、本当の結婚の申し込みをする時にスーツで決めるのならば、それよりもちょっとラフにした服装が適度です。例えば、ジャケットは着てもノーネクタイなどです。そこらへんは季節に合わせて考えれば良いのですが、絶対的に忘れてはいけないのが「清潔感」です。シャツを着るならアイロンをしっかりかける、程度の気遣いは当たり前と言えます。
NGな服装
■ジーパン・皮パン(腰パン・ダメージなどは特にNG)
■ジャージ
■アロハ系なシャツ
■毛玉だらけのセーター
■派手な服装や髪型
■裸足
以上です。とにかく男性も女性も裸足はNGです。
印象の良い服装
男性の場合は、相手のご両親とは数回しかお目にかかったことがない、あまり話をしたことがないという人は、スーツで行くと間違いありません。逆に、彼女の両親とはよく顔を合わせるし、話もするという仲の良さならば、仲がいいからと普段着の中から服を選ぶのはNGです。せめて、スラックスにシャツなどで、「今日の自分は違います!」という雰囲気をアピールして下さい。
同棲をはじめるときの挨拶「セリフの紹介と注意点」
女性の場合は、彼の両親に挨拶するときは、男性がリードしてくれることを前提で、余計な事は言わずに、しっかり「将来を見据えて」ということと、「よろしくお願いします」ということを伝えればいいのですが、男性はそうは行きません。
挨拶するに至るまで、色々考えて準備したのなら、その誠実さは眼差しで伝わります。決してキョロキョロしないことが大切です。
意外なNGワードは「同棲」!?
また、絶対に口にしてはいけない言葉は、「結婚はまだ考えてませんが」です。結婚を考えていないのに同棲するのか!?と、特に彼女の親の逆鱗に触れること間違いなしです。お互いに、「将来を見据えて」「結婚前提に」「〇年後には結婚を考えているので」など、結婚という言葉を添えて、両親を納得させることが大事です。
同棲の挨拶の段階では、まだお義父さんお義母さんと言わないことが肝心です。まだ結婚してもいないので、相手のことを指す時は「ご両親」と言い換えましょう。
こんなセリフで親を納得させる
■彼が彼女の親に挨拶する場合
彼:「以前から〇〇さんとお付き合いさせてもらっています△△です。僕たちも、付き合って〇年が経ち、結婚を意識するようになりました。本日は、結婚を前提に彼女と一緒に生活をさせてもらいたく思い、ご両親に許可をもらいに来ました。」
彼女:「いきなり結婚という前に、一緒に生活をしたいので、お父さん、お母さん、私からもお願いします」
彼:「以前からお付き合いしている〇〇さんです。結婚を視野に入れて、一緒に生活しようと思ってるんだ。」
彼女:「改めて、△△さんとお付き合いさせていただいています〇〇と言います。△△さんが私の両親に挨拶して下さり、私の両親の許可はもらっています。二人で生活することを認めて頂けないでしょうか。」
彼:「彼女のご両親も賛成してくれたから、お願いします。」
といった、「一人だけに全部言わせない」という連係プレーが大切です。また、ここまで固いセリフでなくても気持ちが伝われば大丈夫です。
難しく考えずにあなたの誠実さを伝えよう
背筋を伸ばして、堂々と相手の目を見て、自分の気持ちを伝えることが一番大事です。両親は、「同棲の可否」を考えるよりも、あなたの誠意と、二人の決心をまず見ていると思って下さい。まず、同棲なのでそこまで緊張しなくても大丈夫です。肩の力を抜いて、自分たちの素直な気持ちを伝えましょう。